2013年11月アーカイブ
2013年11月29日
六ヶ所再処理工場と核のゴミ問題を考える
「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク
福島第一原子力発電所の事故後もなお、核のゴミを押し付けられている六ヶ所村。
いまあらためて、六ヶ所再処理工場の稼働について考えます。
青森の現状を共有し、原子力市民委員会が作成をめざす脱原子力政策大綱をヒントに、
原発のない未来への道筋を考えます。
●フォーラム概要
■開催日:2013 年 12 月 1 日
■場所:YMCAアジア青少年センター スペースYホール
http://ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/access-access.html
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町 2-5-5
JR水道橋駅・徒歩5分、JR御茶ノ水駅・徒歩8分、地下鉄神保町駅・徒歩7分
■スケジュール:
・午前の部 11:00~12:45 映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」上映 11時~(500円)
・午後の部 13:30~16:30 講演(永田文夫さん、伴英幸さん)、会場との意見交換、
阻止ネット行動提起
●午前の部(11:00~12:45)
【映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」上映】(11:00~12:45)
核燃施設が建設された青森県六ヶ所村と原発事故後の福島をテーマにしたドキュメンタリー映画です。
写真家の島田恵さんが初監督をしています。
◆島田恵監督のメッセージより
「私は、原子力といのちが共存できないことを身をもって体験している福島や青森の人たち、
休憩(12:45 ~13:30)
●午後の部(13:30~16:30)
【主催者挨拶】(13:30~13:35)
【永田文夫さん
(三陸の海を放射能から守る岩手の会 世話人)に聞く】(13:35~14:25)
◆永田文夫さん
1964 年から工業化学科の教員として岩手県内の工業高校に勤務。
日本アイソトープ協会滝沢村医療用放射性廃棄物処理工場の村委監視委員(1988.5~)。
2005年2月に「三陸の海を放射能から守る岩手の会」を設立し、世話人を務める。
【伴英幸さん(原子力資料情報室)
核のゴミと今後の希望の視点から脱原子力政策大綱を読む】(14:25~15:25)
◆伴 英幸さん
1989 年 脱原発法制定運動の事務局スタッフ。1990年、原子力資料情報室スタッフ。
事務局長を経て、1998年~共同代表を務める。
休憩(15:25 ~15:40)
【会場との意見交換】(15:40 ~16:10)
【阻止ネット行動提起】(16:10~16:30)
【終了挨拶】(16:30)
【主催】「六ケ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク(略称:阻止ネット)
連絡先:日本消費者連盟 TEL 03-5155-4765 FAX 03-5155-4767
E-mail office.j@nishoren.org
2013年11月26日
映画「少女は自転車にのって」 ~12/14(土)より岩波ホールでロードショー
映画「少女は自転車にのって」
~12/14(土)より2/7(金)まで岩波ホールで新春ロードショー~
ワジダ、10歳。明日に向かってペダルをこぐ ――
映画館の設置が法律で禁じられている国サウジアラビアから、
奇跡の傑作が誕生しました!
ヴェネチア国際映画祭インターフィルム賞、ロッテルダム国際映画祭批評家連盟賞などを受賞し、
世界各地で公開され、米アカデミー賞外国語映画賞のサウジアラビア代表にも選ばれた
本作「少女は自転車にのって」は、サウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスール
のデビュー作である。
【物語】
サウジアラビアの首都リヤドの郊外に住む、10歳の少女ワジダ。
ある日、近所に住む男の子の友達アブドゥラと喧嘩をしたワジダは、
自分も彼のように自転車に乗って、競走で負かしたいと思う。
ワジダが通う学校では、戒律を重んじる校長先生が、いつも目を光らせていた。
笑い声をたてただけで、生徒たちは厳しく注意される。
黒い制服の下はジーンズにスニーカー姿のワジダも、当然、問題児扱いだ。
ワジダはある日、緑色の綺麗な自転車がトラックで運ばれていくところに出くわした。
慌てて追いかけて、自転車を売るお店に辿りつくワジダ。
でも、自転車の値段は800リヤル。母に、自転車が欲しいと懇願するワジダだが、
「女の子が自転車なんて、とんでもない」と相手にしてもらえない。
ワジダは自分でお金を貯めることにした。手作りのミサンガを売ったり、
上級生の密会を手伝ってお駄賃をもらったり・・・。
しかし、800リヤルには程遠い。
ある日、学校で、コーラン暗誦コンテストが開かれることになった。
優勝すれば1000リヤルの賞金がもらえる。
コーランなんて大の苦手だったワジダだが、一念発起して、宗教クラブへ入部する。
果たして、ワジダは無事にコンテストを勝ち抜くことが出来るのだろうか・・・。
監督・脚本:ハイファ・アル=マンスール/出演:ワアド・ムハンマド、リーム・アブドゥラ
2012年/サウジアラビア・ドイツ合作/アラビア語/ビスタサイズ/デジタル5.1ch/97分
原題:Wajida/字幕翻訳:辻上奈美江/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
© 2012, Razor Film Produktion GmbH, High Look Group, Rotana Studios,All Rights Reserved
2013年11月25日
公開タネ会議
大好評いただいている
月に一度、公開タネ会議、11月も開催します!
