<08>安心な食べもの: 2010年12月アーカイブ

2010年12月28日

中津ミートさんの手作りソーセージ教室を行いました!

とらちゃんこと虎谷健です。

気が付くと今年ももう残り僅か。皆さまにとって2010年は楽しい年でしたでしょうか?

虎谷にとって2010年は楽しい年でございました!

美味しいお酒をたくさん味わえましたし、山歩きにもたくさん出かけましたし、

もちろん、皆さんと生産者さんの所に訪問して色々な事を体験させていただきました。

10月からほぼ毎週続いていた生産者交流イベントも、12月に入るとさすがに申し込みも少なく

なるのでほっと一息つける季節を迎えます。

その中で唯一、12月に入っても絶対に抽選になるほどの申し込みを受けるであろう、という企画

「中津ミートさんの手作りソーセージ教室」を今年の締めに3回行ってまいりました。

募集をすると定員をはるかに超える申し込みを受けるため、1回の告知で3回分の実施は当たり前、

年に3セット、9回行ってもまだ足りない、というほどの人気企画であります。

生肉を扱うため夏場の気温の高い時期は避けねばならないので、春先の3月、ゴールデンウィーク、

そして秋も深まった11月中下旬に行っています。

特に11月の開催はゴールデンウィークの開催から間が空くので特に申し込みが集中し、

皆さんの「参加したい!」という気持ちをひしひしと感じます。

今年も中津ミートさんにはクリスマス商材の仕込みやギフト対応などで忙しくなるぎりぎりの時期まで

手作りソーセージ教室を引き受けて頂きました!感謝!でございます。

 

何度も報告しているソーセージ教室の様子ですが今回も3回分一挙にご報告です。

 

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まずは11月20日の回でございます。

年間9回も同じ企画を行っていると、私たち企画側でも何か変化が欲しくなってまいります。

ということで毎回、豚の絵を誰かに書いてもらう事にしました。今回は職員Tの作でございます。

なかなかかわいく書けていますな♪

 

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いつものお約束、松下さんのお手本です。

完成するとお願いをしなくても皆さんから拍手がでるようになりました!

...もしかして皆さん、参加する前にこのブログを見て予習をしてくださっているのでしょうか。

 

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こちらは形を整える前の1本の状態です。上手にできています。

 

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真剣なまなざしで丁寧に作ってくれています。

家族総出で頑張ってくれたようです。いったい何人で作っているのでしょうか?

 

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工場で作ったばかりの生ソーセージを会場で燻煙をかけてポトフの鍋へ。

「ポークウインナー」の商品名でツチオーネにも登場しているソーセージですが食感が違います。

家に届くものよりさらにぷりぷりしていて歯を当てると中身が飛び出してきそうな食感です。

ソーセージも鮮度があることを実感!

 

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お待ちかねの昼食です。どんどんお代わりをしてください!

 

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11月27日の回です。

今回の豚の絵は子どもたちに書いてもらいました。

豚舎の写真もあるのでうまく書けるかな? 

 

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子どもたちの真剣な眼差しっていいですね!

振り返って私は最近いつ、このような曇りなき眼(まなこ)で真剣に物事を見つめた事があったでしょうか?

. ..遠すぎて忘れちゃいました(笑)。

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できた!お約束の拍手もいただきました!

・・・でも残念ながら2つに切れてしまい、松下さんはちょっと不服そう。

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上手にできました!おいしそうですね!

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 家族みんなで頑張ってくれました!

 

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12月11日の会でも子どもたちに豚の絵を描いてもらいました。

・・・豚さんというよりパンダっぽいですな。かわいい豚さんです。

ペット用のミニブタもいますからパンダ模様になったら「飼いたい!」という方が激増するかも知れません。

 

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今回も松下さんのお手本作りのお約束の一枚!今回はビシッと1本に仕上がりました。

 

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上手にできています!最後の結わえ作業ですね。破裂させないように!

 

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大きさが整っていますね。このテーブルの方はピンク好きの方が多いようですな。

 

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こちらのソーセージもきれいにできました!

 

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今回も無事に皆さんソーセージ作りを終え、お待ちかねの昼食です。

定番のポトフの他に松下さんが工場から持ってきてくださったロースハムとアイスバイン、

スモークレバーに焼きソーセージを楽しみました。

アイスバインは肉を楽しむのはもちろん、肉を削ぎ取った後の骨をポトフのダシに使えます。

さらに煮込んでトロトロになった骨周りのコラーゲンたっぷりのお肉もお行儀ワルでしゃぶり尽させて

いただきました!

