2013年10月17日アーカイブ

2013年10月17日

大地を守る映画祭/顔の見えるエネルギープランコンペ報告会を開催!

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9月28日に、日比谷図書文化館にて「大地を守る映画祭」と称して、自然エネルギーに関連した映画の上映と「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」の報告会を行いました。

第一部では、『パワー・トゥー・ザ・ピープル』『シェーナウの想い』など、自然エネルギーがテーマの映画を2つ上映し、32名にご参加いただきました。

第二部で上映した『カンタ!ティモール』も、背景には、日本も含めて石油・天然ガスなどのエネルギー問題の絡む映画です。こちらも41名が参加し、第一部と合わせ述べ73名の方にご参加いただきました。


●プログラム
・『パワー・トゥ・ザ・ピープル』(49分)
・『シェーナウの想い』(60分)
・『カンタ!ティモール』(110分)
・「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」報告会



第一部:『パワー・トゥー・ザ・ピープル』『シェーナウの想い』

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『パワー・トゥ・ザ・ピープル』

オランダで再生可能エネルギー普及に取り組む活動家や、10年かけてデンマーク・サムソ島の100%クリーンエネルギー化を実現したソーレン・ハーマンセンの取り組みなどを紹介する、私たちに勇気や力を与えてくれる、明るいビジョンに満ちあふれた映画でした。

各国でローカルの力を生かしてエネルギーを自分たちの手に取り戻そうとしている様子には勇気づけられます。この映画を観て、農業には大量のエネルギーを必要とするからこそ、自然エネルギーを使った農業を行うことができれば、大規模なエネルギーの転換ができる!と改めて感じました。

●映画紹介サイト









『シェーナウの想い』

ドイツ南西部・黒い森のなかにある小さなまち、シェーナウ市。チェルノブイリ原発事故をきっかけに「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴るドキュメンタリーです。

この映画の主人公たちは、父の目線、母の目線、その地域で暮らす人の目線で、地道ながら力強く、省エネの普及啓発、電力会社への交渉、公開討論会などを重ね、ついに送電線を買い取り、自分たちの電力会社を作るに至ります。今では13万世帯の顧客がいて、今も増え続けています。ひとりひとりの行動が社会を変えるということを明快に示してくれるシェーナウの彼ら。とても大きな勇気をもらいました。

●映画紹介サイト



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第二部:『カンタ!ティモール』

舞台は南海に浮かぶ神々の島、ティモール。
ひとつの歌から始まった運命の旅が、音楽あふれるドキュメンタリー映画となり
ました。当時23歳だった日本人女性監督は人びととの暮らしのなかで現地語を
学び、彼らの歌に隠された本当の意味にふれていきます。

24年間に及ぶインドネシア侵略の中、東ティモールの人々が失わなかったものは。
「神々の住む島」で果たされた彼らの「独立」は国家としての「独立」以上の
意味があると感じます。
日本と東ティモールの関係を考える時、それは私たちの暮らしそのものへの
問いかけとなり、私たちを照らすように感じました。

●映画紹介サイト









■「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」報告会

大地を守る会が、生産者2500名に呼びかけて、
自然エネルギーの導入促進のために行っているビジネスプランコンペです。

当日は、支援先となっている「スタジオikb/藤野電力」「大和川酒造店」「祝島市場」の
取り組み経過について、スライドでご紹介しました。

●「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」紹介サイト

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■参加した皆さんからも、たくさんの好評のお声をいただきました。

・「小さな単位での変化がこれからの社会に必要と感じた」
・「日本でもやらなければと思います」
・「希望を持てた。自分ができることを始めていきたい」

他にも映画やコンペ報告会に対して、温かいコメントをたくさん頂きました。
微力ではありますが、自然エネルギーの推進など、これからも取り組んでいきたいと思います。

(大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ事務局 栗本)


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