2013年9月アーカイブ

2013年9月30日

ヤマキの手作り味噌同窓会

日時:2013年9月22日(日)
場所:ヤマキ醸造(埼玉県神川町)
参加人数:15名
主催:ヤマキ醸造

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味噌や醤油でお世話になっているヤマキ醸造の外観。
この写真ではちょっとわかりにくいですが、左手奥の工場の屋根には太陽光パネルが設置
されています。

この企画は、毎年1月、2月に開催している「手作り味噌教室」の中から生まれたものです。
せっかくみんなそれぞれのお味噌を仕込んだのだから、半年ちょっとしてから、どんな味に
仕上がっているか?食べ比べてみたいよね、と。
ヤマキ醸造で味噌教室の講師を務める森田和彦さんからも、ぜひそういう場を企画したいとの
申し出がありました。
参加者はそれぞれが仕込んだ味噌を持ち寄って集まりました。


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この写真のふたつの味噌は、いずれも2月17日に手作り味噌教室にて仕込んだもの。
でも、この7ヶ月ちょっとの間、寝かせていた場所、容器等、いろいろな違いがあるのは
もちろん。そのため、色合い、風味も異なる様子。まさにそれぞれの「手前味噌」。


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参加者はそれぞれの味噌の味見をしながら、「こんなところに置いていました」「いつ頃こうしてみた」「次はこんな風にしてみようかしら」などと情報交換しました。


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森田さん(右)にも味を見ていただきました。
「みんなうまく仕込まれています。 容器から取り出した味噌は冷蔵庫に入れてください。
でも、全部を移さなくてもかまいません。さらに熟成させれば風味も変化して楽しめますよ。
例えば、涼しくなると活躍する菌もいて、乳酸、酸味が増すことで、塩味がまるくなる、とか」
とのこと。
なおその際、重石ははずしてかまいませんが、表面にラップはして空気には接しないように
することは必要です。


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この日は地元の料理研究家・大石陽子さんが昼食を用意してくださいました。
味噌も、そのままではなく、ネギや胡麻やキノコ類などを下ごしらえしたうえで混ぜると、
それぞれ風味のある混ぜ味噌になります。この日も3種類用意してくださり、
温野菜やおにぎりに乗せて味わいました。


無事、味噌の同窓会が終了した後は、ヤマキさんが企画実行している「畑の樂校」の現場を
見学しました。

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この日はサツマイモの試し掘り。味噌の同窓会に連れて来られた子どもたちも、興味津々。
「畑の樂校」に通っている子たちはさすがに手慣れていて、積極的に土や植物に触れている
のを、ちょっと後ろから見守っている感じでした。

ヤマキさん、また来年の味噌作り教室、よろしくお願いいたします。
奥の深い発酵食品の世界を、まずは手前味噌作りから、みんなで味わってまいりましょう。

                                            (交流局担当事務局)











2013年9月28日

9/7に「鶏肉の飼料について学ぼう!」おこないました

まほろばライブファームの伊藤幸蔵さんを講師に招いて、肉鶏生産の国産飼料やアニマルウェルフェア、こだわりについてお話をうかがいました。

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最初は、大地を守る会の勉強会のために、ブラジルから帰国したばかりのオルター・トレード・ジャパンの印鑰(いんやく)智哉さんから遺伝子組み換えの状況をご報告いただきました。
ブラジルの遺伝子組み換え大豆は、1998年には消費者運動により一旦は栽培禁止を勝ち取るも、
2005年には栽培が認可されてしまいました。

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その後、農薬体制があるGM大豆の栽培面積が急増し、あわせて、農薬の空中散布がひろがりました。
そして、ガンや白血病、先天性の欠損症、流産などの健康被害をもたらしています。
さらに、農薬耐性を身につけたスーパー雑草の出現により、第2世代の遺伝子組み換え大豆が2014年からはじまります。これは、農薬耐性にくわえてBtという殺虫効果を組み込んだ大豆です。これは、この大豆や歯や茎を食べると害虫が死んでしまうという特性を持ったものです。餌や食料として食べるのも、近隣への健康被害にも大きな影響を与えそうです。
今、ブラジルでは「ブラジル非遺伝子組み換え穀物生産者組合(Abrange)」が結成され、非遺伝子組み換えの大豆栽培に取組んでいます。
彼らは、「まだまだ私たちには充分な非遺伝子組み換え大豆の供給力がある」と言っています。豆腐や納豆、そして、畜産飼料として大豆とは切っても切れない日本の食生活。このような海外の生産者とも連携を強めていきたいと思います。

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伊藤幸蔵さんからは、世界の遺伝子組み換え作物の作付状況の説明がありました。なんと、大豆では全世界の81%が遺伝子組み換え大豆になっています。養鶏で大きく依存しているアメリカのトウモロコシも88%が遺伝子組み換えです。

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そこで、米沢郷グループでは、地域で連携して、飼料米の作付を拡大してきました。大地を守る会も構成メンバーとなっている「置賜畜飼料米生産利用協議会」では、2008年5haだった飼料米の作付を72haまで拡大してきました。
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米沢郷グループ全体では、年々飼料米の配合比を高め、約7%が地域で生産したお米を活用しています。
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大地を守る会で販売している「「コメから育てたTHAT'S国産鶏」は、その中でも最も先進的な取り組みで、飼料米を約60%、それ以外の餌もしょうゆ粕、鮭の食べられないところなどを有効利用して、99%が国産飼料で育てられたものです。トウモロコシを主体として育てた鶏肉と食べ比べると、さわやかな甘みが感じられます。まだ、年間で販売するまでは数量がありませんが、継続して応援していきたいと思います。
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米沢郷では、アニマルウェルフェアを意識した飼い方を心がけており、一般では坪あたり55~60羽が飼われているところ、37~45羽としっかり羽を広げて運動できるスペースを確保し、健康に育てています。
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もちろん、健康に育てることで抗生物質を使用することなく育てています。しかし、日本全体をみると786トンもの動物医薬品が販売され、うち、肉養鶏では年間61トンが使用されています。

参加された会員の方も、ニワトリの飼い方、薬、餌の問題と普段では聞くことのできない、養鶏の実際に驚き、まほろばライブファームの取組みにあらためて感心されていました。
これからも、食べることで応援していきたいものです。




2013年9月27日

ヘナ入門講座を開催しました

9月20日(金)ヘナ入門講座を大地を守る会・六本木会議室で開催しました。


この講座は定員を大幅に上回る方々からのご応募をいただき、
急遽、予定していた午前講座のほかに、午後講座も開催しました。


こちらでは、午前の講座についてご報告します。


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こちらが講座のようす。
講師はナイアードの並木さんです。

「ヘナ」はヘアカラーとしてすっかりお馴染になった感がありますが、
なかでも、今回、ご紹介させていただく、ナイアードのヘナシリーズは、植物100%。
植物ならではのやさしさで、髪や地肌をいたわりながら、白髪を艶やかに染め上げます。



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ナイアードのヘナシリーズには、「ヘナ100%」(左)「ヘナ10種のハーブ入」(中)「ヘナ木藍入」(右)の
3種類があります。
染め上がりは、「ヘナ100%」「ヘナ10種のハーブ入」はオレンジ系、
「ヘナ木藍入」は黒茶系に白髪が染まります。
ちなみに黒髪の色はほとんど変わりませんので、ご注意くださいね。

