2009年12月 4日

とくたろうさんイベントレポート

09年12月7日(月)(by ナカティ)

11月23日(祝・月)に東京青山のギャラリー「KANZAN」にて、生物多様性を食べて守るキャンペーン「たべまも」のひとつである在来品種「とくたろうさん」のイベントを開催しました。

今回、イベントのコーディネートを務めていただいたのは、野生酵母の研究家「ウエダ家」のみなさんです。

野生酵母と在来品種。なんとも神秘的なキーワードでつながるこの組み合わせ。なんとも独特の空間が会場には広がっていました。


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もともとデザイナーであるウエダ家さんが撮影した美しい写真が、より在来品種の神秘性を際立たせています。

今回は、ウエダ家さんから、「野生」というキーワードで、酵母と「とくたろうさん」の関係性や調理方法などさまざまなストーリーを語ってもらいました。

今回のイベントでは、直接、酵母と在来品種の魅力を味わっていただきたいとウエダ家さん手作りの料理が参加者のみなさんに振る舞われました。

野性味のあふれる在来品種に酵母の優しさが加わった料理を口にしたとたん、集まったみなさんの表情が柔らかく、優しくなっていきました。


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酵母と在来品種が会場中央にディスプレイ

ここでは、一部になりますが当日提供された料理のレシピをご紹介します。
在来品種について、調理が難しくて手強そう、というイメージを持たれている方も多いかもしれません。

このイベントでウエダ家さんにご提案いただいたのはシンプルな料理ばかり。

焼いたり、ごはんと一緒に炊いたり、揚げたり、などシンプルな調理法が在来品種のよさを最大限に引き出してくれるのですね。みなさんもぜひ、とくたろうさんの世界へ!


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●からとり芋と昆布COBOの炊き込みごはん

(材料(4~5人分))

米...3合

からとり芋...2コ

昆布COBO液...300cc

水...350cc

しょうゆ...小さじ2

塩...小さじ1


(作り方)

1.米をとぎ、15分ほど浸水させる。ザルにあげて、さらに15分おいておく。

2.からとり芋の皮をむき、1cm角に切る。

3.厚手の鍋に米を入れ、昆布COBO、水、からとり芋、塩、しょうゆを加える。

4.初めは強火、沸騰したら弱火で12~13分炊く。10分ほど蒸らしてから、芋をつぶさないようにさっくりと混ぜる。


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からとり芋もディスプレイされました


大地を守る会 事務局 中川 啓


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