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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


大地を守る東京集会を振り返って

年に一度、生産者と消費者、事務局員が一堂に会し、今年あったことや日頃感じている思いを伝えあう一日。それが大地を守る東京集会。今年もにぎやかに開催されました。「食」にまつわるいろいろな不安・問題が噴出した2008年、つくる人と食べる人はどんな交流をしたのでしょうか。会場でお話を聞きました。

参加人数

生産者 356名
消費者 850名
事務局 177名

参加者の声

原俊朗さん、小林英樹さん~長野県・原グループ(りんご)

7年ぶりくらいに来ましたけど、消費者がたくさんいるね。東京は長野よりも寒いし、風も冷たいし、びっくり。これから知ってる人を探します。

剪定焼けでなぜか冬なのに真っ黒なお二人。「肝臓悪い人みたいだけど、剪定焼けだからね」と俊朗さん。

奥山博文さん~山形県(さくらんぼ・桃)

だいち交流会に参加して、六ヶ所再処理工場のことを知りました。放射能の残留があるとかとっても勉強になりました。他人事だと思ってたけど、大切なことですよね。今日はステージにあがってとってもとっても緊張しました。いつもは冬の間は少し太るんだけど、この発表があるせいか緊張してたのか、やせちゃいました。

お父さんの博さんと。博文さん、だいち交流会で自分の趣味について語ろうと、手作りチラシを持ってきていました。「誰も欲しがらなかったからあまっちゃった...」。

瀬山公一さん~埼玉県(長葱・ブロッコリーなど)

昨日のだいち交流会では、品川会場に参加したんですけど、とても楽しかった。僕は人前で話すのが苦手で、いつも緊張するんだけど、クイズしながら自分の畑の話だったのでリラックスできました。いつもはかたい感じがするんだけど、良かったです。

「子どもはじじとばばに預けてきました」 おつれあいのゆりさんと。

成清忠さん~長崎県(海苔)

生産者が主催するだいち交流会に参加しました。とても新鮮な感じだった。いつもはお客様感覚で交流会に参加してたんだけど、そうか、皆で作るものなんだなあと実感しました。子どもたちに「海苔おいしいです」とか「いつも食べてます」と言われてとてもうれしかったです。自分も子どもがいるからかな、とくにうれしかった。

「ツチオーネ見ましたよ~」と声をかけてもらってうれしかった。今日は楽しみにして来ました。

神田長平さん~新潟県(米)

今年初めての取り組みだったけど、生産者主催の品川での交流会、良かったんじゃないかな、和気あいあいとした雰囲気で。欲を言うともう少し時間がほしかったけど、やりたいことが多すぎた。今度、ほかの会場でも生産者が主になって「やりたい!」ってことになっていくと面白いと思う。いい経験でした。

品川会場でいっしょだった4名。右端は総合農舎山形村の○○さん。交流会後は渋谷のクラブに行った神田さん、青山のクラブで5時まで踊ってたという松本慎一郎さん。うーん次世代の生産者は遊ぶところが違いますね。

菅原専一さん~山形県・みずほ有機生産者グループ(米)

昨日は川崎会場で、子ども感謝状をもらいました。家庭的でいい雰囲気だったなあ。藤田さんが目指していた消費者と生産者の顔の見える関係というのは、こういうことじゃないんだろうかと思いました。消費者がちゃんと知識を持っていて、質問されるので、そのレベルの高さに驚きました。皆、家庭から環境を考えているんだと、会話をしていて感じました。大地の集会はいい。本当に楽しい。

米生産者3人組、左から菅原さん、相馬喜久雄さん、斎藤健二さん。「大地の女性社員は元気だね~」と相馬さん。

荒生秀紀さん~山形県・みずほ有機生産者グループ(米)&吉野ゆみ子さん~消費者会員

荒生秀紀さん

昨年の東京集会後の交流会で隣同志になり、ナンパされちゃって(笑)。それがきっかけで夏にトンボのツアーにきてもらったんです。今年で4回目の参加だけど、生産者と消費者のつながりが今までいまいちわかってなかった。今年本当にいろんな話ができて、菅原さんが「大地はいい、大地はいい」って言ってた理由がわかりました。前は「自分がこんなとこにいていいのかな」と思っていたけど、消費者の言葉がとても刺激になる。つながってるんだと感じました。

吉野ゆみ子さん

トンボのたんぼのお米を注文して食べたら、みずほ有機生産者グループの佐藤秀夫さんのお米でした。それまで食べたことがない味で、産地に行ってみたいと思ったんです。去年は車座トークで「石油燃料を使った農業」の話をして、荒生さんとは二次会で隣同志になっていろんな話をしたんです。半年ぶりの再開です。そういうのが楽しいですね。

「去年の車座トークで吉野さんが石油を使った農業について発言されてたので、怖い人だな~と思ってたんですが、こういう消費者がいることが大地らしいですね。だからこそぼくたちもがんばらなくては」と荒生さん。

友岡美香さん 青慈くん~消費者会員

東京集会は3回目です。以前はお友だちと来ていましたが、今回初めてひとりで来ました。六か所ラプソディーを見てみたいなあと思って。生産者の皆さんに会えるのを楽しみにしています。いろいろな人と話そうと思うんですが、いざ話すとなると緊張してしまって話せないものですね。がんばります。

短角牛のたんくんにかぶりつきの青慈くん。生産者とお話はできましたか?

