2009年12月アーカイブ

2009年12月28日

イベント倉庫の大掃除!

とらちゃんこと虎谷健です。


今年も残すところあと少し。

この時期、さすがに産地交流イベントや料理教室などのイベントはお休みになりますので、

皆さんのご家庭と同じく、イベント用備品の大掃除を行いました。

イベントが終わるごとに片づけはしているつもりなんですが、気が付くと干しっぱなしのテントや

箱を放りこんだままだったり、ごちゃごちゃです・・・。大掃除は年の終わりの大事な行事です。



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某所に借りているコンテナ倉庫。

主に産地交流会に使用するテントやポール、看板、受け付け用机などを保管してあります。

1シーズン終わるとさすがにゴタゴタですね。



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今年の「夏の三浦・とうもろこし収穫交流会」では雨に降られてしまいました。

「梅雨明け10日」の晴天が続く頃を見込んで例年開催しているのですが、今年は外れてしまいました。

荷物置き場に使ったブルーシートも畑の土で真っ黒です。荷物を入れていた箱も雨に濡れてボロボロ・・・。

今年参加してくださった皆さん、大変な天気になってしまって申し訳ありませんでした・・・。

真夏のギラギラ太陽の下でスイカ割りなどを楽しんでもらいたかったです。来年こそは!



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汚れてしまったブルーシートは近所のコイン洗車場に持ち込んできれいに洗い流します!

一人作業なので、裏面を洗う時が大変!

洗車機はタイマーで動いているのでいちいち水を止めてひっくり返して・・・とやっていると

あっという間に時間が来てしまいます。

そこで、スプレーの水圧と風圧を使ってシートをひっくり返す大技を編み出しました!

でも、濡れたシート同士がくっついてしまったりとなかなか上手くできません。修行半ばです。

上手に返すことができるとニンマリしてしまいます(笑)。



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5、6枚のシートを洗い終わったら倉庫に持ち帰ってお陽さまにあてて乾かします。

ついでに倉庫の備品をひろげて荷物整理とたたみ直しをします。

天気が良くないと乾かないので、この大掃除は天気予報を見て晴れの日が続く事を確認してから

行います。今日は青空が気持ちいいです!



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イベント用備品の数々...。キャンプ用テーブルや、やかん、誘導棒、テントの数々...。

何のための荷物なのか部外者の方には見当もつかないかも。でも、どれも産地イベントでは

とっても大事な備品です。


ビーチパラソルは夏のとうもろこしイベント用に用意したのですが、今年は雨が降ってしまったので

雨傘になってしまいました。

昔懐かしの「共同購入」用の通いコンテナもまだ使っているんですよ!



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ちなみにこれはテントを立てるためのペグです。

私たちは「強力ペグ」と呼んでいます。右の黄色い普通のペグと比べると大きさの違いが歴然!

産地交流会で畑の中に日除けテントなどを立てるときは、このぐらいの大きなペグを使わないと

テントが固定できません。

長年にわたって有機たい肥を入れ続けている畑の土は本当にふかふかなんですよ!



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お昼休み。とりあえず乾いたブルーシートをしまいます。ふかふかになって何となく気持ちよさそう。

午後からまたしっかり干して仕上げです。



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テーブルも濡れタオルで拭いたり、床の土ぼこりなども掃き出したりとすっきりきれいになりました!

壊れてしまった道具も手直ししたり他の用途に流用したりして、なるべく長く使い続けるように

心がけています。


来年もまた、これらの道具を使って皆さんが産地交流会を楽しんでもらえるようにがんばりますので

どしどし応募してくださいね!

それでは皆さま良いお年を。今年もお世話になりました。


大地を守る会  交流局 虎谷健




2009年12月25日

手作りソーセージ教室を行いました!

とらちゃんこと虎谷健です。

12月12日(土)に「中津ミートさんの手作りソーセージ教室」を行いました。


「あれ!つい最近もこの企画やらなかったけ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

実は手作りソーセージ教室は大人気の企画なので、1回の募集時に2,3回分をいっぺんに

募集しないと皆さんの「参加したい!」声に応えきれない程なのです。

今回も中津ミートさんの松下社長さんには、クリスマス商品(アイスバインやローストチキン)の

準備で忙しい中、開催をお願いしました。

さすがに来週になるとクリスマス目前となり加工場は目も回るような忙しさになるので

今年のソーセージ教室は今回で終わりです。



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まずは松下さんのお手本から。

子どもたちも興味深々です。男の子の参加も多いですね。



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みんな真剣なまなざしで見つめています。

「大好きなソーセージがいっぱい...それにしても大きいな!たべきれないや・・・」と思って

いるのかな。



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松下さんのお手本を見たあとは家族ごとに作りました。皆さんなかなか上手ですね!

長い1本のソーセージを作った後にひねって適当な大きさに整えます。

無理にひねると「プチッ」っと割れてしまいますので丁寧に。



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ソーセージを作り終えてお昼ごはん。皆さんにお弁当を持ち寄ってもらいました。

ソーセージも焼きますから待っていてくださいね!



