<10>農業のこと: 2010年2月アーカイブ
2010年2月19日
アジア太平洋資料センター(PARC)からのお知らせ。
10年2月19日(金)晴れ(by ドクターMaekawa)
今回は、大地を守る会とおつきあいのある団体からの情報をお伝えします。
PARC自由学校は1982年にスタートしたオルタナティブな市民の学校です。
20年以上に渡り毎年開講し、これまでの受講生は6000名を超えます。
毎年、時代を先取りしたテーマで、普通の教育機関では味わえない講座を開いています。
この市民大学では、藤田和芳大地を守る会会長も講義をしています。
2010年の講座スケジュールをお知らせします。
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| エコを仕事にする! |
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「今の生活ってなにか違う感じがする、もっと環境に優しく、自分らしい仕事をしたい」と思って
いてもなかなかきっかけがつかめないまま毎日が過ぎてしまうあなた、「エコを仕事にする」
クラスへようこそ!地域に根差し、みんなとつながる生き方、働き方の豊かさを五感を使って
感じるクラスです。このクラスでは、すでにエコを仕事にしている多彩な講師陣の生活に触れ、
現場を訪問します。様々な方に出会ううちに今の生活を変えるヒントが見つかるでしょう。
新しい人生がはじまるかもしれません!全国いろいろなところへ出かけられるのもお楽しみ
の1つですよ。
・2010年5月~12月 □基本的に隔週土曜日
・全12回/定員30名 □受講料 36,000円
※交通費・宿泊費・プログラム費などは各回で別途かかります。
5/18(火)19:00~21:00
オリエンテーション エコを仕事にすることの豊かさ
大江正章(コモンズ代表/PARC理事)
5/22
★茨城県石岡市を訪ねる
働きながら無農薬米が出来る
大谷理伸(農家)
6/5
★東京都青梅市・日の出町を訪ねる
東京の木で家を造る
―仕事は創り出すもの
稲木清貴(東京の木で家を造る会事務局長)
6/19
★茨城県石岡市を訪ねる
有機農縁の一日体験
魚住道郎(日本有機農業研究会副理事長/有機農業推進協会副理事長)
7/10(土)~12(月)2泊3日
★京都府綾部市を訪ねる
半農半Xという生き方
小さな農でピースフルに暮らしつつ、ミッションでスローレボリューションする
塩見直紀(半農半X研究所代表)
8/7(土)~8(日)1泊2日
★栃木県那須を訪ねる
愉しい非電化生活&
森林に牛を放つ―森林酪農への挑戦
藤村研介(非電化工房副代表)
株式会社アミタ
※「森林ノ牧場 那須」(牧場スタッフがお話+ご案内します)
9/11
★横浜市青葉区を訪ねる
都市の新規就農者の本音&それを支える地域の人と場
大場 徹(有機農業者)
石田周一(社会福祉法人グリーン施設長/な~に谷っ戸ん田の会会長)
9/25(土)~26(日)1泊2日
★群馬県片品村を訪ねる
「いいからかん」ライフのすすめ!
桐山三智子(iikarakan/片品生活塾主宰)
10/27(水)19:00~21:00
★世代を超えた「農」ムーブメントをつくる「はじめる自給!種まき大作戦」
ハッタケンタロー(環境エンタメ・デザイン&プロデュース)
11/24(水)19:00~21:00
★xChange(おしゃれな服の交換パーティー)へようこそ
―服から環境と社会を考える
丹羽順子(ソーシャル・プランナー)
12/12(日)
★神奈川県藤野町を訪ねる
市民の力で脱石油型の地域社会をめざすトランジション・タウン
トランジション藤野
★東京都豊島区を訪ねる
Organic Bar「たまにはTSUKIでも眺めましょ」
―システムから降りたら、自分探しが終る。システムから降りたから、生業が持続可能になる。
高坂 勝(飲食店経営)
・...━━◆クラスの詳細、他の講座は以下から見れます!(3月より)◆━━...・
http://www.parc-jp.org/freeschool/index.html
★全講座の詳細を掲載したパンフレットも好評配布中!
ご希望の方はPARCホームページよりお申込みください。
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お申込み・お問い合わせは......
アジア太平洋資料センター自由学校
Pacific Asia Resource Center(PARC) Freedom School
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL:03-5209-3450 FAX:03-5209-3453
Website:http://www.parc-jp.org E-mail:office@parc-jp.org
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大地を守る会 運動局 前川隆文
2010年2月10日
農産担当者のお米の話企画を行いました
とらちゃんこと虎谷健です。
皆さんお米,たくさん食べていますか?
