<12>大地を守る会のこと: 2009年12月アーカイブ

2009年12月28日

イベント倉庫の大掃除!

とらちゃんこと虎谷健です。


今年も残すところあと少し。

この時期、さすがに産地交流イベントや料理教室などのイベントはお休みになりますので、

皆さんのご家庭と同じく、イベント用備品の大掃除を行いました。

イベントが終わるごとに片づけはしているつもりなんですが、気が付くと干しっぱなしのテントや

箱を放りこんだままだったり、ごちゃごちゃです・・・。大掃除は年の終わりの大事な行事です。



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某所に借りているコンテナ倉庫。

主に産地交流会に使用するテントやポール、看板、受け付け用机などを保管してあります。

1シーズン終わるとさすがにゴタゴタですね。



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今年の「夏の三浦・とうもろこし収穫交流会」では雨に降られてしまいました。

「梅雨明け10日」の晴天が続く頃を見込んで例年開催しているのですが、今年は外れてしまいました。

荷物置き場に使ったブルーシートも畑の土で真っ黒です。荷物を入れていた箱も雨に濡れてボロボロ・・・。

今年参加してくださった皆さん、大変な天気になってしまって申し訳ありませんでした・・・。

真夏のギラギラ太陽の下でスイカ割りなどを楽しんでもらいたかったです。来年こそは!



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汚れてしまったブルーシートは近所のコイン洗車場に持ち込んできれいに洗い流します!

一人作業なので、裏面を洗う時が大変!

洗車機はタイマーで動いているのでいちいち水を止めてひっくり返して・・・とやっていると

あっという間に時間が来てしまいます。

そこで、スプレーの水圧と風圧を使ってシートをひっくり返す大技を編み出しました!

でも、濡れたシート同士がくっついてしまったりとなかなか上手くできません。修行半ばです。

上手に返すことができるとニンマリしてしまいます(笑)。



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5、6枚のシートを洗い終わったら倉庫に持ち帰ってお陽さまにあてて乾かします。

ついでに倉庫の備品をひろげて荷物整理とたたみ直しをします。

天気が良くないと乾かないので、この大掃除は天気予報を見て晴れの日が続く事を確認してから

行います。今日は青空が気持ちいいです!



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イベント用備品の数々...。キャンプ用テーブルや、やかん、誘導棒、テントの数々...。

何のための荷物なのか部外者の方には見当もつかないかも。でも、どれも産地イベントでは

とっても大事な備品です。


ビーチパラソルは夏のとうもろこしイベント用に用意したのですが、今年は雨が降ってしまったので

雨傘になってしまいました。

昔懐かしの「共同購入」用の通いコンテナもまだ使っているんですよ!



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ちなみにこれはテントを立てるためのペグです。

私たちは「強力ペグ」と呼んでいます。右の黄色い普通のペグと比べると大きさの違いが歴然!

産地交流会で畑の中に日除けテントなどを立てるときは、このぐらいの大きなペグを使わないと

テントが固定できません。

長年にわたって有機たい肥を入れ続けている畑の土は本当にふかふかなんですよ!



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お昼休み。とりあえず乾いたブルーシートをしまいます。ふかふかになって何となく気持ちよさそう。

午後からまたしっかり干して仕上げです。



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テーブルも濡れタオルで拭いたり、床の土ぼこりなども掃き出したりとすっきりきれいになりました!

壊れてしまった道具も手直ししたり他の用途に流用したりして、なるべく長く使い続けるように

心がけています。


来年もまた、これらの道具を使って皆さんが産地交流会を楽しんでもらえるようにがんばりますので

どしどし応募してくださいね!

それでは皆さま良いお年を。今年もお世話になりました。


大地を守る会  交流局 虎谷健




2009年12月18日

★12/26、27 地球号食堂マルシェに出店します★

2009年12月18日(by ナカティ)

先日、レポートをご紹介したとおり、テレビ朝日の人気番組「地球号食堂」で

大地を守る会直営の日本料理店「山藤」が取り上げられます。

/blog/report/2009/12/07/

とうとう、今週末が放映日です。どのように紹介されるのか、楽しみです!

実は、さらに新しいイベントに参加することになりました。

その名も「地球号食堂マルシェ」。

20日の放映後、12月26日と27日に即売イベントとして開催されます。

「地球号食堂」が、いままで番組で取り上げた厳選食材が一挙に集まる一大イベントです。

大地を守る会も出店をし、番組で取り上げられた短角牛関連商品や

おせち・お正月用の野菜・果物などを販売します。

販売するものは、三浦大根、八つ頭、レンコン、下仁田ネギ、里芋などの野菜、

ゆずやみかん、りんごなどの果物。

そして、番組でも取り上げられる山形村短角牛のビーフシチューやハンバーグなどの加工食品です。

短角牛や野菜・果物の試食もいっぱいご用意しています!

年末の忙しいときですが、お正月用の食材を地球号食堂マルシェで、ぜひお買い求めください!

