1/27日比谷野音「Nobody talks, Nothing changes」、1/28署名提出・院内集会のもよう |
2008年2月1日 |
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大地を守る会は、海や食べ物をロッカショ工場(六ヶ所再処理工場)から守るため、生協や消費者団体と、1月27日に日比谷野外音楽堂にて「Nobody talks, Nothing changes」を開催し、約2,000人が集まりました。ほぼ同時間に小音楽堂で行なわれたアーティスト中心のイベント「NO NUKES MORE HEARTS」には約600人が集まりました。 翌28日には院内集会で約80万署名を国会に提出しました。後日、詳細に報告しますが、速報で当日の模様をお伝えします。
1月27日 Nobody talks, Nothing changes
概要
名称 | Nobody talks, Nothing changes 青森県で核燃料を再処理するロッカショ工場を止めませんか |
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日時 | 2008年1月27日(日) 12:00 開場 13:00開始 14:30終了 14:30パレードスタート |
会場 | 日比谷野外大音楽堂 |
主催 | 「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク |
協力 | サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン、ピースヒロシマ実行委員会 |
多彩なアーティストが登場
冬のとても寒い1日でしたが、天気は見事に晴れ渡りました。会場は生協やサーファー、漁師や食べ物や海を愛する方たちでにぎわいました。
広告メディアクリエイティブ・サステナ代表のマエキタミヤコさん司会のもと13時に開演、吉本多香美さんとごりらいおんがアフリカンダンスを披露しました。
続いて梅津和時さん率いるこまっちゃクレズマによるジャズ演奏。
国際青年NGO「A SEED JAPAN」からは、若者も自分たちの未来を再処理から守りたいというメッセージがありました。
そしてサンプラザ中野くん(サンプラザ中野より改名)の登場です。大ヒット曲、「大きな玉ねぎの下で」と「ランナー」を熱唱してくれました。
「ランナー」の途中には、社民党の保坂展人さん、民主党の大河原雅子さん、無所属の川田龍平さんら国会議員3名が登場、曲に合わせて踊るという楽しい一幕も。曲の後に、政治の場面で再処理の問題を解決していきたいというメッセージがありました。
圧巻のラストステージ。胸にせまる漁師からのメッセージ
あっという間にラスト場面となったステージには、何十人もの漁師たちが大漁旗を、サーファーたちがサーフボードを持ってあがりました。
重茂漁協(岩手県宮古市)組合長の伊藤隆一さんが胸にせまる言葉を会場になげかけました。青森県の六ヶ所再処理工場から出る放射能は、海流に乗って三陸の海まで届くため、重茂漁協はじめ岩手県の6漁協が再処理工場反対の声をあげています。
重茂漁協(岩手県宮古市)組合長の伊藤隆一さんのメッセージ
先祖から引き継いだ豊かな自然を次の世代に伝えるため
重茂漁協は、合成洗剤追放などをやってきました。
美しい海が六ヶ所再処理工場の放射能で
汚染されるのは忍びない。
役所は危険はないというけれど、それなら東京のどまんなかに
作ればいいじゃないか。東京湾に放射能を流せばいいじゃないか。
東北のいなかにつくって、40mの深さに
流すのはそれ自体が危険ということでしょう。
もし何かがあったら、国は「想定外」の一言でかたづけてしまう。
東北のいなかに住む人は、なぜこんな危険に
さらされなければいけないのでしょうか。
いなかは食の原点。都会の人の食を支えている。
だから都会の人には、いなかを大切してほしい。
もう残された時間はわずかだけど、何が何でも六ヶ所再処理工場をとめましょう。
一緒に協力していきましょう。
そして、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン代表の守山倫明さんからのメッセージです。
サーフィンは海から恩恵を受けているスポーツ。
自然に向き合い、自然の恩恵を受けている。
波乗りの人たちにとって目に見えない放射能はおそろしい。
国はなぜこのことを伝えようとしないのか。
全国民に伝えないのか。
国の仕組みや構図がおかしいと感じている。
この問題、みんなでやっていきましょう。
最後には、主催の「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワークの呼びかけ団体が集まり、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会の加藤好一さんから挨拶がありました。
生活協同組合あいコープみやぎ(宮城県)、生活協同組合連合会きらり(大阪府)、生活協同組合連合会グリーンコープ連合(福岡県)、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(東京都)、大地を守る会(東京都)、特定非営利活動法人日本消費者連盟(東京都)、パルシステム生活協同組合連合会(東京都)
サーファーや漁師、生協、産直団体と会場が、「食べ物や海を守りたい」と思いをひとつにした瞬間でした。
銀座、東京駅へパレード
15時ごろからはパレードに出発しました。 日比谷野音の2,000人に加えて、同日小音楽堂でコンサートを行なった団体「NO NUKES MORE HEARTS」から500人、総勢約2,500人です。日比谷公園→外堀通り→数寄屋橋交差点→東京駅八重洲口→常盤橋公園というコースをパレードしました。
1月28日 署名提出・院内集会
翌日28日は参議院議員会館第1会議室で署名提出・院内集会を開催しました。六ヶ所再処理工場の本格稼働に反対する署名を、全国ネット374,969筆、漁協399,524筆。 この他、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパンの署名、31,890筆も合わせて80万を超える署名を提出しました。
200人を超える参加者で、立ち見でも入れないほどの盛況でした。一般参加者185人、国会議員や秘書が20名以上、内閣府、経産省、農水省、環境省から10人以上の出席がありました。朝日新聞やテレビ東京、ジャパンタイムズなどマスメディア11社から取材が入りました。 事前に出した質問に対して内閣府、経産省から回答をもらい、質疑応答、意見交換を行いましたが、誠意ある回答は得られませんでした。文書で回答・見解を示してもらうことにしました。 詳しい内容は後日報告します。
大地を守る会は引き続き、食べ物や海を再処理工場から守るため、生協や消費者団体、サーファー、漁師など、多様な方たちと一緒に、六ヶ所再処理工場の本格稼働について行動していきます。
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