<03>商品を知ろう!: 2010年8月アーカイブ
2010年8月24日
はたまる商品お披露目会&試食会
ユージこと大北雄二です。
8月4日(水)にカフェ「ツチオーネ」自由が丘店で、
はたまる商品のお披露目会&試食会を開催しました。
はたまるとは、35周年をむかえた大地を守る会が提案するあらたなプロジェクトのひとつで、
「畑まるごと 実から種まで 乾燥プロジェクト」の通称です。
豊作時に余った野菜や果物や、形が悪かったり、割れていたり、サイズが大きすぎたり
小さすぎたりする「企画外」の野菜や果物をドライチップやパウダーにして販売したり、
加工品に活用しようというものです。
びんに入っているのが、パウダー。袋に入っているのが、ドライチップやドライスライスにしたものです。
生産したのは、「大地を守る会の備蓄米・大地恵穂」の生産者法人でもあるジェイラップ(福島県須賀川市)。
写真は、代表の伊藤俊彦さん。
野菜や果物ならなんでも乾燥させてしまうというからすごいです。
しかしその陰では、何日も徹夜が続き、開発に2年9か月もかかったそうです。
まずは、ドライチップをそのまま食べてみよう、ということで
右上の赤いものから時計まわりに、
アイコ(トマト)、ミディトマト、プラム、バナナ、パイナップル、とうもろこし。
なるほど、味はとても濃いです。
通常の乾燥設備では、高温乾燥(60度以上)で短時間で乾燥させてしまうのですが、
ジェイラップでは、低温(20~30度)でじっくり乾燥させるので、細胞組織を壊すことがないので、
栄養価が高いのだそうです。
さらに今回はカフェ「ツチオーネ」にパウダーやチップを使って、お菓子やパンなどの
試作品を作ってもらいました。
写真は、にんじんパウダーのケーキと、トマトパウダーのシフォンケーキ。
さらにオニオンスライスのパン、とうもろこしのパンとスープ、にんじんのクッキー、
わさびのマカロン、トマトのグリシーニ
食べてみていただいた感想はどれも好評でした。
100種類をこえるパウダーやチップ。10月下旬に最初の商品が販売されます!
参加者から人気が高かったのは、
わさびや、柑橘系のパウダー。ドライきゅうりも評判が良かったです。
はたして最初に採用される商品はどれになるでしょうか?
さて、参加者のみなさんには、お土産として、しょうが、とうもろこし、ねぎのパウダーをお持ち帰り
いただきました。
そして実際にどのように使ってみたか、写真と感想を送ってもらうよう、お願いしました。
次回は、寄せられた写真と感想を紹介したいと思います!
大地を守る会 交流局 大北雄二
2010年8月10日
夏休みに学びました! 石けん工場見学会
7月28日(水)に横浜にある太陽油脂株式会社の工場で、小学生親子参加企画・石けん工場
見学会が開催されました。
梅雨明けから続く連日の猛暑のなか、40名の親子が集まりました。
会議室に集まって、講師の太陽油脂の長谷川治さんより、石けんとは何かについてお話が
ありました。しっかりとノートを記録する熱心なみなさんの姿が印象的でした。
実験を交えて、視覚的にもわかりやすい内容です。
お話のあと、参加者は工場見学に出発です。
ガラス窓の向こうでは実際に太陽油脂の石けん製品が作られています。
毎日使う石けん製品が目の前でつくられていく様子を目にする参加者のみなさん。
パッケージを指差し、「おうちで使っている!」と教えてくれるお子さんもいました。
大人の皆さんからは「想像以上に少量づつで作っている」「手作業が多いのに驚いた」という
お声も聞かれました。
大手食品会社に納品前の食用油の缶が積み上げられています。
「太陽油脂」のお名前からもわかるように、太陽油脂は天然の油脂を原料とした食用油を取り扱う会社。
その食用油を原料に、パックスナチュロンの製品が生まれるのです。
再び会議室に戻り、長谷川さんから石けんと合成洗剤の違いについてお話を伺ったあと、
子どもたちがお待ちかねの石けんキットを使った、オリジナル石けん作り。
袋の上から石けんをしっかりと練り込み、型に入れて成形します。
成形した石けんの上に押し花を貼ります。
「きれいだから使いたくない」そんなお子さんの声も。
夏休みの思い出と共に、世界でたった1つの石けんが子どもたちの手のひらのなかで生まれました。