台風9号の影響については、8日に速報(?)的に書いたが、
月曜日になって、産地担当が各地の被害状況をまとめてくる。
長野から北海道まで、
稲(米)は大丈夫なようだが、
やはり野菜と果物に色々な被害が出ている。
ピーマンやオクラが倒れたり、ハウスが破れたり、レタスやキャベツは風雨に叩かれ、
人参などあちこちで畑が水に埋まったところもある。
果物も、りんご・梨・ぶどうなどで落果の報告。特に洋ナシがひどい。
いずれも、これからの病気の発生や傷痕などの品質が心配される。
前にも書いたけど、果樹など年一作の作物は、
一年の先行投資分を収穫で取り戻さなければならない。
「梨が1トンほど落果」
「樹に残っていた早生りんごの半分が出荷不能」
「ラ・フランスのひどいところは70%の収穫減」
・・・・・といった報告を聞くのは実にせつないものがある。
それでも生産者はおしなべて
「それほどでもない」 とか 「意外と(被害は)少なかった」 と言う。
力強いものだと思う。
しかし実際は ‘それほどでもなくはなかった’ という現実も運ばれてくる。
流通の悩みはこれからである。
会員の方々には、来週、被害状況をまとめた号外が配布されます。
ぜひご確認いただき、届いたりんごやレタスに 「よう頑張った」 のひと声でも
かけていただけたら、嬉しいです。