<03>商品を知ろう!: 2010年7月アーカイブ

2010年7月29日

「千葉畑の会・スイカ食味会」に行ってきました!

とらちゃんこと虎谷健です。

皆さんは7月の3連休、どのように過ごされましたか?

大地を守る会では海の日の恒例イベント「千葉畑の会・スイカ食味会」を今年も行いました!

 

今年は春先に寒さが続いた為、スイカの苗の生育が心配されました。

スイカ食味会で食べさせてもらうスイカは、この交流会のためだけに作られている品種もあるため、

生育が心配。

でもさすがプロです!どのスイカもぴたりと交流会に合わせて熟期を迎えていました!

 

 

1CIMG9628.JPG

会場の千葉畑の会の内田さんは代々続く農家さん。交流会会場となる納屋も広くて立派です!

柱も梁も太い!

 

 

2CIMG9629.JPG

こちらは出荷を待つスイカたち。「食べてみて~!」と訴えているようです。

家族の人数が減ってか小玉スイカが人気のようですが、やはり夏に一度は大玉スイカをガツン!と

食べたいものです。

この夏、我が家では親戚が集まってバーベキューを楽しみますが、大玉スイカもぬかりなく手配しました!

大ぶりに切ったスイカにかぶりついて種をピュッ!ピュッ!と飛ばしてお行儀ワルで楽しみます。

夏のイベントには欠かせません!

 

 

3CIMG9633.JPG

いよいよ食味会の開始です!

6種類のスイカ(祭りばやし・縞王・新三山・タヒチ・ゴールデン旭都・マダーボール)を食べ比べました。

昔からのロングセラーの品種から、今ではもうあまり見なくなってしまったもの、それぞれの特徴や

どこが難点だったか、などを経験を交えて教えてくれます。

プロのスイカ農家さんから聞くスイカの種類の変遷は興味深いです。

テレビの取材も入りました!

 

 

4CIMG9640.JPG

みんなでスイカを頬張りながら記念撮影。美味しそうですね!

 

 

5CIMG9642.JPG

スイカをたっぷり堪能した後は畑の見学です。

説明は内田和洋さん。「スイカの交配はミツバチで行うんですよ~。」と。

8月に入ると秋に出荷する人参を蒔くそうです。「人参は水が好きなんです。水やりが大変なん

ですよぅ~」とのこと。暑い中ごくろうさまです。

 

 

6CIMG9643.JPG

子どもたちはさっそく虫取り?いえいえ、畑見学の時に草取りのお手伝いをしました。

この作物は落花生。脇に生えている草、スベリヒユとちょっと似ているので要注意、です。

 

ちなみにこのスベリヒユ、茹でてマヨネーズで食べると美味しいとのこと。

生でかじってみるとクセもなくほんのり粘りがあって「夏野菜」という感じでした。

さっそく我が家に帰って試食。お酢好きの我が家では酢醤油が評判良かったです。

「雑草」から「夏野菜」に昇格です。さらに「タダで生えてくる。」という特徴が評価されて「夏野菜の定番」

まで2階級特進も間近か、か!?(笑)

 

 

7CIMG9646.JPG

暑い中、黙々と草取り体験に取り組んでいただきました。

みんなで一斉に草取りをしてすぐにきれいになりました。

 

 

8CIMG9650.JPG

畑見学&草取りお手伝いを終えて会場に戻ると、とうもろこしとジャガイモを頂きました。

すべて内田農園ものです。美味しかったです。

子どもたちは大根を洗う水槽で水遊びです。楽しそう!

 

 

9CIMG9651.JPG

内田さんの畑に隣接する雑木林は生き物の宝庫。

稲作体験田企画の自然ガイドでもおなじみの生き物はかせ・陶武利さんに、今年も自然観察ガイドを

お願いしました。

さて、どんな生き物が見つかるかな?

 

 

10CIMG9656.JPG

ノコギリクワガタをゲット!

全部で15匹のカブトムシ、クワガタ、玉虫を捕まえました!

 

「こんなに獲って大丈夫?」という声もありましたが、陶さんによると「雑木林がしっかりしているから

このくらい獲ってもびくともしませんよ。」とのことです、ご安心を。

確かに、毎年イベントの際にこの林からは数十匹の虫たちをわけてもらっていますが、虫が減って

いる様子はありません。

 

 

11CIMG9659.JPG

今回の自然観察会のサプライズは日本の国蝶でもあるオオムラサキを見つけた事です!

長年、自然観察を行っている陶さんも「力が強い蝶です!興奮しました!」とのこと。嬉しそうですね!

