2008だいち交流会レポート~鎌倉会場 |
2008年3月24日 (WEB販促チーム |
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テーマ | 「大地の『食』から見えてくること」 |
鎌倉4 |
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参加人数 |
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生産者 | 15名 | |
消費者会員 | 21名(子ども6名) | |
事務局 | 11名 |
鎌倉駅から歩いて5分。梅の花がうっすらと色づくなか、鎌倉会場でだいち交流会が開かれました。実はこの鎌倉会場、消費者からの参加申込みが多く、抽選となるほどの盛況となりました。
今年の鎌倉会場のテーマは「大地の食から見えてくること」。準備から当日の運営まで仕切っていただいた消費者スタッフの鈴木孝子さん、林佳子さんから開会のごあいさつ。
「食の問題が年々深刻化してきています。顔の見える関係を大切にしてきた大地にとって、おいしい、安心は基本中の基本。食べることが実は生き物との共生を保っていたりする。つながっている。今日はちょっと硬いけど、普段のお買い物の先にあるものを一緒に考えていければと思います。」
各テーブルごとにお昼を食べながら、生産者、大地事務局、消費者と自己紹介、近況報告を終えたところでパネルディスカッションの開始。
司会:生産効率や経営的にマイナスであってもこだわっていることは?
生産者:生産効率だけ考えたら、有機栽培自体あわない。しかし、微生物が増え、イネをくさらせ、虫が増え、鳥がくる、という共生、循環こそ大切。そしてその先にある進化を目指していきたい。
司会:消費者や生産者にこれだけはわかって!ということは?
大地事務局:有機、オーガニックは安全だから良い、という一歩先を考えて欲しい。例えばフードマイレージ。輸入オーガニックは安全を得る代わりに、石油を大量消費し、温暖化につながっていく。
司会:大地に入って変わったことは?
消費者:大地学校に入ったようなもの。雑草とりの大変さを味わうと、ずっと消費者でいたいと思った。いろいろ学べたし、いろいろな人との出会いがあった。
そしてディスカッションの場は各テーブルに移り、せんべいをぽりぽりかじりながら話し合いを深めていきました。 大地という"きっかけ"で気づいたこと、見えてきたこと。この日の交流会もそんなきっかけの一つになったようです。
■こぼれ話
二次会で「ヤマキ」の筒井さんと「くらぶち草の会」の竹渕さんとご一緒(飲んだくれ)しました。ヤマキは豆腐を作っているのでおからがたくさんでる。おから商品を作ったり、近隣の農家に渡したり。それでも余る。竹渕さんは「That's国産平飼卵」の生産者。エサを思考錯誤しながら国産のものでまかなっている。
竹渕さんが切り出す。「おからはどうしてる?」「廃棄になるのも多いです」「買えるかな?」「もちろんです!」
今度は筒井さんが切り返す。「廃鶏(卵を産まなくなった鶏。非常に筋肉質)はどうしてます?」「ひきとってもらってるね~」「先日、豚肉をこうじにつけて柔かくする実験がうまくいったんです。廃鶏をうまく使ってあげたい」「試験用に送るよ!」
「商品化したら、この縁に感謝して、商品名『鎌倉漬け』だね~」と酔っ払い達の夜はふけていきました。
有機的につながる。小さなつながりが着実に。ひとつずつ、ひとつずつ。着実に。
いつか大地の取り組みがあたりまえになるまで、根を伸ばしていこう。そんな想いを新たにさせる交流会(飲み会)でした。
鎌倉1
鎌倉2
鎌倉3
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