詳細は、地球号食堂ホームページへ http://www.tv-asahi.co.jp/earth-restaurant/

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地球号食堂マルシェ:

12月26日(土)27日(日)、10:00~18:00

テレビ朝日本社1階イベントスペース「umu」

東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅徒歩5分

六本木ヒルズアリーナ前


大地を守る会 事務局 中川啓



 



2009年12月17日

署名の集約

12月1日午後、署名の集約を行ないました。


集約したのは、

「食品に放射線を照射することに反対する署名」

と、

「食料の自給率向上と、食の安全・安心の回復に向けて、食品表示制度の抜本改正を求める署名」→タイトルが長い!

ともに、大地を守る会ほか、消費者団体、生協などと合同で行なった署名です。


大地を守る会の消費者会員の皆様、生産者、そのご家族、ご友人、恋人?...etc。

おかげさまで多くの方々にご協力いただき、ダンボールいっぱい集まりました。

...ということで、集約(枚数、筆数のカウント)も一仕事。

その日六本木事務所にいた職員総出での作業となりました。


作業の流れとしては...、

1.各々、1枚の用紙への署名数が「1名のもの」「2名のもの」...「5名のもの」、5つに分類する。

2.それぞれの枚数をカウント。筆数をかけると合計の筆数が出ます。

3.最後に、全員分を足して終了。



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※手が乾燥してしまうので、ハンドクリームは必須。



単純作業のため、けっこう性格が出ます。

黙々と作業をする人、おしゃべりで盛りあがっちゃう人、おしゃべりしながらもやたら数えるのが早い人。


おしゃべりしながらも数えるのがやたら早いのが大山事務局長。

だてには事務局長やっていません。



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※数えた枚数はダントツのトップ。しかも、各筆数すべて1位のグランドスラム達成です。



メンバーのチームワークもあり、1時間ちょっとで終了。


11月30日現在、

「照射食品」の署名=195,306筆(うち大地を守る会分=15,923筆)

「食品表示」の署名=11,454筆(大地を守る会分)

でした。



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※お疲れ様でした。ばんざーい。



署名にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

このあと、それぞれ各団体のものをまとめ、所管大臣や衆参議長などに提出する予定です。




2009年12月 7日

テレビ朝日「地球号食堂」で大地を守る会直営の日本料理店「山藤」が紹介されます!

2009年12月7日(月)(by ナカティ)

12月20日、27日に、テレビ朝日系列の人気番組「地球号食堂」で大地を守る会直営の日本料理店「山藤」が紹介されることになりました。


放映日:
2009年12月20日(日)23:30~24:00
2009年12月27日(日)23:35~24:05

テーマは「おせち」です。


今回は、その取材に同行したレポートをお届けします。

「山藤」は大地を守る会の食材を使い、国産にこだわった料理店です。

料理長の梅田鉄哉さん(通称:梅さん)が究極の国産「おせち」づくりに挑戦するというのがストーリーです。

梅さんがセレクトする食材の中で、今回、特に注目されたのが、岩手県久慈市(旧山形村)の「山形村短角牛」と東京有機クラブの野菜たち。

ともに、大地を守る会で古くからお付き合いのある生産者です。

山形村短角牛は、1981年に、大地を守る会が安心・安全な牛肉をもとめていたときに出会いました。

最初は3頭の契約から始まり、現在では200頭以上を年間に取引しています。

国産飼料100%という前代未聞の取り組みをともに築いてきた過程で、お互い欠かせない存在として、いまも信頼関係を構築しています。

かたや東京有機クラブとの付き合いも30年以上の歴史があります。

江戸時代から東京で農業を続け、かつ有機栽培にこだわるその姿勢が、大地を守る会と共鳴し続けています。

毎年、あじさいが咲くころには大地を守る会の職員が東京有機クラブの畑に多数お伺いするなど、心を通わせた交流が続いています。

大地を守る会が誇る、素晴らしい生産者たちが、どのようにテレビに取り上げられるのか?とても楽しみですね。

20日は、短角牛がメインテーマ。

27日は、東京有機クラブの野菜がメインテーマになります。

今回、両方の産地のロケ取材に同行しました。

まず、山形村の短角牛です。


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山形村収録の際の梅さん(写真右)、おとなりは、大地を守る会の生産者、総合農舎山形村の木藤古修一さん

取材日は11月16日(月)と17日(火)。一泊二日の強行軍でした。

夜は0度。昼は5度前後。という寒さ厳しい冬の東北でしたが、待ってくれていた生産者の温かさがうれしかったです。

国産飼料100%の本物の国産牛を目指し努力している山形村の生産者は、とことんこだわった取り組みを行っています。

輸入の飼料に頼らず、冬のえさの作物となるデントコーンは自家栽培。その徹底した仕事が、わたしたちに安全を届けてくれるのですね。


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収穫済みですが、デントコーンの畑です。


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夏は山にあげられ、天然の牧草のみで育つ短角牛ですが、冬は牛舎にはいっています。


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梅さんと一緒に取材に応じてくれたのは、大地を守る会と一緒に昔から活動している下館進さん。

下館さんが、牛舎に餌となる稲わらを運んでいます。

下館さんのお話を聞き、梅さんが惚れ込んだ短角牛のおいしさは、生産者の努力のたまものだと再認識しました。


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少しだけ牛舎に入る前の短角牛を山で発見。

黒毛和種のシェアが増え、独特の赤毛の凛々しい短角牛を見られる場所は、日本にほんの少ししか残されてません。

その日は、梅さんが懇意にしている川魚つりの名人新井谷さんのお宅で、短角牛の炭火焼きをご馳走になりました。シンプルに塩を振っただけの短角牛は絶品! その素晴らしさは、ぜひ放映でご覧ください!!