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今回も大地を守る会の食材と中津ミートさんのソーセージ、アイスバインを使ってポトフを

作りました。たっぷり作ったので皆さん、どんどんお代わりしてくださいねぇ~。



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昼食が一段落したところで参加者の皆さんに家族を紹介していただきました。

どんな会員さんがきているのかな?


自己紹介中は大地を守る会事務局員の大熊君。

今回は5人の大地を守る会事務局員が研修参加です。



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松下さんには養豚やソーセージ作りの話をしてもらいました。

中津ミートさんのソーセージ作りの基本はドイツの伝統的な製法をお手本にしています。

屠畜したばかりの「温屠体」と呼ばれる新鮮なお肉を使い、新鮮な肉が持つ結着力を活用して

ぷりぷりした歯ごたえを生み出しているのだそうです。


今でも新しい知識を吸収しにドイツにはよく足を運ばれるそうですが、

「EU統合以来、スーパーマーケットなどが増えて町の小さな肉屋さんなどが閉鎖されてしまい残念。

ソーセージも日本の大手メーカーのような味になってしまっているんですよ!

それにしても、ドイツ人があんなに化学調味料が好きだったとは思わなかった。」

とのこと。



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昼食が終わってポトフもからっぽ!見事完食です!


実は松下さんと事務局の虎谷には、この企画のひそかな楽しみがあります。

それは、「参加者の人数や家族構成をみてポトフを作る量を見切る!」ことです。

今回も見事食べ切っていただきました。おかげで食材を無駄にしませんでした。


実はこの企画、ゴミもほとんどでないエコ企画なんです!

40人以上が参加する料理企画ですが、ビニール系ゴミは夏ミカン1個くらい、生ゴミは

ソフトボール1個分くらいの量で収まります。紙ゴミはほとんど0です。    

肉が入っていた袋や香辛料の袋は作ったソーセージのお持ち帰り用や保冷用の氷袋に利用します。


アイスバインの骨だって捨てません。

ポトフがなくなりかけた時に「皆さんの中で犬を飼っている方~」と呼び掛け、ダシをとった骨を

希望者に差し上げます。骨まわりの肉を味わってもらい、最後に残った骨はワンちゃんへの

お土産にしてもらいます。

(希望者がいないときは松下さんと我が家の愛犬が引き受けますので無駄になりません。)



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今回も無事企画が終わりました。

参加者の皆さんが帰ったあと、研修参加した事務局員皆でソーセージを作りました。


余談ですが、、、実は前日、社内の忘年会がありました。

終電過ぎまで飲んでタクシーで帰ったもののお金が足りず、途中でタクシーを降りて徒歩で

家に帰った者まで本日の企画に参加していました。「寝たの4時っすよ~。」って、今日の

集合時間は9時だったけど、、、何時間寝れたのやら(笑)。


夜更かししても定時にはちゃんと集まってくる君たちはすでに立派な社会人ですな。

これで大地を守る会の未来も安泰だ!


大地を守る会 交流局 虎谷健




2009年12月24日

白菜のあたま縛りお手伝いをしてきました

とらちゃんこと虎谷健です。


年を越した白菜は甘味が増している事に気がつかれましたか?


冬、植物は体内の水分が凍って枯れてしまう事を防ぐため、細胞内のデンプンをショ糖に

変えて水分が凍らないようにします。

寒さにあたり続けると、このように糖が蓄積されることで甘くなるのですね。


冬場のほうれん草も同じ理由で、ぺたんと地面にへばりついて葉の先端が少し枯れて

いたりして、見た目は良くないですがとても甘いんですよ。


ちなみに、年を越させた白菜を「越冬白菜」と呼んでおり、鍋料理に最適です。

白菜を冬越しさせるには、内部の結球部分が霜にやられてしまわないように1つずつ

丁寧に外葉でくるんであげなくてはなりません。

外套の役割りをした外葉は霜にやられ、そして冷たい北風に吹かれてボロボロになって

しまいます。葉の柔らかい品種ほどボロボロになりやすいそうです。


お届けする越冬白菜の先端がちょんと枯れているものがありましたら、葉の柔らかい品種で

ちょっとしもやけしちゃったんだな、と思っていただけるとうれしいです。


さて、その白菜を外葉でくるむ作業、私たちは「白菜のあたま縛り」と呼んでいますが

農家さんはひとつずつ手作業で行っているんですよ!

作業の季節は12月上旬。2~3回霜にあたって外葉が少ししおれ始めたくらいの時が

作業しやすくていいのです。

北風が吹き始め、寒風にさらされながら中腰で行う作業はなかなか大変です。


甘くておいしい越冬白菜、作ってくれるのは大地を守る会の生産者さんの中でも

数人しか居ません。冬場の厳しい作業のため「もう、わしゃやめた!」と言われて

越冬白菜が途絶えてしまってはいけません。


少しでもお手伝いができれば・・・と思い始めたのがこの「白菜のあたま縛りお手伝い企画」

ですが、実はひそやかな楽しみがあることに気が付きました!

