<02>生産者に会いに行こう!: 2009年11月アーカイブ

2009年11月21日

キウイフルーツの収穫をお手伝いしてきました

虎ちゃんこと交流局の虎谷健です。

11月7日の「神泉・畑の樂校」企画に続き、翌日8日に群馬県甘楽(かんら)町で行われた

キウイフルーツ収穫のお手伝い企画「キウイフルーツの収穫祭業をお手伝いに行こう!」に

参加してきました。

甘楽町までは神川町から車で1時間ほどです。


まずは朝一番、参加者にお土産にする「松菜」を収穫しに、畑の樂校の畑に立ち寄りました。



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早朝の畑は気持ちいいです!朝日をあびて思わず背伸びをしたくなります。



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ほうれんそうの苗も一緒に背伸び・・・  しているように見えません?



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お世話になる甘楽町有機農業研究会の皆さん。

大地を守る会には主にキウイフルーツと下仁田ねぎを出荷していただいています。

後の大鍋は昼食時にしし汁(いのししの豚汁)を作るためです。

いのしし1頭、丸ごと放り込むのでしょうか。



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参加者が集まり、まずはご挨拶。そのあと4件の農家さんに分れて収穫のお手伝いです。

がんばろう!おうおう!!!



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鈴なりのキウイフルーツ。収穫しがいがあります。



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子どもも一緒に収穫のお手伝い・・・ってお父さんちょっと痛そうじゃないかぁ?

農作業のお手伝いというと重い荷物を運んで...という重労働を想像してしまいそうですが

そうじゃないお手伝いもたくさんあるんですよ。

空気のきれいな農村でかさかさと葉のこすれる音を聞きながらひたすら手だけを動かす・・・。

そんな無心になれる時間はとても心地良いです。

収穫作業のお手伝いといっても収穫体験イベントそのもの。

収穫量無制限の収穫体験です。


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お~っとこれは珍しい。熟したキウイフルーツを見つけました!


キウイフルーツは収穫してから追熟させて食べるのですが、ごくまれに木になったまま

熟すものがあります。生産者によると「1つの畑に4~6個だなあ。」とのこと。

もちろん、すでに軟らかくなっているので出荷はできませんが、とっても甘くて美味しいのです。

キウイ農家の楽しみを分けてもらいました。



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午前中いっぱい収穫のお手伝いをした後はみんな集まって昼食です。


お待ちかねのしし汁もできあがりました。


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こちらはいのししのハム。


甘楽町周辺も農地周辺にシカやいのししがやってきて農作物に被害を与えています。

今日のしし肉は有害鳥獣駆除で捕獲されたいのししのものです。


せっかく捕獲されたいのししですからちゃんと無駄なく食べなくては。

味は豚と変わらずおいしくいただきました。これも「たべまも」のひとつかな?


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午後も引き続き収穫作業のお手伝い。実を取り終わってすっきりとした畑でひと休みです。

おつかれさま!


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今日も夕日がきれいでした。

夕日を見れた日は何となく充実した気分になれます。 

朝日と夕日を見れた今日はパーフェクトな一日!!でございました。

・・・などと言って日々過ごしているから大した進歩がないのかな...と思う今日この頃です。


大地を守る会 交流局 虎谷健




2009年11月20日

ヤマキの畑に行ってきました。

とらちゃんこと交流局の虎谷健です。

11月7日(土)に埼玉県の北部、神川町にある「神泉・畑の樂校」企画に参加してきました。

この企画は、味噌や豆腐をいただいてるヤマキ醸造さんと大地を守る会の消費者の皆さんとで

畑を耕して、四季折々の畑の様子を知り、農業体験もしてしまおう!という企画です。



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夏の雑草との戦いも終わって静かになった畑。

周辺の山々の紅葉も始まり落ち着いた良い感じです。白菜、ブロッコリーも良く育っております。



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小松菜は育ち過ぎかな~。「松菜」になってしまっています。

2週間に1度しか作業ができないので葉物は収穫時期が難しいですね。

でも、巨松菜でもおいしく食べられるんですよ!



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開始時間の10時を過ぎると参加者の皆さんが集まって来ました。


人のいない静かな畑もいいですがみんなでワイワイしながらの農作業も楽しい!



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農薬はもちろん使わないので虫もいます。

冬にむけて虫たちももりもり野菜を食べるのでほっとけません。手でつまんで取り除きます。


女性の皆さんも虫取りに奮闘中!

「葉の陰に、いも虫が隠れているみたいなんだけど...誰か見てくれない?」などと

言っていませんか!?



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これは間引きし忘れた辛味大根もとい「絡み大根」ですね(笑)。

ぐるぐると3本が絡み合っております。大根曰く「誰か外してくれいっ!」



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日が傾いてそろそろ解散の時間。 

絡み大根も無事引き取り手がいました。よかった~。


収穫した野菜は参加者みんなで分けます。今回は大根のお土産がたくさんです。

ご近所さんにも分けてあげてね!


大地を守る会 交流局 虎谷健




2009年11月19日

くらぶち草の会の収穫祭

毎年恒例の、くらぶち草の会(以下「草の会」)の収穫祭が今年も11月3日に開催されました。


この企画は、生産者が主催するもの。場所は、群馬県高崎市倉渕町

群馬県の西部に位置し、総面積の85%が山林という山間地帯。

当日は晴れ渡ったのだが、なんと、前夜に雪が降ったとのこと。日陰に入ると、寒いっ!

