みんなで話そう! の最近のブログ記事

2015年4月 8日

大地を守る会のおいしさ凝縮! 2015/2/28 だいち交流会レポート

開催日:2015年2月28日(土)
会場:江東区東大島文化センター3階 第1・2会議室

「ふたたび・みたび、会ってみませんか」というテーマで開催された、江東会場のだいち交流会。

作る人・届ける人・料理する人・食べる人が、集まり、おしゃべりしながら、割烹着の会・消費者有志のみなさんが作ったごちそうをいただきました。味のおいしさはもちろん、お料理に使われた食材ひとつひとつの作り手が集結しているので、とても贅沢な食卓です。アットホームな雰囲気でおしゃべりできること、みんなで食卓を囲めること。そのおいしさは格別でした。

これこそが、だいち交流会の醍醐味です。

今年は大地を守る会40周年。複数の家庭が共同で購入する仕組み「共同購入」の発祥の地・東大島が会場ということで、「大地はじまり物語」と称して、ベテラン消費者、生産者へのインタビューショーも開催。当時の苦労話も飛び出して「ほんもののおいしさ」を巡るたくさんの思い出に会場は大盛況でした。

皆さんもぜひ、大地宅配のおいしさと「ふたたび・みたび、会ってみませんか?」。その場でのおいしさはもちろん、参加後に普段の食事が一層おいしく楽しくなること間違いなしです。交流会はもちろん、大地を守る会のイベントは、心からの「いただきます」と「ごちそうさま」が詰まっています。

(営業部 栗村)

江東会場・レポート掲載用写真.JPG

お待ちかねのごちそうタイム! 料理をとる時も楽しくおしゃべり。

このブログでも、レシピ、当日のメニュー、参加生産者のお名前リスト、マップをお見せします!

【レシピ】
江東会場交流会レシピ(考案者:割烹着の会).pdf

【メニュー】
2015江東会場 しおり メニュー.pdf

【リスト】
2015江東会場 しおり 生産者リスト.pdf

【マップ】
2015江東会場 しおり 生産者マップ.pdf



2014年10月30日

よこはま自然育児の会 30周年記念イベント開催のお知らせ

大地を守る会のイベントでお馴染み竹中恭子さんが主宰する
よこはま自然育児の会が今年で30周年を迎え、記念のイベントが開催されます。

よこはま自然育児の会は、ボランティア運営の育児サークルで、これまでに3千人以上の
お母さんたちがよこはま自然育児の会を卒業していきました。

卒業されたみなさん! 今、育児をがんばるお母さん! どうぞ、ご参加ください。

大地を守る会も参加します。

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よこはま自然育児の会 30周年記念イベント 

自然育児フェスタ in みなとみらい 

よこいく母子.jpg
日時:2014年11月2日(日) 11:00~15:00 

(JR桜木町駅 徒歩7分) 

イベント盛りだくさん!! 
アロマハンド、耳つぼ、ヘッドトリートメント、 
べビーマッサージをはじめ 手作り品バザー、 
親子一緒に楽しめるワークショップなど 

お問い合わせは下記まで。 
  


◇◇よこはま自然育児の会とは◇◇ 

 スタートは30年前、西区で保健師の朝倉きみ子さんが母乳育児の大切さを伝えるために
始めた母親学級でした。会報の発行やイベント企画と呼ばれる講演会、交流会などを中心に、
会員同士の様々な集まり・活動があり、全てどなたでも参加できます。
営利・宗教目的などの活動は一切行っていません。 

よこはま自然育児の会については、こちら





2014年4月30日

丹那・酪農家の皆さんとバーベキュー交流会

期日:2014年4月19日(土)
場所:丹那の酪農王国オラッチェ(静岡県田方郡函南町)

毎年この時期恒例の、函南(かんなみ)東部農業協同組合主催の、産地交流会が今年も開催されました。4月も下旬にさしかかる頃なのですが、最近はなぜかいつもこの交流会のときは寒い一日となります。
それでも全体で100名を超える参加者が集まり、バーベキューも楽しみながら、生産者の皆さんと
消費者のご家族が、しっかり交流しました。


挨拶をされているのは函南東部農業協同組合(丹那牛乳)組合長の片野敏和さん。
左後ろにいらっしゃるのが、丹那低温部会部会長の川口正文さん。
片野さんも牧場を経営されています。

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生産者や農協の皆さん自らが火起こしからこまやかに手配してくださってのバーベキュー。
部会長の川口さんも手際よくお肉を焼いてくださいました。
左は、この交流会には何度も参加したことがあるという、女の子。
生産者とも直接おしゃべりしながらいただけるバーベキューは、めったにありません。

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フルーツバスケット(以下FB)の職員はケーキの引き売り。
今回は、FBのケーキ類は、事前に予約をとっての販売でしたが、少し当日販売できるものがあったので、このような形となりました。
酪農王国オラッチェのケーキ工房、ジャム・ジュース工房としてFBもこの地で活躍しています。

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お腹がいっぱいになった後は、農協の2階の会議室で「車座トーク」。
天気のよいときは、それこそ芝生の上で輪になって...なのですが、この日の寒さと、雨もパラ
つく天気ではやむを得ません。

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そして工場見学。低温殺菌される様子もガラス越しですが、見ることができました。

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少し歩いて片野牧場へ。いよいよ牛たちとご対面。
ただし、一般来場者は牛舎には入れず、少し離れたところからの見学です。
伝染病の予防等でこういった措置がとられています。


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この牛たちが、丹那の低温殺菌牛乳にふさわしい細菌数の少ない原乳を産出してくれるのです。

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「牛さんたちいつもありがとう!」と声をかけました。


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低温殺菌牛乳を通して長いおつきあいが続いている函南の地。
生産現場を訪ねること、生産者と消費者が交流すること、そしてあらためて出荷される乳製品を
大切に消費していこうという思いを強くする...。
「産地交流会」の大切さを実感できた一日となりました。
                                             (交流局 担当事務局)

















2014年4月28日

しょうゆ味比べ

主催:港北大地サークル
日時:2014年4月14日(月)
場所:中原市民館 料理室(神奈川県川崎市)
参加人数:24名

港北大地サークル主催の「食べ比べ」シリーズ。今回のテーマは「しょうゆ味比べ」。
醤油を10種類集め、150ccのお湯に小さじ3杯ずず溶かし、味見をしました。
加工食品担当の職員も参加し、それぞれの醤油の特徴も伝えられました。

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参加者は順番に味見。香りや色合いもしっかりと比べました。

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子どももひとり参加。「おしょうゆはだいすき」と、早くも大人といっしょに違いを感じている様子。

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ひとつの皿にちょっとずつたらして、色合いの違いは一目瞭然。

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【参加者の感想から】

しょうゆ味比べに参加できるのを楽しみにしていました。違う種類(メーカー)の醤油を買ってみよう
と思いながら、いつも同じ物を買っていたので、味比べはとても勉強になりました。
味の好みは人それぞれだなぁと感じたのと、みなさん味に詳しくて驚きました。
醤油だけでなく、大地を守る会の他の物もいろいろと試してみようと思いました。
                                                   (T.Sさん)


自分で同時に味を比べるとしたら、2~3種類が精一杯だと思いますが、今回、扱っているほとんど
の味がみられ、とても良い機会を作って下さったと思います。
港北大地サークル、すごいと思いました。こういう方々が大地を守る会を支えているのだと感じました。今回の催しも、もっと多くの人に知らせたい程、本当に良い企画だったと思います。
                                                   (K.Sさん)


それぞれの醤油産地の風土や文化の違いが、どんな風に反映されているかを知りたいと思い参加しました。醤油の味、色、香り、具体的に見て味わい、わかったことが良かったです。参加された皆さんの自己紹介で、それぞれの思いも伝わり参考になりました。
港北大地サークルの皆さんには心からありがとうを伝えたいです。スタッフの皆さんがすべてのメーカーの醤油を購入し、持ち寄ったことで実現した企画ですよね。
                                              (雑穀だいすき!さん)


ということで、私も30年近く事務局員として活動していますが、こんな企画は初めてでした。
だいちサークルではこんなこともやれるのだ!と実感。
港北大地サークルの皆さん、次の「食べ比べ企画」、期待しております。
                                        (だいちサークル 担当事務局)






2013年12月26日

演奏と映像で語る~作っているのはコメと野菜と曲とまち

 日時:2013年12月7日(土)

会場:wacocoro(東京都大田区)

出演:Gt&Vo 松本愼一郎さん(宮崎アグリアート 宮崎県)~32歳 3児のパパ

主催:だいちサークル・トリオデ&有志

 

今回の企画は、生産者によるライブ演奏(歌とアコースティックギター)と映像を見ながらのトーク

という内容。会場となったwacocoroは、会員が経営するロハスなカフェ。過去にも「だいちサロン」や

「だいち交流会」で利用させていただいたこともあります。

この日も、音響機器は㈱大地を守る会から持ち込んだものを使用しましたが、プロジェクターや

物販コーナー等は、スタッフがwacocoroの店主さんとじっくり相談したうえで、仕立ててくださいました。

 

スタッフお手製の看板で、ステージエリアとなりました。

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演奏する松本愼一郎さん。

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写真奥が入口ですが、外は静かな住宅街。

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参加者集合写真。

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 宮崎アグリアートから届いた野菜類。

物販コーナーで販売もされましたが、企画終了後の懇親会での食材にもなりました。

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このブログでは残念ながら松本さんのギターと歌は伝えられませんが、生産者との交流において

このような企画ができるとは、なかなかないことです。

企画された、だいちサークル・トリオデのスタッフのおひとりが、過去の東京集会地区会場において、松本さんと会われたのがきっかけになっているものですが、2013年の東京集会でも、松本さんは画像を用意してトークされましたので、そうした実績にもとづいているものでしょう。

 

実は、松本さんは20代の前半は、福岡でライブハウスとかのPA(音響関係)の仕事をされていたとのこと。お父様は宮崎で開拓者として農業を始められた方。そこに戻って、宮崎アグリアートという法人(株式会社)を立ち上げ、現在は、さらに若い人材を農業の現場に引き入れる役割も果たしていらっしゃいます。

地域では、昨年、今年と、「野良音」(※)なる屋外フェスを企画実行された松本さん。

大地を守る会の催しでは当たり前になっている「マイ箸・マイカップ・マイ皿持参」を、そのフェスでも

呼びかけたら、かなりの参加者が協力してくださり、地元でもそれが話題になったとのこと。

稲刈り後の田んぼに、1000人規模の集客での音楽イベント。

地域が、そして世代も超えて、人と人がつながったことでしょう。

だいちサークルでも、今回のように、今までにはない形で、生産者とのつながりを実現することが

できました。企画したスタッフの皆様のアイデアと緻密な準備に感謝です。

そして、「出演」いただいた、松本愼一郎さん。ありがとうございました!

(※ 野良音 http://nora.asia/oto/2/ )

                                        (だいちサークル担当 事務局)

 

 

 

 

 

 

 



2013年12月25日

会員宅で☆わくわく復興支援カフェ

日時:2013年12月3日(火)
会場:だいちサークル・までいのスタッフのご自宅(神奈川県藤沢市)

だいちサークル・までいでは、2013年5月に「復興支援市」を開催し、約30万円を「大地を守る
復興支援金」に寄付することができました。
今回の集いは、規模は小さいけれど、会員宅で集まって、「今後の支援を無理なく続けるには
どうしたらよいのか?」「この間、福島子どもプロジェクト等で、支援金はどのように利用されて
きたのか?」といった話題で、会員どうしの交流を深めました。


写真でご覧いただくと、穏やかなお茶会の様子ですが、交わされた情報は、昨今の福島現地の
様子から、ふだんのそれぞれの生き方にまでおよぶ、真剣な内容でした。

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この日は、会場を提供してくださった「までい」のスタッフによるお手製のお菓子、飲みもの、
そしてサンドイッチ類を、まさにカフェとして、値段もつけてお金のやりとりをしました。
もちろんその売上はすべて「大地を守る第一次産業支援基金」に寄付しました。
マイ皿、マイカップ、マイ箸持参で、味わいながらも、さらにディープな話に集中しました。
と言いつつ、レシピの情報交換もあり、お茶もおかわりしながら、楽しい会食です。

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さらに、わずかではありましたが、お手製のアクセサリーの販売(写真右手奥)、アロマオイルを
使ったハンドマッサージ(写真左手)なども、お手頃な価格をつけてやりとりされ、支援金を
集めることができました。
写真右手手前では、復興支援市の様子を写真で見ながら、「来年もやりたいな」
「でもそのためにはどう準備していったら?」等々、話はつきませんでした。

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この日集まった支援金は10,700円。スタッフ、そして参加者全員の協力のおかげです。


それでは、参加者からの感想をご紹介しましょう。

●いろいろなお話が聞けました。少しでも(ホントに少しでしたが)支援もできましたし。
 サンドイッチ、ケーキもおいしかったです。
 また、気楽に参加できるイベントをお願いします!
 復興支援カフェのようなものであれば、次はもっと協力できるように自分でもがんばりたい
 と思います。
 子育てに追われてしまっている毎日に、いい刺激となりました。  (Y.Cさん)

●参加者の一人ひとりがとても魅力的で、興味深いお話ばかりでした。
 アロマのハンドマッサージ、とてもよかったです。被災地のストレスの多いママさんたちにも
 受けてもらいたいなと思いました。
 カフェが最高でした。スィーツもパンもお茶もおいしかったです。
 参加させていただいて、どうもありがとうございました。
 放射能汚染の問題、被災地の復興は、今後も長いスパンで見守り考えてゆくことだと思うので、
 バザーにつづいて今回もこのような企画をたててくださった意義はとても大きいと思います。
 日本には今(世界もですが)、いろいろな問題が起きているので、肩肘張らず気さくに話し合える
 場が、ますます貴重になると思います。
 バザーも、こうしたカフェも、また楽しみにしています。
 ハンドマッサージのようなリラックスできる時間を被災地の方は欲しているのではないかと
 思います。実際、そうしたボランティアが喜ばれている話を聞いたことがあります。 (M.Sさん)


だいちサークル・までい。サークルの名称を「までい」にしたのも、震災後、東北の生産者からの
話を聴いたのがきっかけとのこと。「までい」は神奈川県の藤沢、鎌倉等湘南方面が拠点ではあり
ますが、他の地域でも、「までい」のように、暮らしの中から復興支援に関わる活動が展開されると
いいですね。
                                      (だいちサークル担当 事務局)





2013年12月24日

だいちサロン36回目

日時:2013年11月28日(木)

会場:遠忠商店(東京都中央区)

主催:だいちサークル・サロン部

 

今回のだいちサロンは、佃煮でおなじみの遠忠食品の代表・宮島一晃さんにご協力いただきました。会場も、中央区・水天宮のすぐそばにある遠忠商店さんのビルの3階の会議室。

宮島さんは、大地を守る社会貢献活動(CSR)をすすめる会の生産者運営委員であるだけではなく、おさかな喰楽部にも属しておられます。したがって、大地を守る会とのおつきあいも、単に製品を出荷するにとどまらず、東京集会はもちろん、さまざまな機会に出展(出店)されたり、水産関係の生産者とも交流を深めていらっしゃいます。

(写真左が宮島さん)

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この日は、海苔の佃煮を例にとって、市販品と遠忠さんのものを、水で溶いた後振ってから静置して見せてくださいました。すると、同じ量で測って入れたのに、明らかに海苔の量が異なることがわかりました(もちろん遠忠さんの方が多い)。いかに市販品が、海苔以外の素材で量を増やしているかが見てとれました。

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宮島さんは、「食の観点から関わることで、東京湾再生への思いがとても強くなった」と語ります。

プロジェクターでは、千葉県木更津沖で収穫している海苔、行徳・三番瀬のあさり、横須賀・猿島周辺でとれる昆布などの様子も見せていただきました。

参加者一同、江戸前の食材を、安心して、潤沢に食することができるようになれば、という気持ちを抱けたと思います。

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お話が終わった後は、1階のお店でお買い物も楽しめました。

佃煮に限らず、吟味された品々が並んでおりました。

宮島さん、積極的に活動されていますね。

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36回目を迎えた「だいちサロン」。いつものお茶をしながらのおしゃべり会とはまたちょっと違った、

勉強会の内容でもありました。

来年(2014年)も、あちこちで、いろんな企画で「だいちサロン」は開催されることでしょう。

皆様のなかにも「ぜひうちの近くでもサロンを開いて、地域の大地を守る会の会員どうしで交流したい」という方がいらっしゃったら、事務局までご連絡くださいませ。

「だいちサロン」には、いろいろな可能性があります。ぜひ皆様もご参加ください。

【予告&予定】

だいちサロン 37回目 2014年2月13日(木) 10:00~12:00 中原市民館(武蔵小杉駅近く)

「おやつ」をテーマにお話しましょう。

だいちサロン 38回目 2014年3月中旬 カフェ・スピネル(JR中央線日野駅から徒歩4分)

日野周辺にお住いの方、仲間づくりをしませんか?

だいちサロン 39回目 2014年4月中旬 wacocoro (東京都大田区)

ロハスなカフェ、wacocoroにて。 過去にも何度か開催しています。

だいちサロン 40回目 2014年5月 千葉でやりたいな、と相談しています。

 

それでは皆様からの情報もお待ちしています!