27日の放映は、「山藤」の野菜のほとんどを占めている東京都小金井市、小平市近辺の東京有機クラブが登場。

住宅街の真ん中で、こだわりの農業をつづけている川里弘さん、阪本吉五郎さんのお宅を梅さんが訪れました。

野菜のおいしさ、への執着心はすごいものがあります。

川里さんは「自分が納得できない野菜は、山藤には渡さない!」と断言。

スタジオ収録でも、川里さんの人参、阪本さんの大根をカットしたものが出されていました。

あまりのおいしさに、出演者、ゲストが仰天。

常に究極のおいしさを求める姿が、梅さんを引き寄せたのですね。


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撮影されているのは、川里弘さんと梅さん。今年の人参の出来について議論が白熱。


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写真右は東京有機クラブの阪本吉五郎さん。番組ディレクターと取材内容を相談中。


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阪本さんご自慢の「おふくろ大根」です。当日、スタジオにカットされて登場し、「甘い~、おいしい~」と大評判でした。

山形村、東京有機クラブと生産者のロケ取材が続き、残すはスタジオ収録のみとなりました。

11月29日(日)にスタジオへおせちをだしてくれたのは、梅さんではなく、山藤西麻布店料理長の青木剛三さん。

レギュラー出演している劇団ひとりさん、矢島悠子アナウンサーへの料理指南も青木さんが担当しました。

がちがちに緊張していたのに、持ち前のユニークさで笑いをとっていた青木さん。

梅さん同様、放映時には注目が必要ですね!


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本番前、入念に台本をチェックする青木さん。


地球号食堂での取材レポートでした。いかがでしたか?

大地を守る会、山藤のこだわりやおいしさ・安全の裏側が垣間見れる内容の濃い仕上がりです。

ぜひ、12月20日(日)27日(日)の夜はテレビ朝日「地球号食堂」をご覧ください!!


大地を守る会 事務局 中川啓




2009年12月 4日

とくたろうさんイベントレポート

09年12月7日(月)(by ナカティ)

11月23日(祝・月)に東京青山のギャラリー「KANZAN」にて、生物多様性を食べて守るキャンペーン「たべまも」のひとつである在来品種「とくたろうさん」のイベントを開催しました。

今回、イベントのコーディネートを務めていただいたのは、野生酵母の研究家「ウエダ家」のみなさんです。

野生酵母と在来品種。なんとも神秘的なキーワードでつながるこの組み合わせ。なんとも独特の空間が会場には広がっていました。


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もともとデザイナーであるウエダ家さんが撮影した美しい写真が、より在来品種の神秘性を際立たせています。

今回は、ウエダ家さんから、「野生」というキーワードで、酵母と「とくたろうさん」の関係性や調理方法などさまざまなストーリーを語ってもらいました。

今回のイベントでは、直接、酵母と在来品種の魅力を味わっていただきたいとウエダ家さん手作りの料理が参加者のみなさんに振る舞われました。

野性味のあふれる在来品種に酵母の優しさが加わった料理を口にしたとたん、集まったみなさんの表情が柔らかく、優しくなっていきました。


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酵母と在来品種が会場中央にディスプレイ

ここでは、一部になりますが当日提供された料理のレシピをご紹介します。
在来品種について、調理が難しくて手強そう、というイメージを持たれている方も多いかもしれません。

このイベントでウエダ家さんにご提案いただいたのはシンプルな料理ばかり。

焼いたり、ごはんと一緒に炊いたり、揚げたり、などシンプルな調理法が在来品種のよさを最大限に引き出してくれるのですね。みなさんもぜひ、とくたろうさんの世界へ!


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●からとり芋と昆布COBOの炊き込みごはん

(材料(4~5人分))

米...3合

からとり芋...2コ

昆布COBO液...300cc

水...350cc

しょうゆ...小さじ2

塩...小さじ1


(作り方)

1.米をとぎ、15分ほど浸水させる。ザルにあげて、さらに15分おいておく。

2.からとり芋の皮をむき、1cm角に切る。

3.厚手の鍋に米を入れ、昆布COBO、水、からとり芋、塩、しょうゆを加える。

4.初めは強火、沸騰したら弱火で12~13分炊く。10分ほど蒸らしてから、芋をつぶさないようにさっくりと混ぜる。


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からとり芋もディスプレイされました


大地を守る会 事務局 中川 啓




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