<04>料理を楽しもう!: 2009年11月アーカイブ

2009年11月30日

たべることの教室「薬膳料理のある暮らし」

大地を守る会では、多様な形で「たべること」、「暮らすこと」の

提案をしています。

10月22日(木)に開催した、「たべることの教室」は、

大地を守る会の顔のみえる関係のもとにつくられた素材をつかっての料理教室です。

今回は、料理研究家・中医薬膳師の村岡奈弥さんによる薬膳料理です。

薬膳の知識をベースに、気軽につくれる家庭料理を学びました。


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まずは村岡奈弥さんがデモンストレーションを行ないます。

合間に「玉ねぎは血液をサラサラにするが、胃が荒れるので、お腹がペコペコの時は

避けた方が良い」、「にんにくは火をとおして食べた方が体に良い。でも炒めすぎると

胃に悪いので気をつけて」などいったお話を聞きました。

健康に良いと言われる食材も、調理の仕方を間違えると逆効果になるそうです。



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村岡さんのデモのあと、各テーブルで調理実習。

村岡さんがテーブルを回って、アドバイスをしてくださいました。

今日のメニューは、

・鶏肉ときのこのクリームシチュー

・人参とくるみのピラフ

・りんごとクランベリーのカクテル



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シチューは北浦シャモの骨付きもも肉で出しをとっています。

とてもおいしそうな香りがただよいました。

エリンギ、まいたけ、椎茸がいっぱいで体に良さそうです。



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人参とくるみのピラフ

くるみは腎臓によいそうです。



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りんごとクランベリーのカクテルには

黒胡椒とカルダモンを仕上げに振ってあります。

スパイスが体をあたためます。



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中医学に基づいた薬膳の考えを、普段の食卓でもおしゃれかつ簡単に取り入れることができる

メニューを考えてくださるのが村岡奈弥さんの魅力のひとつ。

参加者のみなさんには、さっそく今夜から料理を楽しんでもらえればうれしいです。



大地を守る会 交流局 大北雄二




2009年11月18日

干物屋女将さんによる干物のおいしい食べ方講座

島根県出雲市から、渡邉水産の女将・渡邉美和子さんに

お越しいただき、講座を開催しました。(7月1日行われたイベントレポートです。)


用意していただいた干物は身が厚く、つやつやでとても立派!


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こちらはキダイ。


ご覧いただいておわかりになると思いますが、渡邉水産さんの干物のこだわりは「背割り」。

つまり、おなかではなく、背を割る昔ながらの日本の干物製造を続けています。

背から割るため、機械作業は無理で、今も人の手による干物作りが続いています。


背割にはそれなりに理由があり、市場では昔から干物の良さを腹と目で見極めていましたとか。

たしかにこのキダイ、目は澄んで、おなかはきれいなほんのりピンク。新鮮そうです♪


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講座の最初は干物の焼き方。

女将さんの焼き方をみると、普段、どんなに干物を焼きすぎていたかがよくわかります。


その他にも、干物を素材に、お料理を作りました。


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こちらは、水カレイのアクアパッチァ。


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最初にご紹介したキダイの干物を使って鯛飯。


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鯛飯で残ったアラや骨の部分からおいしいだしがでました。お吸い物に。


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サラダも添えて...。


この講座の基礎となる視点は「干物は下処済みの魚」であるということ。

丁寧に洗い下処理された干物は、そのままでもおいしい素材なのはもちろん、

そのまま和洋問わずお料理にすぐに使える優れた素材なのですね。

目からウロコの内容でした♪




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