白髪を染めるほかに、白髪・黒髪関わらず、
ヘナやハーブのトリートメント効果で、髪をすこやかに保ちます。


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こちらが原産国インドで栽培されるヘナの葉です。

ナイアードのヘナは、ヘナの一大産地である、
インド北西部のラジャスターン州のものを使用しています。



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乾燥や暑さに強いヘナですが、作柄は毎年微妙に変化します。
安定した品質のヘナをお届けするために、必ず染料やハーブについて
知り尽くした現地スタッフが畑の作柄を確認します。
栽培の時点からこだわりが感じられます。

鎌で刈り取ったヘナを天日乾燥、粉砕し、粉末にされたものが日本に届き、
日本で改めて、品質管理が行われます。



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講座では、実際に大地を守る会のスタッフ(写真右)が「ヘナ木藍入」で染めを体験しました。

パウダー状のヘナに、45℃のお湯を入れ、マヨネーズのようなペーストを作ります。
スタッフにヘナの施術をしてくださるのは、ナイアードの小椋さん(写真左)。


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あらかじめ、洗髪して、濡らした状態の髪に少しづつヘナのペーストをつけてゆきます。
ポイントは地肌にもたっぷりとペーストを塗り、地肌をマッサージするように塗りつけること。
そうすることで、染まりにくい髪の根元にもしっかりとヘナの色が入るのです。


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全体にペーストを塗り込んだあとは、タオルを巻き、ドライヤーで温風をあてます。
「ヘナ木藍入」の木藍は、空気にあてることで、染まりがよくなります。
そのため、髪の上にじかに乾いたタオルをまきます。
ちなみに「ヘナ100%」「ヘナ10種のハーブ入」の場合は、乾燥を防ぐためのラップをまいて、
同じようにドライヤーで温風をあてます。


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ヘナは保温性を高めることで、より色が入ります。
ナイアードのオススメは保温性のあるトリートメントキャップです。
キャップをしたまま1時間置きます。

ヘナの施術については、商品に付属している説明書どおりに行えば、
ちゃんと染まりあがります。
こちらの説明書はイラスト、図解で詳細な説明がわかりやすい内容です。
ヘナ本体と合わせて、つくづく丁寧な商品です。


ここでお得情報の紹介です。
9月23日~27日配布(9月30日~10月4日注文)のナイアードの商品を
ご紹介するチラシでご紹介していますが、
今回ヘナの「徳用サイズ」をご注文いただくと、
上の写真にあるのトリートメントキャップが特別に付きますので、
どうぞ、お見逃しなく!!




それでは、染める前と、染めた直後、染めて2~3日後の髪の色の変化を見てゆきます。

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こちらは施術まえのスタッフの髪です。
ヘナ木藍入りを使い、白髪に色が入ります。




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白髪に色が入った施術後すぐの画像。髪の色が緑かかってみえますね。
不思議なことに、「ヘナ+木藍」は施術後すぐに発色が始まり、2~3日をかけて、
落ち着いた黒茶系の色に変ってゆくのです。




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こちらが3日後の髪の色。
藍の成分が空気に反応して、だんだんと黒茶系に変化し、落ち着きました。




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ナチュラルな染まりあがりにスタッフも気に入ったようす。

スタッフの雰囲気もすっかり若返り、周囲からも好評です。



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講座では、ヘナの他に、ナイアードのスキンケア商品
(ガスール、朝摘みばら水、アルガンクリーム)を使った
スキンケアも楽しみました。

こちらも9月23日~27日配布のナイアードの商品をご紹介するチラシでご紹介しています。

これからの季節に活躍するアイテムばかり。魅力いっぱいのラインナップです。
どうぞ、ご利用ください。







だいちサロン34回目 煎茶の飲み比べ

日時:2013年9月19日(木)
場所:中原市民館 第5会議室(神奈川県川崎市)
主催:だいちサークル・サロン部 
参加人数:15名

毎月あちこちで開催される「だいちサロン」ですが、今回は「煎茶の飲み比べ」という企画で
開かれました。

今回選ばれたお茶は以下のとおり。
写真左から「樽井さんの特上煎茶」「松田さんの煎茶」「いりえ茶園の八女茶」「北村製茶の農家の
有機緑茶」「有機屋久島茶」

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2回お茶をいれたのですが、最初はそれぞれ4gずつを急須に入れ、80℃のお湯、蒸らし時間30秒。
2回目は6gで40秒。わずかな違いですが、この差でも色あいや味に、確かに差が出ました。
そして、5種類のお茶はどれがどこのかはわからないようにして、参加者は試飲しました。

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湯呑は数も多く必要なので、今回は紙コップで間に合わせました。

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写真ではわかりづらいですが、色合いはけっこう違いが出ました。
また、こんなやり方でも。

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この日参加した加工食品担当の職員ですが、茶葉を手にとってそのまま食べてみています。
香りもそうですが、味もやっぱり違うのですね。
産地(製造元)当ても行ったのですが、おひとりの方が5種類全部を当ててくださいました!

一通り飲み比べた後、みんなで感想を伝え合いました。
「一度にこのようにしてお茶を飲み比べたのは初めて。それぞれのお茶に個性があることも
わかりました」
「緑茶は日本で生産できるもの。コーヒーはそうではない。もっと大切にしていきたい」
「最近では急須も使わない家庭も増えているとか? 残念な限り」

なお、実はこの日サプライズ(?!)があって、静岡県浜松市から、
なんと、お茶の生産者、樽井さんご一家も会場にいらっしゃいました。

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樽井さんとは大地を守る会の本当に最初の頃からのおつきあい。毎年東京集会には必ずいらっ
しゃってくださり、お茶をいれていただいております。
この日も、お茶畑の様子や製茶の行程などについてお話いただきました。
日本農産株式会社の社長を務められる樽井隆之さん(写真右端)からも、
「今日のような飲み比べで産地を当てるのはとても難しいですね。でも、お茶は、産地、
品種、蒸し方、見た目、いろんな条件で味が違ってきます。これからもぜひ飲んでください」
とのメッセージをいただきました。ありがとうございました。

だいちサロン。毎回いろいろな企画も取り交ぜ、会員どうし、そして生産者の方々とも
しっかり交流が続いています。
                                        (だいちサークル担当事務局)




~未来につながる!~大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第6回

~未来につながる!~大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第6回

「福島と語ろう!~3.11を乗り越えて~」

未曽有の大震災と放射能災害という苦難に対して、

ひるむことなく立ち向かってきた福島県の3名の生産者を

お招きし、お話をうかがいました。

(8月31日(土)YMCAアジア青少年センター・国際ホールで開催。)

ゲスト:須賀川市・稲田稲作研究会 伊藤俊彦(いとう としひこ)さん、

二本松市・ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会 佐藤佐市(さとう さいち)さん、

いわき市・福島有機倶楽部 阿部拓(あべ ひらく)さん。

コーディネーターは、一貫して福島の生産者を支援し続けてきた

出版社「コモンズ」代表の、大江正章(おおえ ただあき)さん。


あの日から2年半近く。

何を思い、どう立ち向かってきたのか、

そしてどこまで辿りついてきたのか、

いま消費者に伝えたいことは...

