2013年5月16日
ローソンさんとの提携 -「特販課」設置
実はゴールデンウィーク明けから新たな任務に入っていて、
とても落ち着かない日々。
5月16日付で、仕入部内に 「特販課」 なる部署が新設されることとなり、
その課長をやれというお達し。
現在の 「放射能対策特命担当」 は継続のまま。
つまり兼任、です。
「特販課」 というのは、これまで仕入部のなかにあった
量販店(百貨店・スーパー) やレストランなど他社さんへの卸し業務を
「課」 として独立させた部署で、
再編のきっかけとなったのが、コンビニ大手のローソンさんとの提携である。
しかも商品の卸し - 販売という事業の提携にとどまらず、
ローソンさんが弊社の株主になるという 「資本提携」 の関係となったものだから、
生産者・消費者・取引先・関係者から、様々な憶測に加えて、
賛同、多大なる期待、厳しい批判、将来の姿への懸念まで、
たくさんの声を頂戴した。
4月に開催された臨時株主総会では、
「大地を守る会の姿勢は変わらない」 と藤田社長はきっぱりと宣言した。
もちろん僕の姿勢も変わるはずがない。
しかし、変わるはずはないといくら胸を張っても、
第3者の評価の如何は、すべてこれからの仕事にかかっている。
というような背景があって、
今日が実務部隊となる 「特販課」 の公式的なスタートの日となったのだけど、
エビ課長はどこにいるのか~! ・・・というと、福島なのよね。
昨日は、福島市で開かれた
『福島の農業再生を支える 放射性物質対策研究 シンポジウム』 に参加して、
今日はいわきまで流れて、福島有機倶楽部の生産者を訪問してきた。
いわきの生産者は、小林勝弥さん。
震災による津波と地盤沈下の影響で、以来ずっと
海に近い畑が塩害に苦しめられている。
塩分濃度の高い地下水が入るようになって、作物がつくれなくなった。
そこでいろんな情報のなかから有機のほ場でも使えそうな一つの資材を
ピックアップして、除塩試験の提案を持参した次第。
前から予定していたスケジュールであり、除塩試験は今すぐにでも始めたい。
夏までに一定の成果が見えれば、秋から一作は挑戦できる。
ま、今回は許してチョーダイ。
資材費用や実験にもコストがかかるのだけど、
これについては生産者の現状では負担がきつすぎる。
復興支援基金を活用させていただけないか、とお願いしているところ。
山都での堰さらいから帰ってきた翌日から、一気に二足のワラジ状態。
今日は夜に福島から会社に戻って、溜まったメールのチェック。
ローソンさんとの話が、どんどん進んでいる。
・・・というワケで、とても落ち着かない日々、なのであります。
本ブログもさらに間が空く感じになるかもしれない。
しれないけど、続けます。
福島行の報告は、次回に。