                                                                                        (だいちサークル担当 事務局)

 



2013年10月28日

生産者とおしゃべり会~黒崎有機栽培研究会

日時:2014年10月24日(木)
場所:山手234番館(横浜市)
主催:港北大地サークル


港北大地サークルが毎年この時期に開催する「生産者とおしゃべり会」。
ふだんは畑で「大根収穫交流会」や「とうもろこし収穫交流会」でお世話になっている、
黒崎有機栽培研究会の生産者の皆様を、街中にお呼びしての懇談会です。
今回会場となったのは、山手234番館。元町公園のすぐそば、歴史的建造物です。

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黒崎有機栽培研究会の皆様。
左から、石橋信一さん、山田新一さん、石渡 稔さん、石渡久子さん、山田繁代さん。
右端は、港北大地サークル・代表の由良直子さん。

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消費者16名(サークルのスタッフも含めて)が集まる前で、畑でとは違う雰囲気ですが、
生産者の皆さんから、いろいろなお話を聴くことができました。
石渡稔さんの言葉からいくつか紹介しましょう。
「とにかく『顔の見える関係』を実現したかったのです」
「この20年来、畑での年に二度の収穫交流会は、唯一、2011年の3月下旬の大根の
ときは中止にしましたが、他はず~っと続けてきました」
「畑で交流することで、『あっ、この大根はあの方々が食べてくれているんだな、と
思い浮かべることができます」

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この日は、2013年3月の「大根収穫交流会」と同年7月の「とうもろこし収穫交流会」の様子を
撮影した写真も資料としてご覧いただきながら、畑や交流の様子を伝えていただきました。
堆肥のこと、種のこと、土の性質のことなど、かなり専門的な話題にもなりましたが、
女性生産者でもある石渡久子さんと山田繁代さんからは、大根をたくさん食べるための
料理の仕方なども紹介されました。

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畑ではなかなかここまではお話できないこともあるわけですが、このような懇談会を開催することで、
生産者の皆様ともさらに交流が深まる機会となりました。

港北大地サークルの皆さんは、2014年1月には、「大地を守る会を知ろうシリーズ~新入社員を
囲む会」を、そして2月23日の東京集会2日目には、川崎市・横浜市の2箇所で「地区会場」を、
大田区産業プラザPiOの本会場でもサークルが企画するプログラムで生産者とじっくりおしゃべり
できる場を用意すべく、準備を始めていらっしゃいます。
ぜひ、皆様も、生産者とおしゃべりすることを「体験」してみてくださいね。それができるのも
大地を守る会ならでは!です。
                                         (だいちサークル担当事務局)






2013年10月21日

だいちサロン35回目 からだの手当てと食べものについて

日時:2013年10月17日(木)
場所:cafe スピネル(東京都日野市)
主催:だいちサークル・サロン部
参加人数:15名

今回会場となったcafe スピネルの外観。
日野の駅から徒歩約4分。

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国産小麦&天然酵母で作ったモッチモチのベーグルが美味しいお店です。

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今回のだいちサロンは、日野ではり灸治療室を運営されている佐伯有香さんをゲストに迎え、季節の変わりめにおすすめのからだの手当てや食べものについて、ざっくばらんに懇談しました。

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「首筋がこったときは...」と、自分でできる指圧もこんな感じで。「あんまり強く押してはいけませんよ」とのこと。

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「自分で自分の体を触ってみましょう。体も触られることを喜びます」と語る佐伯さん。触ってみると体の変調にも気づきやすくなるのですね。

だいちサロンは、12月と1月をのぞいて、毎月、どこかで開催しております。
スタッフからは、「ぜひスペースを探していただけるサポーターを募集しております」とのこと。
皆さんのお住いのお近くでもだいちサロンをと思った方は、ぜひスペースを見つけて、
ご連絡ください。条件があえば、きっとご近所の会員さんとも出会える、そんなだいちサロンを
開くことができるでしょう。
情報は、事務局(CSR推進部 TEL 03-3402-8841)まで。
                                        (事務局 だいちサークル担当)





2013年9月26日

とうふの食べ比べ~お気に入りを見つけよう

日時:2013年9月13日(金)
場所:中原市民館 料理室(神奈川県川崎市)
主催:だいちサークル・港北大地サークル
参加人数:17名

豆腐大好きなメンバーが集まりました。

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港北大地サークルでは昨年4月に「食パン」の食べ比べを実施しました。
今回は、以下の5種類の「豆腐」を選んでの試食会です。( )内は製造元。

神泉豆腐(豆庵)、大地を守る会の木綿豆腐(むつみ)、
一日一丁木綿豆腐(島田食品)、大地を守る会のミニ木綿豆腐(丸和食品)、
東北想い・宮城の大豆のもめん豆腐(おかべや)

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今回の試食方法は、どれがどの製造元の豆腐かはわからないようにしました。
でも、実際食してみると、甘さ、色あい、香り、硬さ・柔らかさ、けっこう違いがあります。
参加者は、5種類を食べ比べながら、気がついたことを記してみました。

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ひと段落したところで、「どれがお気に入り?」という問いに、
参加者には手をあげて答えていただきました。
やはり、甘みが多く適度な柔らかさのものが人気はありました。
製造元が明かされた後、感想を伝え合いながらの懇談となりました。
「味には違いがあること、あらためて感じました」
「ふだんは絹ごしを選んでいますが、木綿も思ったよりクリーミーですね」
「どれもおいしい。たまに外食で(豆腐を)食べると、やっぱりふだんの味との違いを痛感します」
「次はぜひ絹ごしで食べ比べしてみたい」
「(豆腐は)味噌汁にすることが多かったけれど、これを機にもっといろんな料理にも使ってみたい」
いろんな感想が聞けました。

港北大地サークルは、今後もこのような「食べ比べ」企画を検討していかれるようです。
なかなかできそうでできない企画です。
今後が楽しみですね。
                                        (だいちサークル担当事務局)










2013年9月 2日

だいちサロン33回目 おいしいお茶の点て方・基礎編

2013年8月22日(木) 於・中原市民館 和室(川崎市 武蔵小杉駅近く)
参加人数19名〔消費者16名(サークルスタッフ2名 子ども3名含む) 講師1名  事務局2名〕
だいちサークル・サロン部主催

今回の「だいちサロン」は夏休み企画。昨年に続いて「おいしいお茶の点て方・基礎編」として、講師に表千家の教授・柴田宗美さん(写真 着物姿)を招いて、子ども(小学生以上)も学べるやさしい内容とした。
「お茶は、日常の生活の中で、体の健康のためにもなるし、人と人の交流のためにもなります。日本の伝統文化のたまものです」という講師からのお話。

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さっそくお茶を点てる。なお、今回利用した抹茶は、宅配でも取り扱っている、「宇治・有機 抹茶」。
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茶せんの扱いは、けっこうこつがいる。
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子どもたちも真剣に取り組む。
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先生の手さばきはさすがに速い!
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お茶をいただきながら、ざっくばらんに質疑応答。
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この日は、消費者会員で大田区で和菓子屋さんを開業している方も参加され、その方が作られた和菓子をみんなでいただいた。また、スタッフが用意したお茶碗についても、講師からいろいろ説明を受け、観賞のコツも学ぶことができた。
講師の柴田さんからは「お茶を学ぶことは、子どもが大きくなってからゆっくりと...なんて考えているとあっという間に年老いてしまうのだから、今から、子育てをしながらでも始めてくださいね」とのアドバイス。

毎回いろいろなテーマ、話題で交流を楽しむ「だいちサロン」。次回(34回目)は、9月19日(木)、同じ中原市民館で、「煎茶の飲み比べ」。ブログでもまた報告しよう。
                                    (報告:だいちサークル担当 事務局)




2013年8月12日

NEWS 大地を守る2013年8月号 放射能に負けない力を。

昨年開催した放射能連続講座は、好評の声とともに多くの継続のご要望をいただき、今年は第Ⅱクールを開催しています。
これまで多彩な講師の方々により、さまざまな角度から貴重な知見が語られました。
大地を守る会の放射能対策特命担当・戎谷徹也によるこれまでの講座の総括とともに、第4回までのエッセンスをお伝えいたします。
正しい理解・適切な対策・健全な食生活のためにお役立てください。
(NEWS 大地を守る編集部)

「大地を守る会の放射能連続講座」から学んだこと

 本連続講座は、昨年6月に第1回を開催して以来、今年7月までに計11回実施しました。大地を守る会会員を対象にしたものですが、一般の方も受け入れています。
 講座を開催した目的は第一に、原発事故から1年が経過した時点での、食品や環境の汚染状況を正確に把握すること。

第二に、その上で日々の暮らしのなかで被ばくを避けるためにできることを整理し、適切な判断力を身に付けること。被ばくのメカニズムやリスクについての知識を獲得するとともに、不明な点の多い将来の健康への影響については、事故から26年を経たチェルノブイリから学びたいと考えました。第三に、身を守るための知識にとどまらず、広範囲に汚染された国土の回復と、安心して暮らせる社会を築くための道筋を探り、できるだけ多くの方々と"希望"を共有したいと願いました。
それは生産と消費のパイプを再生させる道筋にも重なるものでした。

 当初予定した6回で終わらず、第Ⅱクールの開催へと続きましたが、この講座を通じて私たちは実に多くのことを学びました。目的に沿ったポイントを列記すれば―

①放射線や放射性物質について、また身体への影響のメカニズムや基本的な対策のポイント等についての知識を得られたこと。

②食品の汚染は、当初予想したよりはるかに早く低レベルの状態に減少してきていること。一貫して検出されない食品群もあり、汚染メカニズムや放射性セシウムの吸収に関する作物特性なども見えてきたこと。一方で注意すべきもの、継続的なモニタリングが必要なものが抽出(見える化)されてきたこと。

③農産物の測定実績から、改めて土の力を教えられたこと。これは日本の土壌特性だけでなく、農業者が営々と積み重ねてきた土づくりの成果でもあること。

④除染の必要性や進め方についての考え方が得られたこと。

⑤バランスの取れた食生活で免疫力を整えることが、放射線防護の観点からも重要であり、野菜の力と日本型食生活(特に発酵食品)の価値を再認識できたこと。

 ①では、被ばくリスクについての対立する科学的見解を示されながら、私たちは今も、それぞれにどう判断するかというトレーニングを続けているといえます。また③からは、福島の有機農業者たちが知見と技術を駆使して挑んできた対策が、食の安全確保への道筋に希望をもたらしつつあることが示唆されてきています。
講座では、講師の方々によるたくさんの珠玉の言葉が残されました。

 この講座は、放射能汚染から逃れられない時代に生きる上での、道しるべを見つける作業だったともいえます。大地を守る会のHPにてアーカイブを公開していますので、ぜひご確認ください。

(大地を守る会 放射能対策特命担当 戎谷徹也)



エビちゃん日記(ブログ)もご覧ください!






放射能汚染の現状と課題

2月24日
大田区産業プラザPiO
参加者 約50名


内部被ばくの現状、現場からの声

「福島産だから危ない」はもうやめましょう

 国や自治体などから出されたさまざまな放射能汚染データを分析している上田さん。大地を守る会が自主検査した情報もすべて提供しています。そこで得られた知見を紹介しながら、私たちが内部被ばくを防ぐため、どう考え、行動すべきなのかをお話しいただきました。

 講演では参加者の皆さんと一緒にちょっとしたテストを行いました。
子どもに夕食を作るとして、50種類の食材のなかから10品を選び、その放射線数値の合計が何ベクレルになるかというものです。各食材の数値は、これまでに検出された最も高い数値で計算します。結果は、5~10ベクレルの方がほとんどでした。「食材選びなどを少し工夫すれば、食事からの内部被ばくはかなり抑えられる、ということを知ってください」と上田さんは締めくくりました。

 これまでの計測で、"出やすい食材"などもわかってきました。今後は、やみくもに計測するのではなく、「選択と集中が必要だ」と上田さん。さらに、「汚染が長く続きそうなものについては、食品そのものだけでなく、土壌など周辺環境についても調べるべきです。国が責任をもってすすめてほしいですね」と続けます。また、消費者の皆さんに気をつけてほしいこととして、「きちんとデータを見た上で判断してください。福島産だから危ないというのはもうやめましょう」と強く訴えられました。

 上田さんの講演に続いて、大地を守る会の福島の生産者が登壇。稲田稲作研究会の伊藤俊彦さんからは「私たちの放射能対策を、もし世界で原発事故が起きたとき役立てたい。それが支えてもらった者の責任だと思う」。あいづ耕人会たべらんしょの浅見彰宏さんからは「未来の子どもたちに良い環境を引き継ぐためにも耕すことを続けたい」、との思いが語られました。

             
講師:上田昌文さん
NPO法人市民科学研究室代表。
1992年より市民による研究・学習グループを発足させ、科学技術関連の社会問題への取り組みを開始。東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員等を歴任。著書は『わが子からはじまる原子力と原発きほんのき』(クレヨンハウス)など多数。



めて内部被ばく問題を考える~未来のために正しい知識を~

4月18日
千代田区立日比谷図書文化館
参加者 148名


内部被ばくを防ぐ除染の大切さ

民間や学術機関の先端技術を活用した除染を

 新たな視点で内部被ばくの解明に取り組むゲノム科学の専門家であり、現在も福島の除染活動に積極的にかかわる児玉さんをお招きした第2回。

事故後の放射性物質の流れ、人体への影響、そして除染と管理の問題について話していただきました。

 除染とは、「環境中の放射性物質を隔離して保管し、減衰を待つこと」と定義された児玉さん。家、幼稚園、道路、ダム、森林などの除染や、保管の方法について話され、除染することで内部被ばくの可能性を減らせると主張します。

また、「政府だけでなく、民間や大学などがもつ先端の環境技術を使うべきだ」と持論を展開されました。

 そして、会場からの「今も福島原発からは大量の放射性物質が出ている。除染は無駄ではないか?」という質問に対する答えに、児玉さんの考える除染の大切さが集約されていました。 「今もある程度の放射線量のなかで生活している人が約100万人いらっしゃいます。しかし、この方たちが、新しい場所に移転するのは困難です。その地域で暮らしている人たちにとって、まずは自分の子どもの幼稚園をきれいにしたい、自分の家に入るときに靴の裏に付いている土のセシウムを減らしたい。

これは無駄なことではなく、生きていくための基本的な生存権であり、健康権です。私たち国民は、地元住民が望む除染に対して、積極的に協力していく義務を負っています。汚染された地域をそのままにしていいという議論は、私は間違いだと思います。チェルノブイリでも家族や地域の崩壊が問題となりました。避難は外科手術みたいなもの、除染は内科手術のようなもの。どういう処置が必要なのか、住民が決めるべき問題です。住民が判断して、要請があったら応えてあげるのが、私たちや国の責任だと思います」。


            
講師:児玉龍彦さん
医学博士。
東京大学医学部助手、マサチューセッツ工科大学研究員等を経て、現在、東京大学先端科学技術研究センター教授(システム生物医学分野)、東京大学アイソトープ総合センター長兼任。著書は『フクシマ からはじめる日本の未来』(共著、アスペクト)など多数。



 未来のために、つながりを取り戻そう

5月18日
YMCAアジア青少年センター
参加者49名


チェルノブイリの教え

「忘れない」ことが支援になります
 第3回の講師は、1990年からチェルノブイリで人々の健康回復や土壌除染対策を支援してきた河田昌東さんです。福島では事故直後から調査に入り、各地の生産者を支援しています。

 「チェルノブイリと福島の原発事故は、爆発時までの運転履歴と爆発時の温度が異なりますが、汚染環境下で生きざるを得ない世界の扉を開けたという点では同じです」と河田さんは話します。

 チェルノブイリの教訓として、内部被ばくがもっとも健康に影響を与えることがわかっています。講座では、チェルノブイリの事故から1年後と22年後の被ばく量を比較した調査結果*が紹介されました。

1年後に13・5%だった「食物による内部被ばく」の割合は、22年後には80~95%に増加しています。時間の経過とともに雨によって放射性物質が土に浸透して汚染がすすむと、植物の根から放射性物質が吸収され「汚染の循環」が始まってしまいます。とはいえ、むやみに食物による内部被ばくを恐れるのではなく「正しい事実を知り、正しく怖がろう」と、河田さんは呼びかけます。「汚染環境下で生きるためには、粉じんを吸わない、汚染したものを飲まない・食べないなど、日常生活のなかで被ばくを減らす努力が必要です。正しい情報を得ながら自分の身を守ってください」。

 福島での原発事故が過去のことになりつつある今、「忘れないことが何より大切です」と、河田さん。原発事故や被災者の存在を忘れないことが支援となり、今後の原発事故の抑止につながります。
*調査:ウクライナ国立ジトーミル農業生態学大学のN.ディードフ教授

         
 
講師:河田昌東さん
分子生物学者。NPO法人チェルノブイリ救援・中部理事。在職中は名古屋大学理学部などで教鞭をとる。四日市公害、チェルノブイリや福島の原発事故被災地の支援など、多くの社会運動にかかわる。著書に『チェルノブイリと福島』(緑風出版)など。



食べて克つ!毎日の食生活で免疫力を整える

6月9日
千代田区立日比谷図書文化館
参加者 137名


野菜の力

ファイトケミカルで内部被ばくを防ぐ
 第4回は、麻布医院院長でありファイトケミカル研究家として活躍する高橋弘さんを講師に招き、ファイトケミカルの知識や、内部被ばくから身を守る食習慣について学びました。まず、ファイトケミカルとはどのようなものなのでしょうか。

 「植物が、害虫や紫外線の害、酸化などから身を守るための成分です。人間はつくり出すことができない成分ですが、野菜や果物を摂取することで、活性酸素を除去する抗酸化作用、抗がん作用、免疫力を高める作用といった効果を得ることができます。また、ファイトケミカルの積極的な摂取は、内部被ばくによる発がんリスクの抑制にもつながります」と高橋さんは話します。

 そもそもがんは遺伝子の異常で起こる病気。被ばくによって放射線が遺伝子を構成するDNAに傷をつけると、発がんのリスクが高まります。高橋さんは、「放射線がDNAに与える影響の7割は活性酸素による間接作用といわれます。したがって活性酸素を除去すれば、放射線の影響を7割は防ぐことができます」と力強く話しました。

 健康的な生活の維持だけでなく、発がんリスクの抑制が期待できるファイトケミカル。高橋先生が手軽に摂取する方法を教えてくださいました。「ファイトケミカルは加熱してもほとんど壊れず、また、加熱すると大部分が煮汁に溶け出します。野菜スープであれば、有効成分を無駄なく摂取できますよ。我が家でも毎日飲んでいます」。ファイトケミカルの力を活用した「食の知恵」で、内部被ばくから身を守りましょう。

             

講師:高橋 弘さん
麻布医院院長、ファイトケミカル研究家。前ハーバード大学医学部内科准教授、医療法人社団ヴェリタス・メディカル・パート
ナーズ理事長などを歴任。著書に『ガンにならない3つの食習慣 ファイトケミカルで健康になる』(ソフトバンククリエイティ
ブ)など。


すべての講座が動画で見られます!

