<05>知って学ぼう!: 2010年4月アーカイブ

2010年4月14日

ヘナ使い方入門講座

3月30日新しい年度の始まりを目の前に、ヘナの使い方講座を開催しました。

ヘナとは、植物100%の天然の白髪染めのこと。

講師はヘナのメーカーである株式会社ナイアードのスタッフのみなさんです。

 

今年で3回目になるこの講座。

今回、初めて参加者に実際に染める作業をみていただくことにしました。

モデルは大地を守る会の男性スタッフ2人。午前・午後の講座にそれぞれ入ってもらいました。

二人とも髪を染めるのは初めてです♪

 

 

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こちらは午前の部の様子。原産地のインドでヘナがどのように生産され、使われているか、

画像を交えてわかりやすく説明がありました。

 

 

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ヘナのお話の後は、実際にモデルの髪を染めます。

午前はオレンジ系に染まる「ヘナ10種のハーブ入」を使って。

頭の中心から、頭皮をもみこみように、丁寧にヘナをつけていきます。

 

 

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ヘナを塗り込んだら、最後に保温。キャップ(タオルでも可)をかぶり、1時間ほど待ちます。

 

 

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約1時間おいて、シャンプーし、しっかりとヘナを洗い流し、染めあがりました。

オレンジの色が入りました。

ヘナは回を重ねるほど、だんだんと濃く染まるそうです。

 

 

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染めあがりの様子を確認する出席者のみなさん。

 

 

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こちらは午後の講座の様子。使うヘナはダークブラウン系に染まる木藍入。

生え際部分には3cmほどの幅に裂いたティッシュでおさえると液だれをおさえることができる

ということ。

 

 

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染めあがりです。こちらもしっかりとシャンプー後。

ほんのりグリーンかかっています。木藍が発色を続けるので、3~4日すれば、ダークブラウンの色に

落ち着きます。

 

 

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人生初めて髪を染めて、染めあがりに興味深々のスタッフ。

1回染めただけですが、雰囲気がずいぶんと変わりました!

職場での評判も上々です♪

報告させていただく私もヘナの愛用者。

ヘナで染めたあとの地肌のキリッと感もまた快感です。

 



2010年4月 7日

「神泉・畑の樂校」が開校しました!

とらちゃんこと虎谷健です。

 

今週は各地の学校で新学期が始まりましたね。皆さんのご家族にも新生活を始めた方が

いらっしゃるのではないでしょうか。

大地を守る会の六本木事務所の隣は中学校。桜の花びらがはらはら舞う中で入学式が

行われていました。

今年もまだ小学生の面影を残したヤング達(死語?)が緊張で顔を紅潮させながら登校して

くることでしょう。

 

さて、埼玉県の北部、神川町の畑を教室にしている「神泉・畑の樂校」も、4月3日に4年目の

開校式の日を迎えました。

 

 

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今年度の参加者は12組20名。

期の途中からの参加もOKなので、今後も参加者が増えていくことを望んでいます!

暖かくなってきたこの時期は雑草取りや播種など行う事がめじろ押しです。

「畑に入ったら、とりあえず草を抜いてくださいね!」というお願いに、集まった方々は新入生気分を

味わう間もなくそのまま作業に突入!「なんか、慌ただしい企画に参加しちゃったな。」と思われた方

もいたかも。

でも、全員そろって一段落したところで始めた開校式&自己紹介では、すでに皆さんにはほのかな

連帯感も生まれていたような。

 

 

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開校式もそこそこに、畑に戻ってさっそく作業開始!

慌ただしくはありますが、桜も咲いていて過ごしやすい良い天気に気分はちょっとのんびり。

 

 

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希望者には耕運機の扱い方講習も。機械の動きをなかなか制御できなくてまっすぐに進めません!

便利な機械ですが、これから畑に作物が植わり始めると一畝づつ耕すことが多いので、耕運機は

使えず鍬&人力が主力になります。

 

 

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「いいな...あれ」って眺めているきみ!まだちょっと君には耕運機の操作は早いかな。

男の子はメカが好きですね。

 

 

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ちょうどジャガイモの植え付けの時期です。種イモのカットの仕方から教えてもらいました。

 

 

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カットしたジャガイモは切り口を乾かしてから植えました。

「これからどんな風に育つんだろう...。」と期待膨らむ時間です。

 

 

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ヤマキ醸造の角掛さんが おもむろにイオウのような黄色みがかかった物体の取り出しました!

