<08>安心な食べもの: 2010年1月アーカイブ
2010年1月28日
手作り味噌教室を行いました! 2
とらちゃんこと虎谷健です。
寒い日が続きますが暖かい日もあったりして三寒四温の始まりでしょうか?
少しずつ春の気配ですね。
冬の定番企画、手作り味噌教室を行いに再び埼玉県神川町のヤマキ醸造さんにでかけてきました。
この手作り味噌教室は大変な人気で、毎年この時期に2回開催しないと皆さんの「参加したい!」の
ご要望にお応えきれないほどなんですよ。
大地を守る会でも「手作り味噌キット」の販売を行っているので、一度味噌作り教室に参加してコツを覚えたら
次回は申込されないかな~と思っていたのですが、リピーターの方も多い企画です。
ヤマキさんのある神川町(旧神泉村)はこのような風景です。
こんな風景の中で仕込んだ味噌はおいしそうですね。
遠くに見える山は赤城山です。赤城山周辺だけ雲がかかっていてこちら側は晴天です。
日本海側から来た雪雲が赤城山やその奥に控える三国山脈で雪を落とし、乾いた冷たい風が
吹き下ろす...と昔地理の時間で習ったような。
この地域は3方向を山に囲まれ、唯一北側だけ開けているので、できたてほやほやの赤城おろしが
吹き下ろすわけですね!風が吹いたら凍えそう~。
いつもお世話になっているヤマキ醸造さん。
おしゃれで広々とした工場兼売店、レストランです。
工場の隣にはヤマキさんの農業グループ、「豆太郎」の畑があります。
ヤマキさんは大地を守る会と一緒に「神泉・畑の樂校」という畑を一年間耕す農業体験企画を行って
くれていますが、畑講師さんも豆太郎さんにお願いしています。
ちなみに「畑の樂校」の秋の様子です。
今年も2月に募集開始しますので奮って参加ください!
この企画は先ずはお昼御飯を食べてからスタートです。
昼食準備に忙しいヤマキ醸造さんのスタッフの皆さん。いつもおいしい食事をありがとうございます!
彩りもきれいなサラダ!おいしそうです。
参加者の皆さんが集まりました!味噌作りは体力を使いますのでもりもり食べてください!
ヤマキさんの食材で作られた昼食の品々。おからコロッケに豆腐ソーセージ...。
大豆ご飯は3杯もお代わりさせていただきありがとうございました。
今回も堪能させていただきました!
食後は「麦踏み」体験で軽く運動。
教えてくださっているのはヤマキ醸造のスタッフでいつもお世話になっている角掛さんです。
いつもありがとうございます!
皆さん、畑に入って無心に麦踏みをしました。
2週間前に比べて麦も少し成長したようで植わっている様子がくっきり見えますね。
麦踏みが終わっていよいよ味噌作り開始!
作業に取り掛かる前に材料の煮大豆と麹をつまみ食い。「あっ!甘い。」って結構おいしいんです。
でもあまり食べすぎないで下さいね!
煮大豆、塩、麹を混ぜてよく振ります。楽しそうですね!
材料がよく混ざったら大豆を潰す作業です。じっくり潰したつもりでも潰し残しがあり、見つける
とうれしくなります。子どものころ緩衝材の「プチプチ」を潰して遊んだ時と同じ感覚です。
がんばりすぎて疲れてしまったかな?最後の締めはお父さんのがんばりですね!
味噌作り終了後は希望者を募ってヤマキ醸造さんの見学を行いました。
おおっと~工場の中に洞窟が!
これはヤマキ醸造で使っている仕込み水の貯水タンクを見学するコースです。
遊び心がいっぱいで楽しくなりますね!
ちなみに水はヤマキ醸造から車で30分ほどの所にある城峰山という標高1000mほどの山の
800m付近のところから湧きだしている水をタンクローリー車を使って毎日汲みに行っているそうです。
湧水は山の山麓に湧きだすものですが、頂上近くで湧き出すとはどんな地層になっているんでしょう。
遊び心がこんなところにも。
役目を終わった仕込み樽がきれいに飾ってあります。釘を一本も使わないで作られているそうです。
この樽一つ分の醤油を一人で消費するには2600年かかるそうです!
実際の醤油樽の様子です。冷暖房など温度調節なしで神川の気候の中でゆっくり熟成されています。
皆さんが今日作ったお味噌も家に持ち帰ってご自宅で大事に育ててあげてください。
9月頃には今年皆さんが仕込んだ味噌を持ち寄る「手作り味噌同窓会」企画も行う予定ですので、
また再会しましょう!
大地を守る会 交流局 虎谷健