終了した第5 回講座までの動画(Ustream)を配信しています。

参加できなかった方は、ぜひご覧ください。

※リンクから、第Ⅰクール(6回分)の動画も見られます。



第Ⅰクール(2012 年)    :   テーマ    :   主な出演者

第1 回 6 月2 日 : 今後の影響をどう予測し、どう心構えをするか : 上田昌文、山本謙治

第2 回 7 月7  : 正しい食事こそ最大の防護  : 石久二雄、鈴木菜央

第3 回 7 月21日 : 測定を市民のために ~陰膳法から学ぶ~  : 早野龍五、津田大介

第4 回 8 月18 日 : 海の汚染を考える : 勝川俊雄、佐々木俊尚

第5 回 9 月15 日 : いのちを生きる ~放射能とたたかい続けた医師からのメッセージ : 肥田舜太郎、吉度日央里

第6 回 10 月6 日 : 低線量内部被曝を考える : 西尾正道、戎谷徹也




2013年1月18日

イベント案内(2/15)映画『よみがえりのレシピ』の渡辺智史監督が 在来種について語る


大地を守る会として、ともに運動を展開している「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」

が主催する大豆畑トラスト集会です。おいしい大豆料理が食べられますので、ぜひご参加ください。

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第15回大豆畑トラスト運動全国集会
地域で守られている種子を次代に継いでいこう

日時:2013年2月15日(金) 12:00~16:30

会場:渋谷区リフレッシュ氷川 渋谷区東1-26-23 (渋谷駅下車徒歩10分)

参加費(昼食代含む):1200円

プログラム:12:00~昼食交流会
         13:00~講演「在来作物と種子を守り継ぐ人々」 渡辺智史さん
         14;00~講演「遺伝子組み換え大豆の状況」 天笠啓祐さん
                  「日本の大豆事情」 牧下圭貴さん
15:00~生産者リレート-ク

東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
℡03-5155-4756


不安な遺伝子組み換え大豆を食べたくないと、作る人食べる人が手を携えて安全な国産大豆の

生産を高めようと大豆畑トラスト運動が始まったのが1998年。運動は広がり、15年目の2012年は、

全国約39の生産地で取り組まれています。天候の影響を受けやすい大豆栽培は近年の異常気象

に悩まされ、十分な収穫ができない年もありました。それでも、信頼する生産者の大豆を食べたい

という消費者の思いに支えられて運動は継続してきました。

しかし2011年の福島原発事故は、地産地消を基本とする運動の根底を揺さぶりました。多くの

消費者が何をどう食べたらよいのか自問自答した2年。結局得た結論は「顔の見える関係を大事

に食べていこう」でした。

第15回の集会のテーマは、「地域で守られている種子を次代に継いでいこう」。

講師には映画『よみがえりのレシピ』の監督、渡辺智史さんをお招きします。渡辺監督は、在来作物

をめぐる地域の人々や食文化について語ります。放射能汚染後の食の世界でどう食べていくかを

考える良い機会となるでしょう。

集会では例年同様、幕開けはトラスト生産地の米や大豆を材料にした料理を食べながらの交流会。

皆様の参加をお待ちしています。




2012年10月26日

秋晴れのバーベキュー大会


10/20(土)、こどもの国(神奈川県)において

今年の春、5月20日に第一回を企画した「バーベキュー」大会。定員を大幅に超える応募がありました

ので、この秋、10/20と11/10の2回、開催することになりました。今回は、10/20の様子をお伝えします。

この日は、涼しい空気が気持ちいい晴天になり、申し込まれたほぼ全家族(24)の方が参加され、

総勢で150名を超える規模となりまた。


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(写真:会場の様子)


会場は、10人で一つの木のテーブルが配置され、家族単位で、ゆったりとくつろげます。

今回の企画は、大地を守る会を代表する、二つの産地のお肉を食べるもの。一つが、山形村の

短角牛。もう一つが、仙台黒豚会の豚肉です。この日のために、それぞれの産地から、生産者の

方も、自分たちが丹精こめてつくったお肉を食べていただける消費者に会いに来場されました。


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(写真:生産者の方々 左から職員の中井、仙台黒豚会の久保至勇(よしゆき)さん、
山形村の大畑勝美さん、石羽根忠志さん、柳久保一幸さん)


みなさんに提供したお肉は、短角牛と黒豚会の豚肉の半分ずつ。大人:300g、子ども:150g。
ボリューム満点だったと思います。


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(写真:この日のお肉。左が短角牛、右が仙台黒豚会の豚肉


一つのテーブルには、網とアルミ板が用意されていて、焼肉のほかにも、アルミ板では、焼きソバ

や焼きうどんを楽しまれている家族もいました。お肉に加えて、大地を守る会からは、たまねぎ、

にんじん、キャベツ、ピーマン、きのこ類も用意しました。


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(写真:奥が網、手前がアルミ板


バーベキューが始まると、みなさん、ご家族で食事を楽しまれました。その輪の中に、生産者の方々

が入っていかれ、震災後の山形村や仙台の様子、牛や豚の飼育について、消費者の方と

お話されました。


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(写真:右が久保さん。左が遅れて登場の仙台黒豚会の小原文夫さん


仙台黒豚会の小原文夫さんは、広い「こどもの国」の園内で迷子になり、遅れての登場でしたが、

到着するやいなや、かなりのマシンガントークで、消費者の方を笑わせていました。


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(写真:消費者会員の方とお話しされる小原さん



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(写真:久保さん


今回来場された久保至勇(よしゆき)さんは、お父さんが長年、仙台黒豚会を支えて来られました。

昨年の震災で、久保さんのところも被害をうけ、それをきっかけに、息子さんが家業に参加され

ました。お父さんとしても、こころ強いことでしょう。


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(写真:山形村の大畑さん


山形村の短角牛も、仙台黒豚会の豚肉も、すべて高感度の器機で放射線量を計測し、不検出と

なっていますが、震災以降、やはり、販売には苦労しています。どちらも大地を守る会が「顔の見える

関係」を築いてきた大切な産地。これからも、関係を大切にし、「食べて応援」していきたいと思います。


山形村短角牛のマスコット、「たんくん」も登場し、子どもたちの大人気になっていました。


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2012年9月 3日

NEWS 大地を守る2012年9月号 報告 第75回 くらしから原発を考える講座 「原発はいらない! 被ばく労働の実態」

多くの人が犠牲になる原発を今すぐゼロに!
7月1日(日)、原発とめよう会主催による報道写真家・樋口健二さんの講演会が開かれました。
38年間にわたり、原発で働く労働者たちを取材してきた樋口さんのお話や数々の貴重な写真により、原発のおそろしさと重層的な問題点があらためて浮き彫りになりました。
(消費者会員・鈴木 孝子)

原発の中を撮った貴重な写真。                                             3.11後、福島原発の作業中に亡くなった
定期検査中の福井県敦賀原発で(1977年)。                          作業員の奥さんの写真を前に語る樋口さん。

原発がある限り被ばく労働者は増えていく
 去る5月5日は日本中のすべての原発が停止した記念すべき日でした。しかしその後、残念ながら大飯原3号機が再稼動してしまい、現在止まっている49基の原発も、廃炉になったわけではなく、定期検査をしているにすぎません。そしてこの定期検査には、少なくとも1日に1500人の労働者が必要とされています。また、原発で働く総労働者数はこれまでに200万人を超え、そのうち50 万人近い人たちが被ばくしていると言われています。樋口さんが取材した労働者の中にも、被ばくが原因と思われる病気に苦しみ、亡くなった方が大勢いたそうです。にもかかわらず、被ばく労災が認定されたのは過去35 年間でわずか11 件しかありません。累積被ばく線量が50ミリシーベルトに達していないと、たとえガンや白血病を発症しても被ばく労災とみなされにくいからです。
 「労働者たちにとっては、定期検査、廃炉のどちらにしても、被ばく労働はさけられない。原発がある限り被ばく労働者はどんどん増えていく。私の話は過去のことではない、今この瞬間にも引き続いているのです」と樋口さんは語ります。さらに、被ばく労働がはらむ数々の問題点を指摘し、放射線管理手帳の改ざん、粗末な医療体制、賃金の中間搾取、経済性優先のために定期検査の期間を短縮し労働者を使い捨てにするなど、労働者の安全と権利がまったく保障されていない現場の実態をお話しくださいました。

原発は差別の上に成り立っている
 「弱い底辺労働者を踏みにじって、とことん差別して、われわれは豊かな社会をつくってきた。今日この瞬間にも、放射性物質をぞうきんで拭いている人たちがいるという事実を忘れてはいけない」という樋口さんのメッセージは、電気のある便利な暮らしを享受している私たちに、暮らし方、生き方の見直しを迫ります。また、「"ボロぞうきんのように使われている"という被ばく労働者たちにもそれぞれ人格、人生、家族があり、その人たちの上に電気のある暮らしが成り立っていると思うと切ないです」という、参加者の感想も胸に響きます。
 今回、樋口さんのお話を聞き、原発はエネルギーの問題だけではなく、人権と差別の問題でもあることがよく理解できました。「普通の暮らし」をするために、多くの人の命と健康が犠牲になるようなことがあってはなりません。その意味でも、これ以上日本に原発を1基も増やしてはならないし、既存のすべての原発を、1日も早く廃炉にしなくてはいけないという思いを新たにしました。



2012年8月31日

大地を守る会関連団体、9月のイベント案内


大地を守る会主催の9月のイベントは、ほとんど申込を締め切っております。

そこで、今からでも申し込みや参加ができる、関連団体イベントをご紹介します。

日時:9月13日(木)14~16時
イベント名:MOP6で何が議論されるか
場所:衆議院第2議員会館第7会議室
詳細のお問い合わせ、申し込みなど


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日時:9月16-17日
イベント名:第8回ふるさと回帰フェア
場所:早稲田大学
詳細のお問い合わせ、申し込みなど


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日時:9月18日(火)
16:30~17時
モンサントにNO !
場所:銀座・日本モンサント株式会社前で行動
18~20時
イベント名:STOP TPP !! 官邸前アクション
場所:首相官邸前


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日時:9月20日(木)
イベント名:世界の遺伝子組み換え作物の今
場所:連合会館501(千代田区神田駿河台3-2-11)
詳細のお問い合わせ、申し込みなど

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日時:9月29日(土)
イベント名:学校給食についての連続講座
       10年後の子どもたちにできること
場所:大地を守る会六本木分室3階
詳細のお問い合わせ、申し込みなど
TEL:03-3402-8902


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日時:8月28日~10月3日
イベント名:ボイス・ユア・チョイス
場所:パタゴニア渋谷店



2012年8月29日

うつくしま 福島 応援ツアー

8月20日・21日に、福島県の生産者を訪問する「福島応援ツアー」を行いました。

福島県はカンカン照りの天気で、この夏一番の暑さになりましたが、

福島の美しい景色を堪能することができました。

 

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これは二本松市から福島市方向を望む風景。色鮮やかな花々は地元の篤志家が植えた百日紅。

まだ公開はされていませんが、広い敷地一面に植えられた百日紅は壮観です。

 

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最初の訪問地は、福島市、新萌会・斎藤宏通さんの園地です。

昨年3月11日以降の状況や、除染のご苦労など、これまでの取り組みについてお話を聴きました。

 


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斎藤宏通さん  「この辺り、幹や枝の上の方を削んのよ」

樹皮を削るのは、越冬害虫の対策として、これまでも推奨されてきたことなのだそうですが、

今回、自主的にではなく、強制的に生産者がやらなければならないことになってしまいました。

それでもこの努力によって、数値は大幅に減少しました。

 

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 新萌会のみなさんと「幸水」の下での記念撮影

「今年はずうっと雨が降んねくて小ぶりだけど、そのぶん甘味は強くなってっから。」

期待しましょう。

 

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次の訪問地は二本松市の東和地区。この地域の有機農業生産者を支える「たい肥センター」。

 

代表の白土さんは、上質のたい肥を作って生産者の役に立ちたい、とこの取り組みを始められたそうです。

臭いも無くハエも少なく、こうした施設では珍しい環境です。良いたい肥ができているようです。

羽山園芸組合のみなさんも利用されています。

 

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"東和の自然いい仲間 おらがやさい" 

東和地区のみなさんのつながりの強さを感じます。

このうしろの山が羽山。昔からの信仰の山。山頂から富士山山頂が見える最北限の山です。

 

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夕方から夜はバーベキューをいただきながらの交流会。

夕焼けや満天の星を眺めながら、おいしく楽しい時間をみんなで過ごしました。 

 

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安達太良山に沈む夕日。左奥に見える三角の山が会津磐梯山。

 

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泊めていただいたのが、「農家民宿 くまさん」

羽山園芸組合の生産者・熊谷耕一さんのお宅です。 

 

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自然にめぐまれた里山。斜面を利用しての果樹栽培が盛んな地域です。

寒暖の差がおいしい果物を育みます。左手上方はさくらんぼの園地。

 

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羽山園芸組合代表・武藤喜三さん

 

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ここでも樹皮を削る作業を冬から春にかけて行いました。

 

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メンバーの武藤義朗さんの園地で記念撮影

前列右から二人目は、千葉県の生産者、さんぶ野菜ネットワークの富谷亜喜博さん。

 

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ツアーの記念に、参加者全員の感謝を込めた寄せ書きを贈らせていただきました。 

 

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最後にこの地域の取り組みを、「ゆうきの里東和ふるさと協議会」の大槻さんからお話しいただきました。

羽山園芸組会の熊谷耕一さんは、協議会の副理事長もされています。

 

もともと新規就農者を迎える体制がしっかりしていて、新規就農希望者が多く訪れる地域だったそうですが、

昨年の原発事故以降も変わらず新規就農を目指す若者が多くいるという話を聴き、

また今回実際にお会いして正直驚きました。それと同時にとても希望を感じました。

 

この地域に特徴的な「山と谷と里」の景観に魅せられた若者たちが移住してきています。

  

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百日紅と羽山 

 

  ゆうきの里東和 里山再生プロジェクト

  「田畑が荒れれば心も荒れる」といわれます。

  私たちは未来の子供達にふるさとの原風景を伝えて人と人、

  人と自然のふれあう輝くふるさとづくりを進めています。

  有機農業による土づくり、有機的な人との関係をつくり、

  勇気をもって挑戦するのが「ゆうきの里東和」の目指す姿です。

 

今回のツアーは「ふるさと」を感じさせてくれる旅でした。

「ふるさと」の田畑が荒れることのないように、つながりを深めていきたいと感じました。

 

今回のツアーを快くお引き受けくださり、温かく迎えていただいた、新萌会、羽山園芸組合、

ゆうきの里東和のみなさまはじめ、ツアーにご協力いただいた福島のみなさまに感謝いたします。

どうもありがとうございました。

                                   (CSR推進課 秋元浩治)

 



2012年8月 6日

NEWS 大地を守る2012年8月号 くらすことつながること

ひき寄せ合うように出会う旅
 西へ。月に1 度、足を運ぶようになりました。何度かおとずれた所もあれば、はじめての場所。最近は、行ったことのない土地へ行くことが多くなってきました。たずねていくのは、友人はもちろん、1度だけ会ったことのある人、初対面の人。ずいぶんと自由な旅だと感じています。そんな旅をするようになったのは、3.11があってからです。ひとつは「会いたい人、行きたい所に行こう」という思いが強くなりました。あのとき、私たちは「また」「いつか」ということがない世界を知りました。それと、もうひとつ。それは「同じ価値観の人とはひき寄せ合うように出会う」ことが増えたからです。食べ物について、どうやって生きていきたいか、未来。いままで話したことがなかったことについても、あの日を境に話すようになりました。たとえ言葉にしなくても、行動や気配でわかります。それが自然と出会いにつながっていくのです。さらにツイッターというツールが、距離を縮めてくれるようになりました。
 先日おとずれた所は、1度だけ会った人が2組、初対面の人が1組。日ごろからツイッターでその人が何を思い、感じ、動いているか知っています。それもあり、すっと―まるで何度も会った人のように話がはじまります。いまどんなふうに暮らしているのか、これからしたいことなど、話は尽きません。あの日から、私のなかでは日本はせまくなりました。いつでも、どこへでも行くという思いと、毎日のようにとどく言葉、日本各地に移り住んだ人たちのおかげで。
しばらく旅がつづきそうです。

廣瀬 裕子(ひろせ ゆうこ)
作家。日々の暮らしがその人を育むという思いを言葉に乗せている。著書に『できることからはじめています』、『まいにちのなかにオーガニック』など。3.11を受け「5年後10年後のこどもたちが健やかに育つ会」を立ち上げた。


2012年5月29日

イベント案内:6月2日(土) 被災者支援プロジェクト 「おしゃべり市場in東京タワー」


スカイツリーのオープンで、今や俄然、影の話題スポット、「東京タワー」でイベントあります。

アトピー・アレルギーキャンプなどでおなじみの、「NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク」が
主催のイベントが東京タワーで開催されます。

●日時
2012年6月2日(土)12:00~16:30

●会場:東京タワーフットタウン1階特設会場
     東京都港区芝公園4-2-8 TEL03-3433-5111

●交通
◎都営三田線 御成門駅A1出口より徒歩6分
◎都営大江戸線 赤羽橋駅赤羽橋口より徒歩5分
◎JR山手線・京浜東北線 浜松町駅北口より徒歩15 分
◎東京メトロ 日比谷線神谷町駅1出口より徒歩7分
◎都営浅草線 大門駅A6出口より徒歩10分
*会場地図:東京タワーHP

●概要
福島の原発事故から避難してきた親子や高齢者が、山形県米沢市に約4千人暮らしています。
米沢の県外避難者と首都圏に暮らす子育て世代の遠距離でもゆるやかな支えあいを目的として、
農産物や加工食品やアレルギー対応商品や農産物の市場を開催。売上の10%を被災者支援
活動に寄付します。

●内容
おしゃべり市場 12時~16時半
新鮮な産直野菜、安心の加工食品、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の人が購入
できる商品も盛りだくさんの市場を開催します。売り上げの10%は、被災者支援の窓口
「ボランティア山形」に届けられ、被災者支援に役立てます。

