<12>大地を守る会のこと: 2010年4月アーカイブ
2010年4月27日
「NEWS大地を守る」6月号はキャンドルナイト特集
09年4月27日(byナカティ)
大地を守る会では、毎月1回、会員の方に配布する機関誌「NEWS大地を守る」を発行しています。
現在、その6月号(5月31日~配布)を制作しています。特集は「100万人のキャンドルナイト」。
ご存知の方も多いとはおもいますが、100万人のキャンドルナイトは、2003年の設立当初から大地を
守る会が事務局を務め、会長の藤田和芳も呼びかけ人代表として活動しています。
夏至と冬至の夜、20~22時にでんきを消し、キャンドルの元でスローな夜を過ごそう、と呼びかける
キャンドルナイトも、今年で8年を迎えました。
今回の「NEWS大地を守る」では、改めて大地を守る会が日頃取り組んでいる「日本の第一次産業」
とキャンドルナイトの関係について考えみました。
表紙に"食"と"キャンドルナイト"の関係性を印象づける素敵なビジュアル(写真)を載せ、思いを巡らし
てほしいと編集部で相談しました。
その結果、大地を守る会の会員さんにはお馴染みのフードコーディネーターである根本きこさんのお
店「Coya」で撮影をさせていただきました。
撮影は、4月20日の18時から。
ただでさえ、雰囲気がよく、素敵な装飾の根本さんのお店に、うっすらと浮かぶキャンドルと美味しそ
うな料理たち。思わずため息がでるような幻想的な空間に酔いしれた撮影現場でした。
ぜひ、6月号の「NEWS大地を守る」をお楽しみに!
さて、撮影に入る前に根本きこさんから、三浦半島の生物多様性の宝庫「北川湿地」がもしかしたら
失われてしまうかもしれない、とお話しをもらいました。
里山の生き物を豊かに育む湿地の保全に、声をあげていきたいそうです。
5月5日に、湿地を2000人で手をつないで囲んでしまおう、という呼びかけも行われています。
http://www.kndmst.net/mito/tetunagi.pdf
ご興味ある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
大地を守る会 事務局 中川啓
2010年4月26日
食品表示制度の改正を求める署名提出&院内学習会
うっしーこと牛島真也です。
3月26日(金)、参議院議員会館第一会議室で、
「『食品表示制度の抜本改正を求める』署名提出、院内学習会」
が行なわれました。
これは、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンが主催、大地を守る会や、
生活クラブ生協、グリーンコープなどの生協、消費者団体が協力して開催。
当日は関係団体のほか、国会議員、議員秘書、一般の方など計約60名が参加いたしました。
以前、署名集約の様子をレポートしましたが、今回はその署名の提出です。
☆署名集約の様子↓
当日は大地を守る会の配送車で署名を搬入。後ろの建物の上に見えるとんがり屋根は国会議事堂!
荷降ろしした署名は台車で運びます。
全部合わせるとこんな感じ。大地を守る会分11,454筆、総数325,125筆です。
この署名は食品表示制度の改正を求めていますが、現在の食品表示制度のどこがおかしいかというと...。
例えば、スーパーなどで販売している「お刺身」の表示。
「イカ」「まぐろ」など単独で販売している場合は、「○○産」と原産地を表示しなければいけません。
ところが、この二つを盛り合わせにすると「加工品」扱いとなり、原産地表示は不要になります。
ウソのようですがホントの話。
この署名では、加工食品の原料のトレーサビリティと原料原産地の表示の義務化を求めています。
その他、「遺伝子組み換え食品」や「クローン家畜由来食品」などについても、表示を義務づけるよう呼びかける内容となっています。
集めた署名は紹介議員を通じて、衆議院議長、参議院議長に提出します。
(写真は紹介議員の一人である大河原雅子参議院議員に署名をお渡ししているところ)
当日は環境ジャーナリスト天笠啓祐さんの講演も行なわれました。
食品表示制度の概要、遺伝子組み換え食品表示の日本とヨーロッパの違い、BSE問題など食の安全についてわかりやすくお話ししていただきました。
日本では、食用油や醤油など大半の食品が、遺伝子組み換えと表示する義務がありません。
それに対して、EU加盟国は「全食品表示」が義務づけられています。
また、日本では「5%」までは遺伝子組み換え原料が混入していても、「遺伝子組み換えでない」との表示できてしまいます。
EU加盟国では「0.9%」以上の混入は、「遺伝子組み換え」の表示をしなければなりません。
日本の表示制度もEU並みに変えていきたいですね。
大地を守る会では他の参加団体とともに、ひきつづき食品表示制度の改正を求めていきます。
大地を守る会事務局・牛島真也