土と平和の祭典
記録-その1
11月11日(日)。漢字にして土月土日。
今年、我々はこの日を 『土の日』 と銘打った。
港区芝公園で開催された「土と平和の祭典」。
幕張の事務所に立ち寄ってから、朝の雨を気にしつつ現地に向かう。
お昼過ぎに到着。かなりの人手で、安堵する。
Yaeさんは、5年前に亡くなった父・藤本敏夫さん(前大地を守る会会長)が
最後に残した 『持続可能な循環型田園都市構想』 の心を受け継ぎ、
『農的幸福=土と平和』 をキーワードに、
日本全国を巡って歌とメッセージを伝える 『種まきライブツアー2007』 を展開してきた。
農業を大切にする社会にしたい。
そんな思いで、若者たちを中心に、未来に向かって種をまくライブ・ツアー。
大地も、青森や岩手や埼玉での生産者の集まりにYaeさんを招いて応援した。
今日は、その仲間や支援した人たちが全国から集まって、
まあ、半年にわたるツアーの締めの収穫祭というわけだ。
大地を守る会のブース。
野菜売り場には、「東京有機」の阪本啓一さんが立ち、
みかん売り場には「長崎有機農業研究会」の生産者2名、
りんごは青森から「新農業研究会」の若手3名が駆けつけ、声を張り上げる。
Yaeちゃんも立ち寄ってくれた。
青森でのライブを思い出す。
最後に、こんなに人が来てくれて、頑張りましたね。 お疲れ様でした。
フードマイレージのキャンペーン・コーナーにも大勢の方が―
こちらは山形村の短角牛を使った、国産100%!の牛丼コーナー。
夕方には見事、完売!
短角牛の短くん。子どもたちの人気者。
実はこの役目。30分も持たない、と言われる重労働である。
当然、女性に着せるわけにはいかない。というより、まずかぶれない。
N君、T君、お疲れ様。なかなかのパフォーマンスでした。
大地関係の生産者も、いくつか単独でブース出店。
花咲農園さん(秋田)、庄内協同ファームさん(山形)、無茶々園さん(愛媛)…
フェアトレード関係の団体も多数。試飲に試食で人だかり。
就農案内のコーナーも。
ワタクシ、個人的にはコーヒーよりも実は・・・
千葉の寺田本家さんのブースで、しっかり純米酒「五人娘」をいただく。
彼方此方と立ち寄ってはご挨拶し、立ち話をしばし・・・
夕方になり、大地ブースも追い込み。
応援に入る。
「美味しい大地の林檎! 青森・新農業研究会の林檎!
生産者も売り子に立って頑張ってまーす!」
1個=200円! 2個=●00円! 5個=●00円!
勝手に叫んで、
生産者は 「オ、オレの林檎が叩き売られようとしている・・・・・」
これ以上は、会員さんのクレームがきそうなので、やめます。
日が暮れてもやって来てくれた(&残ってくれた)方に免じて、お許しを。
そうこうしているうちに、舞台はクライマックスに向かっている。
‘半農半歌手’ を自称するファーマー歌姫・Yae。
来年3月には二人目が生まれる ‘強き母’ でもある。
今やすっかり大御所となったお母様、お登紀さんも登場。
今日一日、たくさんのミュージシャンや多彩なゲストが手弁当で応援してくれて、
熱くエンディングとなる。
Yaeさんはじめ、若き生産者たちの想いがどこまで届いたかは分からないけど、
発せられたメッセージは誰かの心に残り、蒔かれた種は少しは芽を出した。
そう信じて、これから育てるものだ。