山形県米沢市と東京を結んで「スカイプ交流会」 13時~14時
山形県米沢市に福島から県外避難している人と、東京の会場をスカイプで結んで
おしゃべりします。避難先の暮らしの様子をビデオレターでもお伝えします。聞きたいこと、
教えてほしいことを互いに問いかけます。

福島からの避難者にお便りやメッセージをみんなで書きます
会場にはハガキや便箋を用意します。スカイプの向こうに見えていた山形県米沢市
の参加者の皆さんに向けて、質問したり応援メッセージを書きます。匿名の「被災者」
ではなく、「何番目に話してくれたあの人」と、少しでも具体的で互いの顔が浮か
ぶような交流の場を作り思います。

「あげます」「ください」のボードを作ります--避難者が必要なものをマッチング
会場には「ください」のメッセージがボードに貼りだしてあります。
「赤ちゃん用おむつ」「おぶいひも」「風よけに使える銀マット」
「3歳用衣類(きれいに洗った物)」など、内容は様々。参加者は、
自分にできそうだと思ったカードを外して担当者のところに持っていき
「私がこれをあげます」と伝えます。こんなマッチングを会場で実現します。
「ください」のボードにないものでも、あげたいものがあれば「あげます」
の用紙に記入して担当者に渡すと、後日、山形の「あげます」ボードに貼り
だされマッチングを待ちます。

[山形県米沢市に避難した人の救援依頼内容の一部]
「夫を福島に残し母子で避難してきました。完全な二重生活で生活に窮しています。
借り上げ住宅にやっと入れたのですが、古い建物でカビとほこりに悩まされています。
床下の防寒対策ができていないため寒くて困っています。軽い喘息のあった長女が
こちらにきて症状が悪化し毎日吸入しています。下の子はアトピー性皮膚炎が
ひどくなりました。アレルギー用の石鹸類を購入できるお店がどこにある
のかわからずにいます。助けてください」

   
■問い合わせ
NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク → URL
tel.03-5948-7891 fax.03-5291-1392
〒169−0051東京都新宿区西早稲田1-9-19-207

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2012年5月 6日

お知らせ:市民と政府の意見交換会―TPPを考えよう―  5月22日(火)


大地を守る会は、日本の第一次産業に壊滅的な打撃を与えかねない、不平等関税政策であるTPP(環太平洋経済戦略協定)に反対しています。このTPP、政府がほとんど情報を開示しないため、一般の方々には大変にわかりにくいものとなっています。「わかりにくい、わからないからどうしていいかわからない」、といってるうちに、不平等関税政策が実行されては大変なことになってしまいます。今のうちに、ぜひ、情報を入手し、運動を展開していきましょう。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

       【初開催!】
    市民と政府の意見交換会
     ―TPPを考えよう―

   2012年5月22日(火)18:20~21:00
     文京シビックセンター

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、日本社会そして世界各地に大きな影響を与え、私たちの生活の様々な側面に根本的な変化を及ぼします。

情報公開を求める全国の100以上の団体や市民の呼びかけに政府が応じ、このたび市民主催の意見交換会(ダイアログ)を初めて開催することになりました。

TPP協議についての理解を深め、広く市民による議論を促進するための、誰もが参加可能な機会です。

ぜひご参加ください。

【と き】2012年5月22日(火)18:20 - 21:00(17:30 開場)
【ところ】文京シビックセンター・小ホール (東京都文京区春日1-16-11)
 → URL
     東京メトロ・丸の内線/南北線『後楽園駅』5番出口から徒歩1分
     都営地下鉄三田線/大江戸線『春日駅』文京シビックセンター連絡口から徒歩1分
     JR総武線『水道橋駅』東口から徒歩9分

【出席者】 < 市民有識者 >
      色平哲郎さん(JA長野厚生連佐久総合病院医師)
      鈴木宣弘さん(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
      安田節子さん(食政策センター・ビジョン21)

      < 政府 >
      内閣官房、外務省、経済産業省、農林水産省などから政務三役・交渉担当者

【プログラム】 第1部 18:20-19:00 有識者によるTPP概略説明
          第2部 19:00-19:50 政府によるTPP概略説明、有識者と政府協議担当者の対話
          第3部 20:00-21:00 会場参加者・有識者と政務三役・政府協議担当者の対話

        ※事前に「政府インターネットテレビ」にて、
        「TPPをともに考える地域シンポジウム」の概要説明をご覧ください。
        →URL
【資料代】 500円 (当日受付にてお支払いください。参加申込は不要です。)

【主 催】 市民と政府のTPPダイアログ・東京実行委員会

【お問い合わせ】市民と政府のTPPダイアログ・東京実行委員会

        〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
         アジア太平洋資料センター(PARC)気付
         TEL:03-5209-3455 / FAX:03-5209-3453
         email: tpp-ngo@parc-jp.org



2012年4月 2日

news大地を守る4月号 特集 東京集会リポート 日本の食の未来を考える。

    対談

   「いのちのスープ」 料理研究家 辰巳芳子
 ×
大地を守る会 代表取締役社長 藤田和芳

辰巳 芳子(たつみ よしこ)
1924年、東京生まれ。料理研究家・随筆家。
料理研究家の草分けだった母、辰巳浜子氏から料理の手ほどきを受け、日本の家庭料理を究め、独自にヨーロッパにも学び西洋料理の研鑽も積む。良質で安全な食材を次世代に伝えようと、広い視野と深い洞察に基づいて日本の食に提言を続けている。

〈映画のご紹介〉
天のしずく
辰巳芳子さんの食への思いや言葉を映像化したドキュメンタリー作品。農と食を通して、人の命の尊厳を改めて考え直すための記録です。

2012年秋頃公開予定

3月3日・4日に開催された「大地を守る東京集会」。2日目のだいちのわでは、食の大切さを伝える料理研究家・辰巳芳子さんと大地を守る会代表・藤田和芳による対談が行われました。
その模様をお伝えします。

司会/経営企画課・中川啓
まとめ/企画編集チーム・宇都宮義輝


震災後の希望のよすがとなるのは個々の生命観なのです

―まず今の日本の食の現状について、どのようにお考えか、お聞かせください。

辰巳 一言で申しますと、「楽観は許されない」という事です。

藤田 昨年の東京電力福島第一原子力発電所から放出された、放射能のことを抜きには語れないと思います。今私たちは放射能が飛び散ったという、大変残念な時代に生きようとしています。東北や北関東という日本の重要な食料基地だったところが、津波や地震、そして放射能の大きな被害を受けてしまいました。
日本の食料自給率の大幅な減少を懸念しています。

―辰巳さんは2011年をどのように思い、過ごされたのでしょうか?

辰巳 どこから希望を、何を基本にして、私たちは希望の"よすが"とするかをずっと考えております。その希望の根幹は、人々が生命観を各々確立することだと思います。ご自分自身に問いかけてみてください。命とは何か、なぜ自分が生きているのか、そうした問いかけが非常に甘いのではないですか? これが甘いので、さまざまなよい志が、本当の目的地に到着することを難しくしています。

藤田 今、辰巳さんがお話され生命観。もともと生命でもある食べものが、私たちの生命を作ります。食べることに無関心・無頓着になっていくほど、生命というものが大事にされない。私たちの生きる時代は、そういう環境になっているのかなという気がします。辰巳さんの話を僕なりに解釈すると、そういう風に感じます。


大地を守る会の水産生産者にも大きな被害が。
写真は「骨なしサンマ」のO.B.Fのだの工場跡。

    食べることの向こうにあるもの食べることの意味を、日々問うことが大事
辰巳 ちょっと硬い言葉を使うのですが、何事も現象の向こうを見なくてはだめ。私たちは「作り方」、「食材」、「どのように食べるか」という3つのことをこなしていくのですが、こなしていく日々の向こうをちゃんととらえておかなくてはだめです。ついつい日常にまぎれてしまいがちです。

藤田 その向こうというのは何を見ようとされているのですか?

辰巳 それは、お手元にお配りした私の「食に就いて」というサマリーの、最初に書いてある言葉にあります。「ヒト」は生物としてのヒトであります。「人」は魂をもひっくるめての人間らしい人であります。人の命の目指すところ、陰にあって支えているのは食なのです。最後に宮沢賢治の言葉も引用しました。みんな塔を建てたい、塔を建てるように生まれています。自分の塔は何であるかということを、食べるということの向こうに見据えていないと、食べる意味はございませんありません。

藤田 私も忙しさにまぎれ、昼や夜をしっかり食べられていないという気持ちがあります。しかし、子どもが小さいときから毎日、朝ごはんだけは家族と一緒に食べるようにしています。生産者のことを話したり、想像しながら食べています。朝ごはんが私の一日の活力になりますし、私が元気にやってこられたのも、朝ごはんのおかげと言っても過言ではありません。

辰巳 人間というものは、なんでもないようなことのなかに、一番大切なことが隠されているのです。ここにいらっしゃるのは大地を守る会の会員さんが多いと思いますが、出だ汁しを引いて毎日のお台所を賄う方は手を挙げてください(半分弱の人の手が上がりました)。大地を守る会のメンバーとしては非常に少ないですね。これだけのお野菜を買いながら、なぜ出汁が引けないんですか? 世界のなかで日本の出汁ほど簡単、即席にできるものはございません。硬い骨を何時間も炊きだしてスープを作っている国がある一方、日本の出汁はどうでしょう。昆布や煮干しはつけておけば、あっという間に引けてしまうでしょう。カツオ節なんて一呼吸です。「おはよう」と言うのと一緒ぐらい簡単なこと。

藤田 先日辰巳さんのお宅にお邪魔した時、出汁について興味深い話がありました。どんな出汁を取るかによって人の性格が変わるということでしたね。

辰巳 例えば、坂本龍馬はカツオの中骨を使ったあら汁というものを食べていたそうです。あの並はずれた弾力性のある考え、行動力のもとはこの高蛋白によるものだと思うのです。おそらく土佐の人は代々そのように進化してきたと思います。それから、吉田松陰は冷静冷徹に物事を考えられる人でした。あの方は白身魚の地域の人です。出汁の魚の種類が違うだけで身体はもちろん、頭のなかまで違ってくるのです。


ポストハーベストの怖さを体験し、始めた「大豆100粒運動」

― 国が先頭を切って食の基盤を守っていかなくてはならないのに、食の安全を脅かすTPP締結に向け、舵を切りました。

藤田 大地を守る会はTPP(環太平洋経済連携協定)に反対しています。TPPに参加すると日本の食料自給率は、39%からわずか13%になると言われています。日本政府はそのことについて何も手を打たず、TPPに交渉参加しようとしています。
世界には約10億人もの人が飢餓で苦しんでいるのです。食料が不足する時代に入ろうとしているときに、食料を海外に委ねてしまっていいのでしょうか?

辰巳 外国にたくさんの食べものを依存しなくてはならない民族は弱いですよ。太平洋戦争で、日本兵の戦死者の約75%は餓死でした。兵へいたん站の確保をなしえぬままの凄烈な作戦の故でした。この餓死の多さは、この国の政治の体質に今も潜んでいるのではないかと用心しています。

―TPPについて、消費者の方にその危うさを伝えきれていないと感じています。そこで、辰巳さんの「大豆100粒運動」には一つのヒントがあると感じられます。

辰巳 大豆100粒運動は7年前に始めました。大豆100粒はだいたい子どもの両手いっぱい分。小学生に手のひらいっぱいの大豆を撒いてもらおうという運動です。私自身、以前、輸入小豆のポストハーベスト(収穫後農薬)で、異様な痛さとかゆみに襲われたことがあります。それまでも私は悪いものは食べないよう気を付けていましたが、その痛みをきっかけに、利己主義ではだめ、実態が変わらなければだめだということで、大豆撒きを考えたのです。今までに2万人くらいの子どもたちが大豆を撒いてくれました。もちろん、これだけでは自給率の低下を食い止めるのは困難。ただ、大豆を撒いたという幼い時期の経験が、将来いよいよという時に、役立ってくれればと願っております。

藤田 辰巳さんの大豆100粒運動は、日本の食料に対して私たちは何ができるのかという問いに対しての一つの答えだと思います。まずは「ちゃんとしたもの」、「信頼できるもの」を買って、「ちゃんと食べる」行為こそが、巨大なTPPに対抗する力になるだろうと思うのです。政治家
だけに任せていてはだめ。私たちに何ができるかということをいつも考えていたいのです。辰巳さんの大豆100粒運動の本質はそこではないかと思います。

辰巳 思想は、思想で終わってはだめです。良い思想というものは、具体の場に下りてくる。この具体の場から、それを概括して、思想に持ち上げ、また思想から、具体の場に下りてくるものす。
この循環が大事なのです。

藤田 大豆100粒運動は象徴です。その先に生産者に大豆をもっと作ってもらって、それを加工するとうふ屋や納豆屋が元気でいて、それを食べる人、支える人がいて、循環が成り立つわけですよね。


愛は意志である強い意志と愛が日本を変える

辰巳 やっぱり大人社会で撒いてもらう段階になっているのです。
うれしいことがありました。生産者の方が農業高校の学生に大豆の栽培法を指導してくださり、農業高校の生徒が小学校の指導に行ってくれることになりました。希望はこういうところにあるのでしょう。その希望には愛があるのだと思うのです。
愛というものを、みなさんもう一度考えてください。生きることの最高のかたちは愛することです。愛するということは、まずは神仏を愛することに始まり、それから人、それから物事を愛すること。愛は好き嫌いではありません。愛は意志です。ですから私は、大豆100粒運動の趣意
書には、「大豆100粒運動の意志」という言葉を使っています。
今日本人の意志は非常に薄弱だと感じます。

藤田 それでも私たちは生きなくてはなりません。ですから、薄弱でも、小さな営みでも、そこから変えていくしかない。そこに意志が必要ですね。決して絶望しないで、小さな希望から一つひとつ前に進むことが大事かなと思います。私たちは今の社会を作るのに効率や生産性を求めてきました。愛とか祈りとか、効率の悪いものから離れて、ひとり一人が分断されてきました。私がとても大事にしたいのは生産者・加工品メーカーと消費者と、ばらばらにされた関係を自分たちの意志で取り戻すことだと思います。生産者や、例えば地域の小さなパン屋や納豆屋とつながること、そして、小さなお店も生産者とつながることが大事。ちゃんとつながっていれば、TPPなんか怖くありません。
辰巳さんのお話では、そこに流れるべきものは愛だと。消費者は生産者に、生産者は消費者に感謝するという、そこに愛があり、しかもそれは意志だとおっしゃっています。ひとり一人が強い意志をもったとき、私たちは別の社会を作ることができるんですね。東日本大震災という大きな犠牲を経て、今我々ができることは、目の前のばらばらにされてしまった様々な関係性を、もう一度取り戻すことではないでしょうか。



― 辰巳さん、貴重なお話をありがとうございました。大地を守る会としても、大豆100粒運動に協力していく予定です。
日本の食の未来のためにともに歩んでまいりましょう



2011年2月10日

2/26(土)、TPPに反対するお百姓さんの座談会を開催。

うっしーこと牛島真也です。

 

今日はTPPに反対するお百姓さんの座談会開催の紹介をします。

ここのところ、メディアの報道もやや落ち着いてきたものの、新聞、テレビ、雑誌など、

毎日どこかで見かける「TPP」問題。

 

報道を見ていると、「賛成派の経済界」、「反対派の生産者」というような印象を持ちますが、

実際には「どのような影響があるのかわかりにくい」という人も多いかと思います。

まずは、「最も影響を受ける」と言われている農家の方のお話を聞いてみませんか?

くわしくは、以下。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あたり前に生きたい、ムラでも、マチでも
 TPPでは生きられない! 座談会
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 TPP(環太平洋連携協定)というのをご存知ですか。まだ正体のよくわからないこの妖怪がわたしたちに襲いかかろうとしています。

 もともとは2006年に発効したニュージーランド、チリなど4カ国の小さなFTA(自由貿易協定)だったものが、新たにアメリカ、オーストラリアなど数カ国が参加を表明したため「バスに乗り遅れるな」とばかり菅首相が飛びつき、財界や大手マスコミが政府の尻を叩き、その賛否を巡っていまや大論争となっています。

 それぞれの家庭にそれぞれの事情や都合があるように国や地域にとってもそれは同じです。相手の立場に配慮して協議をすすめるのが貿易交渉ですが、TPPは例外なき自由化を強引に進めようとするものです。菅首相はこれに参加することを、明治維新、敗戦に次ぐ「第三の開国」と述べました。

 これが実行されたら、コメをはじめとして畑作物、乳製品から沖縄のサトウキビまでほとんどが輸入物に置き換わり、食料自給率は14%まで低下すると農水省は試算しています。これは地域の崩壊を意味し、人が暮らし続けることができるバランスのとれた社会としての「日本」の終わりを意味します。

 マスコミの一部は「牛丼が200円になる」とはしゃいでいますが、労働力も自由化され、際限のない賃金水準まで下がりつづけ、安い牛丼すら食えなくなることを覚悟しておくべきでしょう。ワーキングプア、非正規社員はふえつづけ、農村からの離村者なども含め、都市に失業者があふれることにもなりかねません。

 いったい誰のための自由化でしょうか。私たち農民はもとより、多くの人たちにとって、なんのメリットもありません。どうか、みなさん。この愚挙、この暴挙を阻止するために、私たちと共に立ち上がってください。

 2月26日に全国の百姓が東京に集まり声を挙げます。多くのみなさんの参加を呼びかけます。
  

  【とき】2月26日(土)午後1時~5時
       ※ 終了後は経団連へのキャンドルデモ(5時30分に錦華公園集合、キャンドルは各自持参)

  【ところ】明治大学リバティータワー2階1021教室
        JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車徒歩3分
        東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」 下車徒歩5分
        都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」 下車徒歩5分

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【プログラム】

■基調講演 
 
◎中野剛志さん(京都大学大学院工学研究科(都市社会工学専攻)助教)
〈プロフィール〉  
 1971年生まれ、東京大学教養学部(国際関係論)卒業。通商産業省(現・経済産業省)入省、2003年よりエディンバラ大学留学、2005年博士号取得。経済産業省産業構造課課長補佐等を経て現職。TPP問題については反対の立場を鮮明にあらわし、新聞、ネット上などで反対論を展開している。著書に『自由貿易の罠』(青土社,2009)、『考えるヒントで考える』(幻戯書房,2010)、編著に『成長なき時代の「国家」を構想する―経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン―』(ナカニシヤ出版,2011)などがある。

◎自由化と闘う韓国農民からの報告(全国農民会総連盟・郭吉子政策局長)
 
■TPPやグローバリゼーションの影響を受ける多くの人たちからの3分間スピーチ
     
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【主  催】 TPPに反対する人々の運動実行委員会

【共同代表】 山下惣一(佐賀・百姓) 、菅野芳秀(山形・百姓)、 天明伸浩(新潟・百姓)

【問い合わせ先】
  平和フォーラム事務局内 市村
  Tel:03-5289-8222 Fax:03-5289-8223 Email:ichimura@gensuikin.org

★全国のみなさんからのメッセージを募集しています。ムラでもマチでも当たり前に生きたい、という当たり前の思いをぜひお寄せください。集会で参加者へ配布し、共有したいと思います。
  宛先:E-mailあるいはファックスで上記問い合わせ先へ。200字以内でお願いします。

★集会へ賛同していただける団体・個人を募集中です。上記の問い合わせ先まで連絡をお願いします。
 (賛同金は不要ですが、カンパは大歓迎!です。 下記口座へよろしくお願いします。)

  <振り込み口座>  カンパをお願いします
  ゆうちょ銀行
  口座記号番号 00170-4-457096番 「TPP反対連絡会」

☆最新情報は下記サイトをご覧ください
http://www.geocities.jp/yaoyahyakusho/muramachi/home.html

 



2011年2月 9日

「山藤・野菜たっぷり食事会」企画を行いました!