化学肥料!?はたまた農薬?・・・もしかして、雑草の多さに驚いていきなり除草剤ですか!!!

 

 

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ご安心を!

豆腐を作る際にでる「おから」を乾燥させたものでした。

この畑には農薬・除草剤はもとより、肥料さえもあまり入れません。ヤマキ醸造さんが豆腐を作った

際に出るおからを分けてもらって散布する程度です。

 

畑をめいっぱい使わない「素人農業」だからこそ、こんな肥料やりでも済むのですね。

他にも、プロの農家さんならその都度使い終える「黒マルチ」と呼ばれる畑の表面を覆って地温をあげ、

雑草の茂りを抑えるビニル資材も繰り返し使います。

だいたい3年ほど使うとぼろぼろになってしまうのでそこでようやくお役御免になります。

 

なるべくゴミとお金が出ていかないように工夫しながら、農の楽しみはちゃんと享受する・・・。

それがこの畑の樂校の神髄であります!

 

 

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さあ、一日たっぷり畑で作業をしました。

この日植えた作物はジャガイモ、小松菜、大根、人参、ブロッコリーの苗。

ちょっと早いかな、と思いつつ植えたミニトマト、キュウリ、山からとってきた山ウドも植えました。

他には昨年秋に植えたエンドウ豆、玉ねぎ、3年目になって風格が出てきたアスパラガスが

植わっています。

といっても、上の写真では畑は何にも植わっていないように見えますね。

 

これからもこのアングルで写真を紹介していきます。

季節ごとに変化していく畑の様子を楽しみにしていてください!

 

この「神泉・食と農の畑の樂校」は月2回(第一土曜日、第三日曜日、冬期は月一回)開催されます。

途中からの参加もできますので興味ある方はぜひ大地を守る会・事務局の虎谷健までご連絡ください。

皆さんが農を身近な体験としてくださる事を願っております。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年4月 2日

鎌倉で講演会「手仕事ものがたり」

「ユージ」こと大北雄二です。

とても天気の良いお散歩日和の3/30(火)、 鎌倉の閑静な住宅街の中にある 民芸店「もやい工芸」

で、 手仕事についての講演会を開催しました。

 

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こちらがもやい工芸さんの入口です。 

 

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店内には、手仕事で作りだされた味わい深い器やかごなどの民芸品の品々が 所狭しと

並んでいます。

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店主の久野恵一に手仕事の魅力について語っていただきました。

「人の手で作られた、使ってこそ美しく、暮らしに根付いている道具、それが手仕事の民芸品です。

鑑賞するための美術品はその類ではありません。手仕事には人の手のぬくもりがあります。」

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久野さんが持っているのは、岩手県久慈市で見つけたおひつ。

短角牛の生産者に会いに行った道中で偶然見つけたものなんだそうです。

 

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久野さんは、こうして日本各地を歩いて、見ながら手仕事の民芸品を発掘し、 その魅力を普及

させることをライフワークにしています。

特に最近は若者を対象に手仕事の魅力を伝えようと、久野さんは月に一回のペースで 勉強会を

開催しているそうです。

 

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手仕事の民芸品を生活の中に取り入れることを提案、実践している久野さんは、 手仕事フォーラム

の代表もつとめています。(→手仕事フォーラムHP

 

「良い食材、安全な食材をたべるだけでなく、料理をのせる食器も、良い器、安全な器を

ぜひ考えてほしい。それが暮らしの文化となり、住まい、家並み、やがては町並みにつながります。」

という言葉には、参加者みなさんも 共感しているようでした。

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講演終了後は、そのまま店内でお買いものです。

普段は全国各地を飛び回っていて、お店には1年のうち4か月くらいしかいないという久野さんが

丁寧に説明してくれます。品物の背景にある手仕事のものがたりを知ると、

やはり買いたくなっちゃいますね。

 

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とくに参加者のみなさんの目にとまっていたのは、 この黒い壺。

実はこれは米びつなんです。

木炭でできているので、これからの梅雨時でもカビや虫が 発生しにくいんだそうです。

 

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天気の良い日に、手仕事の品々にかこまれながら お話を聞くというのは、なんとも文化的な

気分になれます。

鎌倉散策をかねて参加した方も多かったのではないでしょうか。

 

大地を守る会 交流局 大北雄二



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