その楽しさを皆さんにおすそ分けしようとこの企画が生まれました。


今年も12月初旬に参加者の皆さんと埼玉の福井忠雄さんの畑に行ってきました。

がんばるぞ!おうおう~


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お世話になった福井忠雄さんと一洋さん親子。忠雄さんは今年77歳。とてもお元気です。

息子さんの一洋さんが農業を継いで今は二人で畑に出ています。



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今年は例年に比べ12月にしては雨の降る量が多い年ですね。この日も天気予報は

「曇り、お昼すぎから雨。」という予報が出ていました。

何とか作業中は雨に降られないでほしいのですが、当たって欲しくない天気予報ほど

よく当たる気がします。


午後から雨という予報と風邪がはやっていることから参加者はちょっと少なめ。大地を守る会の

職員も応援に駆けつけこの人数なら何とかなりそう...。

(でも問題は天気がいつまでもってくれるかです。)


身支度を整えて白菜畑へ。だんだん雲が厚くなってきました...。

昼食時間を少し遅らせる事にして、午前中になるべく作業を進めることにしました。



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白菜畑に到着。さあ、バリバリ働くぞ!「ところでこれで福井さんの白菜は全部ですか?」

「いやいや、この3倍くらいありますよ。」

「 ・・・ ^_^; 」



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あたま縛りの見本を見せる一洋さん。ささっと縛っていとも簡単に見えるのですが、

実はなかなか大変。



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慣れない私たちは白菜を抱え込んで外葉が重なるようにしながら紐をぐるりと回して縛ります。

足も使って体全体を使っての作業です。

 

 

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こちらが福井さんが縛った白菜。外葉が無駄なくピシッと巻かれています。



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こちらが私、虎谷作。ゆるゆるで強い風が吹いたら紐が外れそう...。

福井さん、北風が強く吹く前に収穫してくださいね~。



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来年春に入社予定の新人くんも研修参加してくれました。

道のりは長いぞ、あまり先を見ちゃダメ、今ある課題をしっかり乗り越えるんだ。

人生(じんしぇい)と一緒ばい。



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家族で参加してくださった方も。子どもさんも充分な戦力です。



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黙々と作業が進みます。

初めはおしゃべりが弾んでにぎやかだった畑も、だんだん口数も減ってきて静かになりました。

それぞれの作業に没頭しているようです。

「次はあそこをもうちょっと工夫してもっと上手く縛ってやろう。」という向上心が生まれて

楽しくなってきます。


無心に手を動かしながら、頭ではいろいろなたわいないことなどを考えながら過ごす時間を

持てることがこの企画のひそかな楽しみです。

忙しい年末だからこそこんなゆっくりした時間を持つことは大切ですよね。黙々と作業しながら

今年一年を振り返ったり、来年は何をしようかなど考えたりして・・・。忘年会の出し物について

考えてもいいですね!


そうしているうちに、ちょうどお昼を過ぎたころ、ついにぽつぽつと雨が落ちてきてしまいました。



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昼食はビニルハウスの中でとりました。中は明るくて暖かです。

雨の音を聞きながら過す時間も良いものです。



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中の様子。福井さんから「かぶの漬物」と「きぬかつぎ」を頂きました。

きぬかつぎに付けるお手製味噌、ゆずの風味がついてて美味しかった!

農家さんでいただく家庭の味は産地訪問会の醍醐味です。



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雨はだんだんと強くなってきました。午後の作業はもうできそうにもありません。

午後の作業は中止にし、おやつ用に用意していたおかしも食べてしまう事にしました。

右下の黒糖くるみは体を動かした後にぴったりの甘さで、イベント菓子の定番です。



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参加者の皆さんが帰って片付けが終わった後にスタッフと福井忠雄さんご夫婦で記念撮影。

福井さん、ピースサインがすてきです。

外は本降りの雨になってしまいました。こうなると畑にはいると足が沈んでしまって作業に

なりません。プロの農家さんも畑に入りません。

半日でしたが、お疲れ様でした。


大地を守る会 交流局 虎谷健


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福井さんの越冬白菜は、お試し野菜セットで購入できます

大地を守る会のウェブストア お試し野菜セット980円~

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2009年12月18日

★12/26、27 地球号食堂マルシェに出店します★

2009年12月18日(by ナカティ)

先日、レポートをご紹介したとおり、テレビ朝日の人気番組「地球号食堂」で

大地を守る会直営の日本料理店「山藤」が取り上げられます。

/blog/report/2009/12/07/

とうとう、今週末が放映日です。どのように紹介されるのか、楽しみです!

実は、さらに新しいイベントに参加することになりました。

その名も「地球号食堂マルシェ」。

20日の放映後、12月26日と27日に即売イベントとして開催されます。

「地球号食堂」が、いままで番組で取り上げた厳選食材が一挙に集まる一大イベントです。

大地を守る会も出店をし、番組で取り上げられた短角牛関連商品や

おせち・お正月用の野菜・果物などを販売します。

販売するものは、三浦大根、八つ頭、レンコン、下仁田ネギ、里芋などの野菜、

ゆずやみかん、りんごなどの果物。

そして、番組でも取り上げられる山形村短角牛のビーフシチューやハンバーグなどの加工食品です。

短角牛や野菜・果物の試食もいっぱいご用意しています!