 とらちゃんこと虎谷健です。

「大地を守る会の有機和食のお店、山藤・西麻布店で季節の野菜たっぷりの和食を楽しみましょう!

おなじみ、山形村短角牛や「たべまもキャンペーン」で注目の鹿、日本全国の大地を守る会の契約

生産者からこの時期いちおしの食材が集まります!」と皆さんに呼びかけを行ったところ、定員を

はるかに超える申し込みを頂きました!

急きょ、開催日を追加して2日間にわたり実施。たくさんの方に来ていただきました。

日程変更に快く応じてくださった皆さま、ありがとうございます!

 

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食事会開始前に青木料理長さんからご挨拶。

参加された皆さん、あらかじめ配られた献立表をみています。期待が高まります!

 

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まずはおふくろ大根のふくませ煮。

やわらかくておダシの味がよくしみこんでおりました。13時開始、とちょっと遅めの食事会だったため

私のすきっ腹にもおいしさがやさしく染み通りました。

 

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続いて口取り。オードブルってヤツですな。

左上から時計回りにご紹介すると、黒豆蜜煮、ほうれん草としいたけの胡麻和え、数の子の粕漬け、

いぶり鮭奉書巻き、短角牛のしんたまを炭火で焼いたもの、小松菜油炒め、人参大和芋の西京漬け、

天然トラフグのにこごり、大間の本マグロのお寿司 です。

私は「いぶり鮭奉書巻き」が殊のほか気に入りました!短角牛のしんたまも初めて食べましたが

やわらかで美味しゅうございました。

 

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椀物です。 八つ頭の白味噌仕立て。菜花が鮮やかですね!


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中から干ししめじが丸ごと1本出てきました。ダシがよく出ております。

この干ししめじは大地を守る会と関係が深い岩手県久慈市(旧山形村)から送っていただいたものです。

短角牛やきのこ以外にも春には山菜もいただいております。

 

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油物です。

冬野菜を揚げたものでレンコン、ごぼう、人参、里芋、かぶなどを楽しみました。

かぶが甘味が増していて美味しい!「ちくわ天?」と見間違えたレンコン、美味しゅうございました。

野菜の揚げ物はボリュームが増して野菜だけでも満足できてしまいます。

 

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鹿肉の山ぶどう煮です。鹿肉を山形村産の山ぶどう果汁で煮込んだものです。

「シチューじゃないの?」「いいえ、煮物でございます。」とやんわり。

有機和食のお店、山藤は和食にこだわります。お箸でいただきました。

鹿の部位はモモでしたがとても柔らかいお肉でした。

鹿独特の風味もぶどうのせいかそれほど感じず、初めて鹿を食べた方も違和感なく食べれたのでは

ないでしょうか。

でもやはり鹿肉。赤身のしっかりしたお肉で大満足でございました。

 

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料理が一段落したところで青木料理長さんが料理の説明をしてくれました。

普段あまり食べる機会がない鹿肉についての感想や質問をたくさんいただきました。 

岩手県久慈市(旧山形村)の「久慈の山ぶどう果汁」を見せて鹿肉料理のソースについて説明

してくれました。

この山ぶどう果汁は「イヌワシ基金」への募金付きの商品として昨年ツチオーネ誌でも販売し、

1本につき10円が社団法人東北地域環境計画研究会の「イヌワシ基金」に寄付されました。

東北楽天ゴールデンイーグルスのゴールデンイーグルとはイヌワシの英名です。

翼を広げると2m近くにもなる威風堂々とした猛禽で天然記念物。

もともと食物連鎖の頂点に位置する生き物のため生息数は少ないのですが近年、輸入材の影響で

日本の森林に人手が入らなくなり、大型の猛禽が狩りができる開けた空間が減ってしまったことで

数を減らしているそうです。

また最近増えている鹿が猛禽類の餌になる野うさぎの生息域を侵しつつあり、野うさぎが減っている

という事情もあるそうです。

鹿肉を食べて、山ぶどうジュースを飲んで日本最大級の猛禽類、イヌワシを守ろう!おうおう!

 

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す、すみません、写真を撮る前に思わず箸をつけてしまいました。

ごはんは「備蓄米」企画でおなじみの稲田稲作研究会のもの。太陽熱乾燥にもみ貯蔵。いつ食べても

美味しゅうございます。

味噌汁の味噌はやさかのお味噌。こちらはいつも自宅でいただいております。

なんかほっとしますね。

 

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さいごのデザートまでたっぷり堪能させていただきました!ご馳走様でございました。

季節の野菜や旬の食材をたっぷり堪能させていただきました。

 

山藤・西麻布店の食事会は季節ごとに旬の食材を使って行う予定です。

次回は3月26日と4月2日に「和食料理の勉強会」として料理長のプチ和食講座付きの食事会が

予定されていますのでぜひ参加してみてください。

「私は食べるだけでいいんだけど...」という方ももちろん、歓迎でございます!

詳しくは「NEWS大地を守る3月号」をご覧ください!

 

大地を守る会 虎谷健



2011年1月20日

狩猟をテーマにしたシンポジウムに参加してきました!

とらちゃんこと虎谷健です。

「エコツーリズム」というと皆さん、どんな言葉を連想するでしょうか?

熱帯雨林にでかけての生き物観察や船に乗ってのホエールウォッチング?

ガイドさんと山を歩くトレッキング?

大地を守る会が岩手県久慈市で行っている「久慈市山形べこツアー」などでしょうか?

 

これまではエコツーリズムに関するシンポジウムというと、環境教育やアウトドアライフ、

安全登山などをどのように普及させてゆくかなどを話し合われることが多かったのですが、

今回、「狩猟」をテーマにしたシンポジウムが開催されました。

「たべまも」キャンペーンでエゾシカを食べて生態系を守ろう!と皆さんに呼びかけている大地を

守る会としてはほっとけません!さっそく参加して参りました。

 

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農家さん、環境教育を実践するNPO、環境省、研究者の方が、それぞれの立場から基調報告

をして下さいました。

奥多摩の山々をフィールドに長年シカ・カモシカの研究をされてきた研究者の方は、捕獲頭数を

増やしてもなかなか適正頭数に減らないシカの習性について、実体験を交えて臨場感たっぷりに

報告してくれました。さらに大都会・東京のすぐそばでクマ・シカ・イノシシ・カモシカ・サルという

日本に生息する5大大型哺乳類が生息している自然の素晴らしさを語ってくれました。

(なお、上記映像中の動物たちはすべて東京都内で観察できる動物たちだそう。)

 

虎谷も以前、丹沢を山歩きしていた時に、雪の上に点々と残るツキノワグマの足跡を見つけた

ことがありました。ふと遠くに視線を移すと横浜の町並みやランドマークタワーが見え、クマの足跡と

大都会が一緒に視線に入る違和感が痛快だった事を思い出しました。

日本ではオオカミやカワウソなど絶滅(...したとは認めたくありませんが...)した動物もいますが、

まだまだ自然が残っているのですね!

 

欧米の自然保護は「一度徹底的に自然を破壊してしまった反省」に基づいている事に比べ、

日本では自然が里山という身近な形で残ったため「あって当たり前」という感覚なのかもしれません。

評価しにくいですが里山や水田を守り続けてきた農家や林業家が自然環境維持に果たした役割はかなり大きいようです。

 

2CIMG0787.JPG

次いで、環境省の方が省庁の役割説明から始まり、現在日本の山で何が起こっているかを

データを元に冷静に語ってくれました。

最近、クマに関わる報道をよく目にしますが、渓流釣りや登山中の事故などより、山菜取りや

農園脇、中山間地に住む農家さんの庭でのクマ遭遇による事故が増えているとのこと。

クマがより人里に近い場所に来ている事が想像できますね。

その原因は・・・

・奥山の乱開発で餌を得るために仕方なく人里に下りてきた、

・限界集落や耕作放棄地が増えて人間の近くの方が食べ物を得やすくなった、

・狩猟人口の減少で人に追われた経験のないクマが増え、人里近くに出没する事が増えた、

など、諸説あって「これが原因!」とは特定できておらず、実際にクマが増えているのか、減って

いるのかの正確なデータも今のところはないそうです。

 

3CIMG0785.JPG

農家の立場からの報告も。

この方が住む集落は限界集落を通り越して、唯一の人間の住人は彼の家族だけだそうです。

どこの山奥から来たんだろう...と思ったら神奈川県の西部地域でした!丹沢周辺にもそのような

限界集落があるのですね!

ここ数年は柵を作ったりして獣害を防いでいたようですが、動物たちもだんだん大胆になって

柵を壊して畑に侵入しだした、とのこと。「明日が収穫だな。」と思った翌日に収穫にいくと、すでに

食べられているということもしばしばだったそうです。

「サラリーマンで例えるともらったばかりのお給料を落して失くした感じ。」だそうです。

よく分かります!それは悔しい!戻ってこい!給料!

「柵で獣害が防げないので、狩猟免許をとって畑に出てきた鹿やイノシシは罠で捕獲して食べる

ことにしました、肉をあげると喜ばれます。」とのこと。

農村では野菜は豊富にありますしおばあちゃんが作る野菜の方がずっと美味しかったりしますが、

肉はなかなか手に入りません。なので、若者が集落に溶け込む手段として集落の肉の供給元に

なることは良いことかもしれませんね。

 

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環境教育を行っているNPO団体でも狩猟をプログラムに入れています。

主に神戸から移住してきた若者たちが子どもたちを対象に環境教育プログラムを行なって生計を

立てているそうですが、冬場はどうしても仕事がない。

そこで畑を荒らす獣たちを仕留めて地域振興に役立てよう!と頑張っている例を報告してくれました。

 

捕獲して肉にするだけでなく加工品も作り始めました。

イノシシの骨でダシを取った「猪骨(ちょこつ、と読みます)ラーメン」です!

大人を対象に猟師体験企画なども開催するそうです。足跡を追跡して獲物を追う体験をしたり、

すでに仕留めた獲物を使って解体を体験したり...。なかなか頑張っている若者たちでございます!

就職難で安定した大手企業に就職希望が集中している、などのニュースを見聞きしますが、

好きな土地に飛び込んで自分たちで仕事を作っちゃえ!という気概は立派でございます。

「最近の若いモンもなかなかやるじゃないか!」と思わず父親の眼差しを投げかけてしまいました。

 

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色々な色の紙をかざして危ない団体の様ですが(笑)、これは参加者の属性を調べている様子です。

「学生は赤、会社勤めは黄色、NPO勤務は緑」などと色分けし、どのような参加者が、どんな動機で

来ているのか調べています。環境教育を長くやっていた人ならではの調査方法ですね!

ちなみに色紙の計測は野鳥の会の皆さんが担当していました。

人の計測は年末の紅白歌合戦の時だけではないようです(笑)。

 

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基調報告が終わって次はテーマごとのディスカッションです。

話をしながら話題に出た内容をどんどん紙に書き込んでいきます。何を話したかが残るため、

どんどん話がふくらんでいきます。

右の口髭の方はこの企画の世話人、広瀬敏通さんです。

広瀬さんは静岡県で家畜動物や富士登山、洞窟探検、熱気球体験などを通して自然を体験する

「ホールアース自然学校」という自然学校を主宰していました。

自然災害があるとスタッフを被災地に派遣する硬派な活動をする一方、修学旅行などを受け入れて

経済的にも成功していたのですが、経営をスパッと後進にゆずり(譲られた方々はかなり戸惑った

そうです)NPO法人日本エコツーリズムセンターを立ち上げ、日本にエコツーリズムを浸透させる

ために「世話人」として日本中を駆け回る日々だそうです。

生涯現役の方でございます。

 

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「猟師」をテーマにエコツーリズムが話し合われる時代が来るとは想像もできませんでした。

「命の重みを感じる機会になると思う。」

「奪った命は最大限食べて供養してあげなくては。」というマジメな意見の他にも

「猟師ってモテる?」といった若者らしい感想まで...。

何にしろ、話し合われるって良い事でございます。

 

しかし、ほんの少し前までは自然環境に関心がある人たちの集まりでは「いかにダムやゴルフ場

建設による環境破壊をやめさせるか。」、「河口堰建設反対!」など、環境を守って動物を増やそう!

という話し合いが主流だったはずです。

それが、自然環境のバランスをとるために増えすぎてしまったシカやイノシシを獲ってどう活用しよう、

なんとか環境教育のプログラムに活かせないだろうか、などと話し合っているのですから、時代は

変わるものですね。

 

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テーブルごとに話し合った内容は最後に発表!

解散後は居酒屋で打ち上げとなり楽しい時間を過ごすことができました。

 

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ちなみに今回テーマになった猟師さんですが、日本では平均年齢は60歳以上で、20年後には

絶えてしまうであろう、と言われています。

いわば、レッドデータブックに載せたい「絶滅危惧種Ⅰ」でもあります。

本業として行っている人はおらず、趣味として行っている人がほとんど。

猟期は11月から2月までの冬季。

シカやイノシシを獲るには、「まき猟」と呼ばれる10人ほどの射手と勢子と猟犬で構成されたグループで

行なうのが一般的です。

山の一斜面の各所に射手が待機して犬に追われてきた獲物を狙います。

冬の山道を1時間以上歩いて持ち場についたら、後は勢子に追われた獲物が通るのを木陰で息を

殺してじっと待ち続けます。

獲物の姿を見て発砲できれば獲物が獲れなくても運の良い日。

木陰で寒さに耐えながら何も起こらずに一日が過ぎても当たり前、という忍耐の世界であります。 

 

運よく獲物を手に入れられたとしても、山中で獲物を解体して内臓や骨、皮などはちゃんと埋設しな

くてはならず、手に入れた数十キロの肉も近くに誰もいなければ一人で背負って山から降ろさなくて

はなりません。(※山中で解体した肉は販売等できず自家消費のみ認められています)

勢子を行う人はさらに獲物を追う為の犬の訓練も欠かせません。

このような厳しい世界で若者が敬遠するのも無理はないのですが、それにも関わらずこの世界に

飛び込んでいこう!という若者が増えることは心強いことです。

私も「たべまも」キャンペーンでシカ肉を消費してお手伝いしたいと思います。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年12月27日

第20回北海道生産者会議報告

 ≪消費者理事の生産者会議リポート 第2弾≫

 

佐藤輝美消費者理事による"南の"宮古島からの報告に続く、生産者会議リポート第2弾は、

鈴木孝子消費者理事による"北の"北海道からの報告です。

 

それでは、鈴木理事の自己紹介から。

↓↓↓↓↓

 

消費者理事の鈴木孝子です。自分のアトピーがきっかけで大地を守る会に入って10年。
神奈川県のはずれの南足柄市で、食料、エネルギーの自給を目指した農的な暮らしをしています。

好きなことは読書(目標、年に100冊。お風呂でがサイコー)、美術展めぐり(目標、年に20本)、
DVD
を観ること(できるだけ1日1本)、カフェめぐりなどなど。

最近はジャズ、ボサノバボーカルに挑戦中 (^o^;

会員サークル「シキ・オリオーリ」や専門委員会「おさかな喰楽部」などでも活動しています。
たくさんの大地仲間が我が家の財産です。

 

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そして、以下、鈴木理事の報告です。

 

雨続きの関東をあとにし、新千歳空港から電車に乗りかえ北広島駅に降り立つと、乾いて澄んだ空気が吹き抜けました。麦やジャガイモの広大な畑の先に続く地平線を見ると、北海道に来たのだという実感が湧いてきました。

 

715日~16日、札幌からほど近い北広島市で開かれた第20回北海道生産者会議に参加してきました。

 

一日目は北海道大学名誉教授・松永勝彦先生による講演―「森が消えれば海も死ぬ」。

森が荒れると河の水が減少し、ついには海にまで影響するというお話です。半世紀前まで、建築材や燃料として森の利用価値は高かったはずが、安い輸入材や石油に押されて需要が減ったために人工林の荒廃がすすみ、雨水を保水するという森の本来の機能が失われてしまいました。その結果、各地で水なし川が広がって、川や沿岸で砂漠化が拡大しているとのこと。これを食い止めるためには、森の手入れを行い、健全な森・川・海の繋がりを取り戻すことが重要と話す松永先生。例えば、間伐材を木材チップにし、農業で使うハウスの熱源とすれば、CO2の問題の解決策となるのではとのご提案でした。

 