前回は千葉県では珍しい、ヒラタクワガタも見つけました。この雑木林の豊かさが伺えます。

オオムラサキはこのあと逃がしてあげました。

 

 

12CIMG9663.JPG

自然観察も終えて会場に戻って今回捕まえたクワガタとカブトムシを欲しい子どもたちに分けました。

人数分はいないのでじゃんけんで持ち帰れる人を決めました!

真剣勝負のじゃんけんです!負けて泣いちゃう子もいませんでした。みんな、立派だな!

 

 

13CIMG9664.JPG

集合した時に行った目方当てクイズの当選者には目方を当てたスイカをプレゼント!

15.1kgの堂々とした大玉スイカです。

 

 

14CIMG9668.JPG

交流会を終えてセミの声に送られて帰る夕暮れの内田農園。

左奥のこんもりした屋敷林(?)が内田さんのお宅です。トトロが居そうな大きな木ですね。

こんな農村らしい風景がずっと保たれる事を祈りたいです。

皆さんも国産農作物を買い支えて、農家さんを応援してくださいね!

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年7月23日

プロから学ぶ鰹節の削り方教室を開催しました

今年も株式会社伏高商店の中野克彦さんをお迎えして、

プロから学ぶ鰹節の削り方教室を開催しました。

今年の会場は、東急大井町線九品仏駅前にあるカフェ「ツチオ―ネ」自由が丘店です。

 

1katuo.jpg

講師の中野さん。講座のはじめは、かつおぶしの削り方について口頭で説明がありました。

 

2katuo.jpg

そのあとは、実際に鰹節削り器をつかった実習です。

講座で用意した削り器のほかに、参加者のなかには、削り器を持参される方々もいらっしゃいました。

参加者一人ひとりに丁寧に削り方の説明をされる中野さん。

これまで「上手く削れない」「粉のようになってしまう」...と台所にしまいがちになっていた削り器に

スポットライトがあたったようです。

 

3katuo.jpg

かつおぶし削りは身体全身を使う作業です。

「おなかすきましたね」のお声も。

  

5katuo.jpg

お待たせしました。カフェのランチの登場です。

 

6katuo.jpg

本日のメニューは、10種の野菜のベジナムル丼です。

やさしく自然でそれでいてバランスのとれた味付けが人気のカフェ「ツチオ―ネ」定番メニュー!

そして、今回の企画のために特別にご用意した豆腐と野菜の小鉢付き。

削ったばかりのかつおぶしと一緒にいただきます♪

 

なごやかな雰囲気のなか、かつおぶしのお話しは続きました。




2010年7月 2日

太陽油脂工場見学に行ってきました!

今日は、2010年4月28日に開催れた太陽油脂工場見学について、ご紹介します。

 

1DSC00065.JPG

太陽油脂の長谷川治さんの講座でスタート。

石けんとはなにか、合成洗剤との違いをユーモアを交えてお話しいただき、会場が笑い声に

包まれることがしばしば。 

 

2DSC00062.JPG

長谷川さんのお話しは、実習や実験を取り入れて、視覚的にもわかりやすい内容です。

ちなみに、一番手前の女性が振っているのは、石けんの原料をいれたペットボトルが入った袋。

一日みんなで順番に振り続けます。さて、講座の最後にはどうなっているでしょうか?

 

 

3DSC00075.JPG

お話しの後はいよいよ工場見学へ。

工場の敷地内なので、トラックやフォークリフトには気をつけます。

 

4DSC00079.JPG

上の缶は、太陽油脂から大手食品会社に納品する食用油。

「太陽油脂」のお名前からもわかるように、太陽油脂は天然の油脂を原料とした

食用油を取り扱う会社。

その食用油を原料に、パックスナチュロンの製品が生まれるのです。

 

5DSC00083.JPG

工場の見学コース。ガラスの向こうで石けんが作られます。

 

6DSC00087.JPG

工場見学中も、参加者から参加者へ石けん原料の入ったペットボトルが手渡され振られます。

 

7DSC00094.JPG

こちらは、石けんを乳化する作業スペース。

乳化とは、混ざり合わない2つの液体が均一に混ざっていること。

 ここでは、水と油を石けんで乳化させて、UVクリームやハンドクリームなどを作っています。

 

8DSC00074.JPG

工場見学が終了し、お話しの部屋に戻りました。

参加者同士が協力して、ずっと振られ続けたペットボトルのなかで、

ドロドロの石けんができあがりました。

 

 

10DSC00116.JPG

最後は、石けんキットを使って、オリジナル石けん作り。

袋の上から石けんを練って練って型に入れて出来上がり!

石けん作りの間も、質問が続々と出されました。

出席者の石けんへの関心の高さがうかがえる時間でした!




2010年7月 1日

「たまなびファーム」大豆の種まきをしました!