大地を守る会では昨年10月から生物多様性を食べて守るキャンペーン、「たべまも」を開始し、
お米食べて水田を守ろう!という呼びかけを開始し、さらに「コメニスト宣言」までも作ってしまう
ほどの熱の入れ様です。
その勢いに負けないように昨年秋の新米の季節から「新米ごはんの食べ比べ」企画を、
大地を守る会の米の精米を一手に引き受けてくれているマゴメさんの協力を得て2回行いました。
そして今回、大地を守る会職員でお米担当者の海老原に産地担当者から見た
大地を守る会のお米や生産者について語ってもらいました。
今回試食したお米は4種類。
米担当者の海老原が「皆さんに紹介したい。」というお米を集めました。
う~ん、見た目はほとんど一緒ですね。米の試食会で一番気配りするのが初めの米を研ぐ時です。
順番が入れ替わってしまったらもう、見分けがほとんどつきません!
このような状態になったら黄色いメモ紙だけが頼りでございます。
ドライフラワーならぬドライイナホ。
今回の進行職員は海老原と私だけ。「男2人で殺風景にならないように。」と海老原職員のせめてもの気配りで
産地にお願いして精米せず保管してもらっていました。
でも、花瓶などなかったので傘立てに差しました。やっぱり殺風景?
講座が始まりました。海老原職員、気合入っております。
会場はNGO大地を守る会六本木本部。狭い事務所ですが結構、様々なイベントに
使われています。六本木ヒルズや東京ミッドタウンにも歩いて行けますので講座などに
参加された後にぶらぶら歩きにいかがでしょうか。
ただし私たち事務局員に「ヒルズの美味しいレストラン教えて」と言っても
行った者が居りませんのでご案内できません...。 <(_ _)>
お話を聞いた後はさっそくお米の食べ比べです。
まずは産地、品種を伏せての食べ比べ。続いて生産者名と品種を紹介しながらの
試食と続きました。
海老原職員は産地に行くとまめに記録をとっています。今回はその記録が大活躍!
今回の試食会企画のために出品生産者から映像メッセージを撮ってくれていました。
お米の試食会が終わったらもうお昼。お昼ご飯もお米をたっぷり召し上がっていただきましょう!
大地を守る会の食材でご飯にあうものを選んでお味噌汁と一緒に楽しみました。
ちなみに私の独断で選んだお米にあう食材は・塩たらこ・くるみ小女子・
漁師さんのさんま甘露煮・べったら漬・マイルドキムチ・骨まで食べられるカタクチイワシです。
今回は生産者の方も2名、参加してくれました。
左から2人目の方は京都府宮津から来てくれた飯尾醸造の秋山俊朗さん。
いただいた名刺には「蔵人」の肩書 が。かっこいいですね。
「富士酢、いつも使っています。」と参加者の方から声を掛けられていました。富士酢、人気ですね。
飯尾醸造ではお酢を作るためのお米を近郊の棚田で社員自ら栽培しはじめました。
毎年春には消費者の皆さんを集めて田植え体験を行っているそうです。
「大地を守る会の会員の皆さんにもぜひ来ていただきたい。・・・ですが距離がありすぎですね。」とは秋山さん。
田植えには参加できませんが今年の秋からは大地を守る会でも飯尾醸造で栽培した棚田米を
扱う予定になっていますので食べて楽しんでくださいね。
秋山さんとお話しされている方はツチオーネ110号から「かんたん・おいしい家ごはん」の
コーナーでレシピを披露してくださっている大原千絵美さんです。
長野県の佐久から駆けつけてくれた生産者の松永哲男さん。
今回の食べ比べで松永さんの所属する JA佐久浅間臼田有機米部会のお米が
美味しいと一番人気でした。
米を作る水田の機能を知ると稲作の素晴らしさに改めて感心してしまいます。
米はもちろん主食でありますが製粉しなくても粒のまま食べておいしいことがまず嬉しいことですね。
梅雨~台風時期には貯水機能を発揮して「緑のダム」にもなりますし、たくさんの
小さな生き物たちの子育ての場にもなるだけでなくて田植えイベントなどを通じて
子ども達の遊び場、食教育の場にもなります。
子どもだけでなくて大人にとっても田んぼでのイベントは楽しみを与えてくれますし、
水田がひろがる風景は見ているだけでも清々しい気持ちになります。
忘れてはいけません、日本酒の原料も米でございます。毎晩、晩酌で癒していただいております。
いやぁ、お米と水田は素晴らしい。
トキの野生復帰のためにえさ場になる田んぼを守るために結成された
「佐渡トキの田んぼを守る会」を訪ねる「新潟県・佐渡ヶ島ツアー(6月26・27日)」、
「田んぼの生き物調査」を地道に続けている庄内地方の米農家を訪ねる
「山形県・庄内ツアー(7月3日・4日)」など今年は米の産地を訪ねるツアーを
2企画予定していますのでぜひ足を運んでくださいね。
大地を守る会 虎谷健