・・・さらに、さらに最後まで残った骨はワンちゃんを飼っている方にとっては愛犬の土産になります

ので捨てるところは皆無でございます。

虎谷はレバーがちょっと苦手なのですが中津ミートさんのスモークレバーは食べられます!

燻製の香りがしっかりしていてレバー自体も変な風味がせず、レバーが苦手な方にもお奨めっ!な

一品です。

 

今回のソーセージ教室では「食べられる物を挙げたほうが早い。」とお母さんがおっしゃるほどアレ

ルギー品目が多いお子さんを受け入れ、私たちもとても緊張しました。

乳や卵、小麦以外にも、「じゃがいも、オリーブオイルがダメなのでポトフと焼きソーセージは

食べれなくていいです」と、この企画に直接関わる2つの課題を頂いてしまいました。

「食べれなくてもいいです。」と言われても、せっかく参加して頂くのですからなるべくみんなと

同じものを食べて過ごしてもらいたい!と考えちょっと頑張ってみました。

調理に使う器具は徹底的に洗い、ジャガイモを入れないポトフをまず作りました。そして、ジャガイモ

抜きポトフを別の鍋に分けてから通常のポトフを作りました。

「オリーブオイルはダメ」という課題にはフライパンをカラ焼きして余熱で焼きソーセージを作りました。

まったく同じものを楽しんでもらうわけにはいきませんでしたが楽しんでもらえたかな?

 

今回頑張ってみたのにはアレルギーのお子さん対応にちょっと思い出があったからです。

数年前、清里にある「キープ協会」で酪農と環境教育に親しむ企画を行った時、アレルギーを持った

子どもさんを持った家族が参加されました。

お母さんからはあらかじめ食べれない品目リストを頂いていたので、虎谷は「別メニューで解決!」と

単純に考えていました。

しかし、調理スタッフさんがリストを見てじっくり考えこんで作ってくれたメニューは、食べれない品目を除いた食材で組み立て直されたメニューでした!それがまたおいしくてボリュームたっぷり!

 

食後に調理スタッフのTさんに 涙を浮かべて感謝しているお母さんを見ながら虎谷、めずらしく反省。

イベント運営とは何か、参加者全員で食卓を囲む意味を考えさせられた出来事でした。

 

そんな経験があったのでちょっとがんばってみるか!と取り組んだのですが、それができたのも

中津ミートさんの無添加のソーセージがあったからこそ。

中津ミートさんが無添加のハム・ソーセージ作りに取り組んだきっかけは、アトピーのお子さんを持つ

母親からの強い要望だったそうです。

それまで無添加とはいっても肉の結着を良くするために卵や乳は使っていたのですが、それさえも

外す取り組みが始まり、新鮮な肉が持つ結着力を活用するドイツの伝統的な製造方法に行きつい

たそうです。

今回の出来事は中津ミートさんのソーセージの確からしさを改めて実感することができました。

(もちろん、鍋や容器は良く洗いましたが前にどのような料理に使われたか判らないので、微量な

物質にも反応してしまう方は難しいですが...。)

 

このソーセージ教室が今年の私の交流会イベントの締めになりました。

ケガや病気で欠品することもなく、しこたまお酒を飲んだ翌日にも遅刻することもなく何とか無事に

締める事ができました!

皆さま良い新年をお迎えください!

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年12月20日

たまなびファームに行ってきました!

とらちゃんこと虎谷健です。

文化放送の玉川美沙さんの番組「たまなび」とコラボで半年に渡って大豆栽培を体験する企画も

いよいよ収穫の季節を迎えました!

産休に入られた玉川さんから「たまなびファーム」を引き継いだ菅野アナウンサーと一緒に神川を

訪問してきました。

 

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「菅野しろうのアナログ情報バラエティー」、略して「しろバラ」の菅野アナウンサーと

有馬香アナウンサーさんです。

 

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一面の枯野原?いえいえ大豆を畑に置いて乾燥させている畑です。

畑で乾燥させていると「パチン、パチン」と完熟大豆がはじける音がしてくるとのこと。

はじけてしまった大豆はもちろん収穫はできません。ちょっともったいないですが、ハトなど

野鳥たちにとってはご馳走でしょう。

「うん、ヤマキさんの大豆は他と違うね!有機無農薬だからね!」などと話しているかもしれません(笑)。

 

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畑におき過ぎてはじけてしまった大豆。有機無農薬大豆がちょっとモッタイナイ!

