<08>安心な食べもの: 2010年3月アーカイブ
2010年3月31日
中津ミートさんの手作りソーセージ教室を行いました!
とらちゃんこと虎谷健です。
3月22日と28日の両日、中津ミートさんの松下社長さんに講師をお願いして手作りソーセージ教室を
開催しました。
先日、松下さんに「ソーセージ教室、すごい人気で落選者がたくさんいらっしゃるんですよ~。」と
お話したところ、「お待たせするのは申し訳ないからどんどんやりましょう!」と快く受けてくだり、
3月だけで3回も教室を開催していただきました。
松下さん、お忙しいところ、ほんとうにありがとうございます!
今回は、22日と28日の様子を写真中心にお伝えいたします。
まずはいつも通り、松下さんの見本の見学です。
今回、途中で腸が破れてしまったので修正を加えつつ行いました。
こちらは28日の回。途中で破れず上手にできました!
お手本を見た後はさっそく家族ごとに行います。
ねばりを保つために氷水を入れて肉を練ります。どのテーブルからも「冷た~い!」という声が
聞こえてきました。
冷た~い。
楽しそうですね!
お父さん、腕の見せどころ!
よいしょ、よいしょ~っと。
小さな女の子も果敢に肉こねに挑戦です!
男の子は馬力が違うようです!
肉をよくこねたら、チューブに入れていよいよ腸詰め開始!
腸詰め終了間近です。
途中で切れずに1本の長いソーセージができました!
お~っ!こちらは長い!
なんと3セット分のソーセージが1本でできました!
上手にできました!
昼食のポトフに入れるソーセージを燻煙にかける準備をしています。松下さんと事務局の谷。
燻煙をかけると風味が増してさらに美味しくなります。
こちらはお手本で松下さんが作ったソーセージに燻煙をかけてみました。煙にいぶされて水分が
少し蒸発しています。この後焼いてお皿に盛って皆さんに試食していただきました。
ちなみに皆さんが作ったソーセージはこの場では食べずに持ち帰りです。
名前を書いて冷蔵庫に入れて帰りまで保管します。
ソーセージ作りが終わって昼食です。
たくさん作ったポトフもどんどんなくなっていきます。
昼食です。
中津ミートさんのソーセージやハムが盛りだくさん。
ポトフは今回も空っぽになりました。完食です!
中津ミートさんの手作りソーセージ教室は気温が高くなる夏場を避け、秋になったらまた行います。
今回せっかく応募してくださったにも関わらず参加して頂けなかったみなさん、申し訳ありません。
次回もぜひ、申し込んでくださいね!!!
これから春から夏にかけてはスイカやとうもろこし、枝豆などの収穫体験イベントがたくさん予定
されていますので、こちらの企画へのお申し込みもどうぞよろしくお願いいたします!
大地を守る会 交流局 虎谷健
2010年3月30日
「神泉・食と農の畑の樂校」の現地説明会を行いました。
とらちゃんこと虎谷健です。
だいぶ春めいてきましたがまだまだ寒い日もあります。3月は天候も不安定ですから皆さんも
体調管理には気をつけてくださいね。
今年で4年目を迎える「神泉・食と農の畑の樂校」企画の現地説明会を行いました。
説明会が行われるのは畑の樂校の畑がある、埼玉県北部にある神川町。
あれ!「神川町」なのになんで「神泉」なの?と思われた方はするどい。
実は4年前にこの畑の樂校企画を始めた時、この地域は「神泉村」という村だったのです。
それが町村合併を経て、「神川町」になりました。
農業には全くの素人の私たちの願いを聞いてくれて「やってみてごらん」と快く畑を貸してくれた村長さん、
「草出すなよ~」と言いつつ、夏ごろには「まだあいつら続いているな」、秋頃には「なかなか続くじゃないか!」と
暖かく見守ってくれた地域の皆さんに敬意を表し、企画名に「神泉」の名称を残しているのです。
参加者の皆さんが集まる前に畑の様子を見て来ました。
ほとんどの作物は収穫を終えて耕運機で耕されています。耕運機を使うのは年に2回ほど。
様々な作物が植わっているので、普段は必要な場所だけ鍬で耕しています。
そして畑が空くこの時期に、ほぼ全面を耕します。
雑草などもそのままに、一気に耕し、少し間をおいてからもう一度耕運することで、雑草の勢いを
抑え込んでしまいます。
そら豆の苗です。赤城おろしが吹き付ける神泉の冬を乗り切りました。
村内を歩くときれいな水路が流れています。クレソンも生えていて沢ガニもたくさんいます。
川の音を聞きながらの生活っていいですね。
こちらのお宅は野菜を洗う場所も作っています。身近かにきれいな水が流れている生活ってうらやましいなぁ!
夏ならスイカやビールを冷やしても良さそう!