年末の忙しいときですが、お正月用の食材を地球号食堂マルシェで、ぜひお買い求めください!

詳細は、地球号食堂ホームページへ http://www.tv-asahi.co.jp/earth-restaurant/

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地球号食堂マルシェ:

12月26日(土)27日(日)、10:00~18:00

テレビ朝日本社1階イベントスペース「umu」

東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅徒歩5分

六本木ヒルズアリーナ前


大地を守る会 事務局 中川啓



 



2009年12月17日

署名の集約

12月1日午後、署名の集約を行ないました。


集約したのは、

「食品に放射線を照射することに反対する署名」

と、

「食料の自給率向上と、食の安全・安心の回復に向けて、食品表示制度の抜本改正を求める署名」→タイトルが長い!

ともに、大地を守る会ほか、消費者団体、生協などと合同で行なった署名です。


大地を守る会の消費者会員の皆様、生産者、そのご家族、ご友人、恋人?...etc。

おかげさまで多くの方々にご協力いただき、ダンボールいっぱい集まりました。

...ということで、集約(枚数、筆数のカウント)も一仕事。

その日六本木事務所にいた職員総出での作業となりました。


作業の流れとしては...、

1.各々、1枚の用紙への署名数が「1名のもの」「2名のもの」...「5名のもの」、5つに分類する。

2.それぞれの枚数をカウント。筆数をかけると合計の筆数が出ます。

3.最後に、全員分を足して終了。



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※手が乾燥してしまうので、ハンドクリームは必須。



単純作業のため、けっこう性格が出ます。

黙々と作業をする人、おしゃべりで盛りあがっちゃう人、おしゃべりしながらもやたら数えるのが早い人。


おしゃべりしながらも数えるのがやたら早いのが大山事務局長。

だてには事務局長やっていません。



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※数えた枚数はダントツのトップ。しかも、各筆数すべて1位のグランドスラム達成です。



メンバーのチームワークもあり、1時間ちょっとで終了。


11月30日現在、

「照射食品」の署名=195,306筆(うち大地を守る会分=15,923筆)

「食品表示」の署名=11,454筆(大地を守る会分)

でした。



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※お疲れ様でした。ばんざーい。



署名にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

このあと、それぞれ各団体のものをまとめ、所管大臣や衆参議長などに提出する予定です。




2009年12月16日

本格的フランス料理で鹿肉料理を楽しんできました!

とらちゃんこと虎谷健です。

11月26日(木)に銀座にある「レストランTHE WAKO」を会場に

鹿肉料理を楽しむ食事会を行いました。


鹿肉は「たべまも」キャンペーンにも選ばれた食材で、増えすぎている鹿を

身近な食材として親しんでください!食べましょう!という呼びかけを

大地を守る会では行っています。


お世話になった「レストランTHE WAKO」の総料理長、鈴木シェフは

大地を守る会の会員さん。商品カタログ「ツチオーネ」でのレシピ提供や

料理教室イベントなどの開催でもお世話になっている方です。


今回、鹿肉をいちばん美味しく食べるために、料理の組み立てから

ワイン選びに至るまで気を配っていただきました。



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参加者が集まる前に、私たちスタッフは厨房見学をさせてもらいました。

清潔な厨房でコックさんがてきぱきと働いている様子は気持ちいいですね。

「あれ!換気扇がない。」と思ったのですが、天井全体で換気できるシステムになっているそうです。



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ずらりと並んだソースリスト一覧。30種類以上あるソースを料理に合わせて使い分けるそうです。

フランス語なので読めません...がかろうじて「タラバ」が判りました。

タラバガニってフランス語にないのかな?



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料理メニューも立派なものを作っていただきました。



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まずは前菜から。鮭をベーコンで巻いてあります。

岩塩でしょうか、散らされている塩が砕ける感触が心地いいです。



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ムースの上にうに、あわび、かに、ホタテなどがが載っています。

うにはホウ酸処理などがされていないもの。さすが大地を守る会の会員さんの鈴木シェフ!

私たちの要望を心得ていらっしゃいます。食材も近海産です。


料理の説明を聞いてびっくり!とても複雑な行程を経て素晴らしい味ができあがっています。

ムース一つとってもえびの頭を叩いてだしをとって、コンソメと合わせて云々...といった

複雑な行程を経ています。

でも、「あっ!この風味はエビだな。」と判るくらいちゃんと材料が活かされているんですね。

料理を一生の仕事に決めた方の熱意と努力が伝わってきます。



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本日のテーマ「鹿を美味しく食べる」に合わせて、シャンパン、ワインもソムリエさんが

選んでくれました。

「鹿肉料理にはしっかりしたワインがあいます。」とのことで、ブルゴーニュのかなり

良いものを選んでくださったようです。



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カサゴのプロヴァンス風。カサゴは三浦半島で揚がったものです。

