<06>みんなで話そう!: 2011年2月アーカイブ

2011年2月10日

2/26(土)、TPPに反対するお百姓さんの座談会を開催。

うっしーこと牛島真也です。

 

今日はTPPに反対するお百姓さんの座談会開催の紹介をします。

ここのところ、メディアの報道もやや落ち着いてきたものの、新聞、テレビ、雑誌など、

毎日どこかで見かける「TPP」問題。

 

報道を見ていると、「賛成派の経済界」、「反対派の生産者」というような印象を持ちますが、

実際には「どのような影響があるのかわかりにくい」という人も多いかと思います。

まずは、「最も影響を受ける」と言われている農家の方のお話を聞いてみませんか?

くわしくは、以下。

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あたり前に生きたい、ムラでも、マチでも
 TPPでは生きられない! 座談会
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 TPP(環太平洋連携協定)というのをご存知ですか。まだ正体のよくわからないこの妖怪がわたしたちに襲いかかろうとしています。

 もともとは2006年に発効したニュージーランド、チリなど4カ国の小さなFTA(自由貿易協定)だったものが、新たにアメリカ、オーストラリアなど数カ国が参加を表明したため「バスに乗り遅れるな」とばかり菅首相が飛びつき、財界や大手マスコミが政府の尻を叩き、その賛否を巡っていまや大論争となっています。

 それぞれの家庭にそれぞれの事情や都合があるように国や地域にとってもそれは同じです。相手の立場に配慮して協議をすすめるのが貿易交渉ですが、TPPは例外なき自由化を強引に進めようとするものです。菅首相はこれに参加することを、明治維新、敗戦に次ぐ「第三の開国」と述べました。

 これが実行されたら、コメをはじめとして畑作物、乳製品から沖縄のサトウキビまでほとんどが輸入物に置き換わり、食料自給率は14%まで低下すると農水省は試算しています。これは地域の崩壊を意味し、人が暮らし続けることができるバランスのとれた社会としての「日本」の終わりを意味します。

 マスコミの一部は「牛丼が200円になる」とはしゃいでいますが、労働力も自由化され、際限のない賃金水準まで下がりつづけ、安い牛丼すら食えなくなることを覚悟しておくべきでしょう。ワーキングプア、非正規社員はふえつづけ、農村からの離村者なども含め、都市に失業者があふれることにもなりかねません。

 いったい誰のための自由化でしょうか。私たち農民はもとより、多くの人たちにとって、なんのメリットもありません。どうか、みなさん。この愚挙、この暴挙を阻止するために、私たちと共に立ち上がってください。

 2月26日に全国の百姓が東京に集まり声を挙げます。多くのみなさんの参加を呼びかけます。
  

  【とき】2月26日(土)午後1時~5時
       ※ 終了後は経団連へのキャンドルデモ(5時30分に錦華公園集合、キャンドルは各自持参)

  【ところ】明治大学リバティータワー2階1021教室
        JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車徒歩3分
        東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」 下車徒歩5分
        都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」 下車徒歩5分

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【プログラム】

■基調講演 
 
◎中野剛志さん(京都大学大学院工学研究科(都市社会工学専攻)助教)
〈プロフィール〉  
 1971年生まれ、東京大学教養学部(国際関係論)卒業。通商産業省(現・経済産業省)入省、2003年よりエディンバラ大学留学、2005年博士号取得。経済産業省産業構造課課長補佐等を経て現職。TPP問題については反対の立場を鮮明にあらわし、新聞、ネット上などで反対論を展開している。著書に『自由貿易の罠』(青土社,2009)、『考えるヒントで考える』(幻戯書房,2010)、編著に『成長なき時代の「国家」を構想する―経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン―』(ナカニシヤ出版,2011)などがある。

◎自由化と闘う韓国農民からの報告(全国農民会総連盟・郭吉子政策局長)
 
■TPPやグローバリゼーションの影響を受ける多くの人たちからの3分間スピーチ
     
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【主  催】 TPPに反対する人々の運動実行委員会

【共同代表】 山下惣一(佐賀・百姓) 、菅野芳秀(山形・百姓)、 天明伸浩(新潟・百姓)

【問い合わせ先】
  平和フォーラム事務局内 市村
  Tel:03-5289-8222 Fax:03-5289-8223 Email:ichimura@gensuikin.org

★全国のみなさんからのメッセージを募集しています。ムラでもマチでも当たり前に生きたい、という当たり前の思いをぜひお寄せください。集会で参加者へ配布し、共有したいと思います。
  宛先:E-mailあるいはファックスで上記問い合わせ先へ。200字以内でお願いします。

★集会へ賛同していただける団体・個人を募集中です。上記の問い合わせ先まで連絡をお願いします。
 (賛同金は不要ですが、カンパは大歓迎!です。 下記口座へよろしくお願いします。)

  <振り込み口座>  カンパをお願いします
  ゆうちょ銀行
  口座記号番号 00170-4-457096番 「TPP反対連絡会」

☆最新情報は下記サイトをご覧ください
http://www.geocities.jp/yaoyahyakusho/muramachi/home.html

 



2011年2月 9日

「山藤・野菜たっぷり食事会」企画を行いました!