説明会時間は約1時間半。東京から片道100kmもあるこの土地に、たった1時間半のために来て
いただくのは申し訳ない限りですが、参加申し込みいただく前に一度現地を訪ねてもらい、果たして
一年間通えきれるかどうか確かめていただきたい想いがあったのです。
室内で畑の樂校企画の概要をお話した後は「実際に畑を見ていただきましょう!」ということで
さっそく畑を見に行きました。
この日はちょうど、09年度の畑の樂校の最後の開催日です。すでに畑では皆さんが集まって
作業をしていました。ここで講師をお願いしている生産者、庄司義孝さんの紹介を行いました。
今日の作業はじゃがいもの植え付けです。一年間、畑を耕してきた皆さんは手際がいい!
このじゃがいもの収穫は6月ですので10年度の参加者の皆さんが収穫を楽しみます。
09年度参加の皆さんの中にも継続を申し出てくれている方もいらっしゃいます。
畑の樂校の現地窓口を担当して下さっている㈱ヤマキの角掛康弘さん(右端)の説明を聞きます。
杉林に囲まれている神泉で花粉症は少しつらそうです...。
09年度の畑の樂校の最終日ということでなんと、ヤマキさんが昼食を用意してくれました!
「説明会に参加した皆さんもご一緒に!」とうれしいお誘いです。
おしゃれな庭を眺めながらヤマキさんの食材で作ったお昼ごはんをいただきました。
これを食べちゃったら、もう参加するしかないですね!(笑)
09年度畑の樂校を頑張りぬいた皆さん。
抜いても抜いても生えてくる雑草にも負けず、葉の裏に潜んでいるあおむしの驚かしにもひるマズ、
夏の暑さにも冬の木枯らしの冷たさにもマケズ
イツモニコニコワラッテイル
サウイフモノニワタシモナリタイ
今年4月からの「神泉・食と農の畑の樂校」。
今年は途中からの参加申し込みも受け付けますので「やってみよう!」と思われた方はぜひご連絡ください。
なお、今年は6月の大豆の播種にあわせて「大豆組」という大豆栽培体験に特化したクラスも設けます!
畑の樂校で皆さんと畑を耕していただき、大豆の世話がある時はそちらの作業体験をしていただくクラスです。
6月中旬の播種、7~8月の草取り(この作業が大豆栽培には大切!)、11月の収穫体験と豆の選別を
体験していただきます。
また、その収穫した大豆を使って冬の手作り味噌も仕込むこともできます。
自分で世話をした大豆で味噌を仕込む...。ホントの手作り味噌ですね!
皆さんが昼食を楽しんでいるのを横目に私は次の訪問地、瀬山明さんのお宅へ向かいました。
瀬山さんのお宅にある蔵を改装したおしゃれな空間で、5月16日(日)に行われる「本庄総合公園春まつり」の
出店打ち合わせを行いました。
テーブルの下には映写機が。こんな部屋で映画を見たら気分良さそうです。
今回、春まつりに皆さんで出店するのは初めての試みです。
松田マヨネーズの松田優正社長と娘さんの沙千さん。木曽馬とどさんこを神川で飼っていて
お祭に連れてこれないか思案中。
右から高橋ソースの高柳圭司さんともぎ豆腐店の石川修さん。
右から味輝のパンの荒木和樹さんとマリーレーンの石井誠一さん。
石井さんは元大地を守る会の職員です。私たちの大先輩ですね。
今回の仕掛け人の瀬山明グループの瀬山明さん。
瀬山さんが主催者に出店の相談に行ったところ、担当の方に「瀬山さん、よくあの方たちをまとめ
ましたね!」と驚かれたそうです。
みなさん、信念と行動力がある事業者さんとして本庄市では知られている方々だそうで、
いつも忙しく飛び回っているようで、地域の集まりでみんなで何か一緒に行なう、という事が
あまりなかったそうです。
でも、大地を守る会でお付き合いしている方の中にはもっと豪傑もいますから、私の目には実に
品行方正な方々に見えます。
そのような豪傑生産者の皆さんを束ねて、さらに東京集会で出店までしてもらっている大地を守る会
って組織は実はすごく懐が深い組織なのかなぁ、などと思えてしまいます。
本庄総合公園春まつりは5月16日(日)10:00~15:00に行われます。
機関紙「NEWS大地を守る」4月号でお知らせしますのでお近くの方はぜひ遊びに行ってください。
JR高崎線の本庄駅からは徒歩で20分くらいかかりますのでタクシー利用が良いと思われます。
広い駐車場があるので自家用車での参加が便利です。
大地を守る会 交流局 虎谷健
2010年3月10日
中津ミートさんの手作りソーセージ教室を行いました
とらちゃんこと虎谷健です。
皆さんにとても人気の高い手作り企画、「中津ミートさんの手作りソーセージ教室」を行いました。
この企画は大変に人気が高く、「何度も応募しているのに全然参加できません!」というお叱りの
連絡まで頂いてしまうほど。
中津ミートの代表、松下憲司さんは養豚、ソーセージ加工など本業でもお忙しいなか、
「お待たせするのは申し訳ないからどんどんやりましょうよ!」と言ってくださいます。
今年度はその言葉に甘えて6回も開催していただきました。中津ミートさん、本当にありがとうございます。
それでも3倍以上の申し込みをいただいています。まだ参加できていない皆さん、もう少しお待ちください!