森や海の話だけではなく、水がなくては成り立たたない農業を通じて、環境保全に取り組む大地を守る会の活動にも繋がり、海や山の恵みを毎日いただいている消費者としても考えさせられる問題です。国産材で家を建てるとか暖房には薪ストーブを使うなど、自分たちにもできることがあるかもしれないなどと、思いをめぐらせてしまいました。

 

講演の中で特に印象的だったのは、これからは食料不足の時代が来るという話。「世界では毎年8000万人の人口が増加している今、日本は食糧を輸入にばかり頼っていられない日がくる、自分ちの食べ物を自国でまかなえるようにすることが国の急務」とのことでした。やはり、国産のものを食べて生産者の皆さんを応援することが大事だと改めて実感します。

 

私たち消費者にとって、会議で生産者の皆さんの話を直に聞けることはとても貴重な経験です。産地ツアーやだいち交流会とは違った一面が見られることもあります。今回も素敵な生産者の皆さんとの出逢いがありました。

 

 

 ≪農業は良い家庭を作るのに理想的な仕事 小路健男さん≫

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今回、会議の幹事をしてくださったのは、「北海道有機農業協同組合」さん。全国で初めての有機農業の専門農協です。代表理事の小路健男さんは若いころから市民運動に興味を持ち、大学進学をきっかけに北海道の土地に魅せられ、農業をはじめて27年。今はかぼちゃ、にんじん、じゃがいも、ごぼうなどを作っているとのこと。生産、物流のみならず、環境全体として有機的な活動をめざしているそうです。グローバル経済からは距離をおき、消費と生産を結ぶ大地を守る会の活動を目標の一つとしていきたいという熱いお話を聞き、なんだかジンときてしまいました。5人の子供のお父さんでもある小路さんは、農業という仕事は夫婦の関係や子育ても理想の形が実現できると言います。「有機以外はやるつもりない」ときっぱりと話す反面、優しい夫や父の顔も見せてくださいました。

 

 

≪自然をこわさない生き方をしたい。農業はその一部 亀川久美さん≫

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唯一の女性生産者として参加してくださった亀川久美さんは佐賀県出身の元OLさん。積丹の高野健治さんのところで昨年4月から実習中だそうです。北海道での農業を夢見て土地を探しに来た折、泊まったホテルのとなりが高野さんの家だったのというのが初めての出逢い。高野さんからもらったカボチャがあまりにおいしく、なんて幸せになるカボチャだろうと感激し、即、弟子入り。そんな亀川さんに、高野さんは「仲良しこよしじゃないんだから、本気でやるんじゃなきゃダメ。最低2年はかかる」との言葉。それでも亀川さんの決意は固く、4月~11月は毎日早朝から深夜まで農作業に明け暮れる毎日で、実家に帰省する冬の間も、九州で開かれる農家研修会などに通っては研鑽をつんでいます。「大変だよ~といわれるけど、大変なのは承知の上。一度きりの人生を後悔しないためにも、不可能でないならやらない理由はない」と話す亀川さんは、同じ女性として輝いて見えました。「高野さんのところだから楽しい。全く見ず知らずの人間をポンと受け入れてくださった高野さんへの恩返しのためにもいい野菜を作りたい」。亀川さんの作る野菜は、きっと生命力に満ちておいしいに違いないと思います!

 

 

≪じゃがいもに似ていると言われるとうれしいんです 金井正さん≫

 

 会議二日目は江別市の金井正さんの畑の見学です。ちょうどじゃがいもの花が咲いていました。

 

 

 

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男爵

 

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メークイン

 全部あわせると20ha以上もある金井さんの畑のうち、ジャガイモは6.5ha。約200トンを収穫するそうです。「7月はじゃがいもの病気や天候のことが心配で心休まる暇がない。毎日天気予報を祈る気持ちで見ています」とのこと。最近ようやく満足のいくものが取れるようになったと話す金井さんです。

 

 

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          長いところではひと畝400mもある、終わりが見えない広大な畑。

 

 毎日1時間以上かけてかけてまんべんなく見回り、下葉、葉の裏にてんとう虫などがいないかチェックします。

 

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            この日、朝4時起きで刈り取った雑草は堆肥の大事な材料。

 

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                      雑草の山が二年後には・・・

 

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                         堆肥の山に!

 

 雑草は水をかけて発酵させ、切り返しを続け、23年かけて堆肥に。150トンの堆肥を作るために市で刈り取った雑草までもらって来るそう。

 

 

 

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                ジャガイモ畑で小休止中の藤田会長

 

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地下77mから自噴する地下水が畑の中に。全部で4箇所あり、水質も良く、家庭用水もすべてまかなう。

 

 

 

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                           参加者からもたくさんの質問が飛び交っていました。

 

 

 

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                        私が生まれる前から働いているトラクター(45年もの!)

 

 

「農業は辛抱」と語る金井さんは、札幌のベッドタウンとして開発の危機にさらされる江別の農地を守りたいと、今なお耕作放棄地を買い取ります。

 

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             御歳77才のハーレー乗り!30年のキャリアです。

 

37年の農業人生を支えてくれたのは家族。周囲の人からは理解されず、アウトサイダーのように思われてきたけれど、効率重視で経済優先の世の中が壊してしまった自然のサイクルを守りたいという考えは今も変わりません」。'生涯現役'という言葉がぴったりの金井さんです。

 

北海道の生産者の皆さんは、土地柄のせいか「思索する農家さん」が多いと感じました。生業として農業に携わっているだけではなく、「自分の生き方を模索した結果が有機農業」というお話をいろいろと聞くことができ、胸に沁みました。今回もたくさんの出逢いをありがとうございました。この秋の豊作をお祈りしています。

 

消費者理事・鈴木孝子

 



2010年12月16日

映画「玄牝」公開直前スペシャルトーク開催

うっしーこと牛島真也です。

河瀨直美監督の新作『玄牝』の渋谷ユーロスペースでの上映が、

2011年1月7日(金)まで延長になりました。

 

河瀨監督と言えば、デビュー作『萌の朱(もえのすざく)』で、97年カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞。

2007年には、『殯の森(もがりのもり)』で同映画祭グランプリを受賞するなど、日本を代表する映画監督です。

 

映画『玄牝』は、"自然分娩"を行なっている愛知県岡崎市の吉村医院と、そこに集う妊婦たちの様子を追ったドキュメンタリー。

河瀨監督自ら16mmフィルム・カメラをかつぎ、お産という繊細な瞬間を見つめました。

 ※くわしくはこちらをご覧ください↓

玄牝公式HP 

 

大地を守る会では、「大地を守る会35周年」と連動して、映画『玄牝』とコラボ企画をいろいろ実施してきました。

河瀨監督の作品に対する思いや伝えるメッセージの根幹には、「自然環境に調和した、生命を大切にする社会の実現」を目指し35年間活動を続けてきた大地を守る会と通じるテーマが流れています。

 

コラボ企画のひとつ、「大地を守る会presents 映画『玄牝』公開直前スペシャルトーク」が、10月28日(木)東京・青山のウィメンズプラザ・ホールで開催されました。

遅ればせながらご報告させていただきます。

 

映画『玄牝』のダイジェスト版を見た後、河瀨監督を囲んでのスペシャルトークというプログラム。

司会は、J-WAVE「ロハスサンデー」のナビゲーターとしてもお馴染みの丹羽順子さん。

トークゲストは、フードコーディネーターの根本きこさん。

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当日は雨にもかかわらず、150人以上と多くの方にご参加いただきました。

出産をテーマにした映画ということもあり、女性(特にお子さま連れ)の方が目立ちました。

 

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お三方のトーク、会場からの質問も盛り上がり、終了予定時間を30分ほど越えて終了。

ご来場いただいた方のアンケートもご好評のものが多かったです。

ご来場いただいた皆さま、ステージ上のお三方、本当にありがとうございました。

 

私も試写などで何回か見ましたが、男性の方にもぜひ見ていただきたい映画です。

最近は立ち会い出産なども一般的になってはきましたが、男性にとっては生まれるまでなかなか実感がわかないというのが正直なところです。

多くの男性がこの映画を見て、お産について考えるきっかけになってくれたらうれしく思います。

 

東京では、渋谷ユーロスペースで1月7日(金)まで公開中。

これから全国各地で公開されますので、お近くの劇場でぜひご覧ください。

くわしくは公式HPで。

 

大地を守る会事務局 牛島真也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



2010年11月 5日

くらぶち草の会・収穫祭に行ってきました!

とらちゃんこと虎谷健です。

11月3日の文化の日、毎年恒例のくらぶち草の会主催の収穫祭が今年も行われました。

くらぶち草の会の畑がある場所は標高830m。「準高原産地」と呼ばれる地域に属し、冬の間は

雪に覆われるために農作業ができません。

いきおい、生産者は春から秋にかけて一生懸命農業に励むことになり、朝早くから夜遅くまで

畑に出たり出荷準備をしたりと大忙しです。

11月に入るとようやく畑作業も落ち着きほっとできる日が増えてきます。

(近年は温暖化と農業資材の発達でゆっくりできる期間が減っているそうですが...。)

ゆっくりできる季節の始まりに行われる収穫祭は生産者さんも楽しみにしているお祭です。

 

 

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大盛況の収穫祭!今年は320人以上が集まりました。

当日はバーベキュー以外の企画もたくさん!

生産者の皆さん大忙しです。なかなかゆっくり近況を話しできる状況ではありません!

 

 

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ということで今年は収穫祭前日夜に行われている前夜祭から参加させてもらいました!

こちらは新規就農者の若手の皆さん。

くらぶち草の会には現在41人の農家が会員登録されていますが、そのうち21人が新規参入就農者

です。前職は様々。

大地を守る会の職員からも就農していった仲間が6人いるんですよ。

 

 

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左が元大地を守る会の職員だった和田さん。まん中はくらぶち草の会の代表佐藤茂さんです。

右は草の会御意見番の萩原さん。

私たち職員にとって昔の仲間の近況を知る事ができるのもこの収穫祭の魅力でもあります。

昔の同僚はだいたい40代。

「農繁期はバリバリと農業をこなしながら冬はゆったり石釜でパンを焼いて過ごすライフスタイル」を

変えない者もいれば、「いよいよ家を建てるか!っというより今の家は旧くて雨漏りするので早急に

建て替えたいっ!」とこの土地に持ち家を構える決心をした者、心機一転、「女性や子どもの力に

なってあげられる弁護士を目指したい。」と見事!司法試験にパスした者まで...。

みんな、それぞれ齢を重ね「不惑の年」を過ぎて天命を知るべく頑張っております。

自分も多少の困難に負けずに頑張るぞ!っと思いつつ、弁護士のたまごさんに「虎谷さんも

何かあったら声かけてくださいね。」とやさしい言葉をかけていただいただけで、できれば弁護士さん

の力を借りる事態にならず平穏に人生を過ごしたい、と思ってしまう気弱な虎谷でございました。

 

 

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草の会の事務所から見た夜明けの風景です。

こんな景色の中で働けてうらやましい!っですね。右手には浅間山、正面には妙義山が見えるんですよ。

 

 

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すかっと晴れて最高のお祭日よりです。

会場に生産者の皆さんが集まりはじめました!準備開始です。

 

 

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こちらは生産物の展示です。

くらぶち草の会は野菜でのお付き合いが多いのですが、きのこ栽培をしている方も多いのですね。

立派ななめこが展示してありました。

 

 

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こちらはこの周辺に生息している動物たちを紹介しています。

ワシやタカなど食物連鎖の頂点に位置する希少な動物も結構いるんですね!

イヌワシなどは深山幽谷に生息していそうですが、考えてみれば彼らが狩りをするには見通しの良い

開けた草原などが必要です。畑や田んぼで開けた土地は獲物になる生き物も見つけやすく、狩りも

しやすいのでしょう。

困りもの野生動物はイノシシとシカ、サル。

特にくらぶちではイノシシの食害が問題になっているそうです。

「たべまも」キャンペーンで鹿を食べて生態系を守ろう!と皆さんに呼びかけている大地を守る会の

職員としては聞き捨てできません!

「皆さんでイノシシ、獲って食べましょう!冬の間に生ハム作ってもいいかも!」と焚きつけておきました。

くらぶち草の会の出荷物にイノシシのハムがでてきたら皆さま、応援をよろしくお願いいたします。

「クマは?」と聞くとちょっと困り顔。

たまに悪さをするし、出会うと怖いけど憎んだり駆除したい対象ではないようです。

 

 

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イベント準備が進みます。こちらはバーベキュー用の肉切り班。

元料理人など様々な経歴の方がいるのでこのような準備も手早くこなせています。

 

 

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参加者が集まり始めました。天気も良くて皆さん楽しそうです。

 

 

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餅つきです。

 

 

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バーベキュー食材が並びました。焼くのは皆さん、セルフでお願いしています!

 

 

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代表の佐藤さんも肉を焼いてくれています!皆さんどんどん食べてくださいね!

以前、収穫祭の時に生産者さんが肉をワシワシ食べているのを見て「この機会に参加者の皆さんに、

皆さんの野菜をどんどん食べて味わってもらいましょうよ!そのためには生産者の皆さんも

肉だけでなくどんどん野菜食べましょうよ!」と提案したことがありました。

そのときぽつりと「俺たち、いつも野菜食べているんだよね。お祭の時くらい肉をガシガシ食べたい

んだよね...。」と言われたことがありました。う~ん、確かに...それは良く判ります・・・。

やはりイノシシ捕まえて普段から肉をガシガシ食べられるようになりましょう!

皆さんの作物で育ったイノシシですから皆さんが飼っているようなものでございます。

 

 

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食べるだけではありません。わら遊びもできます。ほこりまみれになりますが子どもさんに人気です。

皆さん楽しそうです!

 

 

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前職が様々ですとイベントの仕切りなども得意な方もいらっしゃいます。

イベント進行もばっちりでサクサク進みます。

たくさんのお土産をもらって収穫祭は終わりました。

これからの季節、くらぶち草の会の野菜の出荷は少なくなりますが(ほうれん草は出荷が続いたかな...)、

作物をツチオーネ誌上で見かけたら頑張っている新規就農の皆さんを思い出して注文してくださいね!

生産者の皆さん、今年は春の遅霜や夏の猛暑、秋の大雨など大変な年でしたが、今シーズンも

お疲れ様でした!

冬の間は思い思いの過ごし方でゆっくり過ごしてくださいませ!

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年10月18日

「一品持ち寄りPARTY」企画に参加してきました!

とらちゃんこと虎谷健です。

 

大地を守る会には消費者会員の皆さんが作るサークル(だいちサークル)が14あります。

その中の一つ、主に藤沢や鎌倉周辺を拠点に活動している「シキ・オリオーリ」さんの企画に

参加してきました。

このサークルは「四季折々、様々な事を行っていきましょう!」を合言葉に、原発と私たちの生活を

考える硬派な企画から、大地を守る会の女性職員と一緒におしゃべりを楽しむ楽しい企画まで、

様々な企画を行なってくださっています。

今回はサークルメンバーのお宅に一品づつ料理を持ち寄って昼食を楽しむ企画です。

虎谷も参加させてもらいました!

 

 

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今回、自宅を会場に提供してくださった林さんです。

自宅で手作りパン教室を開いていらっしゃるパン作りの先生です。林さんのパンは美味しいしくて

虎谷大好きでございます。

 

 

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今回は10名の会員さんが集まってくださいました。びっくりするくらいご近所の方もいらっしゃった

ようです。会員さん同士のこのような集まりではご近所の輪も広がっていいですね。

ずらっと持ち寄られたおかずの数々...。どれも美味しそうです。一品も重複したものがなかったのが

驚きでした!得意分野のお料理って皆さん違うものですね。

  

 

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まずは皆さん自己紹介から。ちょっと緊張気味でございます。

でも美味しいものを食べると口もほころぶもの。

まっ、とりあえず昼食を楽しみましょう!っといことで始まりました持ち寄りPARTY。

会が始まると食べ物の事や子どもさんの事や地域の困り事など、次から次へと話題が出て

予定時間まであっという間でした。

虎谷は皆さんの会話に加わりつつもちょっと居場所がない感じでしたので、食べる事に集中して

しまいました!(笑)

 

 

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虎谷も盛り付けておいしくいただきました!集まった食材を一品づつご紹介です!

 

 

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「まめまめサラダ」 鈴木さん作

レモン汁、ハーブ、塩、胡椒、砂糖、オリーブオイルを使ってドレッシングを作り、おからにドレッシング

を混ぜ、なじませます。お好みの豆の水煮、ミニトマト、青菜を加えてできあがり、です。

オリーブオイルがなじんでいるためパサパサ感がなくて美味しゅうございました!

 

 

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「れんこんとじゃがいものサラダ」 光成さん作

レンコンとジャガイモを5mm厚にスライス。ごま油でいためて味の母、醤油で味付け。

冷めたらゆで卵をごま、マヨネーズであえてできあがり。

じゃがいもとレンコンのしゃくしゃく感が心地よく、やさしい味でございました。

 

 

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「エリンギ、キャベツ、人参の和え物」 吉田さん作 

鍋にそれぞれの野菜を重ねて入れて塩(海の清)と水を入れて蒸煮にする。

蒸して野菜の良い香りがしてきたら蓋を開けて醤油をひとたらし、水気をとばして全体をよく

混ぜます。水分がとんだら冷やしてできあがり。それ以上火をいれると野菜の色が飛ぶので

注意!です。

人参もキャベツも適度に柔らかくて優しい味でございました。野菜の色がほんとにきれいでした!

 

 

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「ピリ辛蒸しなす」 岩崎さん作

なすを丸ごと20分くらい蒸した後、粗熱がとれたら縦にカット。

ごま油、黒酢、豆板醤、万能だれ(醤油、しょうが、にんにくを混ぜたもの)を混ぜたものをかけて

できあがり!

ごま油をたっぷり含んだなすのつるんとした喉通りが心地良かったです!

味は薄めでなすの風味が楽しめますがかみしめるとピリッと辛みが利いておいしゅうございました。

 

 

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「とうもろこしとさつまいものスープ」 反町さん作

ピンボケでスミマセン。

玉ねぎのみじん切りを油で軽く炒める。豆乳、裏ごしコーン、さつまいも、干しシイタケを刻んで

入れる。塩コショウで味付けしてできあがり!