思いのたけを語っていただきました。

私たちが"3.11を乗り越えて"前に進むためには、

生産と消費のつながりを取り戻す作業が欠かせません。

語り合い、希望を確かめる、そんな場になることを願って開催しました。


当日の講座の内容について、くわしくは、下記のサイトを御覧ください。

「大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第6回」(全ての内容の録画・録音)

/cp/renzokukouza2/

「大地を守る会のエビちゃん日記"あんしんはしんどい"」

(放射能連続講座の司会の戎谷徹也のブログです。)

9月の10日、12日付のブログに当日の報告が載っています。

/blog/ebichan/




2013年9月26日

~未来につながる!~大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第5回

~未来につながる!~大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第5回

『 "福島の今" から学ぶ ~原発 23㎞ での医療支援を通じて~ 』を

2013年7月25日、国立オリンピック記念青少年総合センターで、

血液内科医の坪倉正治(つぼくら・まさはる)さん

(東京大学医科学研究所研究員、南相馬市立総合病院非常勤医)を

講師にお招きし、福島の今を見つめ、

私たちに何が求められているのかを考えました。

 坪倉さんは2011年4月から福島での医療支援活動に入り、

今も週の半分は現地で医療・調査活動に従事され、

住民の内部被ばく検査や放射能に関する相談などに応じています。

震災と原発事故から2年経ち、福島の現状はどうなっているのか、

そこから学ぶべきことは何か、現場で苦悩されてきた医師の声に耳を傾けました。

坪倉正治さんは、東日本大震災発生以降、毎週月~水曜日は福島に出向き、

南相馬市立総合病院を拠点に医療支援に従事しています。

当日の講座の内容について、くわしくは、下記のサイトを御覧ください。

「大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第5回」

/cp/renzokukouza2/

「大地を守る会のエビちゃん日記"あんしんはしんどい"」

(放射能連続講座の司会の戎谷徹也のブログです。)

8月の7日、8日、10日、12日に当日の報告が載っています。

/blog/ebichan/2013/08/










とうふの食べ比べ~お気に入りを見つけよう

日時:2013年9月13日(金)
場所:中原市民館 料理室(神奈川県川崎市)
主催:だいちサークル・港北大地サークル
参加人数:17名

豆腐大好きなメンバーが集まりました。

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港北大地サークルでは昨年4月に「食パン」の食べ比べを実施しました。
今回は、以下の5種類の「豆腐」を選んでの試食会です。( )内は製造元。

神泉豆腐(豆庵)、大地を守る会の木綿豆腐(むつみ)、
一日一丁木綿豆腐(島田食品)、大地を守る会のミニ木綿豆腐(丸和食品)、
東北想い・宮城の大豆のもめん豆腐(おかべや)

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今回の試食方法は、どれがどの製造元の豆腐かはわからないようにしました。
でも、実際食してみると、甘さ、色あい、香り、硬さ・柔らかさ、けっこう違いがあります。
参加者は、5種類を食べ比べながら、気がついたことを記してみました。

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ひと段落したところで、「どれがお気に入り?」という問いに、
参加者には手をあげて答えていただきました。
やはり、甘みが多く適度な柔らかさのものが人気はありました。
製造元が明かされた後、感想を伝え合いながらの懇談となりました。
「味には違いがあること、あらためて感じました」
「ふだんは絹ごしを選んでいますが、木綿も思ったよりクリーミーですね」
「どれもおいしい。たまに外食で(豆腐を)食べると、やっぱりふだんの味との違いを痛感します」
「次はぜひ絹ごしで食べ比べしてみたい」
「(豆腐は)味噌汁にすることが多かったけれど、これを機にもっといろんな料理にも使ってみたい」
いろんな感想が聞けました。

港北大地サークルは、今後もこのような「食べ比べ」企画を検討していかれるようです。
なかなかできそうでできない企画です。
今後が楽しみですね。
                                        (だいちサークル担当事務局)










2013年9月20日

9/14(土)学校給食連続講座「食品表示について考える」開催

9/14(土)10:00~12:30、大地を守る会六本木会議室にて、

「牧下圭貴さんと学ぶ連続講座 ~10年後の子どもたちにできること~」

第6回「食品表示について考える」

を開催しました。

 

本来、子どもたちの健やかな成長を願って実施されるべき学校給食ですが

農薬や食品添加物、さらに遺伝子組み換え食品や放射線照射食品などが、
学校給食をとおして子どもたちに忍び寄っています。
 
また、TPP交渉参加後の食品表示の変更も気がかりです。
学校給食にどのような影響があるのか不安が広がっています
 
 
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今回の学習会でも参加者が熱心にメモをとる様子が見られました。

 

 

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今回の講師は、コーディネーターでもある牧下圭貴さん(学校給食ニュース編集責任者)

 

「食品表示制度」の現状と問題点が学校給食にどう関わっているかをわかりやすく解説していただきました。

 

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参加者からも活発に質問が投げかけられました。

 

★次回連続講座は、11月に行ないます。

テーマは「アレルギーと学校給食」(パート3)を予定しています。

 

★日程など詳細は決定し次第、『学校給食ニュース』HPなどにアップいたします。

http://gakkyu-news.net/jp/

 



2013年9月18日

原発事故被害者の救済を求める全国集会 in 福島

今週末福島で開かれる「支援法」に関する集会のご案内です。

原発事故被害者の救済を求める全国集会 in 福島
子ども・被災者支援法の幅広い適用と早期実施を
賠償の時効問題の抜本的な解決を

http://www.foejapan.org/energy/evt/130921.html
チラシ⇒ http://www.act48.jp/images/pdf/chirashi.pdf
--------------------------------------
日時2013年9月21日(土) 13:00~16:30
場所:福島県文化センター大ホール

(福島県福島市春日町5-54.)
※福島駅東口バス乗り場(9番)より市内循環バス(1・2コース)に乗車、
『文化センター入口』停留所下車。徒歩5分

プログラム(予定)
13:00 開演
集会実行委員会代表挨拶
佐藤和良(いわき市議会議員・原発事故子ども・被災者支援法推進自治体議員連盟共同代表)
呼びかけ人からの挨拶  小池達哉(福島県弁護士会会長)

野々山理恵子(パルシステム東京理事長)
問題提起1 「支援法の現状」 福田健治(弁護士、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク)
問題提起2 「時効問題の現状」 的場美友紀(日本弁護士連合会・弁護士)
問題提起3 「求められる健康管理体制の確立」 木田光一 (福島県医師会副会長)
被災当事者スピーチ: 千葉由美さん(いわきの初期被曝を追及するママの会共同代表)
宇野朗子さん(福島市から京都に避難)
長谷川 克己さん(郡山市から静岡に避難)
太田 茂樹さん(子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク代表)
高野 光二さん(南相馬市小高区から原町区に避難) ほか
前半のまとめ  栗田暢之(NPO法人レスキューストックヤード代表理事)

14:30 <休憩> 亀山ののこさん写真スライドショー
ライブ(清野智之さん)

15:00 来賓挨拶と決意表明 国会議員ほか
15:25 復興庁からの基本方針案の説明
15:30 論点整理 海渡雄一(弁護士・日弁連災害本部副本部長)
15:40 行動提案
1.全国500万人署名運動 篠原恭子(原発事故子ども・被災者支援法宮城フォーラム実行委員会)
2.当事者団体の全国的連携 中手聖一(原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人)
3.自治体からの発信 蛇石郁子(郡山市市議会議員)
4.関東での取り組み 阿部治正(放射能からこどもを守ろう関東ネット)
5.子ども・被災者支援法を活かしていこう 満田夏花(FoE Japan理事)
16:20 閉会
司会:福嶋あずささん(いわき市議会議員)

※会場敷地周辺の放射線量は2013年8月13日計測で0.13~0.73μSv/hでした。
防護策を念頭にご参集お願いいたします。

◆入場無料・申込み不要

◆主催:原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会

◆連絡先
国際協力NGOセンター(JANIC)福島事務所内
福島県福島市栄町6-5 南條ビルA-3F
TEL : 024-573 -1470 FAX : 024-573 -1471