皮もしっとりパリパリ...。美味しゅうございました。

ソースもパンにつけてキレイに食べてしまいました。



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いよいよメインの鹿肉が運ばれてきました。

これはトリュフ、フォワグラなどと一緒にパイで包んだもの。



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モモ肉の赤ワイン煮。

赤ワインに肉を漬け込み、その漬け汁を煮詰めてさらに肉を煮ています。

フォークを刺すとほろりと崩れるほど柔らかです。



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ロース肉のステーキ、黒胡椒風味です。

かかっているソースがまたおいしい!パンにつけて食べきってしまいました。


野菜は人参、ヤーコン。

実はこの野菜も大地を守る会の生産者、甘楽有機農業研究会の吉田さんの畑のものです。

料理説明をしていただくまでヤーコンとは気が付きませんでした。


ヤーコンというときんぴらくらいしか思いつきませんが、様々な行程を経てりっぱな

フランス料理の一品になっていました。



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こちらはシンプルにロース肉を焼いて塩コショウを振ったもの。

鹿肉本来の風味・・・血の味というか鉄分の味と表現すれば良いのでしょうか、

食べ慣れている牛や豚とは明らかに違う味でしたが、違和感なく楽しむことができました。

鹿本来の味を素直な調理で賞味させてくださった鈴木シェフに感謝!です。


初めの3品はエゾシカでしたが、この肉は丹沢で捕獲された本州鹿です。

エゾシカとホンシュウジカの食べ比べ用に特別に用意していただきました。

気候の違いでしょうか、エゾシカより脂肪分が少ないのかあっさりとした味でした。



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たっぷりと鹿肉料理を堪能しました。皆さん、完食!です。



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たっぷり鹿肉料理とワインを楽しんだ後はデザートです。



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料理が落ち着いたところで鈴木シェフの登場です。料理やワインについて質問が続きました。


ある女性の参加者が「私は食べ歩きが好きでフランスにも行ってフランス料理を食べてきました。

今日の料理は味が繊細でフランスで食べたフランス料理より美味しい気がしました。」という

コメントをしてくださいました。


鈴木シェフが「それはあなたが日本の風土、水の文化で育ったからですよ!」と、うれしそうに

答えていたのが印象的でした。

日本の料理は蒸す、茹でるなど水に気配りをする水の食文化の国なのだそうです。

「瑞々しい」という感覚は日本独特の感覚なのだそうです。



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デザートと楽しい会話が続きました。



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こちらは他の参加者の方のデザート。こちらも美味しそう!思わずつまんでしまうところでした。



おなかも満たされ、ほろ酔い気分で楽しい会話が続きました。

食事会の終わりの時間が来たので最後は大地を守る会らしく締めくくりの一本締め!

その後は参加者の皆さん各々が居られる時間までゆっくりしていただきました。


今回は鹿肉をテーマに食事を組み立てていただきましたが、「フランス料理は応用が広い

んですよ!今度は短角牛や野菜をメインにした料理も楽しんでもらいたいです。」と鈴木シェフ。

次回もまた鈴木シェフにお願いをして、大地を守る会のこだわりの食材をプロの料理人に

調理してもらい、これまで気がつかなかったその素材が持つ魅力を引き出してもらいたい、

と思いました。


それにしても、サービスの達人たちが醸し出す空間で、プロの料理人が精魂込めた料理を

楽しむことはすばらしい体験でした!

私たち大地を守る会は、確かな栽培技術を持った契約農家が作った安心、安全な食材を

皆さんにお届けして「内食」、家庭での家族団欒を応援しています。


でも、たまには、年に一回ぐらいはちょいと奮発して家族で「外食」を楽しむこともいいな!と

思いました。それも、せっかく外食するなら食の達人たちの仕事を拝見し、食の世界の視野を

ぐいっと広げたいものだと思いました。

さぁ、明日から500円玉貯金、頑張ろう!


大地を守る会 交流局 虎谷健




2009年12月11日

手作りソーセージ教室を行いました!

とらちゃんこと虎谷健です。

いつもおいしいソーセージやハムを届けてくださっている中津ミートの社長さん

松下憲司さんにご協力いただき、人気の手作りソーセージ教室を開催しました。


中津ミートさんでは豚舎を新築したため(微生物の働きを活用した立派な豚舎です!)

しばらくソーセージ教室をお休みしていました。

今回久しぶりの開催ということで大変に多くのお申し込みをいただきました。

ほんとうにありがとうございます。


今回落選のご連絡をしてしまった皆さん、次回開催のお約束もしていますので

ぜひまたお申し込みくださいね!



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まずは松下さんがお手本を見せてくれました。

次はみんなが作るんだからちゃんと見ていてね!



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チューブの先から羊腸(羊の腸です)に入ったお肉が出てきました。みんな興味深々です。

肉を送り出すタイミングとチューブ先端に着けた羊腸を少しずつ繰り出すタイミングが難しいんです。

肉を押し出し過ぎると羊腸が破れてしまいますので気をつけて!