とらちゃんこと虎谷健です。

文化放送・玉川美沙さんの「たまなび」とのコラボで始まった「たまなびファーム」。

大豆の種をまくために埼玉県の神川町にあるヤマキ醸造さんをスタッフの皆さんと一緒に訪問しました。

番組の中でのたまちゃんの子分役(いちおう、「たまなび学園・研究員」という肩書があるようですが

虎谷には「子分」に見えてしまいます)「青春ダーツ」の田中泰宏さんが現地へ来てくれました。

今日はたまちゃんがいないので田中さんにはビリー隊長も逃げ出すようなブートキャンプ並の

重労働を課してあげようと思案中(笑)。

 

1CIMG9442.JPG

まずはお世話になるヤマキ醸造さんに併設の食事処糀庵にてお昼ごはんです。

豆乳を練り込んだうどんにゴマだれ、湯葉、蒸野菜、じゃこを使ったがんもなどヤマキ醸造さん

らしい食事が並びます。

食事をしながら打ち合わせを行いました。

 

3CIMG9449.JPG

食事が済んでさっそく畑に出ました。あらかじめ畝を作っていた場所に種を植えてもらいました。

大豆はお米の「田植え」のような派手な見せ場がありません。ひたすら畑に種を落としていく

地道な作業が続きます。

地味な作業ですが調子に乗って来ると、手は動かしながらも頭の中で色々な事を考える時間が

生まれて心地よくなってきます。ランナーズ・ハイならぬファーマーズ・ハイ(?)かもしれませんね。

田中さんにはこの感覚を体験してもらいたくてこの作業をお願いしました。

 

うしろではスタッフの方が自主的に草取りをしてくれています。

背中に汗をびっしょりかくほど熱心に草取りをやってくれ「いやぁ、気持ちいいのもですね!」

 

普段、空調の効いたビルの中で仕事をしている皆さんには新鮮な経験だったのでしょう。

田中さんもリフレッシュしながらギャグの5つや6つは考えられたかもしれません。

「いかがですか?リフレッシュできました?おもしろいギャグでも浮かんだんじゃないですか。」と

聞いたところ「へ?」という顔。

さては今日の晩飯は何にしよう、とか今日はこれで終わりかな...とか大したことは考えて

いなかったのではないですかな?  

 

4CIMG9450.JPG

大豆を播種した後はちょうど収穫期を迎えていたじゃがいも掘りも体験してもらいました。

 

6CIMG9455.JPG

畑の後はヤマキさんの工場見学を行いました。

醤油の搾る様子を実演、説明してくれているのはヤマキ醸造の大地を守る会営業担当の筒井さんです。

うしろにいる麦わら帽子の方はいつもイベントでお世話になっている角掛さん。

どこから見ても農家のお兄さんですがヤマキ醸造の取締役さま。実はとてもえらい方なんです。

 

2CIMG9445.JPG

今日の取材に来て下さったスタッフの皆さん。今日は蒸し暑い中お疲れ様でした!

 

5CIMG9452.JPG

たまなびファームの看板裏に田中さんにひとことギャグをかましていただきました!

「たまなびファーム」の様子は「玉川美沙・たまなび」の番組の中の「たまなび学園」というコーナー

(毎週金曜日16:35頃)の中で不定期に11月の大豆収穫までお知らせしてゆく予定です。

 

大豆は地味な作物ですが日本人の食生活に欠かせない大切な穀物ですので、このような番組を

通じて多くの方に関心を持ってもらいたいと考えています。

 

皆さんも大豆製品、たくさん食べていますか?

大豆は「畑の牛肉」と呼ばれるほど栄養価が高く、タンパク質、脂肪を多く含む穀物です。

お米はでんぷんを多く含むので、大豆と米を食べれば体に必要な三大栄養素を摂る事が出来て

しまうのです!日本食の定番のご飯とお味噌汁だけで体に必要な栄養素が取れてしまうという

ことはすごいことですね。

これに冷ややっこと野菜、ちちっとあぶった魚、願わくば冷酒が加われば黄金のメニューでございます!

こんなメニューで満足できてしまう日本人って質素に見えて実はとても豊かなんですね。

 

ラジオのリスナーのみなさんにも、質素だけれども豊かな食、その食を支えている農家さん達の

仕事に関心を持ってもらえるといいなと思っています。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



大地を守る会の震災復興支援

生産者に会いに行こう 商品を知ろう! 料理を楽しもう! 知って学ぼう! みんなで話そう!

海外とつながろう! 安心な食べもの 食べて守る生物多様性! 農業のこと 環境のこと 大地を守る会のこと 「NEWS大地を守る」PDF版 大地を守るメディア取材 大地を守る Deli