今回も50名の参加者を迎えます。スタッフだけの準備のひとときは忙しいなりに静かな時間です。
本日の予定です。しごくシンプルなスケジュールとなっております。
皆さんが作ったソーセージはお持ち帰りです。忘れて帰らないでくださいね!
参加者の皆さんが集まりました。まずは松下さんによるお手本を見学です。
作業しながらコツを教えてくれるので皆さん、聞き逃すまいと真剣です。
1本の長いソーセージができあがりました!皆さん拍手!
1本の長いソーセージをひねってしばってリング状のソーセージになりました!
皆さん、さらに拍手!!松下さんもドラえもんもうれしそうです。
松下さんのお手本を見学した後は家族ごとに実際に作ってみます。おいしくできるかな~?
黙々と作業が進みます。ちぎれずうまく出来ているようですね。
皆さん、なかなか上手です。
きれいなリング状になっています。上手です!
途中で切れてしまった様ですが、これも全然OK!食べるときは切りますので問題なし!
うまくできていますね。
手作り体験が終わったら昼食です。
松下さんが工場からアイスバイン、ハム、ベビーウインナーなど4種類のソーセージと、ポトフに
入れるためのソーセージを持ってきてくれました。
ポトフに入れるソーセージはこの会場で燻煙をかけてくれます!
ソーセージをゆでる松下さん。となりの大鍋ではアイスバインの骨からダシをとったポトフを作成中!
毎回、松下さんと参加者の人数に合わせてポトフの量を決めます。今回も完食を目指します!
昼食が進んで...ポトフは大人気でおかわりが続きました。そして今回も完食です!
最後に残るおつゆは事務局員のお腹に納めて鍋は空っぽになりました。
昼食後は参加された皆さんにも家族の紹介をしていただき、松下さんの養豚やソーセージ加工のお話、
新しく建設した養豚場に導入した臭いを取るための最新技術の説明などもしてもらいました。
養豚のにおい問題はどの国でも大きな課題なのだそうです。
新しい豚舎を建築するのに松下さん達がとりいれたのは、オランダで開発された「バイオエアクリーン技術」。
豚舎内の壁一面に、微生物をすまわせた2重の蜂の巣状のエアフィルターと霧発生機を取り付け、
アンモニアは水を噴霧することで水に溶かし、アンモニア以外のにおい成分は微生物に分解させて
においを外に漏らさない、という技術です。水の噴霧は微生物に水分を与え、増殖させる目的も
あるそうです。
この技術以外にも、豚舎の床に剪定枝などを厚さ1.2mほども敷き詰め(!)、そこに微生物を
すまわせ攪拌し、糞尿を分解させる自然養豚の手法を取り入れるなど、中津ミートさんは微生物の
活用を積極的に取り入れて養豚を行っています。
この他にも、飼料用の非遺伝子組換えとうもろこしがいよいよ手に入りずらくなってきたため、飼料米の活用を
始めた話や、アメリカの経済危機が日本の養豚家にダメージを与えている話など、熱っぽく語って
頂きました。
話を聞きながら「松下さんは本当に豚が好きなんだ。プロだなぁ~。」との想いが伝わってくる
お話を聞いて今回のソーセージ教室は終了しました。
この企画では「どこまでゴミを削減できるか」もテーマに工夫を重ねています。
今回50人でソーセージを作って昼食まで食べて出たごみはこれだけです。
左側のビニルに入っているのはポトフのダシに使ったアイスバインの骨。これはゴミにせず、
犬を飼っている方にお土産で差し上げました。
ちなみに、アイスバインは
①お肉をおいしく食べる。
②残った骨をダシにしてスープもおいしくいただく。
(じっくり煮込まれたコラーゲンたっぷりフルフルの軟骨も、もちろんおいしくいただきます)
③ダシをとった後の骨を犬にあげて、ワンちゃんもうれしい。
の3段階活用ができる食材なんですね!
とても人気の高い中津ミートさんの手作りソーセージ教室。
ゴールデンウイークまで開催(3月号告知・3月12日申し込み締め切り)し、その後は気温の高い夏場を避けて
気温が下がる11月頃、開催する予定です。
まだ参加されたことのない方はぜひ、お申し込みください!
抽選で落選してしまうこともあるかもしれませんが <(_ _)> なるべく多くの方に松下さんと交流を
持って頂きたいと考えておりますので、あきらめずに応募ください!
お申込みをお待ちしております。
大地を守る会 交流局 虎谷健