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羊腸に肉が入って1本の長いソーセージが出来上がり!

ところどころお肉が入っていないソーセージは、失敗した時の整形の仕方を

教えてくれるための準備です。松下さんの失敗ではありませんので、念のため。



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松下さんのお手本を見た後は家族ごとに作ります。

氷水を入れてしっかりこねます。指先がつめたい!けど氷が溶けるまでよ~くこねてね。



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爆発なんかしないからだいじょうぶ!

ぱんぱんに膨らんだソーセージがにゅるにゅるでてきます。けっこう力が要るんですよ。



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だいぶできてきました。上手ですね!



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適当な大きさでしばって手作りソーセージのできあがり!

作ったソーセージは冷蔵庫にしまってお持ち帰りです。



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ソーセージ教室の合間をぬって昼食用のポトフの味見をする松下さん。

スープの味、ソーセージを燻してさらに鍋に入れるタイミングまで松下さんは手を抜きません。

中津ミートのアイスバインの骨でダシをとり、大地を守る会の野菜をたっぷり入れて煮込みます。



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ポトフ完成です!ソーセージもたっぷり入っています。

アイスバインの骨のまわりについている肉がまたおいしいんですよ!

お行儀ワルでしゃぶっちゃいましょう。



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こちらは松下さんが持ってきてくれたソーセージです。

左からアイスバインをスライスしたもの、ベビーウインナーと和風ソーセージ、ハム。

どれも美味しかったです!松下さんありがとうございます!


昼食を食べながら松下さんのお話を聞いたり質問をする時間を設けました。

「中津ミートのソーセージの香辛料の品目と割合ってやはり企業秘密ですか?」

「いえいえ、先ほどお渡しした資料に全部かいてありますよ!」

などなど。


参加された皆さんにも、大地を守る会イベント恒例の「家族紹介」を行って頂きました。

お名前とお住まい、何か一言!をお願いしました。

「家ではいつも子どもたちに食べられてしまって一口も食べれないソーセージを、

今日はたらふく食べることができました。」

「私はスウェーデン出身です。スウェーデンではソーセージはとても身近な食べ物です。

ちょうど日本の焼きそばみたいな食べ物ですネ。」

などなど、楽しい会話が続きました。



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昼食交流会の後はみんなでいっきにお片付けです。

みんなで一斉に片付けるとやっぱり早いです。

松下さんからも「大地を守る会の会員さんはとても協力的で、気持ちがいい方が多いですね。」と

誉めてもらいました。


片付けが終わったら解散です。

皆さん、作ったソーセージはおいしかったですか。


たくさんの応募をいただき、「なかなか参加できないよ!」という声もいただいて

しまうソーセージ教室ですが、松下さんは「できる限り皆さんの希望に沿いましょう!」と

ソーセージ教室開催を約束してくださいます。


次回は3月に行う予定ですので、2/1週配布予定の「NEWS大地を守る」2月号の

イベント欄をチェックしてくださいね!


大地を守る会 交流局 虎谷健




2009年12月10日

イベント紹介:『農』を礎に日本を創ろう!(12月16日、13-16時)

緊急のイベントのお知らせ

イベント名:『農』を礎に日本を創ろう!

日時:12月16日(水)、13-16時

場所:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F、TEL:03-3284-0131)

テーマ:食料自給力・自給率向上
     第六次産業=農商工連携による地域活性化
     都市と農山漁村の交流・移住促進による地域活性化
     食料供給体制に必要な雇用・就業構造

スケジュール
          13:00 開会
          13:30 記念講演「日本農業と食料安全保障」 / 立松和平
          14:30 パネルディスカッション
          15:45 提案
          16:00 閉会
*パネラーとして大地を守る会会長の藤田和芳も登壇いたします。

注意点:事前申込不要、入場無料ですが、満員になり次第、締め切らせていただきます。
     ご参加の方は、どうぞお早めに来場されますように。



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2009年12月 8日

簡単!セルフマッサージ アロマテラピー実用講座

アロマテラピーを普段の生活に取り入れる講座のレポートです。

今回のテーマはセルフマッサージ。

会場は、有機認証を取得したハイパープランツ社のエッセンシャルオイルの

やさしい自然な香りに包まれました。



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まずは基本をしっかりと。

講師の手島佐枝子さんから、アロマテラピーの基本的な意味や活用法、

エッセンシャルオイルの修理や使用留意点の説明があり、その後

定番のエッセンシャルオイルの香りをテスターに移し、みんなで回しました。



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今回の実習は、トリートメントオイル作り。

ベースで使用するのは、ホオバオイル。ここに、普段気になる症状にあった

エッセンシャルオイルを1~2滴入れて作ります。



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仕上がったばかりのトリートメントオイルを使って、セルフマッサージ!


自然の恵をぎゅっと凝縮した上質のエッセンシャルオイルの香りはとても癒されます。

日々の生活に上手に取り入れることができれば、より充実した

毎日を過ごせると思いました。




2009年12月 7日

テレビ朝日「地球号食堂」で大地を守る会直営の日本料理店「山藤」が紹介されます!

