OHッ!コータローじゃないか!
今週発売されたコミック誌
『ビッグコミック スピリッツ』 (№6・7号/小学館)。
広報から情報が入り、コンビニで入手。
TVドラマにもなった超長寿連載漫画 「美味しんぼ」 を開く。
オオー!なんと、遠藤幸太郎じゃないか!
以前は愛読書といってもいいくらい毎週買ってたんだが、
ここ数年、ほとんどコミック誌は見なくなっていた。
久しぶりの 「美味しんぼ」 は、こんな展開になっていた。
(あらすじより)
中国産食品の安全性について話題になったのがきっかけで、
山岡たち究極のメニュー取材班は現代日本の「食の安全」について取材することに。
<中略> 壊れつつある日本の食事情を知った一同は大きな衝撃を受ける。
見かねた山岡は、明るい未来を感じる現場に飛沢たちを案内するというのだが……
ということで、
「救いと希望の決定版」 として-有機農業に転進した若者たちを訪ねる。
場所は長野県佐久市。
有機農業を営む生産者のもとで修行を積む若者の一人、遠藤幸太郎さん登場。
実名である。
何を隠そう、元大地の社員である。
入社した時から、農業がやりたい、とほざいていた。
「じゃあ、何か? 大地は腰掛けなのか? ああん? 」
-とか先輩にいじめられながら5年、頑張った。
そして、社内で彼女をゲットし、結婚して退職。
いや違った。
彼の退職後も、仕事のできる彼女の方は必死で引き止めて、
半年くらい働いてもらったのだ。
-今思えば、これ自体そうとう面白いネタだな。
その間、彼は農業研修の旅、である。
大地の生産者もよくしてくれた。
何度も登場する埼玉の金子美登さんのところでも学んだ。
そして今、長野にいる。
(注:編集部からの許可を頂いております)
彼女は隣町のプルーン農家で研修中。
独立後は、二人でトマトとプルーンを育てるのだそうだ。
取材班が聞いている。
「面白いですか?」
「ええ。毎日が日曜日みたいです」
-オイオイ、やめろよ、そういう回答。 「しんどいけど楽しいです」 が定番だろ。
そういう奴だ。
漫画では、
食の取材で未来に絶望を感じた(らしい) 若い担当記者が、
「食の安全に取り組む人たちに協力し、さらに増やすこと」
に希望を見出して、第588話-完、となる。
生き生きと頑張ってる後輩を見るのは、嬉しいものだ。
しかも職場で出会った男女が、未来に希望を持って修行している。
なんだか、こちらの存在価値まで認められたような気分になる。
それにしても、「有機農産物を宅配する会社」 の絵。
段ボール箱の団体名が微妙に野菜に隠れている。
『●地を守る会
株式会社 大● 』 と読める。
う~ん、ナイス。 -と言っておこう。