早稲田リーガルコモンズ 法律事務所
東京都千代田区九段北1-4-5 北の丸グラスゲート5階
TEL : 03 - 6261-2880 
FAX : 03 - 6261-2881

国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-22-203
TEL : 03 - 6907-7217 
FAX : 03 - 6907-7219



2013年9月17日

9/8(日)「ふるさと回帰フェア2013」が開催されました。

9/8(日)「ふるさと回帰フェア2013」が早稲田大学を会場に開催されました。

 

主催は、大地を守る会も事務局構成団体となっている、

認定NPO法人ふるさと回帰支援センター。

 

「田舎暮らし最初の一歩 最後の一歩」のキャッチコピーどおり、

「田舎暮らしに興味があるけど、何からはじめればいいのかわからない」

という人から、

「仕事、住むところなどいろいろ具体的に調べたけど、最後の最後、何となく不安」

という人まで、多くの来場者でにぎわいました。

 

2013furusato-soudan.JPG「ふるさと暮らし自治体相談コーナー」には、北海道から九州まで多くの自治体が出展。

多くの来場者が相談に訪れました。

 

「田舎暮らしトークセッション」も2つ開催。

  

「地域の未来をつくる働き方」では、

日本仕事百貨店の中村健太さんをコーディネーターにパネルディスカッションを行ないました。

  

また、

「農的ライフを始めよう」では、

NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事の宮治勇輔さんにコーディネーターを務めていただきました。

 

 その他、「ニッポン全国ふるさと市場」では、全国各地の農産物、地元の特産品などを販売。

「ゆるキャラショー」や「野良着ファッションショー」も開催されました。

 

2013furusato-ichiretsu.JPG 「野良着ファッションショー」の様子

 

審査員としてアッキーこと安倍昭恵首相夫人もかけつけてくださいました。

2013furusato-kinen.JPG 

一時雨も降ったりしましたが、多くの方にご来場いただきました。

会場に足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました。

 

田舎暮らしにご興味のある方、「田舎暮らし入門講座」のご案内です。

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★☆★ 「田舎暮らしノウハウ講座入門編 ~田舎暮らしへの第一歩~」 ★☆★

 

来たる10/5(土)10:30~、ふるさと回帰支援センター(東京交通会館)にて

「田舎暮らしノウハウ講座入門編 ~田舎暮らしへの第一歩~」を開催いたします。

 

田舎暮らしに興味はあるけれど、どんな地域がオススメ?

田舎暮らしってどれくらいお金が掛かるの?

住まいや仕事はどうやって見つけるの?


農的な暮らしや自然の中で暮らしたいと憧れている方やちょっと興味がある方に、

田舎暮らしをするには、どんなステップで準備を進めていけばいいのか、

地域を選ぶコツや地域に溶け込むためのポイントなどを、

先輩移住者の失敗・成功の体験事例を踏まえてご紹介します。

夢を夢で終わらせない、最初の一歩を踏み出してみませんか?

田舎暮らしの専門相談センターのふるさと回帰支援センターの相談員が

田舎暮らしを始めるコツをお伝えします。

◇開催日時 2013年10月5日(土) 10:30~12:00
◇会  場   NPO法人ふるさと回帰支援センター
                  (千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階)
◇講  師   ふるさと回帰支援センター田舎暮らし相談員 嵩和雄・星久美子
◇参 加 費  無料
◇定  員    30名
◇受付締切  9月20日(金)
◇お問合せ CSR推進部(牛島)
◇共催 NPO法人ふるさと回帰支援センター
 ※大地を守る会は、NPO法人ふるさと回帰支援センターの事務局構成団体です。

 

 

 

 



2013年9月10日

【緊急署名】子ども・被災者支援法の基本方針案の見直しを!

【緊急署名】
子ども・被災者支援法の基本方針案の見直しを!
各地で公聴会を!被災当事者との協議会を!
(締切:9/11午前9時)

オンライン署名はこちらから

[署名締切] 9月11日(水) 午前9時


【子ども・被災者支援法の基本方針案(復興庁)の問題点】

8 月30 日日、復興庁は、
「原発事故子ども・被災者生活支援法」実施のための基本方針を発表しました。
9月13日までパブリック・コメント(一般からの意見聴取)に付しています。

しかし、基本方針案には、切実な状況に置かれている被災者の声や、
苦労しながら被災者支援を継続している民間団体や市民の声が一切反映されていません。
また、たった2週間のパブリック・コメント期間はあまりに短すぎ、形式的です。

発表された基本方針案の内容には多くの問題があります。
「支援対象地域」は狭すぎる上、これに対応した具体的施策はなく、意味がありません。
準支援対象地域」は既存の政策の適用地域を呼び換えただけです。

もり込まれている施策のほとんどが、今年3月に復興庁が公表した
被災者支援パッケージと同様、既存の施策の寄せ集めになっています。
健康分野では、放射線に関する「安心キャンペーン」ともとれる施策が並び、
市民が切実に求めていた、幅広い疾病の可能性に対応した検診の拡充は含まれていません。

「放射性物質が広く拡散していること、
当該放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について
科学的に十分に解明されていないこと」を踏まえ、
被災者一人ひとりが、居住・避難・帰還のいずれを選択した場合においても、
選択を自らの意思によって行うことができるよう保障するという
原発事故子ども・被災者支援法の目的や理念は無視されています。

各地での公聴会を踏まえ、基本方針を抜本的に見直すことが重要です。
見直しの際には、被災当事者・支援者も含む協議会を設置し、議論を行うことが必要です。


被災当事者の声をきちんときいた上で基本方針案を見直し、
パブリック・コメントをかけなおすことを求める緊急署名にご協力をお願いします。

オンライン署名はこちらから  [署名締切]9月11日(水) 午前9時
http://goo.gl/G3vkm5


<要請項目>

1. 支援法の基本方針案について、全国各地(※)で公聴会を開催してください。

2. 得られた意見をもとに基本方針案の抜本的な見直しを行ってください。

3. 基本方針案の見直しの際には、被災当事者・支援者との協議会の設置をしてください。

4. 新たな基本方針案を、改めてパブリック・コメントにかけてください。
  パブリック・コメント期間は少なくとも2か月は設けてください。


※福島県内外、ホットスポットがある近隣県、避難先である京都・山形・新潟・札幌など


【問合せ】 FoE Japan 満田 (携帯:090-6142-1807)


◎関連情報

被災者の声をききとった上で、基本方針案を策定しなおし、再度パブコメにかけるべき!
―「子ども・被災者支援法」基本方針案のパブリック・コメントの提出はこちらから
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=295130830&Mode=0


基本方針案のダウンロードはこちらから
http://www.reconstruction.go.jp/topics/m13/08/20130830101245.html


      「原発被害者の救済を求める全国運動」に、みなさまのご支援をお待ちしています
      ※郵便局から 
      【郵便振替口】10140-78579781
      【口座名義】原発被害者救済全国運動

      ※他の銀行から
      【銀行名】ゆうちょ銀行
      【店名】〇一八(ゼロイチハチ)(店番号:018)
      【口座番号】普通預金 7857978
      【口座名義】原発被害者救済全国運動



2013 年8 月26 日

「原発事故被害者の救済を求める全国運動」趣意書

東京電力福島第一原発事故は、事故発生以来2 年4 ヶ月が経過しても、
収束の見通しさえたっていません。
被害者は、いまなお、射能汚染と被ばくの脅威にさらされており、
把握されているだけでも約15 万人の人々がふるさとを追われ、
家族や地域共同体が分断されたまま、避難生活を強いられています。