2009年12月7日(月)(by ナカティ)

12月20日、27日に、テレビ朝日系列の人気番組「地球号食堂」で大地を守る会直営の日本料理店「山藤」が紹介されることになりました。


放映日:
2009年12月20日(日)23:30~24:00
2009年12月27日(日)23:35~24:05

テーマは「おせち」です。


今回は、その取材に同行したレポートをお届けします。

「山藤」は大地を守る会の食材を使い、国産にこだわった料理店です。

料理長の梅田鉄哉さん(通称:梅さん)が究極の国産「おせち」づくりに挑戦するというのがストーリーです。

梅さんがセレクトする食材の中で、今回、特に注目されたのが、岩手県久慈市(旧山形村)の「山形村短角牛」と東京有機クラブの野菜たち。

ともに、大地を守る会で古くからお付き合いのある生産者です。

山形村短角牛は、1981年に、大地を守る会が安心・安全な牛肉をもとめていたときに出会いました。

最初は3頭の契約から始まり、現在では200頭以上を年間に取引しています。

国産飼料100%という前代未聞の取り組みをともに築いてきた過程で、お互い欠かせない存在として、いまも信頼関係を構築しています。

かたや東京有機クラブとの付き合いも30年以上の歴史があります。

江戸時代から東京で農業を続け、かつ有機栽培にこだわるその姿勢が、大地を守る会と共鳴し続けています。

毎年、あじさいが咲くころには大地を守る会の職員が東京有機クラブの畑に多数お伺いするなど、心を通わせた交流が続いています。

大地を守る会が誇る、素晴らしい生産者たちが、どのようにテレビに取り上げられるのか?とても楽しみですね。

20日は、短角牛がメインテーマ。

27日は、東京有機クラブの野菜がメインテーマになります。

今回、両方の産地のロケ取材に同行しました。

まず、山形村の短角牛です。


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山形村収録の際の梅さん(写真右)、おとなりは、大地を守る会の生産者、総合農舎山形村の木藤古修一さん

取材日は11月16日(月)と17日(火)。一泊二日の強行軍でした。

夜は0度。昼は5度前後。という寒さ厳しい冬の東北でしたが、待ってくれていた生産者の温かさがうれしかったです。

国産飼料100%の本物の国産牛を目指し努力している山形村の生産者は、とことんこだわった取り組みを行っています。

輸入の飼料に頼らず、冬のえさの作物となるデントコーンは自家栽培。その徹底した仕事が、わたしたちに安全を届けてくれるのですね。


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収穫済みですが、デントコーンの畑です。


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夏は山にあげられ、天然の牧草のみで育つ短角牛ですが、冬は牛舎にはいっています。


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梅さんと一緒に取材に応じてくれたのは、大地を守る会と一緒に昔から活動している下館進さん。

下館さんが、牛舎に餌となる稲わらを運んでいます。

下館さんのお話を聞き、梅さんが惚れ込んだ短角牛のおいしさは、生産者の努力のたまものだと再認識しました。


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少しだけ牛舎に入る前の短角牛を山で発見。

黒毛和種のシェアが増え、独特の赤毛の凛々しい短角牛を見られる場所は、日本にほんの少ししか残されてません。

その日は、梅さんが懇意にしている川魚つりの名人新井谷さんのお宅で、短角牛の炭火焼きをご馳走になりました。シンプルに塩を振っただけの短角牛は絶品! その素晴らしさは、ぜひ放映でご覧ください!!

27日の放映は、「山藤」の野菜のほとんどを占めている東京都小金井市、小平市近辺の東京有機クラブが登場。

住宅街の真ん中で、こだわりの農業をつづけている川里弘さん、阪本吉五郎さんのお宅を梅さんが訪れました。

野菜のおいしさ、への執着心はすごいものがあります。

川里さんは「自分が納得できない野菜は、山藤には渡さない!」と断言。

スタジオ収録でも、川里さんの人参、阪本さんの大根をカットしたものが出されていました。

あまりのおいしさに、出演者、ゲストが仰天。

常に究極のおいしさを求める姿が、梅さんを引き寄せたのですね。


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撮影されているのは、川里弘さんと梅さん。今年の人参の出来について議論が白熱。


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写真右は東京有機クラブの阪本吉五郎さん。番組ディレクターと取材内容を相談中。


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阪本さんご自慢の「おふくろ大根」です。当日、スタジオにカットされて登場し、「甘い~、おいしい~」と大評判でした。

山形村、東京有機クラブと生産者のロケ取材が続き、残すはスタジオ収録のみとなりました。

11月29日(日)にスタジオへおせちをだしてくれたのは、梅さんではなく、山藤西麻布店料理長の青木剛三さん。

レギュラー出演している劇団ひとりさん、矢島悠子アナウンサーへの料理指南も青木さんが担当しました。

がちがちに緊張していたのに、持ち前のユニークさで笑いをとっていた青木さん。

梅さん同様、放映時には注目が必要ですね!


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本番前、入念に台本をチェックする青木さん。


地球号食堂での取材レポートでした。いかがでしたか?