 

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ヤマキの角掛さんから大豆についてのお話や今年の作柄についてお話してもらいました。

春の遅霜、夏の猛暑、秋の長雨...今年は農業にとって大変な年でございました!

 

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畑見学を終えてヤマキさんの食事処「紫水庵」へ移動。大豆尽しの昼食をいただきます。

その前に打ち合わせ。

窓の外の庭園が良い感じです。脇にはクレソンが生える水路があり、夏は水音を聞きながらの

食事もよさそう。

 

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大豆の収穫を祝って大豆を使った料理を頂きました!名付けて「豆々菜々御膳」でございます。

赤米で炊いた大豆ご飯に味噌汁。

味噌汁の具はもちろん、ヤマキさんの味噌に豆腐に油揚げでございます。

 

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湯葉に大根菜のあえもの。あえものにはおからと豆乳が使われています。

串に刺したお団子は地元でとれたこんにゃく芋のお団子です。ちょっとピリ辛でご飯にあいます。

厚揚げにはヤマキさんの醤油を含ませてありました。

左下の漬物はもちろんヤマキさんで作っているお漬物。

 

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野菜、マイタケの天ぷらにうの花饅頭。うの花饅頭は長野県の「おやき」みたいで、

おかずとしても美味しく食べられる味とボリュームで美味しい!

「デザートかな?」と思って手を付けたので不意打ちの美味しさでした。

 

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神泉水を使って仕込まれた純米酒までだしていただきました!

残念ながら虎谷は運転手でしたので眺めるだけ...。残念。

「味が濃くておいしい!」とのこと。食後のインタビューもお酒が入って楽しいものになるかな!

 

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デザートでございます。

「豆姫」という商品名の豆乳のレアチーズケーキと「黒大豆ロールケーキ」。

「豆姫」はヤマキさんが一番初めに作った大豆を使ったスイーツです。

この商品が評判が良くてその後様々なスイーツ開発が始まった思い出深い商品だそうです。

ブルーベリーのジャムと相性がよく美味しゅうございました。

「黒大豆ロールケーキ」は抹茶のロールケーキです。中身のクリームにはこれまた豆乳が

練り込まれておりました。クリームと黒大豆の粒々感が良い感触を生みますです。

 

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食事も済んでインタビュースタート!撮りためていただいていた大豆畑の写真を見ながら進みます。

 

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インタビュー後は会場をヤマキさんの工場に移して工場見学と豆腐作り体験をさせていただきました。

コップに入れた温めた豆乳ににがりを加えてスプーンでさっと混ぜるだけ。

あっという間にできてしまうので余りにも簡単。「ヤマキさんの手作り豆腐教室」は簡単すぎて

企画できないかな...。

でも、私たちが作った豆腐と角掛さんが作った豆腐では均一さが違います!

やはり単純に見えて細かい技術の差は歴然です。ちなみにかき混ぜるスプーンを止める時に

「くっ」とスナップをかけてブレーキをかけるそう。芸が細かいです!

 

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収穫した大豆は選別にかけられて等級が決められ用途が決まります。等級分けを見せて頂きました。

一番良い豆は湯葉や豆腐用。大豆のおいしさが直に伝わる食材に使われるのですね。

ちなみにヤマキさんでは来年蒔く種も自家採取した物を使います。使われる豆は一番良い等級の豆です。

二番目の豆は味噌用、三番目の等級の豆は醤油用になるそうです。

大豆の割合が少ないものへ順番に使われるのですね。

 

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取材も終えて帰りにヤマキさんの売店によってお土産タイムです。

スイーツコーナーの前でいろいろご相談です。

 

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虎谷は美味しそうなタルトを家族のお土産に買ってしまいました。「味噌タルト」でございます。

 

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最後に「神泉・畑の樂校」の畑に立ち寄ってきました。

さすがに12月に入ると作物も減りますし、雑草との戦いもなくなるため心安らかに畑に行くことができます。

この畑で今年も春夏秋冬、いろいろと楽しませていただきました。

 

