2011年9月 3日

夏の終わりに

 

夕べは、

やんごとない事情により郷里の高知に帰ることになった広報時代の後輩の

送別会が開かれた。

台風に気をもみながら、一次会、二次会、そして足を失った連中と朝までカラオケ。

ずいぶん歌ったなぁ、久しぶりに。

カラオケは、もとい、声を張り上げて歌うことは、カラダにイイ。

ストレス発散にもなるし、免疫力も高まるのだと聞いたことがある。

しかし・・・こんな朝の迎え方は、よろしくない。

もうやめようよ、若くないんだし。。。 サル以下の反省しきり。

M へ。

四国・高知をフィールドに、思いっきり駆け回ってくれ。

そして発信してほしい、地方の豊かさを。

僕はやれるところまで 「大地」 で頑張るけど、

その先にまだ人生が許されるなら、最後の野望がある。

四国独立宣言! 

美しくも淀んでしまったこの国を、ハッとさせてやろうじゃないか。

楽しく、精一杯、がんばろう。

 

彼が勤めることになった出版社はこちら。

 ⇒ http://minaminokaze.co.jp/index.html

 

 

電気が足りない、という脅しも乗り切って、暑かった夏が過ぎようとしている。

節電も頑張ったね。

僕は去年から、このシーズンは水シャワーだ。

海に行った気分を無理矢理引き出したりしながら。

 

そしてもうひとつ、この夏にハマったものがある。

ぬか漬け。

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米ぬかは契約栽培のもの。 塩はシママース。

 


と偉そうに言ってみたが、

マルイ漬物さんが 「大地の野菜」 で捨て漬けまでやってくれたもので、

「すぐに漬けて、食べられます」

のひと言に、オレでもやれそう、とつい注文してしまったものだ。

それからというもの、キュウリとナスが欠かせなくなった。

放射能の時代には、乳酸菌と銘酒 「種蒔人」!

などと一人ごちながら、ささやかな夜を楽しんでいる。

 

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ただ、毎日かき混ぜる、というのが少々難儀で (出張などでいない日もあるし)、

ついつい2日、3日と置いてしまうのだけど、

冷蔵庫の中でしっかり息づいてくれていて、頼もしい。

 

こんな怠け者でも、ちまちまとぬか床を混ぜていると、

ふと、もっと自然に近づきたい、という憧れが募ってきたりする。

 

「土も草も無縁になった荒寥(こうりょう) の都会人に、このよろこびはないかもしれぬ。

 だからこそ、人々は、土がほしい土がほしいと叫んでいるのではないか。」

「人は、手でつくることにおいて、はじめて自然の土と共にある。」

 (水上勉 『土を喰う日々』/新潮文庫)

 

こんな台詞を、いつかさらりと吐けるようになりたい。

放射能を片づけられたなら、少しは余裕も生まれるのだろうか。

社長の顔が浮かび、「いや、無理だな」 と腹の中でつぶやく。

まあしょうがないか。。。

この荒寥の都会で矢尽き、果てたなら、最後の野望は M に託そう。

いやなに、物騒なことをお願いしてるわけじゃないのよ。

竜馬になれって言ってるわけでもない

(ま、土佐には、自称 「平成の龍馬」 がいたるところにいるらしいけど)。

 

あのタイトルで一冊本を出してくれればいいの。

コンセプトは、もう分かってると思っているので。

風を吹かせて、攻めてこい。

 


Comment:

戎谷様

こんなトドメのメッセージまでいただき、
ありがとうございます。
ほんわかした南風になるかもしれませんが、
四国から風を起こしたいと思います。

長い間大変お世話になりました!
若い頃は遅刻ばかりしてすみませんでした!
先に行って待ってます!

from "四万十のM" at 2011年9月 9日 11:24

出版とは世にメッセージを送ることだと思ってます。それは小さくても風を起こす作業です。自分が夢中になれるテーマが見つかることを期待しています。

返事が遅くなってごめんね。近いうちに高知に行きます。

from "戎谷徹也" at 2011年9月23日 14:28

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