大地を守る会、山藤のこだわりやおいしさ・安全の裏側が垣間見れる内容の濃い仕上がりです。

ぜひ、12月20日(日)27日(日)の夜はテレビ朝日「地球号食堂」をご覧ください!!


大地を守る会 事務局 中川啓




2009年12月 4日

とくたろうさんイベントレポート

09年12月7日(月)(by ナカティ)

11月23日(祝・月)に東京青山のギャラリー「KANZAN」にて、生物多様性を食べて守るキャンペーン「たべまも」のひとつである在来品種「とくたろうさん」のイベントを開催しました。

今回、イベントのコーディネートを務めていただいたのは、野生酵母の研究家「ウエダ家」のみなさんです。

野生酵母と在来品種。なんとも神秘的なキーワードでつながるこの組み合わせ。なんとも独特の空間が会場には広がっていました。


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もともとデザイナーであるウエダ家さんが撮影した美しい写真が、より在来品種の神秘性を際立たせています。

今回は、ウエダ家さんから、「野生」というキーワードで、酵母と「とくたろうさん」の関係性や調理方法などさまざまなストーリーを語ってもらいました。

今回のイベントでは、直接、酵母と在来品種の魅力を味わっていただきたいとウエダ家さん手作りの料理が参加者のみなさんに振る舞われました。

野性味のあふれる在来品種に酵母の優しさが加わった料理を口にしたとたん、集まったみなさんの表情が柔らかく、優しくなっていきました。


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酵母と在来品種が会場中央にディスプレイ

ここでは、一部になりますが当日提供された料理のレシピをご紹介します。
在来品種について、調理が難しくて手強そう、というイメージを持たれている方も多いかもしれません。

このイベントでウエダ家さんにご提案いただいたのはシンプルな料理ばかり。

焼いたり、ごはんと一緒に炊いたり、揚げたり、などシンプルな調理法が在来品種のよさを最大限に引き出してくれるのですね。みなさんもぜひ、とくたろうさんの世界へ!


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●からとり芋と昆布COBOの炊き込みごはん

(材料(4~5人分))

米...3合

からとり芋...2コ

昆布COBO液...300cc

水...350cc

しょうゆ...小さじ2

塩...小さじ1


(作り方)

1.米をとぎ、15分ほど浸水させる。ザルにあげて、さらに15分おいておく。

2.からとり芋の皮をむき、1cm角に切る。

3.厚手の鍋に米を入れ、昆布COBO、水、からとり芋、塩、しょうゆを加える。

4.初めは強火、沸騰したら弱火で12~13分炊く。10分ほど蒸らしてから、芋をつぶさないようにさっくりと混ぜる。


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からとり芋もディスプレイされました


大地を守る会 事務局 中川 啓




2009年12月 2日

新米の食べ比べを行いました

とらちゃんこと虎谷健です。

11月22日・23日の2日間、大地を守る会のお米の精米を引き受けて

くれている株式会社マゴメの協力で、新米を一堂に集めて食べ比べる

「マゴメの新米ごはん食べ比べ」企画を行いました。


大地を守る会は全国67生産者団体さんからいろいろな種類のお米を

分けてもらっています。

67団体とはすごい数ですね。米担当者は田植えの季節が始まると

各地の田んぼへ飛び回り、事務所ではなかなか会えないほどの忙しさです!



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会場で使わせて頂いたマゴメさんの山荘。

マゴメさんの会社にもほど近い高尾山の近くにあります。いい雰囲気の和風家屋です。

お米の食べ比べにぴったりの会場です。



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紅葉もきれいでした!

近くの高尾山には紅葉ハイキングを楽しもうと集まってきたハイカーであふれていました。



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まずは大地を守る会の米担当職員が各地で撮影してきた米農家さんの様子を

映像で見ながらお勉強です。



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お勉強をした後はいよいよ新米の食べ比べ。

今回は、コシヒカリの白米を2生産者から、コシシカリ七分搗き米、コシヒカリ玄米、ササニシキ、

アキタコマチ、プリンセスサリー(長粒米)、ヒノヒカリ、ミルキークイーン、ななつぼしなど

10種類のお米を食べ比べました。



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ちなみにこの機械はマゴメに導入されている食味計です。「味にうるさいやつ」 です。



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お米の食べ比べの後はそのまま昼食交流会に。

大地を守る会の加工品の中から「ごはんに合うもの」というテーマで選んだおかず類を楽しみました。



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新米と一緒に楽しんだおかず。

このほかに、いわしのかば焼き、「たべまも」キャンペーンで注目を集めている

鹿肉のそぼろなども楽しみました。



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新米が各産地から出揃ったことをお祝いして日本酒も少し楽しみました。

大地を守る会自慢の「種蒔人」。おいしいっす!


一汁一菜の質素な昼食でしたが大満足!

おいしいお米と味噌汁、少しのおかずとお酒があれば満足できてしまいます。

おまけに紅葉にも囲まれて今日も充実した一日になりました。


大地を守る会 交流局 虎谷健




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