そんななか、草の会の野菜をふだんいただいている消費者の皆さんが、ぞくぞくと集まりました。


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ロッヂの屋根にもうっすらと雪が。左手遠くに見えるのは浅間山。

黄色いはっぴ姿は生産者の皆様。



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人参の収穫。

他にも、ごぼう、かぶなども。何度も参加している方は、けっこう手慣れています。



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草の会の生産者の皆様に誘導いただき、畑での収穫作業を終えた後は、楽しいバーベキュー。

クイズ大会などもあり、さらにおみやげに野菜やきのこ類をいただいたり。


実は、草の会の生産者の中には、大地を守る会のOBやOGもいる。

つまり、彼らは、宅配の仕事をした後、倉渕にぞっこんになってしまい、入植したのだ。

まさに、第一次産業の現場に入っていったのである。

倉渕は、他にもいろんな方々が就農しているとのこと。応援したいなぁ。



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会場近くのブランコで。


また来年、と言わず、これからもぜひ通いたいと思わせる産地でした。

でも、就農するっていうのは、本当にすごいことだとあらためて実感しました。

収穫祭の中では、ゆっくり話ができなかったけれど、いずれまた。


大地を守る会 交流局 中井 徹




2009年11月18日

干物屋女将さんによる干物のおいしい食べ方講座

島根県出雲市から、渡邉水産の女将・渡邉美和子さんに

お越しいただき、講座を開催しました。(7月1日行われたイベントレポートです。)


用意していただいた干物は身が厚く、つやつやでとても立派!


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こちらはキダイ。


ご覧いただいておわかりになると思いますが、渡邉水産さんの干物のこだわりは「背割り」。

つまり、おなかではなく、背を割る昔ながらの日本の干物製造を続けています。

背から割るため、機械作業は無理で、今も人の手による干物作りが続いています。


背割にはそれなりに理由があり、市場では昔から干物の良さを腹と目で見極めていましたとか。

たしかにこのキダイ、目は澄んで、おなかはきれいなほんのりピンク。新鮮そうです♪


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講座の最初は干物の焼き方。

女将さんの焼き方をみると、普段、どんなに干物を焼きすぎていたかがよくわかります。


その他にも、干物を素材に、お料理を作りました。


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こちらは、水カレイのアクアパッチァ。


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最初にご紹介したキダイの干物を使って鯛飯。


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鯛飯で残ったアラや骨の部分からおいしいだしがでました。お吸い物に。


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サラダも添えて...。


この講座の基礎となる視点は「干物は下処済みの魚」であるということ。

丁寧に洗い下処理された干物は、そのままでもおいしい素材なのはもちろん、

そのまま和洋問わずお料理にすぐに使える優れた素材なのですね。

目からウロコの内容でした♪




2009年11月 5日

くらしの手仕事教室「マイ箸作り」

日本の食文化に欠かせない「箸」。

欧米でも上手に箸を使って日本食を食べることがステータスと

されているくらい箸の国際化はどんどん広がっています。

さて今日は、先の夏休み(8月1日)に行われたイベントのレポートです。

箸文化について見直す夏休みの課題にぴったりの企画でした!


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講師は「兵佐衛門」の吉瀬正昭さん。

「兵佐衛門」は昔からの技法をそのまま受け継ぎ、一つ一つ

ていねいな手仕事で箸を作り続けています。


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まずは、正しい箸の持ち方を学びます。

上の箸を親指、人差し指、中指で持ち、下の箸を薬指と小指で

支えるように持つのが正しい持ち方だそう。

吉瀬さんによると、正しく箸を持てる日本人が減ってきている反面、

正しく持てる外国人が増えているのだそうです。


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後半はいよいよマイ箸作りです。

お箸はの長さを「ひとあたはん」にきります。

「ひとあた」とは親指と人差し指を直角に広げ、

親指と人差し指の先をむすんだ長さのこと。

「ひとあたはん」はひとあたの1.5倍の長さ。

この長さがもっとも使いやすい箸の長さなのです。


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彫刻刀で模様を入れます。


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完成したら、工場で漆をコーティングしてしてからみなさんのもとへお送りします。

どんな色に塗られてくるか楽しみですね!


大地を守る会 交流局 大北雄二




2009年11月 2日

東京有機収穫祭・下見篇

09年9月25日(金曜日)晴れ(by ドクターMaekawa)


今日は、11 / 26にある、東京有機収穫祭の下見で、東京都小平市の川里さんの畑に、

いい天気のもと、いそいそとでかけました。

同行者は産地担当の須佐さん、イベント担当の大北さんです。


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ニンジンの畑。11月には立派なものができあがってる!

左から大北さん、須佐さん、川里賢太郎さん、川里弘さん


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落花生の畝です。手前のほうが幅が広く、奥が細いの、わかります?(遠近法でなく)。

品種が違うのです。

奥が普通の落花生、手前は「ジャンボ落花生」普通の倍くらいの実がなってます。

食べごたえありそう~。


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それと、レストラン山藤向けに、京ナスも。丸っこい。


収穫祭の本番は、11/26日です(→イベント情報URL)。会員さんのほかに、

地域とのつながりを大事にしようと、近くの障害者放課後施設、小金井おもちゃライブラリー

の生徒さんたちにも来てもらって、一緒に楽しんでもらおうと企画しています。

みなさん、楽しみにしていてくださいね!


大地を守る会 運動局 前川隆文




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