コーンの甘味がよく出ていておいしゅうございました。しっかりした味は干しシイタケのダシが

しっかりでているためでしょうか?

 

 

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こちらも反町さん作の「秋ばらのケーキ」。人参が入ったケーキでバラはりんごでできていました

かな?(人気が高く、ばら部分は虎谷の口に入りませんでした。)

作り方は虎谷には簡潔に紹介できません!見た目もきれいで美味しゅうございました!

 

 

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「里いも&米粉のおだんご」 吉田さん作

里いもは小さく切り、蒸し煮にしてつぶして米粉を加えてよく混ぜる。

なめらかになるまでこねて棒状にしてコロコロ転がして形を作る。ごま油をひいたフライパンで

両面を焼く。

たれはきび砂糖、醤油に水溶き片栗粉をよく混ぜて完成。

みたらし団子よりもずっとしっかりした味でお腹の持ちが良いお団子でございました!

 

 

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「ケークサレ」 池田 さん作

卵とマヨネーズ、塩、こしょうをよく混ぜたものに小麦粉を加え型にオーブンペーパーを引いて半量を

入れる。そのうえに軽く焼いたベーコン、蒸したかぼちゃを詰めてさらにその上に残り半量を入れる。

180℃のオーブンで10分焼き、中央に切れ目をいれて30分焼く。

見た目はデザートのようで「パウンドケーキかな?」と思ってしまいましたがベーコンとかぼちゃの

しっかりした味と小麦粉のもっちり感で存在感のあるおかずでございました!

 

 

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「卵と乳製品なしのりんご&さつまいもタルト」 菊池さん作

小麦粉と雑穀粉をふるい、塩を合わせたものに油と水を加えて箸で混ぜ、粉全体にいきわたらせた後

ひとつにまとめる。

タルト型にあわせて生地をうすくのばして180℃で15分焼く。

かぼちゃ、りんご、さつまいも、くりを塩茹でした後、マッシュしたもの載せてできあがり。

「塩茹ですると甘味が増します。」とアドバイスいただいた通り、砂糖を使わなくても充分に

自然な甘味がでておりました!

タルト生地が美味しかったのですが雑穀も入っていたのですね!

 

 

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「鹿シチュー」  虎谷作

「虎谷は食べてるだけじゃん!何か作って行ったの?」と言われそうですので、群馬県の農家さん

からもらった鹿肉を使ってシチューを作って持っていきました。

 

作り方は

鹿の居そうなところに罠を仕掛ける。

鹿がかかったら速やかに解体して血抜きをし、冷やします。

肉をバットに載せて冷蔵庫に入れ、冷やしながら血をさらに抜いて3日ほど冷蔵庫で寝かせます。

肉は塊のまま表面をオリーブオイルで焼いてからすでに作っておいたシチューに入れて

保温鍋で3日ほどゆっくり煮込む。

時おり「おいしくなぁ~れ!」とささやいてみる。(笑)

できあがり!

 

大地を守る会では「たべまも」キャンペーンで鹿肉を食べよう!という呼びかけを行なっています。

まずはとにかく一度食べてみて鹿肉に親しんでもらいたいと思い持ち込みましたが、見事、完食

していただきました!

 

お知らせ:

12月1日(水)18:30からカフェ・ツチオーネにて「家庭で楽しめる鹿肉料理食事会」企画を行います。

各地で増えて食害を引き起こしてしまっている鹿ですが、そのお肉は低脂肪、高カロリーで鉄分を

多く含みもっと皆さんに親しんでもらいたいお肉です。

詳しくは11月1日週配布、「NEWS大地を守る11月号」をご覧ください。

 

大地を守る会 虎谷健



2010年9月14日

古着のゆくえを追いかけて パキスタン編 その2 

とよまること豊島です。

 

2005年10月8日午前8時50分ごろ、パキスタンの首都イスラマバードの北北東約90Kmを震源とする

マグニチュード8近くの地震が発生しました。

震源地から100Km以内でも激しい揺れが襲ったとみられ、最終的な今回の地震による死者は8万人

を超えたといわれています。

大地を守る会は、会員の皆さんに呼びかけて支援を要請、その結果700万円近くが集まりました。

その後、天候や治安の問題から大地を守る会としては直接現地確認ができていませんでしたが、今

回関係者の皆さんの協力を得て実現しました。

 

 

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山あいのケートサラーシ村よりバラコート市を望む。一帯が地震被災地。5年前の朝、職場や学校で

被害にあった人たちが多数いました。

 

 

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山肌は、崩れたままのところも多く、埋もれてしまった人々がそのままになったところも多いそうです。

学校では、多くの子どもたちがコンクリートの校舎に押しつぶされてしまいました。

いまだに遺骨が発見されることがあります。

 

 

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バラコート市内の建物。復興は進んでいましたが、このように放棄された建物もあります。

建物の中は被災時のまま。

 

 

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3つめのアルカイール・アカデミー、バラコート校。ケートサラーシ村にあります。

地震直後に始めた青空学校は、斜面に建てられた小さな校舎になっていました。

これも皆さんの支援金によるものです。

 

 

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カラチから同行してくれたムザヒル校長先生が、特別授業として教壇に立ちました。

ここでは、2歳から5歳までの子どもたちのためにモンテッソーリ教育を基本に教えています。

6歳以上の子どもたちは、近隣の公立の学校に通いますが、学校の先生が「不登校」するという問題

があります。

 

 

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今学校で学んでいる子どもたちは、地震の後に生まれた新しい世代。

ムザヒル校長先生は、今後も学校は続けていきたいと考えています。支援金はまだ残っているとの

ことですが、長期的な戦略が必要な時期でもあります。

 

 

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こどもたちが持っている板はノートの代わり。その日の授業で大切なところを書き写していました。

家に戻ってからノートに清書するそうです。

 

 

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カラチ市へ戻ります。ここは古着業者があつまるハジケンプといわれる地域。

世界中から古着が集まる町です。

 

 

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NPO法人JFSA(日本ファイバーリサイクル連帯協議会)のスタッフであり、古着のお店Kapre(千葉

県柏市)の店長でもある田辺航太郎さん。古着を売ると同時に買い付けも行っています。

世界中から集まる古着の中から、日本で売れるものを買い付けます。Kapreで販売し自らの活動資

金としています。

 

 

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とよまるもお手伝いさせていただきました。

左がアルカイール・アカデミーの事業部のアマダリ君、左が田辺さん、中央がとよまる。

革ジャケットの山によじ登って一品ずつ選んでいます。室内温度は軽く40度を超えるので、

塩を舐め水を飲みながらの作業です。

 

 

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さらに場所は変わって千葉県柏市柏駅前の古着店Kapreです。

 

   

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Kapre店内。試験的な輸入販売を経て、2007年に開店。おしゃれなお店です。

価格は安めの設定なので一度はのぞいてみる価値ありです。

 

 

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店内には、JFSAの活動を紹介するコーナーもありました。普通の古着屋さんとは異なるところ。

 

 

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田辺さんが持つのは今回カラチ市で発見した一品。大戦中のフライトジャケットです。

70年も前のジャケットがどのような経緯を経てカラチにたどりついたのか。

まさに古着は世界を回るなあと実感します。

皆さんの出した古着も世界のどこかで誰かが大切にしていることでしょう。

 

大地を守る会 国際局 豊島 洋



2010年8月24日

はたまる商品お披露目会&試食会

ユージこと大北雄二です。

 

8月4日(水)にカフェ「ツチオーネ」自由が丘店で、

はたまる商品のお披露目会&試食会を開催しました。

 

はたまるとは、35周年をむかえた大地を守る会が提案するあらたなプロジェクトのひとつで、

「畑まるごと 実から種まで 乾燥プロジェクト」の通称です。

 

 

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豊作時に余った野菜や果物や、形が悪かったり、割れていたり、サイズが大きすぎたり

小さすぎたりする「企画外」の野菜や果物をドライチップやパウダーにして販売したり、

加工品に活用しようというものです。

びんに入っているのが、パウダー。袋に入っているのが、ドライチップやドライスライスにしたものです。

 

 

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生産したのは、「大地を守る会の備蓄米・大地恵穂」の生産者法人でもあるジェイラップ(福島県須賀川市)。

写真は、代表の伊藤俊彦さん。

野菜や果物ならなんでも乾燥させてしまうというからすごいです。

しかしその陰では、何日も徹夜が続き、開発に2年9か月もかかったそうです。

 

 

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まずは、ドライチップをそのまま食べてみよう、ということで

右上の赤いものから時計まわりに、

アイコ(トマト)、ミディトマト、プラム、バナナ、パイナップル、とうもろこし。

なるほど、味はとても濃いです。

通常の乾燥設備では、高温乾燥(60度以上)で短時間で乾燥させてしまうのですが、

ジェイラップでは、低温(20~30度)でじっくり乾燥させるので、細胞組織を壊すことがないので、

栄養価が高いのだそうです。

 

 

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さらに今回はカフェ「ツチオーネ」にパウダーやチップを使って、お菓子やパンなどの

試作品を作ってもらいました。

写真は、にんじんパウダーのケーキと、トマトパウダーのシフォンケーキ。

 

 

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さらにオニオンスライスのパン、とうもろこしのパンとスープ、にんじんのクッキー、

わさびのマカロン、トマトのグリシーニ

 

 

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食べてみていただいた感想はどれも好評でした。

100種類をこえるパウダーやチップ。10月下旬に最初の商品が販売されます!

 

参加者から人気が高かったのは、

わさびや、柑橘系のパウダー。ドライきゅうりも評判が良かったです。

はたして最初に採用される商品はどれになるでしょうか?

 

さて、参加者のみなさんには、お土産として、しょうが、とうもろこし、ねぎのパウダーをお持ち帰り

いただきました。

そして実際にどのように使ってみたか、写真と感想を送ってもらうよう、お願いしました。

 

次回は、寄せられた写真と感想を紹介したいと思います!

 

大地を守る会 交流局 大北雄二



2010年8月 6日

三浦半島でとうもろこし収穫を楽しんできました!

とらちゃんこと虎谷健です。

7月最後の週末に「夏の三浦・とうもろこし収穫交流会」が行われました。

このイベントは大地を守る会の産地交流会最大規模の企画です!

 

昨年は雨に降られてしまい、せっかく参加していただいた皆さんには夏らしい三浦を体験して

いただけなかったのですが(申し訳ございませんでした)、今年は一転、連日、熱中症注意の報道が

されるほどの猛暑続き。

 

 

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まず会場に到着された皆さんにはゆでとうもろこしを食べていただきました。

今回参加して下さった皆さんは約400名。

 

「すごい人数っ!」と思われますが、数年前までは私たち事務局員も血気盛んで、「せっかく申し込んで

くださった皆さんを落選させてしまうのは申し訳ない!全員当選だぁ~!」と、1000人(!)を迎えて

この交流会を行ったこともありました。

その時はさすがに大変で、さらに参加された方から「生産者とお話することさえできませんでした。

こんなの、大地を守る会の交流会じゃない!」という感想までいただいてしまい、私たちも反省する

こととなりました。 

 

 

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受け入れをしていただいた黒崎有機栽培研究会の代表者の石渡稔さんのご挨拶で会はスタートです。

「大地を守る会を通じて皆さんが私たちの作物を食べてくれることが判っているから、安心して農業に

専念できるんです。」と石渡さんは毎年私たちに語りかけてくれます。

 

農家さんなんだから農業に専念する事は当たり前の事の様ですが、一般市場に作物を出している

農家さんにとっては「農業に専念できる。」事はとても難しいことのようです。

・なるべくたくさんの消費者が喜んでくれるように見た目がきれいな作物を作ろう

・虫食いなんてもっての外!

・なるべく安いほうが喜ばれるからできるだけコストを削減しなくては。

・時間のかかる完熟堆肥は使えないな...。

・草取りは人にお願いするとコストがかさむから除草剤。

・本当はもう少し畑に置いておいた方が美味しくなるけど、すぐに売れないと熟しすぎて売り場の

担当者が困っちゃうだろうな・・・少し早めに収穫しよう。

など、栽培以外の様々な事柄を考えながら農業をしなくてはならないにちがいありません。

 

大地を守る会がお付き合いしている農家さんが「職人」とすれば、一般市場に出荷している農家は

「経営者」に近いのかもしれません。 

 

 

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石渡さんの挨拶が終わり、本日の諸注意の説明の後はいよいよ畑の中へGO!

 

 

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とうもろこしがまるでジャングルのようです。迷子にならないでね!

夢中でとうもろこしを探していて家族とはぐれて泣いてしまう子もたま~にいるんです。

とうもろこしのジャングルを甘く見てはいけません。

 

 

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今回はテレビの取材も入りました!私たちの大将、藤田和芳会長の取材です。 

 

 

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大人だって楽しんじゃいます。

一人7本の規定量はありましたが、畑に残ったとうもろこしの量を見極めて「開放!」宣言です。

どんどん収穫してご近所に配ってもらうようにお願いしました。

 

とうもろこしの収穫を終えて発送も終えて皆さんはスイカ割り会場の海岸へ。

 

皆さんが収穫し終えた畑にスタッフが入って落し物がないか、まだ収穫されていないとうもろこしは

ないかをチェックしましたが、皆さんきれいに収穫してくださいました!

 

「大地を守る会の会員さんは礼儀正しいよね~。」と石渡さんがいつも感心してくれるのは、虫食いの

とうもろこしであっても畑の中に捨てられている物がないことです。

一部に虫食いがあるからと、捨てられているとうもろこしを見る事はつらいことです。

 

虫食いのあるとうもろこしは、畑の外に持って行くと「お手伝いスタッフ」の皆さん(消費者会員さん

の有志の方です)が虫食いの部分を切ってくれます。

カットしたとうもろこしは持ち帰り分にカウントされませんので少し多めに持って帰れるのです。

生産者もうれしいし、参加者の方も少し多めに持ち帰れるし、私たちスタッフも生産者にホメられて

うれしいし、みんなが嬉しいシステムですね。

収穫の終わったとうもろこしは機械で畑にすきこまれ、次の作物の栄養になります。

 

 

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とうもろこし収穫を楽しんだ後は海岸に降りて夏休みの思い出の定番、スイカ割りも楽しみました。

スイカの気持ちになって写真を撮ってみました。 「こっち来ないでぇ~!(@_@;) 」

 

 

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「ほっ!(*^。^*) 」

 

残念ながらこのスイカたちも最後には割られ、参加者のお腹にすべて納まってしまいました。

スイカ割りで割ったスイカも一切ムダにしません!

完全に割ってしまうと砂利が付いて食べれない箇所ができてしまうため、あらかじめざぶとんを

敷いておきます。

さらに、棒はしなる竹を使用します。ビシッと命中してもしなるのでひびは入りますが砕ける事は

ありませんので中身は無事でございます。

あと、子どもさんにはちょっと厳しいルールですが、親御さんのぴったり寄り添う誘導は途中までで

最後はちょっと離れた所から簡潔なアドバイスだけをお願いしています。

振りおろしはもちろんワンチャンスのみです。

割れなかったら初めからやり直し。列の最後に並び直してもらいます。

 

特に小さなお子さんを連れた親御さんからは「最後までぴったり寄り添って手取り、足とりアドバイスを

ちゃんとして、一玉割らせてあげたい!達成感を味わわせたい!」という要望をひしひしと背中に感じ

ますが、スイカの割り過ぎを防ぐ目的もあり厳しいルールを堅持しております。 

 

・・・いつかは親の庇護から離れて自分でやり遂げなければならないことがあり、それでも思いのままに

ならない事が人生にはあり、例え失敗してしまってもあきらめずに一からやり直せば再びチャンスは

巡ってくることを体験して欲しい・・・。

子どもさんにもちょっぴり塩からい人生経験を味わってもらおう、わんぱくでもいい、たくましく育って

欲しい!という壮大な獲得目標を持ったスイカ割りでございます(笑)。

 

 

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スイカ割りが終わって海岸で解散です。

その後は自由行動なので海で遊ぶ人、帰り支度を始める方、それぞれに過ごしてもらいます。

とうもろこし畑の隣の畑ではマリーゴールドが満開でした。

 

このマリーゴールドは観賞用に咲かせているのではなく、大根の肌を汚くしてしまうセンチュウ忌避の

ために植えられています。

この交流会が終わるとマリーゴールドはトラクターで畑にすきこまれ、大根の種まきが始まります。

マリーゴールドの花摘みも体験させてもらいました。

 

 

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マリーゴールドの花もいっぱい持ち帰ってくださいね!

うしろのトンネルはメロンを出荷したあとの様です。

 

8月というと夏真っ盛りでたくさんの野菜の出荷があるイメージがありますが、ここ三浦では8月は

大方の出荷も終わり、一年間で唯一ほっとできる季節だそうです。

それでも出荷を控えたネギの世話をしなくてはならなかったりと完全なお休みはとれないようです。

秋も深まって、「そろそろクリスマスかな、忘年会どうしよう、山藤でぱぁ~っと派手にしようかな!」と思い悩む頃、石渡さん達の

三浦大根や青首大根が届いたら、夏の暑い時期から準備していた大根が育った事や暑い夏の日を

思い出してくださいね。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年7月30日

「たまなびファーム・大豆の草取りお手伝い」を行って来ました!

とらちゃんこと虎谷健です。

文化放送・玉川美沙さんの「たまなび」とのコラボで始まった、大豆の成長を見つめる企画「たまなびファーム」。

今回、リスナーの皆さんと一緒に、播種して一か月経った大豆畑の草取りお手伝いに行ってきました。

 

 

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「青春ダーツ」の田中泰宏さんが今回も来てくれました。

スタジオに戻って玉川美沙さんことたまちゃんに楽しい報告をしてくれることでしょう!

 

 

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作業の様子です。

「たまなびファーム・本気畑」と名付けたこの畑は高台にあり景色は良いのですが、木陰がなくて

暑い!しかも広い!

畝の間は生産者さんが機械で徐草してくれたので、機械で取りきれない株と株の間の雑草を

とってもらいました。

大豆栽培ではこの時期に行う草取りがこの後の大豆の成長に大きく影響します。

このことを参加者の皆さんに説明してやる気をさらに出していただきました!