大地を守る会 交流局 虎谷健



2010年12月16日

六本木ヒルズで「meccオーガニックトーク」

       うっしーこと牛島真也です。

 

遅くなりましたが、イベントの報告です。

11月19日(金)六本木ヒルズで「meccオーガニックトーク」が開催されました。

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主催は、大地を守る会も会員となっているみなと環境にやさしい事業者会議(mecc)。

毎年開催している「企業と環境展」の今年の目玉プログラムのひとつです。

 

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 当日、トークの様子は「USTREAM」で生中継されました。

 

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コーディネーターは、オーガニックコンシェルジュの岡村貴子さん。

 

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トークゲストは、大地を守る会職員で野菜ソムリエの小島潤子さんと、らでぃっしゅぼーやの潮田和也さん。

  

大地を守る会とらでぃっしゅぼーや。

オーガニック宅配業界を引っ張る両雄?!ですが、意外とこうした場で一緒になることは少なく、とても新鮮なイベントでした。

偶然にも両社ともレシピ本を発売したばかり。

 

岡村貴子さんが、大地を守る会とらでぃっしゅぼーやさんそれぞれの取組みについて、いろいろ聞き出してくださいました。

 

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小島さんは「50分間もトークできるかな...」と不安そうでしたが、堂々とした話しっぷり?!でした。

  

「USTREAM」での中継の様子は、今でも見ることができます。

ぜひ見てみてくださいね。↓

USTREAM「meccオーガニックトーク」

 

大地を守る会事務局 牛島真也 

 



映画「玄牝」公開直前スペシャルトーク開催

うっしーこと牛島真也です。

河瀨直美監督の新作『玄牝』の渋谷ユーロスペースでの上映が、

2011年1月7日(金)まで延長になりました。

 

河瀨監督と言えば、デビュー作『萌の朱(もえのすざく)』で、97年カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞。

2007年には、『殯の森(もがりのもり)』で同映画祭グランプリを受賞するなど、日本を代表する映画監督です。

 

映画『玄牝』は、"自然分娩"を行なっている愛知県岡崎市の吉村医院と、そこに集う妊婦たちの様子を追ったドキュメンタリー。

河瀨監督自ら16mmフィルム・カメラをかつぎ、お産という繊細な瞬間を見つめました。

 ※くわしくはこちらをご覧ください↓

玄牝公式HP 

 

大地を守る会では、「大地を守る会35周年」と連動して、映画『玄牝』とコラボ企画をいろいろ実施してきました。

河瀨監督の作品に対する思いや伝えるメッセージの根幹には、「自然環境に調和した、生命を大切にする社会の実現」を目指し35年間活動を続けてきた大地を守る会と通じるテーマが流れています。

 

コラボ企画のひとつ、「大地を守る会presents 映画『玄牝』公開直前スペシャルトーク」が、10月28日(木)東京・青山のウィメンズプラザ・ホールで開催されました。

遅ればせながらご報告させていただきます。

 

映画『玄牝』のダイジェスト版を見た後、河瀨監督を囲んでのスペシャルトークというプログラム。

司会は、J-WAVE「ロハスサンデー」のナビゲーターとしてもお馴染みの丹羽順子さん。

トークゲストは、フードコーディネーターの根本きこさん。

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当日は雨にもかかわらず、150人以上と多くの方にご参加いただきました。

出産をテーマにした映画ということもあり、女性(特にお子さま連れ)の方が目立ちました。

 

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お三方のトーク、会場からの質問も盛り上がり、終了予定時間を30分ほど越えて終了。

ご来場いただいた方のアンケートもご好評のものが多かったです。

ご来場いただいた皆さま、ステージ上のお三方、本当にありがとうございました。

 

私も試写などで何回か見ましたが、男性の方にもぜひ見ていただきたい映画です。

最近は立ち会い出産なども一般的になってはきましたが、男性にとっては生まれるまでなかなか実感がわかないというのが正直なところです。

多くの男性がこの映画を見て、お産について考えるきっかけになってくれたらうれしく思います。

 

東京では、渋谷ユーロスペースで1月7日(金)まで公開中。

これから全国各地で公開されますので、お近くの劇場でぜひご覧ください。

くわしくは公式HPで。

 

大地を守る会事務局 牛島真也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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