2009年11月 5日
くらしの手仕事教室「マイ箸作り」
日本の食文化に欠かせない「箸」。
欧米でも上手に箸を使って日本食を食べることがステータスと
されているくらい箸の国際化はどんどん広がっています。
さて今日は、先の夏休み(8月1日)に行われたイベントのレポートです。
箸文化について見直す夏休みの課題にぴったりの企画でした!
講師は「兵佐衛門」の吉瀬正昭さん。
「兵佐衛門」は昔からの技法をそのまま受け継ぎ、一つ一つ
ていねいな手仕事で箸を作り続けています。
まずは、正しい箸の持ち方を学びます。
上の箸を親指、人差し指、中指で持ち、下の箸を薬指と小指で
支えるように持つのが正しい持ち方だそう。
吉瀬さんによると、正しく箸を持てる日本人が減ってきている反面、
正しく持てる外国人が増えているのだそうです。
後半はいよいよマイ箸作りです。
お箸はの長さを「ひとあたはん」にきります。
「ひとあた」とは親指と人差し指を直角に広げ、
親指と人差し指の先をむすんだ長さのこと。
「ひとあたはん」はひとあたの1.5倍の長さ。
この長さがもっとも使いやすい箸の長さなのです。
彫刻刀で模様を入れます。
完成したら、工場で漆をコーティングしてしてからみなさんのもとへお送りします。
どんな色に塗られてくるか楽しみですね!
大地を守る会 交流局 大北雄二