暑いけれどがんばるぞ!おうおう!

 

 

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田中泰宏さんも頑張っております。きつい作業中でもカメラを向けるとすかさずポーズ!

さすが芸人さんですね!株の周りに生えている雑草をていねいに抜いていきます。

大豆の茎にびっしりとツルが巻きついています!

ツルを外すのは大変なので根を引き抜いてそのままにしておきました。

この暑さで枯れてしまうことでしょう。

 

 

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折しも熱中症注意を喚起するニュースが流れるほどの酷暑!

水分だけでなくミネラル分も摂取しないといけません。スイカに塩を振って皆さんに食べていただきました。

約1時間半ほどの作業を無事終え、畑もきれいになりました。

 

 

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午前中いっぱい草取りを頑張っていただいた後は枝豆を楽しみました!

参加者総出で枝豆の準備です。

 

 

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収穫したて、茹でる直前の枝豆です。実がぱんぱんに詰まっていそうで美味しそうです!

これでまだ半分の量です。今日は草取りを頑張ったお礼にたんまり枝豆を楽しんでもらいます。

 

 

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冷やしトマトときゅうりも用意しました。

きゅうりはヤマキさんの味噌をつけて食べました。「なめ味噌」がきゅうりと相性ぴったりでございます。

暑い日に食べるトマトは格別に美味しいですね!

充分に熟して果皮が半透明になったほどのトマトに歯をあてると、冷えた果汁がぱぁ~!と口の中に

ほとばしって...幸福でございます。

 

 

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枝豆も充分に楽しんで皆さん、ようやく落ち着きました。

田中さんも参加者の子ども達とすっかり仲良しでございます。

 

次回のたまなびファーム企画は11月の大豆の収穫体験までありませんが、大豆の成長の様子は

随時「たまなびファーム」のブログに報告していく予定です。皆さんも時々チェックしてみてください。 

 

たくさんのリスナーの皆さんが、大豆やひいては日本の農業にもっと関心を寄せてくれるように

なったらうれしいですね。

大地を守る会の会員さんになってくれたらもっとうれしいですが、そもそも農業は地域全体が元気にならないと継続できない産業ですから、大地を守る会とお付き合いしている生産者さんだけが栄えれば良いというものではありません。

「国産品、できれば地場のものを選んで買おう、近所の直売所で買う顔の見える野菜の方がもっと安心。」という機運が日本全国で高まって欲しいものですね。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年6月30日

「鎌倉おしゃべりんぐ!」企画に参加してきました!

とらちゃんこと虎谷健です。

大地を守る会の会員さんたちで作るサークル「シキオリオーリ」の皆さんが企画した

「おしゃべりんぐ」企画を行いました。

私たちの企画するイベントは「○○さんに会いに行こう!」とか「■■について勉強しましょう!」という

内容の企画が多いのですが、「女性会員同士いろいろなおしゃべりをして情報交換しましょうよ!」

という企画をいただきさっそく実行です!

当日は大地を守る会の女性職員も6名参加してくれました。

 

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会場は「鎌倉女性子供会館」という古都鎌倉らしい和風のステキな会場です。

和室は子どもたちも遊びやすいし会話の輪を作りやすく、このようなおしゃべり会にはうってつけです。

元気な子どもたちが障子に手をかける危うい場面もありましたが...(*^_^*)

まずはこの会を呼びかけてくださった会員スタッフの皆さんと駆け付けた大地を守る会の職員の紹介です。

 

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今日の司会進行はシキオリオーリの皆さんにお任せです!会の進行にあたりいろいろ趣向を

凝らしてくれました。

通常、「自己紹介」をして「私はこんなヒトです。皆さま、よろしく」とごあいさつしますが、今日は

「他己紹介」です。

ふたりひと組になってお話をしてもらい、その後の紹介時間で「この方はこんな方なんですよ!

皆さんヨロシク。」と紹介してもらいます。

 

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本日のお弁当です。鎌倉にあるお弁当屋さんに作ってもらいました。野菜中心のメニューで野菜は国産、無添加でございます。

から揚げに見えるのは湯葉に衣をつけて揚げたもの。

美味しかったですが、私にはちょっともの足りない!「もう少し食べたいな...。」と思っていたら、

お隣の方が「ごはん少し多いので召し上がります?」と声をかけてくれました!

ありがたい!ごっそりいただいちゃいました。

 

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お食事が終わってもお話の話題はつきません。

 

大地を守る会の食材配達が共同購入の時代は「ステーション」と呼ばれる班があり、配送トラックの

周りに自然とおしゃべりの輪ができあがっていたのですが、個人宅に配送するようになって会員さん

同士が会話を楽しむ機会が減ってしまっているのですね。

このような情報交換の場が必要な事を実感!

会員さん同士のおしゃべりを楽しむ企画をこれからも増やしていきますのでお楽しみに!

 

最後に参加者の方の声をご紹介!

「長時間のイベントだなと思っていたのですがあっという間でした。仕切りが上手でとても和やか、

わきあいあいとした一時でした。ありがとうございました!」(TYさん)

「すてきなイベントをありがとうございました。ランチもとてもおいしかったです。ひたすらおしゃべりって

いいですね。他己紹介をうまくおりまぜていたのがメリハリがついて良かったです。」(SAさん)

 

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今日は「アウェー状態」の私を遊んでくれてありがとうね!

女性陣の中で唯一男性の虎谷でした。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年5月 6日

丹那の酪農家とバーベキューを楽しんできました!

とらちゃんこと虎谷健です。

皆さん、「丹那の酪農王国オラッチェ」に行かれたことがありますか?

ここは箱根連山を挟んで熱海の反対側、三島市に向かう途中にある丹那盆地にある

「大地を守る会の低温殺菌牛乳」の故郷です。

 

大地を守る会のグループ会社「フルーツバスケット」や「風の谷のビール」工房などもあります。

おススメは、ここでしか食べることのできない大地を守る会の低温殺菌牛乳と同じ牛乳で作られた

ソフトクリームです!

あとは、フルーツバスケットのケーキ工房「ムーラン ナ ヴァン(土・日・祝日開店)」のケーキや

シュークリーム、プリンもお奨めです。

シュークリームは土曜・日曜日にしか販売されず、「あっ!」という間に売り切れてしまうので

午前中に寄られたほうが安心です。

虎谷はここのソフトクリームを「日本一おいしいソフトクリーム」と断言しています!

・・・ソフトクリームは持ち運びできないので銘柄を集めて食べ比べができません。

「日本一」と断言してしまいましょう!

 

ここでは毎年4月に牛乳の生産者「丹那低温殺菌牛乳部会」の皆さんとバーベキュー交流会を楽しむ

交流会が開かれています。

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丹那盆地の風景です。赤い屋根の建物が今回の会場になったオラッチェです。

遠くに三島の市街地と駿河湾が見えます。

 

ちなみにこの盆地の地下深くを東海道新幹線が通る「丹那トンネル」が貫いています。

1934年に東海道線開通のために掘られた丹那トンネルは日本第2位に長さを誇る7804m。

地下に大量の地下水があり大変な難工事の末に開通しました。一説によると太古の昔、この盆地は

湖だったらしい、とのこと。

丹那の酪農王国オラッチェの建設工事では地盤がやわらかくて建設に大変苦労したそうです。

 

トンネル開通前の丹那盆地はいたるところに湧水があり、わさび栽培もされ水と緑の豊かな土地

だったそうです。ところが、丹那トンネルが開通したことで大量の地下水が抜けてしまい(今でも

熱海側にはトンネルから流れ出る大量の水を放水しています)、水田やわさび栽培はできなく

なってしまいました。

灌漑用水も確保できず飢饉の不安にさらされながら新たな産業として始まったのが酪農でした。

 

 

 

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交流会開催前日に東京では遅い雪が降りました!オラッチェの裏山(?)の箱根の山々にも雪が

積もり、雲と一緒に冷たい風が吹き下ろしてきました!

「こんな天気で参加者の皆さん、ちゃんと来てくれるかなぁ。」と準備の終わったスタッフの皆さん、

不安気です。

 

 

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天気が悪いにも関わらず120名の方が集まってくださいました!

悪天候にもめげずに参加して下さった皆さん、ありがとうございます!

体調不良で参加できなかった皆さん、来年こそは良い天気の元でバーベキューを楽しみましょう!

最近、天候不良の交流会が増えたような。担当の虎谷の心がけがよくないのでしょうか(笑)。

 

 

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バーベキューが始まれば会話も弾んで楽しくなります!酪農家の若手、片野恵介くん。

「お嫁さん募集中です~」と場を和ませてくれました。

 

 

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どんどん焼いて、どんどん食べよう!

お肉は山形村短角牛を用意しました。噛めば噛むほど味がでてきておいしゅうございました。

でも、お肉ばかり食べててはいけません、野菜もたっぷり焼いて食べましたよ~。

このバーベキューで堪能したお野菜は、酪農家の奥さまグループ「ミルクママ」さんが、牛舎から出る

自家製堆肥で作った野菜です。おいしい野菜で肉より野菜の方が消費量が多かったかも?

 

 

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こちらミルクママの皆さん。会場のオラッチェで朝市を土曜、日曜日に出店しています。

この野菜を目当てに来場する地元の方も多いようで昼ごろにはほぼ売り切れです。

 

 

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バーベキューを楽しんだ後は酪農家の皆さんとの交流会「車座トーク」。

寒さを防ぐためにオラッチェのレストランスペースを借りて行いました。

 

 

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バーベキューを焼いていた片野くんも中心になって参加しています。

「アニマルウェルフェア、という考え方がありますが、実際に家畜と接している皆さんは家畜の福祉を

どう、捉えますか?。」などのちょっと硬派な質問に、「わたくしは・・・動物にとっての居心地の良さ

とは、...であると確信しております!」と国会答弁のようなかたいやりとりが。

バーベキューと一緒に楽しんだ「風の谷のビール」が効いている様子。酵母が入ってて悪酔いしにくい、

と言われている地ビールは安心してついつい飲んじゃいます。

 

 

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「車座トーク」が終わった後は参加者みんなで片野くんの牧場へ見学に行きました。

「ヨーロッパの牧場の様に広大な面積をとれないけど、清潔に、牛にストレスがかからない飼育を

心がけています。」という片野くんの言葉を裏付けるような穏やかな牛の表情です。

ヨーロッパでは、動物の福祉として牛1頭あたりに広大な面積を確保すべき、という考え方がある

そうです。でも、本当に牛は見晴らしの良い環境が好きなのかなぁ、と虎谷は考え込んでしまいます。

牛のような草食動物は捕食者である肉食動物から身を隠す習性があるはずです。見晴らしがきき

すぎる環境はかえってストレスを生みはしないのでしょうか。

また、あまり広い面積を牧場として開拓することは、それ自体が森林を切り開くことになる気もします。

難しい課題ですね。

 

 

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餌を食べてゆったりと過ごす牛たち。寝床は木材チップが敷き詰められてて清潔です。

 

 

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かゆいところに手が届く「かいかいローラー」気持ちよさそうですね。

このような環境で育てられた「大地を守る会の低温殺菌牛乳」を皆さまよろしくお願いします!

牛舎見学の後、丹那牛乳の工場を見学(牛乳の製造は早朝なので機械が動いているところを

見れずに残念!)して解散となりました。

 

みぞれまじりの天気にも関わらず参加してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

今回体調を崩されて参加できなかった皆さま、来年はぜひ丹那にきてバーベキューと酪農家の

皆さんとの交流を楽しんでくださいね!

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年3月30日

「神泉・食と農の畑の樂校」の現地説明会を行いました。

とらちゃんこと虎谷健です。

 

だいぶ春めいてきましたがまだまだ寒い日もあります。3月は天候も不安定ですから皆さんも

体調管理には気をつけてくださいね。

 

今年で4年目を迎える「神泉・食と農の畑の樂校」企画の現地説明会を行いました。

説明会が行われるのは畑の樂校の畑がある、埼玉県北部にある神川町。

あれ!「神川町」なのになんで「神泉」なの?と思われた方はするどい。

実は4年前にこの畑の樂校企画を始めた時、この地域は「神泉村」という村だったのです。

それが町村合併を経て、「神川町」になりました。

 

農業には全くの素人の私たちの願いを聞いてくれて「やってみてごらん」と快く畑を貸してくれた村長さん、

「草出すなよ~」と言いつつ、夏ごろには「まだあいつら続いているな」、秋頃には「なかなか続くじゃないか!」と

暖かく見守ってくれた地域の皆さんに敬意を表し、企画名に「神泉」の名称を残しているのです。

 

 

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参加者の皆さんが集まる前に畑の様子を見て来ました。

 

ほとんどの作物は収穫を終えて耕運機で耕されています。耕運機を使うのは年に2回ほど。

様々な作物が植わっているので、普段は必要な場所だけ鍬で耕しています。

そして畑が空くこの時期に、ほぼ全面を耕します。

雑草などもそのままに、一気に耕し、少し間をおいてからもう一度耕運することで、雑草の勢いを

抑え込んでしまいます。

 

 

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そら豆の苗です。赤城おろしが吹き付ける神泉の冬を乗り切りました。 

 

 

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村内を歩くときれいな水路が流れています。クレソンも生えていて沢ガニもたくさんいます。

川の音を聞きながらの生活っていいですね。 

 

 

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こちらのお宅は野菜を洗う場所も作っています。身近かにきれいな水が流れている生活ってうらやましいなぁ!

夏ならスイカやビールを冷やしても良さそう!

 

 

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説明会時間は約1時間半。東京から片道100kmもあるこの土地に、たった1時間半のために来て

いただくのは申し訳ない限りですが、参加申し込みいただく前に一度現地を訪ねてもらい、果たして

一年間通えきれるかどうか確かめていただきたい想いがあったのです。

室内で畑の樂校企画の概要をお話した後は「実際に畑を見ていただきましょう!」ということで

さっそく畑を見に行きました。

 

この日はちょうど、09年度の畑の樂校の最後の開催日です。すでに畑では皆さんが集まって

作業をしていました。ここで講師をお願いしている生産者、庄司義孝さんの紹介を行いました。

 

 

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今日の作業はじゃがいもの植え付けです。一年間、畑を耕してきた皆さんは手際がいい!

このじゃがいもの収穫は6月ですので10年度の参加者の皆さんが収穫を楽しみます。

09年度参加の皆さんの中にも継続を申し出てくれている方もいらっしゃいます。

 

 

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畑の樂校の現地窓口を担当して下さっている㈱ヤマキの角掛康弘さん(右端)の説明を聞きます。

杉林に囲まれている神泉で花粉症は少しつらそうです...。

 

 

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09年度の畑の樂校の最終日ということでなんと、ヤマキさんが昼食を用意してくれました!

「説明会に参加した皆さんもご一緒に!」とうれしいお誘いです。

おしゃれな庭を眺めながらヤマキさんの食材で作ったお昼ごはんをいただきました。

これを食べちゃったら、もう参加するしかないですね!(笑)

 

 

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09年度畑の樂校を頑張りぬいた皆さん。

抜いても抜いても生えてくる雑草にも負けず、葉の裏に潜んでいるあおむしの驚かしにもひるマズ、

夏の暑さにも冬の木枯らしの冷たさにもマケズ

イツモニコニコワラッテイル

サウイフモノニワタシモナリタイ

 

今年4月からの「神泉・食と農の畑の樂校」

今年は途中からの参加申し込みも受け付けますので「やってみよう!」と思われた方はぜひご連絡ください。

 

なお、今年は6月の大豆の播種にあわせて「大豆組」という大豆栽培体験に特化したクラスも設けます! 

畑の樂校で皆さんと畑を耕していただき、大豆の世話がある時はそちらの作業体験をしていただくクラスです。

6月中旬の播種、7~8月の草取り(この作業が大豆栽培には大切!)、11月の収穫体験と豆の選別を

体験していただきます。

また、その収穫した大豆を使って冬の手作り味噌も仕込むこともできます。

自分で世話をした大豆で味噌を仕込む...。ホントの手作り味噌ですね!

 

 

皆さんが昼食を楽しんでいるのを横目に私は次の訪問地、瀬山明さんのお宅へ向かいました。

 

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瀬山さんのお宅にある蔵を改装したおしゃれな空間で、5月16日(日)に行われる「本庄総合公園春まつり」の

出店打ち合わせを行いました。

テーブルの下には映写機が。こんな部屋で映画を見たら気分良さそうです。

今回、春まつりに皆さんで出店するのは初めての試みです。 

 

 

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松田マヨネーズの松田優正社長と娘さんの沙千さん。木曽馬とどさんこを神川で飼っていて

お祭に連れてこれないか思案中。

 

 

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右から高橋ソースの高柳圭司さんともぎ豆腐店の石川修さん。

 

 

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右から味輝のパンの荒木和樹さんとマリーレーンの石井誠一さん。

石井さんは元大地を守る会の職員です。私たちの大先輩ですね。

 

 

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今回の仕掛け人の瀬山明グループの瀬山明さん。

瀬山さんが主催者に出店の相談に行ったところ、担当の方に「瀬山さん、よくあの方たちをまとめ

ましたね!」と驚かれたそうです。

みなさん、信念と行動力がある事業者さんとして本庄市では知られている方々だそうで、

いつも忙しく飛び回っているようで、地域の集まりでみんなで何か一緒に行なう、という事が

あまりなかったそうです。

でも、大地を守る会でお付き合いしている方の中にはもっと豪傑もいますから、私の目には実に

品行方正な方々に見えます。

そのような豪傑生産者の皆さんを束ねて、さらに東京集会で出店までしてもらっている大地を守る会

って組織は実はすごく懐が深い組織なのかなぁ、などと思えてしまいます。

 

本庄総合公園春まつりは5月16日(日)10:00~15:00に行われます。

機関紙「NEWS大地を守る」4月号でお知らせしますのでお近くの方はぜひ遊びに行ってください。

JR高崎線の本庄駅からは徒歩で20分くらいかかりますのでタクシー利用が良いと思われます。

広い駐車場があるので自家用車での参加が便利です。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



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