2009年1月より保険(少額短期保険)のご紹介をはじめます。 |
2008年12月22日 大地を守る会 |
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大地を守る会は、2009年1月より、新たな事業として「少額短期保険事業」に取り組みます。会員のみなさまには、最初の少額短期保険商品を、まず1月から3月までの間、連続してご紹介させていただきます。ご紹介に先立ち、少額短期保険事業への取り組みの趣旨をご説明申し上げますので、ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
「少額短期保険」への取り組みについて
「少額短期保険」は、保険金額が少額で、保険期間が短い(1年または2年)保険のみの引受けを行なう、国の登録を受けた「少額短期保険事業者」が販売する保険です。 年間に引き受ける保険料の総額が50億円以下と制限されていますが「生命保険」、「損害保険」その他の保険の引受けを行なうことができます。少額短期保険事業は、市民の立場で自ら「保険商品」を開発することができる保険事業です。ほんらい「保険」が持っていた、「多数の人々が保険料を出しあって相互に補償しあう助け合いの制度」を、小規模ながらも自分たちの力で実現できる事業です
大地を守る会は、これまでの生産者と消費者の「顔の見える関係」づくりをさらにすすめ、生産者と消費者の双方におよぶ相互扶助の仕組みづくりや、生産者への支援の仕組みづくりを検討してまいりました。その結果、この理念の実現をめざして、生活協同組合が運営する「共済」のような相互扶助事業に取り組むことといたしました。加入年齢、性別を問わず、手ごろな掛け金で、必要最低限の保障を得られるしくみを、「少額短期保険」という保険制度を活用して具体化する試みです。
そのために、「共生ネット少額短期保険株式会社」(略称、共生ネット)という新しい会社を設立しました。「共生ネット」は、大地を守る会を中心に、趣旨に賛同する生活協同組合や保険関係事業者が参画して設立した「少額短期保険事業者」です。金融庁に登録申請し、2008年10月末に「少額短期保険事業者」の登録を正式に受けています。 社名の「共生ネット」は、さまざまな立場の人たちが、いっしょに力を合わせて助け合うことをめざそうと命名いたしました。
大地を守る会と「共生ネット」がめざす保険について
「共生ネット」が取り扱う「少額短期保険」は、大手の生命保険会社・損害保険会社などの保険と違い、大地を守る会や賛同団体の独自の取り組み姿勢を直接「保険商品」に反映できる、いわば、顔が見える保険の「産直」です。少額短期保険を通じて、大地を守る会らしい、消費者と生産者の双方におよぶ「助け合い」の実現をめざす所存です。「ハイリスクハイリターンの金融商品」ではなく、「万人は一人のために、一人は万人のために」という保険ほんらいの理念を大切にする、「適切な保険料」で「適切な保障内容」のオリジナル商品を順次、みなさまに提案してまいります。
また、「共生ネット」の収益は、一般の保険会社のように「利潤目的の投資」として運用するのではなく、食の安全、環境問題、生産者支援などの第一次産業を元気にする枠組みづくりなどの社会活動や市民活動に還元できるようにしていきたいと考えております。
今回ご紹介する商品は、長期休職に対する一律給付による見舞金(就業不能保障)をオプションでつけました。このオプションは、消費者とその家族をはじめ、生産者・メーカーの家族・従業員まで幅広く対象としており、失業やパート・アルバイト労働の就業保障による家計への影響の緩和などで、助け合いの広がりを具体化させています。 ぜひご検討ください。
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