波村郁夫さん~熊本県・ブレス(ぽんかん・温州みかんなど)&大和秀輔さん~熊本県(米)

波村郁夫さん

とくたろうさん用に昔のみかんを持ってきましたが、みなおいしいおいしいと言って食べているのを見て「不思議だなあ」と思いました。今のみかんの方が甘くておいしい。長年かけてそういう品種を開発してきた。とくたろうさん用のみかんは、皮も硬いし種も多いし食べにくいし、はっきり言うと淘汰品種です。でもおいしいと言う消費者の話を聞いていて、とても面白かった。とくたろうさんはそういう遊びのある商品なんですね。これからも、がんばっておいしいものを作ろうと思います。

大和秀輔さん

昨日のだいち交流会では、消費者がいい質問してました。大地のものは何でおいしいんですか? 土づくりのおかげですか? それとも、堆肥の質ですか? なんて聞かれる。勉強しているんですねえ。今年は若い消費者が多いような印象を受けました。賑やかでいいですね。

「娘にそのヘアスタイルは変だと言われてるんですけど、いつも行ってる床屋さんなので今更違うところにも行けないし...」と波村さん。笑う大和さん。

平訳優さん~北海道(大豆・小豆など)

だいち交流会に大豆をポンしたお菓子を持ってったら、子どもたちがあっと言う間に食べちゃった。こんなに好評なら、出荷できない豆で作ると売れるかな。黒豆を作ると30%くらいはロスになっちゃうから。皆あまり豆を食べなくなってるのかなあと思ったけど、豆が大好きという消費者に会ったんだ。うれしかったねえ。僕はここ2年くらい東京集会に来てなかったんだけど、今年は賑やかでびっくりした。好評なんじゃない? だいち交流会でも今日でも、ひとつ感じるのは若いおかあさんたちがとても多いということ。次世代につながってると思うとうれしいね。

「豆をねえ、簡単に食べられるようなレシピがあるといいなあと思うんだ。去年小豆料理コンテストをやってもらったけど、豆を食べる機会が増えていくといいなあ」

田中義一郎さん~群馬県・甘楽町有機農業研究会(下仁田葱・キウイフルーツ)

何年か前に知り合った北海道の士別農園の殿山さんと、作物の交換をしたんだよね。下仁田葱を送ったら、玉ねぎやじゃがいもが届いたんだ。今日はあこがれの北海道の農業について、いろいろ聞かせてもらったよ。玉ねぎの作り方とか。関東とは規模が違うからあんまり参考にはならないけど、それぞれの地域で違うんだなあって面白いね。

「この写真をかみさんに見せるから撮って撮って!」というので記念撮影。北海道の大作さん・殿山さん、甘楽町有機農業研究会のメンバーと、くらぶち草の会の佐藤さんたち。

相馬大さん~山形県・月山パイロットファーム(ひろっこ・だだちゃ豆ほか)

農協に出荷していると、農協の顔色を伺っちゃう人が多いんですよ。農協は全農の、全農は農水省の顔色をうかがう。そのつながりの中に、消費者の存在がないんですよね。だからいろんなことが起きてるんだと思います。大地のいいところは、大地も生産者も、ちゃんと消費者が見えているところでしょう。消費者とこういう交流をきちんとできることはすごく大きい。生産者が消費者の顔を見る機会がちゃんとあること。これが正しい形だと思うんですよねえ。

「日本国民一人が食べていくために必要な面積は1200平方メートル。こんな計算をあれこれしていくととっても面白いんですよ!」 だいち交流会世田谷会場で、いろんな数字を披露してくださいました。

山本章彦さん~奈良県・王陰堂農園(梅)

たくさんの大地を守る会会員のみなさん、大地職員さん、生産者の皆さんとおいしいお酒を呑みながら色々な話をする事ができ、ほんま楽しく、為になり、元気をいただいて帰りました。

土曜日の世田谷会場の会員の皆さんには、食や農業に対する意識レベルの高さに、正直びっくりしました。

自分自身新規就農者として、こだわりを持った農産物を作りながら、いざ自分が食べることに関しては、きちんとしたポリシーを持っていなかった事に改めて気づき、恥ずかしく思いました。憧れの田舎暮らし、百姓ライフをしながら、忙しさにことかけて、コンビニ弁当を畑にぶら下げて行っているという現実です。

自ら絶滅危惧種と言っておられた小児科医師の竹岡先生とは二次会会場でもいろいろ話をさせて頂きましたが、まず自分自身の食を見直さねばと強く思った次第です。

全国生産者めぐり列島リレートーク

カネサ鰹節商店 芹沢安久さん(静岡/鰹節)

奥山博・博文さん(山形/さくらんぼ)

庄内協同フォーム 斎藤健一さん、高橋直之さん(山形/米)

各ホールの模様

だいちショールーム

こどもの遊び場

おやすみ処ツチオーネ





2008だいち交流会レポート

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