昨年6 月に、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支え
るための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」(以下、「支援法」)が、
国会史上はじめて、全会派共同提案・全会一致で成立しました。

この法律は、放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について
科学的に十分に解明されていないことを法律に明記し、被ばくを可能な限り
避けながら被災地に住み続けることも、避難を選択することも、避難先から帰還を選択することも、
いずれも自己決定として尊重することとし、そのために必要な支援を実施しようとする法律であり、
さまざまな立場の被害者が分断を乗り越えて前に進む契機となりうる画期的な法律でした。

しかし、支援法の成立から1年が経ったいまも、この支援法が実施されていません。
それどころか、復興庁参事官のツイッターへの不適切投稿が明らかにしたことは、
政府・復興庁が基本方針の策定や具体的施策の実現を引き延ばしているという実態でした。
これは、いまなお苦境にあえぐ被害者への許されざる背信行為であると言わざるを得ません。
国民の代表である立法府が作った法律が、行政によって無視されたままで良いのでしょうか。

いまひとつ、被災者を深刻に追いつめるのが、
被害の損害賠償を請求する権利が時効によって消滅してしまうのではないかという問題です。
東京電力は、請求書やダイレクトメールを受け取っている人は大丈夫だと説明していますが、
すべての賠償を確約しているわけではなく、不十分です。 

また、裏を返せば、多くの自主避難者のように東京電力から請求書やダイレクトメールを
受け取っていない被害者は、来年3月以降、消滅時効によって、
裁判所に訴える機会さえ奪われることになりかねません。
これは、加害者である東京電力が、被害者を選別し、分断しているということにほかなりません。

加害者の側が、被害者として賠償をすべき相手を選べるというのは、
あまりにおかしいのではないのしょうか。
なぜ加害者の情けにすがって賠償を求めなければならないのでしょうか。 

この問題をこのまま放置すれば、いま現在の健康や生活の問題への対応どころか、
すでに生じた損害の賠償すらなされないままになってしまいます。
原発事故の被害者は、このまま泣き寝入りを強いられるのでしょうか。

こうした現状を打開するため、被害者が従来の垣根を越えて幅広く団結し、
被害者の窮状を全国に訴えるとともに、被害者支援の全国的な世論をつくりだし、
政府と国会を動かさなければなりません。

いま、私たちは呼びかけます。

支援法の早期策定と具体的施策、および原発被害の賠償請求の時効問題を
抜本的に解決するための特別立法の実現を求め、原発事故被害者の権利を
確立するための大きな運動を一緒に起こしましょう。

この運動は、原発事故の過酷な現実に苦しむ被害者に寄り添い、
支援法の一日でも早い実施と内容の充実、そして時効問題の解決を実現するために、
ひとり一人の市民が、ともにつながっていく運動です。

私たちはそのために、政府と国会に対する全国請願署名を行います。
また、来る9月21日に、福島にて全国集会を開催するのをはじめとして、
全国各地で集会や学習会を行い、広くこの問題を呼びかけていきたいと思います。

福島県内はもとより、全国、各界各層のみなさまのご協力を賜りますようお願い申し上げます。

原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会

共同代表(五十音順)
宇野朗子福島から福岡京都に避難
小池達哉福島県弁護士会会長
佐藤和良いわき市議会議員・原発事故子ども・被災者支援法推進自治体議員連盟共同代表

呼びかけ人(五十音順)
伊藤恵美子 子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
海老原夕美 日本弁護士連合会副会長
大内雄太 福島市議会議員
落合恵子 作家
宇野朗子 福島から京都に避難
鎌田慧 ルポライター
亀山ののこ 写真家
河﨑健一郎 福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク共同代表
木田光一 福島県医師会副会長
栗田暢之 レスキューストックヤード代表理事
小池達哉 福島県弁護士会会長
佐藤和良 いわき市議会議員・原発事故子ども・被災者支援法推進自治体議員連盟共同代表
佐藤健太 飯館村村民
高野光二 福島県議会議員
中手聖一 原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人
長谷川克己 福島から静岡に避難
藤田和芳 株式会社大地を守る会代表取締役
増田薫 放射能からこどもを守ろう関東ネット代表
丸山輝久 原発被災者弁護団弁護団長
満田夏花 国際環境NGO FoE Japan 理事
武藤類子 福島原発告訴団団長
山澤征 南相馬市小高区行政区長連合会会長
山本伸司 パルシステム生活協同組合連合会理事長
湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長

連絡先:
(福島)福島県いわき市平梅本21 いわき市議会創世会佐藤和良
TEL:0246-22-1111(代表)内線4132
FAX:0246-25-8380
(東京)東京都豊島区池袋3-30-22-203 国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
TEL: 03-6907-7217 FAX: 03-6907-7219

<原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会構成団体>
原発事故子ども・被災者支援法市民会議
FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
生活協同組合パルシステム連合会
グリーンピース・ジャパン
福島原発事故緊急会議
ピースボート
福島原発震災情報連絡センター
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
福島原発30キロ圏ひとの会
原発被災者弁護団
富士の麓のうつくし村
福島老朽原発を考える会
会津放射能情報センター
福島避難者こども健康相談会
ハイロアクション福島
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
大地を守る会

<賛同団体>
原発事故子ども・被災者支援法ネットワーク、那須野が原の放射能汚染を考える住民の会、
有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク、女たちの広場、
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島ネット)、緑ふくしま、
NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館、有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク、
子どもたちを放射能から守る伊那谷ネットワーク、NPO法人ポラン広場東京、
放射能からこどもを守ろう関東ネット
※ 今後のスケジュール
2013年
8月26日キックオフ記者会見

請願署名開始

9月21日原発事故被害者の救済を求める全国集会in 福島

10月12日原発事故子ども・被災者支援法宮城フォーラム
(主催:原発事故子ども・被災者支援法宮城フォーラム実行委員会)

9~11月全国各地の学習会、集会などと連携・協力

10月31日請願署名第一次集約日

10月中旬請願署名第一次提出

11月30日請願署名第二次集約日

11月中旬請願署名第二次提出

※みなさまのご寄付が、「原発事故被害者の救済を求める全国運動」を支えます。ぜひご協力を!
【銀行名】ゆうちょ銀行
【口座名義】原発被害者救済全国運動(ゲンパツヒガイシャキュウサイゼンコクウンドウ)
【店名】〇一八(ゼロイチハチ)【店番号】018【預金種目】普通預金
【口座番号】7857978


2013年9月 9日

9.14さようなら原発大集会in亀戸

さようなら原発1000万人アクションのお知らせです。

9月14日(土)

再稼働反対!