 とらちゃんこと虎谷健です。

「大地を守る会の有機和食のお店、山藤・西麻布店で季節の野菜たっぷりの和食を楽しみましょう!

おなじみ、山形村短角牛や「たべまもキャンペーン」で注目の鹿、日本全国の大地を守る会の契約

生産者からこの時期いちおしの食材が集まります!」と皆さんに呼びかけを行ったところ、定員を

はるかに超える申し込みを頂きました!

急きょ、開催日を追加して2日間にわたり実施。たくさんの方に来ていただきました。

日程変更に快く応じてくださった皆さま、ありがとうございます!

 

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食事会開始前に青木料理長さんからご挨拶。

参加された皆さん、あらかじめ配られた献立表をみています。期待が高まります!

 

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まずはおふくろ大根のふくませ煮。

やわらかくておダシの味がよくしみこんでおりました。13時開始、とちょっと遅めの食事会だったため

私のすきっ腹にもおいしさがやさしく染み通りました。

 

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続いて口取り。オードブルってヤツですな。

左上から時計回りにご紹介すると、黒豆蜜煮、ほうれん草としいたけの胡麻和え、数の子の粕漬け、

いぶり鮭奉書巻き、短角牛のしんたまを炭火で焼いたもの、小松菜油炒め、人参大和芋の西京漬け、

天然トラフグのにこごり、大間の本マグロのお寿司 です。

私は「いぶり鮭奉書巻き」が殊のほか気に入りました!短角牛のしんたまも初めて食べましたが

やわらかで美味しゅうございました。

 

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椀物です。 八つ頭の白味噌仕立て。菜花が鮮やかですね!


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中から干ししめじが丸ごと1本出てきました。ダシがよく出ております。

この干ししめじは大地を守る会と関係が深い岩手県久慈市(旧山形村)から送っていただいたものです。

短角牛やきのこ以外にも春には山菜もいただいております。

 

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油物です。

冬野菜を揚げたものでレンコン、ごぼう、人参、里芋、かぶなどを楽しみました。

かぶが甘味が増していて美味しい!「ちくわ天?」と見間違えたレンコン、美味しゅうございました。

野菜の揚げ物はボリュームが増して野菜だけでも満足できてしまいます。

 

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鹿肉の山ぶどう煮です。鹿肉を山形村産の山ぶどう果汁で煮込んだものです。

「シチューじゃないの?」「いいえ、煮物でございます。」とやんわり。

有機和食のお店、山藤は和食にこだわります。お箸でいただきました。

鹿の部位はモモでしたがとても柔らかいお肉でした。

鹿独特の風味もぶどうのせいかそれほど感じず、初めて鹿を食べた方も違和感なく食べれたのでは

ないでしょうか。

でもやはり鹿肉。赤身のしっかりしたお肉で大満足でございました。

 

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料理が一段落したところで青木料理長さんが料理の説明をしてくれました。

普段あまり食べる機会がない鹿肉についての感想や質問をたくさんいただきました。 

岩手県久慈市(旧山形村)の「久慈の山ぶどう果汁」を見せて鹿肉料理のソースについて説明

してくれました。

この山ぶどう果汁は「イヌワシ基金」への募金付きの商品として昨年ツチオーネ誌でも販売し、

1本につき10円が社団法人東北地域環境計画研究会の「イヌワシ基金」に寄付されました。

東北楽天ゴールデンイーグルスのゴールデンイーグルとはイヌワシの英名です。

翼を広げると2m近くにもなる威風堂々とした猛禽で天然記念物。

もともと食物連鎖の頂点に位置する生き物のため生息数は少ないのですが近年、輸入材の影響で

日本の森林に人手が入らなくなり、大型の猛禽が狩りができる開けた空間が減ってしまったことで

数を減らしているそうです。

また最近増えている鹿が猛禽類の餌になる野うさぎの生息域を侵しつつあり、野うさぎが減っている

という事情もあるそうです。

鹿肉を食べて、山ぶどうジュースを飲んで日本最大級の猛禽類、イヌワシを守ろう!おうおう!

 

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す、すみません、写真を撮る前に思わず箸をつけてしまいました。

ごはんは「備蓄米」企画でおなじみの稲田稲作研究会のもの。太陽熱乾燥にもみ貯蔵。いつ食べても

美味しゅうございます。

味噌汁の味噌はやさかのお味噌。こちらはいつも自宅でいただいております。

なんかほっとしますね。

 

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さいごのデザートまでたっぷり堪能させていただきました!ご馳走様でございました。

季節の野菜や旬の食材をたっぷり堪能させていただきました。

 

山藤・西麻布店の食事会は季節ごとに旬の食材を使って行う予定です。

次回は3月26日と4月2日に「和食料理の勉強会」として料理長のプチ和食講座付きの食事会が

予定されていますのでぜひ参加してみてください。

「私は食べるだけでいいんだけど...」という方ももちろん、歓迎でございます!

詳しくは「NEWS大地を守る3月号」をご覧ください!

 

大地を守る会 虎谷健



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