なんと今回は国分寺カフェスローに出張。
在来・固定種の野菜を未来に継ぐべく日々奔走する
旅する八百屋warmer warmer 高橋一也と
オーガニックベースの奥津爾。
毎回ゲストをお招きして熱くタネを語ります。
ーーーーーーー
今回のゲストは大地を守る会の秋元浩治さん。
海外での種を守る取り組みやに、日本の在来種を守る活動の変遷、
種を取り巻く食の最前線、GM作物の影響等等、
タネの今と未来を語り尽くしたいとおもいます。
参加される皆様のご質問やご意見、想いを取り入れながらの熱い3時間。
長い!と思われるかもしれませんが、予定調和や打ち合せなしの
本気の会議ですので、3時間あっという間です。
どなたでもご参加できます。
ぜひ一緒にタネの未来を考えましょう!
日程|11月28日(木)19:00~22:00
出演|高橋一也 奥津爾
ゲスト|秋元浩治(大地を守る会)
会場|国分寺カフェスロー
2013年11月22日
からだも心も温まる、冬のおもてなし講座を開催しました
11月19日(火)、20日(水)東京・代官山にあるチェリーテラスのキッチンスタジオで、2013年11月20日
互恵のためのアジア民衆基金・総会報告
互恵のためのアジア民衆基金とは、APF総会の様子。
各団体それぞれのプロジェクト結果を聞くことで、
※大地を守る会はバランゴンバナナ1kgの売り上げから10円、
※各プロジェクトの詳細は互恵のためのアジア民衆基金のサイトがありますので、
◎フィリピン ネグロス島 (サトウキビ労働者支援プロジェクト)
融資額 13,800,000円 融資先 ATC
2012年に終了したプロジェクトののち、
セシリア農園の生産者の皆さん。
◎東ティモール (地鶏養鶏&地元へのコーヒー販売プロジェクト)
融資額 2,900,000円 融資先 KSI
国民のたんぱく質をまかなうためのプロジェクトとして地鶏と魚を飼育、販売します。
日本の養鶏農家である秋川牧園さんの指導により近代的な方法を取り入れた養鶏場に生まれ変わりました。
◎パレスチナ (オリーブ搾油施設農産物加工施設建設プロジェクト)
融資額 10,950,000円 融資先 UAWCとPARC
UAWCは昨年搾油施設建設のための土地を購入し建設許可も下りたが、
パレスチナでは子どもたちも一緒に家族総出でオリーブの実を収穫します。
◎インドネシア (エコシュリンプ加工工場の従業員組織による共同購入プロジェクト他)
融資額 5,068,000円 融資先 ATINA
2011年より開始した共同購入プロジェクトは軌道に乗り返済中。
エコシュリンプ工場内の様子。
◎今回の韓国での総会は、APF参加団体である韓国のハンサリム生協とドゥレ生協が
収穫を祝う韓国の踊りが披露されました。
大地を守る会代表の藤田和芳が、APFを代表して、
2013年11月19日
資源管理漁業の第一歩を「いわき」から
11/17(日)17:00から行われた
「第1回いわきの漁業の未来を考える会」に参加してきました。
この集まりは、震災以降、おさかな喰楽部(吉田)が三陸の漁師と
交流を重ねてきた中で、福島の漁業の将来を真剣に考えている
2人の漁師(新妻竹彦さんと石井宏和さん)と出会ったことが、
きっかけに誕生いたしました。
2人の漁師は、
「福島第1原発事故以降、魚貝サンプルを獲るために網を30分ほどしか入れないにもかかわらず、
震災前なら2時間以上網を入れたときよりたくさんの魚が獲れる」
と言います。
これは、強制的に行われた禁漁により、
魚の資源が急速に回復してきたということです。そして
「福島の今の現状を考えると、自分の代には結果は期待できないかもしれないけど、
孫子の代に豊かな海を残して、漁師をやれるようにしてあげたい」
という強い気持ちがあります。
そのような話を一緒にする中で、この禁漁というマイナスをプラスに変えるには、
いわきの漁業が日本一の資源管理型漁業に転換するしかない。
そのためには、おさかな喰楽部の新年勉強会でも講演いただいた資源管理の
第一人者である勝川俊雄さん(三重大学生物資源学部准教授)に力を貸してもらい、
みんなで「いわきの漁業」について話をしましょうということになり、
第1回目の会合が行われました。
当日は、漁師のお二人をはじめ、
勝川先生、市議会議員、水産加工関係者、消費者など13名が集まりました。
漁師と水産加工・魚屋は、利害が逆になるので
一緒のテーブルに着くことはまずありません。
漁師は自分が上げた魚は高く買って欲しいし、
魚屋さんは良い魚をいかに安く買い付けるかが商売の基本になるからです。
この結果何が起きるかというと、
漁師はたくさん獲ることだけに走り、資源はダメージを受け、
結果として水産加工関係でも良い魚を安く?適正な値段で仕入れることができなくなります。
そして、それは最終的には、消費者にとっても大変不幸なことになります。
勝川先生は、今安く流通されるヨコワ(本マグロの幼魚)を5年獲らずに太らせれば、
漁師も魚屋も消費者も持続的な魚の恩恵を受けられると言います。
小さなヨコワは1本1500円程度、これが5年後の本マグロに成長すると
1本48万円になるのです。
ヨコワの幼魚が本マグロまで成長できるのは1/3なので、
少なくとも今のヨコワは約16万円ほどの価値となり、
漁師や魚屋はもちろん、消費者にとっても資源の心配をしないで
おいしいマグロを食べ続けることが可能になります。
原発事故により2年8カ月続けてきた禁漁は、
資源管理にとってはまさに天の恵みです。
いや、天の恵みに変えなければ福島の漁業の真の復興はありえないだろうと、
4時間にもおよぶ話し合いがもたれました。
漁師と魚屋そして議員や消費者が、
水産資源の管理によって、地域振興をすすめよう!