(東京・亀戸中央公園)

さようなら原発1000万人アクションでは、9月の連続行動として、
1日には小出裕章さんらを迎えて講演会を開催しました。

14日には都心を離れた初めての試みとして、
亀戸中央公園を会場に、再稼働反対の大集会を呼びかけます。

日時:9月14日(土)11:00~

場所:亀戸中央公園

(東武亀戸線「亀戸水神駅」2分、JR「亀戸駅」「平井駅」15分)

☆プログラム
11:00~ ブース等出店開始
13:00~ 第一部集会(スピーチ、リレートークなど)
13:30~ オープニングライブ「光風 & Green Massive」

14:00~ 第二部集会(呼びかけ人、賛同人、福島から、再稼働現地から)
15:00  閉会
15:15~ パレード出発 ※2コースを検討。錦糸町方面と浅草方面。
パレード出し音楽:河村博司(ギター)with磯部舞子(バイオリン)、日本音楽協議会




2013年9月 8日

第31回 久慈市山形べこツアー報告(2日目&3日目)

2013年7月13日(土)~15日(日)に開催された「久慈市べこツアー」の2日目と3日目の報告を以下(少々間が空いてしまったこともありますが、写真を中心に簡潔に記します)。

7月14日(日) 2日目
この日は、久慈市の海岸部へ。山形町での宿舎(平庭山荘)からバスで玉の脇漁港へ。そこからは船に。

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船上からの風景。この写真ではわからないが、海から山に向かって冷たい風が吹いている様子が雲の流れ等から明らかだった。いわゆる「やませ」である。
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船は小袖漁港へ到着。テレビドラマ「あまちゃん」で一躍有名になった所。今回のべこツアーで海岸部を訪ねるかどうかは検討対象となったが、久慈市ということ、この機会に「震災・津波」の被害を受けた現場を訪ねて、復興の様子をじかに見ることの意味をこめての選択となった。もちろん、道路や沿岸部が、安全に行き来でき、漁業も復活しつつある段階にはなっていたことも当然ある。
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このような記念碑も。
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「あまちゃん」にちなんでの観光案内とともに避難マップも掲示されていた。この掲示板のすぐ後ろは震災・津波のときは大きく被害を受けた。
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小袖漁港から再度玉の脇漁港にバスで戻り、ウニの殻むき体験。なお、2010年のツアーでもここは訪問しているが、建屋はもちろん津波の被害で全損してしまったものを再建した。
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自分でむいたウニをたっぷりいただく。
なお、ここでは漁業関係者から、震災・津波のときの様子をじかにお聞きした。あれから2年と4カ月。なんとかこうして漁業を再開できるようにまではなったが、まだまだ復興の途中である。
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バスで山形町の内間木(うちまぎ)地区へ戻る。ここでは、プログラムをいくつかに分けて、子どもたちもいっしょにたっぷり山での遊びを体験。大人は土地の方々ともゆったり交流。
魚つかみの様子。
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大人も夢中。
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ツリーイング。ロープを使って、安全に木登り。こうしたプログラムはこのツアーのためだけではなく、現地ではいろんな地域からも参加者を募って実施している。木に接し、林業の一端を垣間見る、そして山で楽しめる遊びとして、とても有効な機会となっている。今年はやらなかったが、シャワークライミング(ちゃんとした装備をしての沢くだり)やカヌー&カヤックなども、可能な環境。
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木工体験。道具はそろっているので、指導を受けながら工作。
写真にはないが、洞窟体験もできた。いずれのプログラムも、現地の専門の方々がインストラクターとして、ていねいに導いてくださった。
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なお、2日目の晩は、参加者は各家族ごと、グループごとに分かれ、生産者をはじめとする山形町の皆さんのお宅に民泊させていただいた。これもべこツアーの最大の特徴。




7月15日(月) 3日目(最終日)
バッタリー村訪問。これは「木藤古(きとうご)集落」の別名。バッタリーとは、昔から山形町に伝わる精穀・製粉のためのきねの役割をする木製機械で、沢のわずかな水力を巧みに利用する。木藤古集落には、様々な施設が開設されている。
写真、帽子をかぶって白いシャツが木藤古村長。
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木の皮をはいで何かを作ろう、という木工体験。女の子がかぶっている帽子は既に作られていたものだが、村長から「この帽子をかぶったら村民だ!」と言われて、みんな交替にかぶってみた。
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豆腐作りも体験。
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やぎとも触れあう。
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バッタリー村憲章。今回とても紹介しきれないが、こうしたコンセプトのもと、炭焼き体験窯・ふるさと荘(囲炉裏や石臼あり)・ふれあい結いの森・等々、さまざまな施設・試みがなされており、べこツアーのみならずいろんな人々が訪ねに来る場となっている。以前訪ねたときは、岩手大学の学生が研究対象として調査にも入っていたりしたことも。バッタリー村は、都市農村交流の事例として、実にユニークな活動を展開していると言える。
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昼食にいただいたべこ汁。豆腐は作ったばかりのもの。
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「生き生き創作館」と呼ばれている茅葺の家の前で集合写真。
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いよいよお別れ。短くんも見送ってくれた。また来年!
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今年のべこツアーは3日間、好天にも恵まれ、事故もなく無事開催できた。生産者の皆様をはじめとし、山形町のいろんな方々のおもてなしがあってこそのこのツアー。加えて、久慈市沿岸部の皆様とも今回は接することができ、多くの感動を得た内容となった。なにしろ31回も、毎年休むことなく続いているというだけでも特筆に値する。来年もまた交流を深め、新たなる出会いとなるよう、ツアーは続く。
                                         (報告:交流局 担当事務局)






「夏休み!自由研究講座。むかしの野菜と今の野菜」イベントレポート

 8月31日の「831の日(野菜の日)」に合わせて、むかしの野菜(在来品種)と今の野菜(一般品種)の
違いを親子で学べるイベントを8月25日に勝どき駅近くの「グロースリンクかちどき」で開催しました。

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 「日本むかし野菜」について親子で学びました!

 8月31日は「8(や)3(さ)1(い)」の語呂合わせから、野菜の日とされています。
今回のイベントでは、大地を守る会でも「日本むかし野菜」シリーズの販売でお馴染の在来品種の
野菜について説明をし、実際に25種類の在来品種の野菜を並べ、お子さんに触れてもらいました。
お子さんには、白紙の日本地図に在来品種の絵や説明を書いてもらい理解を深めてもらい、
最後には一般の野菜と在来品種の野菜の食べ比べも実施しました。

DSCN0520.JPG

参加したお子さんからは、
 「前から知りたかった昔の野菜のことが知られて、楽しかった」
 「野菜が好きだから参加した」という声もあれば、
 「夏休みの自由研究が終わるから参加した」という素直な声も。

また、お父さんお母さんからは、
 「在来野菜だけで数種類を食べ比べしたキュウリやナスが、実際に見たり食べたりでき違いがよくわかった」
 と好評でした。



2013年9月 4日

鶏たちはどんなふうに育てられているの?

大地を守る会の鶏肉について学ぶ集まりです。

鶏肉として育てられる鶏たちは、どのようにして育てられているのか。
その秘訣を、大地を守る会の鶏肉の生産者、山形県高畠町の
「まほろばライブファーム」代表の伊藤幸蔵さんにお話ししていただきます。

子どもも大好きな鶏の唐揚げは何で作られているのか? 
飼料米への挑戦

【一般参加可】 鶏肉の飼料について学ぼう!

2013年9月7日(土)13:30 -16:30

千代田区立日比谷図書文化館 地下1階 コンベンションホール
(千代田区日比谷公園1-4)
http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

子どもから大人までが大好きな鶏の唐揚げ。
加工品の原料肉は、ブラジルなど海外から安く仕入れた輸入品が
ほとんどを占めています。

しかし、その鶏はどんな飼料を食べて育てられているのでしょうか?
抗生物質などの心配はないのでしょうか?

今回は、大地を守る会の鶏肉でおなじみ、
まほろばライブファーム代表・伊藤幸蔵さんをお招きして、
海外事情も含めた鶏肉生産についてのお話を伺います。

そして、遺伝子組み換えトウモロコシの問題を地域の力で解決しようという、
地域で栽培した飼料米で育てる鶏「THAT'S国産鶏肉」の取り組みについても
お話していただきます。
/info/event/2013/0701_4326.html


まだ座席に余裕がございます。
事前のお申し込みがなくても
当日のご参加が可能です。

大地を守る会の会員の皆様へ
現在の鶏肉の実情を知る良い機会になると思います。
どうぞお友達をお誘いして奮ってご参加ください。

一般の方のご参加も可能です。
どうぞこの機会に鶏肉の実情を学びにお越しください。

どうぞよろしくお願いいたします。


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2013年9月 3日

NEWS 大地を守る2013年9月号 有機農業から世界を変える!

