<06>みんなで話そう!: 2012年8月アーカイブ

2012年8月31日

大地を守る会関連団体、9月のイベント案内


大地を守る会主催の9月のイベントは、ほとんど申込を締め切っております。

そこで、今からでも申し込みや参加ができる、関連団体イベントをご紹介します。

日時:9月13日(木)14~16時
イベント名:MOP6で何が議論されるか
場所:衆議院第2議員会館第7会議室
詳細のお問い合わせ、申し込みなど


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日時:9月16-17日
イベント名:第8回ふるさと回帰フェア
場所:早稲田大学
詳細のお問い合わせ、申し込みなど


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日時:9月18日(火)
16:30~17時
モンサントにNO !
場所:銀座・日本モンサント株式会社前で行動
18~20時
イベント名:STOP TPP !! 官邸前アクション
場所:首相官邸前


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日時:9月20日(木)
イベント名:世界の遺伝子組み換え作物の今
場所:連合会館501(千代田区神田駿河台3-2-11)
詳細のお問い合わせ、申し込みなど

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日時:9月29日(土)
イベント名:学校給食についての連続講座
       10年後の子どもたちにできること
場所:大地を守る会六本木分室3階
詳細のお問い合わせ、申し込みなど
TEL:03-3402-8902


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日時:8月28日~10月3日
イベント名:ボイス・ユア・チョイス
場所:パタゴニア渋谷店



2012年8月29日

うつくしま 福島 応援ツアー

8月20日・21日に、福島県の生産者を訪問する「福島応援ツアー」を行いました。

福島県はカンカン照りの天気で、この夏一番の暑さになりましたが、

福島の美しい景色を堪能することができました。

 

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これは二本松市から福島市方向を望む風景。色鮮やかな花々は地元の篤志家が植えた百日紅。

まだ公開はされていませんが、広い敷地一面に植えられた百日紅は壮観です。

 

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最初の訪問地は、福島市、新萌会・斎藤宏通さんの園地です。

昨年3月11日以降の状況や、除染のご苦労など、これまでの取り組みについてお話を聴きました。

 


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斎藤宏通さん  「この辺り、幹や枝の上の方を削んのよ」

樹皮を削るのは、越冬害虫の対策として、これまでも推奨されてきたことなのだそうですが、

今回、自主的にではなく、強制的に生産者がやらなければならないことになってしまいました。

それでもこの努力によって、数値は大幅に減少しました。

 

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 新萌会のみなさんと「幸水」の下での記念撮影

「今年はずうっと雨が降んねくて小ぶりだけど、そのぶん甘味は強くなってっから。」

期待しましょう。

 

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次の訪問地は二本松市の東和地区。この地域の有機農業生産者を支える「たい肥センター」。

 

代表の白土さんは、上質のたい肥を作って生産者の役に立ちたい、とこの取り組みを始められたそうです。

臭いも無くハエも少なく、こうした施設では珍しい環境です。良いたい肥ができているようです。

羽山園芸組合のみなさんも利用されています。

 

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"東和の自然いい仲間 おらがやさい" 

東和地区のみなさんのつながりの強さを感じます。

このうしろの山が羽山。昔からの信仰の山。山頂から富士山山頂が見える最北限の山です。

 

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夕方から夜はバーベキューをいただきながらの交流会。

夕焼けや満天の星を眺めながら、おいしく楽しい時間をみんなで過ごしました。 

 

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安達太良山に沈む夕日。左奥に見える三角の山が会津磐梯山。

 

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泊めていただいたのが、「農家民宿 くまさん」

羽山園芸組合の生産者・熊谷耕一さんのお宅です。 

 

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自然にめぐまれた里山。斜面を利用しての果樹栽培が盛んな地域です。

寒暖の差がおいしい果物を育みます。左手上方はさくらんぼの園地。

 

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羽山園芸組合代表・武藤喜三さん

 

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ここでも樹皮を削る作業を冬から春にかけて行いました。

 

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メンバーの武藤義朗さんの園地で記念撮影

前列右から二人目は、千葉県の生産者、さんぶ野菜ネットワークの富谷亜喜博さん。

 

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ツアーの記念に、参加者全員の感謝を込めた寄せ書きを贈らせていただきました。 

 

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最後にこの地域の取り組みを、「ゆうきの里東和ふるさと協議会」の大槻さんからお話しいただきました。

羽山園芸組会の熊谷耕一さんは、協議会の副理事長もされています。

 

もともと新規就農者を迎える体制がしっかりしていて、新規就農希望者が多く訪れる地域だったそうですが、

昨年の原発事故以降も変わらず新規就農を目指す若者が多くいるという話を聴き、

また今回実際にお会いして正直驚きました。それと同時にとても希望を感じました。

 

この地域に特徴的な「山と谷と里」の景観に魅せられた若者たちが移住してきています。

  

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百日紅と羽山 

 

  ゆうきの里東和 里山再生プロジェクト

  「田畑が荒れれば心も荒れる」といわれます。

  私たちは未来の子供達にふるさとの原風景を伝えて人と人、

  人と自然のふれあう輝くふるさとづくりを進めています。

  有機農業による土づくり、有機的な人との関係をつくり、

  勇気をもって挑戦するのが「ゆうきの里東和」の目指す姿です。

 

今回のツアーは「ふるさと」を感じさせてくれる旅でした。

「ふるさと」の田畑が荒れることのないように、つながりを深めていきたいと感じました。

 

今回のツアーを快くお引き受けくださり、温かく迎えていただいた、新萌会、羽山園芸組合、

ゆうきの里東和のみなさまはじめ、ツアーにご協力いただいた福島のみなさまに感謝いたします。

どうもありがとうございました。

                                   (CSR推進課 秋元浩治)

 



2012年8月 6日

NEWS 大地を守る2012年8月号 くらすことつながること

ひき寄せ合うように出会う旅
 西へ。月に1 度、足を運ぶようになりました。何度かおとずれた所もあれば、はじめての場所。最近は、行ったことのない土地へ行くことが多くなってきました。たずねていくのは、友人はもちろん、1度だけ会ったことのある人、初対面の人。ずいぶんと自由な旅だと感じています。そんな旅をするようになったのは、3.11があってからです。ひとつは「会いたい人、行きたい所に行こう」という思いが強くなりました。あのとき、私たちは「また」「いつか」ということがない世界を知りました。それと、もうひとつ。それは「同じ価値観の人とはひき寄せ合うように出会う」ことが増えたからです。食べ物について、どうやって生きていきたいか、未来。いままで話したことがなかったことについても、あの日を境に話すようになりました。たとえ言葉にしなくても、行動や気配でわかります。それが自然と出会いにつながっていくのです。さらにツイッターというツールが、距離を縮めてくれるようになりました。
 先日おとずれた所は、1度だけ会った人が2組、初対面の人が1組。日ごろからツイッターでその人が何を思い、感じ、動いているか知っています。それもあり、すっと―まるで何度も会った人のように話がはじまります。いまどんなふうに暮らしているのか、これからしたいことなど、話は尽きません。あの日から、私のなかでは日本はせまくなりました。いつでも、どこへでも行くという思いと、毎日のようにとどく言葉、日本各地に移り住んだ人たちのおかげで。
しばらく旅がつづきそうです。

廣瀬 裕子(ひろせ ゆうこ)
作家。日々の暮らしがその人を育むという思いを言葉に乗せている。著書に『できることからはじめています』、『まいにちのなかにオーガニック』など。3.11を受け「5年後10年後のこどもたちが健やかに育つ会」を立ち上げた。


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