という歴史的な一歩が刻まれた瞬間だったと思います。
汚染水をはじめとする放射能の問題、この先、本当に漁師が一丸となり
IQやITQという漁獲割り当てによる資源管理を実行できるのか、
仲買いや水産関係者も適正な値段と情報をつけて流通していけるのか、
問題はまだまだ山積みです。
しかし、「いわき」だからこそ、持続可能な水産ビジョンを策定し、
前進していこうという強い意志が集まった仲間から発信されました。
大地を守る会・おさかな喰楽部では、
これからも、いわきの福島の漁業に注目し、皆さんに情報を発信していきます。
(おさかな喰楽部・吉田和生)
2013年11月18日
産地交流会 秋のお芋掘り その②
日付が前後しますが、2013年11月13日
産地交流会 秋のお芋掘り その①
大地を守る会主催の産地交流会で、秋の定番企画のお芋掘り。2013年11月12日
11/9 ecocolo×大地を守る会 「フェアトレードコーヒー講座」開催
11/9(土)元麻布農園ラウンジにて、
ecocolo × 大地を守る会「フェアトレードコーヒー講座」を開催しました。
雑誌『ecocolo』さん、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)さん、元麻布農園さんに、
大地を守る会を加えた四者コラボ企画です。
企画・募集は、大地を守る会とecocoloさん。
講師は、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)の名和さんと酒井さん。
会場は、元麻布農園さん。
今回、大地を守る会は、『NEWS大地を守る』とHPのイベント告知ページで告知/募集。
『ecocolo』さんは、HPで告知/募集。
大地を守る会の会員さんと『ecocolo』読者合同のイベントとなりました。
前半は、「美味しいコーヒーの淹れ方」。
オルター・トレード・ジャパン(ATJ)の酒井さんがレクチャーした後、
参加者による実技(実践?!)が行なわれました。
参加者の皆さんが「浅煎り」「深煎り」の違いや、コツ・注意点などの説明に
熱心に耳を傾ける様子が印象的でした。
ATJ・名和さんの説明を聞く参加者たち
後半は、ATJ・名和さんによる、「フェアトレード講座」。
ソファーやクッションに座って、コーヒーを飲みながらくつろいで話を聞きます。
「お茶受け」はATJのかりんとうとコーヒーチョコ(贅沢な時間だ~)
...という間に講座は終了。
あっという間の2時間でした。
参加者からは、
「コーヒーの美味しい淹れ方がわかってよかった」
「これまで知らなかったフェアトレードの仕組みがわかった」
という声に加えて、
「いい雰囲気の会場でくつろげた」
という声もありました。
また、たのしいイベントを企画できたらと思っています。
2013年11月 9日
企業と環境展2013
大地を守る会も会員企業となっている、
みなと環境にやさしい事業者会議(略称:mecc)が主催する
「企業と環境展2013」が開幕しました。
会場は六本木ヒルズのヒルズカフェ
大地を守る会はmeccさんとの連係も多く、
過去、「企業と環境展」でもいろいろコラボしてきました。
***********************************************************************************************************
■2009年
「フェアトレード最前線~ケニアからハーブ農園のソーシャルデザイン」
サフィア・ミニー(ピープル・ツリー代表)×藤田和芳(大地を守る会会長)
■2010年
「meccオーガニックトーク」
岡村貴子(オーガニックコンシェルジュ)×小島潤子(大地を守る会)×潮田和也(らでぃっしゅぼーや)
■2011年
「アースデイダイアログ~放射能と向き合う食卓の行方~」
戎谷徹也(大地を守る会)×親跡博史(らでぃっしゅぼーや)
■2012年
こども環境ワークショップ
「お塩はどうやってできるの?」~塩づくりを体験しましょう~
大地を守る会×海の精
***********************************************************************************************************
今年(2013年)は、連携のタイミングが合わず、
活動報告書の展示だけですが、よろしかったら是非、足をお運びください。