中国で始まった若者たちの挑戦

有機農業から世界を変える!

天津市に開校した農民学院に集まった学生8名。大学で農業を学んだ者、別の分野で働いていた者とそれぞれ異なるが、有機農業で自立したい、安全な食べものを作り社会に貢献したいという気持ちに変わりはありません。紋切り型の報道からは見えてこない新しい世代が育ちつつあります。

現在、中国では都市と農村部の経済格差が進行するとともに、ほとんどの消費者が「食の安全、安心」について不安を感じているといいます。株式会社大地を守る会は、中国農村部の貧困問題に取り組むNGO「北京富フー平ピン学校」と提携して、北京で安全な食べものの宅配事業を立ち上げました。中国に、安全で信頼できる農業を広げることは、食の問題や農業、環境の問題を解決する一助になり得るだろうと、協力を決定しました。
(広報国際課 豊島洋)

中国が変われば世界が変わる

 中国は世界の人口の5分の1を抱える大国。この国の農業政策、環境政策が世界に与える影響は大きなものです。食べものの問題は生存の問題であり、奪い合えば対立がおきます。食料を自給できる国は、安易に他国から輸入しようとしないで自給する道を選択してほしい。日本では残念ながらそのことができていません。

 私たちの活動は、日本でも自給しようとすれば自給できるというモデルを作り、それを社会に示すことでした。食料を自給するためには、持続可能な生産方法、農民の地位の向上、消費者からの支持獲得などクリアしなければならない問題がたくさんあります。その活動を続けてきた私たちの35年以上の経験を中国に伝えることは意味のあることであろう、というのが今回の提携の理由です。中国が変われば世界が変わると考えたからです。

      2:                 1:

1:大地を守る会の藤田和芳社長の著書「ダイコン一本からの革命」中国語版が出版され、北京で記念講演が
   行われました。一般の消費者はもちろん有機農業関係者も多く集まり、意見交換が活発に行われました。
2:中国では食の問題は大きな関心事。現地の新聞に取り上げられるなど、大地を守る会の活動は注目されて
   います。

2:    1: 

1上: ハウス外観。日本のハウスと比べると巨大。内部の耕作面積は約10アール(1,000平方メートル)
       あります。無加温でも暖かいエコロジカルな施設です。30 棟借りているので、すべて稼働すれば相当量の
      作物が採れますが、土づくりがまず最初。
1下:ハウス入口(内側)は、塹壕(ざんごう)のようです。ハウスの片側はレンガや土を積み上げて壁となり、
      鉄のパイプを反対側に渡してビニールを張るかまぼこ型。立っているのは大地を守る会生産者のもとで研修を
      積んだ陳さん。技術指導を行っています。
2: 宅配物を受け取る場合、注文品が間違っていないか、傷みはないかをその場で、消費者と配送スタッフが
     お互いに確認します。留め置きは基本的にしません。


             
    最初の一歩は土を耕すことから

 2012年12月、北京市の南東に位置する、天津市に広がる広大な農地の一角。日本のものと比べるとはるかに大型のハウスのなかで、若者たちがスコップの先に体重を乗せて固い土を掘り返し始めました。地元の人々の力も借りて急ピッチで開墾が進められます。外は、土も凍る零下の世界。新しく建設されたこのハウスで、これから大地を守る会の基準に沿った野菜を作り、宅配事業を始めるために力を合わせて作業が始まりました。

異文化の壁を乗り越える

 準備は3年前からスタートしました。富平スタッフは、大地を守る会での研修を行い、有機農業運動の背景にある哲学的な考え方、さらに安心安全な野菜の作り方から、届け方までを学びました。言葉も習慣も異なるため、日本人の間では一瞬で伝わることもなかなか伝わらず激論となることもしばしば。大地を守る会の生産基準の翻訳や中国の事情に合わせた変更とその合理的な理由の確認、有機栽培が可能な農地の確保と土壌検査、現地の農業指導者の確保、流通経路の確保、そして合弁会社の設立などなど、何もかも初めてのことです。会社名は「北京富平創源農業科技発展有限責任公司(通称、富平創源)」となりました。

 日本と中国で最も大きく異なることは、農業形態の違い。日本では個人の農家が自分の農地を所有し独自の農法で栽培しますが、中国では農地は集団の所有で、指導者の指示により多数の人々が耕作する方法が一般的。中国では個人経営の農家は少数派です。まずは自分たちで安全な食べものを作ろう、と天津市のハウスで土づくりが始まったのです。

      

左:朝6時の点呼ののち各作業場に向けて出発。日本にはないタイプの車です。
     荷台に人と作業道具を乗せてポンポンと走ります。
中央:中華料理で炒めものによくつかわれるパプリカやピーマンが人気。青い服は作業服です。


 農民を育てるための学校を作ろう

 もともとこの事業は、安全な食べものを届けるだけではなく、農民の自立や環境改善という目的もあります。そこで自立した農民になるための学校「農民学院」を設立。有機栽培の技術を習得できるだけではなく、有機農業、環境保護の哲学をも学べる学校です。現在学院に集まった若者は8名。中国の農業を変えたい、安全な食べものを届けたいと集まった若者たちです。

 彼らの指導にあたるのは現地で有機農業に取り組んできたベテラン技術者1名、さらに大地を守る会の生産者のもとで3年間研修を受けた経験を持つ若者も加わりました。そして大地を守る会からは、35年以上有機農業業界に身をおく長谷川満、ベテラン農産・物流スタッフの市川泰仙や猪狩篤が年に数回現地で指導にあたっています。
 農地が広大なため、地元の農家約20名に農作業を手伝っていただいています。もちろん彼らにも農民学院の一員として有機農業を理解していただき、自立支援も行います。


7月下旬時点では、秋作の野菜の苗が育てられていました。
トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、キャベツ、瓜、苦瓜、豆類、大根、白菜、ほうれん草などの野菜が栽培されます。















右上:日本ではあまり見かけない、尖った
        辛いピーマン。


 
左上:農業学院のファンファンファン君。
       「朝早くから夜遅くまで農作業が
      続くけれどとても充実しています。
      将来は農民として生きていきたい」。



下:ハウス内で作物を前に打ち合わせ。
    北京のスタッフと農場スタッフが野菜の
    育ち具合と出荷の調整をします。








信用とはお互いを知ること

 いったい何を信用したらよいのか。中国で食べものを選ぶとき、誰もが迷うといいます。北京や上海などでは、すでに多くの有機農産物の宅配業者が自らをアピールしています。信頼の根拠は「有機認証」。しかし有機認証のラベルまでもが売買されるので信頼できないという声も聞きます。大地を守る会では独自の生産基準を定めています。有機基準とは異なりますが、消費者への安全性を確保しながら生産者がより高い安全性を目指すための基準です。そして絶対にウソはつかないという関係性を築くことも大切にしています。

大地を守る会の生産者には有機認証を受けている方も、あえて受けていない方もいますが、大地を守る会の基準はクリアしています。担当社員による二者認証と、それを第三者によって担保する第三者認証。富平創源は大地を守る会の方法をモデルにしていきます。作る人と食べる人の信頼関係を築くのは、お互いを知ることから。大地を守る会の社員も、北京に駐在し支援を行っています。各種交流イベントや料理教室など、続々企画中です。
 配送は5月から開始されましたが、野菜の調整が難しいため、現在は4㎏の野菜セットのみ、500軒程度の家庭へテスト配送中です。野菜の栽培と配送の状況が安定次第、一般の方々にも販売する予定です。

 
左:収穫された野菜は、何度も検品されていねいに包装されたのち、宅配箱に箱詰めされます。
右:農場ツアーを企画し、消費者に栽培方法を確認してもらっています。
     写真は訪中時の大地を守る会スタッフ長谷川が質問に答えている様子。


 
左:北京にある事務所。若い女性が多いのが特徴です。北京のあちこちで出会うNGOも女性が優勢。
      社会を変える力は女性が担っているようです。
右: 北京市内数カ所で行われる青空市、有機農産物市に定期的に参加。
      野菜を販売しています。安全な食べものを求める人は多い。
円: 北京は車両の規制が厳しく大型車は路地に入ることができません。
      宅配はこのような三輪車で行われています。





富平創源(フーピンソウゲン)からのメッセージ

大地を守る会の35年以上の活動に触発されました。
現在中国が直面している食の安全の問題は、有機認証だけでは解決できません。お互いの信頼を取り戻すことがなにより大切。新しい農業のあり方のモデルになりたいと思っています。この事業が本当の日中の懸け橋になることを確信しています。

富平創源社長 沈東曙(シェンドンシュ)さん





NEWS 大地を守る2013年9月号 GLOBAL REPORTS


写真左:学前の学力テストを受ける男の子。学力によりクラスが決まります。何度も先生に質問しながら回答していました。
     学びたいという強い気持ちが伝わってきます。
写真右:集められた古着は品目ごとに分けられた後、50キロのベールに圧縮されてパキスタンに送られます。
     写真はベールをパキスタン向けのコンテナに積み込みをしているところ。JFSAの活動に賛同したボランティアの皆さんです。


古着で学校支援!

 大地を守る会では、衣類のリサイクルを通してパキスタンの子どもたちを支援するNPO法人JFSA(日本ファイバーリサイクル連帯協議会)の活動に賛同し、会員の皆さんに古着の回収を呼びかけています。JFSAは1998年から、パキスタンのカラチ市のスラムにある学校アルカイール・アカデミーを支援するために古着を回収しています。選別した古着をパキスタンに送り、現地で販売し、その売上を学校運営の資金に充てています。


義務教育のない国

 パキスタンには義務教育制度がありません。もちろん学校はありますが、通う義務はありません。パキスタンは階級社会のため、それぞれの階級によって通う学校が決まります。富裕層の子どもは高額で質の高い私立学校へ、下層の子どもたちは家族を助けるため、仕事に就く子どもがほとんどです。親もそれが当然のことと考えています。安い公立学校もありますが、先生が副業に専念して不在などの理由で、学ぶには不向きな場合が多いのです。がんばれば豊かな暮らしが手に入るということはまずありません。長い歴史のなかでそれが自然なことと考えられてきたからです。


それでも教育は大切

 アルカイール・アカデミーは、1987年にムザヒル校長先生が10人の生徒から始めた私立学校です。学費は無料、学科は宗教に偏らず広い知識と考える力が付くように組まれています。スラムの子どもたちにも教育を受ける機会を与え、自分で考える人が育てば社会も変わる、という考えを基本にムザヒル先生はスラムの人々に呼びかけてきました。アカデミーの子どもたちは現在3,000名を超えるまで大きくなりました。かつての生徒だった子どもが親となり、その子どもたちが通い始めています。地域の意識は確実に変わってきました。一方で、毎年何百人もの子どもたちが入学できないのも事実です。その理由は学校運営予算が不足しているからです。予算の半分以上は国内の寄付に頼っていますが、不安定なものです。皆さんの古着から得られる売上は大きな力となっています。古着の回収にぜひご協力ください。
 


学校給食ニュース編集責任者「牧下圭貴さんと学ぶ連続講座」

学校給食ニュース編集責任者「牧下圭貴さんと学ぶ連続講座」
~ 10年後の子どもたちにできること ~

第6回「食品表示について考える」


全国学校給食を考える会は「10年後の子どもたちにできること」と真摯に向き合い、
学校給食運動の裾野を広げるための活動に重点をおいています。    
同時に、次の世代に運動をつなげることが重要と考え、
学校給食の歴史に学び、食に関する知識を深めるために、
学校給食ニュース編集責任者である牧下圭貴さんと学ぶ連続講座を開講しています。

第6回目は「食品表示」を取り上げます。

本来、子どもたちの健やかな成長を願って実施されるべき学校給食ですが、
現状では合理化による共同調理場・給食センター方式や調理業務の民間委託化等、
学校給食の質の向上に反する施策が進んでいます。

食材でいえば、農薬や食品添加物を排除できないまま、
更に遺伝子組み換え食品や放射線照射食品が学校給食をとおして子どもたちに忍び寄っています。

TPP交渉参加後の食品表示の変更が気がかりです。
さらに学校給食にどのような影響があるのか不安が広がっています。

是非、お誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください。

          
■日 時:2013年9月14日(土)10:00~12:30(受付9:50~)
    
■会 場:大地を守る会 六本木会議室
    東京都港区六本木6-8-15第2五月ビル3階
    地下鉄日比谷線・大江戸線「六本木」出口3より徒歩5分 

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■参加費:500円(資料代を含む)
■主 催:全国学校給食を考える会(申込み・問合先)
    【Tel】03--3402--8902 【Fax】03--3402--5590
    【E-mail】kyushoku@member.daichi.or.jp
■内容(予定)
 10:00~12:00 学習会
       「食品表示制度の歴史と現在の動向」
 12:00~12:30 質疑応答・意見交換

 



2013年9月 2日

だいちサロン33回目 おいしいお茶の点て方・基礎編

2013年8月22日(木) 於・中原市民館 和室(川崎市 武蔵小杉駅近く)
参加人数19名〔消費者16名(サークルスタッフ2名 子ども3名含む) 講師1名  事務局2名〕
だいちサークル・サロン部主催

今回の「だいちサロン」は夏休み企画。昨年に続いて「おいしいお茶の点て方・基礎編」として、講師に表千家の教授・柴田宗美さん(写真 着物姿)を招いて、子ども(小学生以上)も学べるやさしい内容とした。
「お茶は、日常の生活の中で、体の健康のためにもなるし、人と人の交流のためにもなります。日本の伝統文化のたまものです」という講師からのお話。

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さっそくお茶を点てる。なお、今回利用した抹茶は、宅配でも取り扱っている、「宇治・有機 抹茶」。
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茶せんの扱いは、けっこうこつがいる。
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子どもたちも真剣に取り組む。
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先生の手さばきはさすがに速い!
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お茶をいただきながら、ざっくばらんに質疑応答。
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この日は、消費者会員で大田区で和菓子屋さんを開業している方も参加され、その方が作られた和菓子をみんなでいただいた。また、スタッフが用意したお茶碗についても、講師からいろいろ説明を受け、観賞のコツも学ぶことができた。
講師の柴田さんからは「お茶を学ぶことは、子どもが大きくなってからゆっくりと...なんて考えているとあっという間に年老いてしまうのだから、今から、子育てをしながらでも始めてくださいね」とのアドバイス。

毎回いろいろなテーマ、話題で交流を楽しむ「だいちサロン」。次回(34回目)は、9月19日(木)、同じ中原市民館で、「煎茶の飲み比べ」。ブログでもまた報告しよう。
                                    (報告:だいちサークル担当 事務局)




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