2009だいち交流会レポート~だいち交流会 町田会場 |
2009年3月30日 大地を守る会事務局 |
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テーマ | 「声なき声に耳をかたむけよう!」 |
テーブルに分かれて懇親 |
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参加人数 |
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生産者 | 25名 | |
消費者会員 | おとな22名 子ども12名 | |
事務局 | 16名 |
町田会場には81名の方々が集まり、次世代の人々の声に耳を傾けながら、環境を守るために私たちひとりひとりができることについて話し合いました。この「次世代」を象徴するのが京都・宮津「飯尾醸造」の飯尾彰浩さんと岩手・一関「世嬉の一酒造」の佐藤航さんです。
「飯尾醸造」の看板商品の「富士酢」の原料は無農薬の新米で、人里離れた棚田で手作業により作られています。農家の高齢化・後継者不足はますます深刻化する中、次期当主の飯尾彰浩さんには「地元の農家の生活や健康を守りながら、無農薬の美味しいお米を作り続けなければならない」、「里山の美しい棚田の景観を守りたい」と、お酢造りを通じた地域環境の維持に対する熱い思いと取り組みを語っていただきました。
江戸時代から続く蔵元「世嬉の一酒造」の佐藤航さんからは、地元三陸広田湾産の牡蠣を使った黒ビール「オイスタースタウト」について伺いました。この新ビール開発の背景は、地域特産品の牡蠣を地域の人々に広く認識してもらい、地域の中で生産と消費がまかなわれる循環型経済の確立を目指しています。さらに、珍しい牡蠣のビールが地域外から注目を集めることにより地域全体の活性化を図るという強い願いも込められていました。
葛藤を抱えながらも果敢に挑戦するお二方のお話は、会場の皆さまの耳にはどのように響いたでしょうか。入社2ヶ月目、初めて交流会に参加した私にとって、利益より信念、成長より調和や持続性を大切にするお二方のまっすぐな姿は、未来への明るい希望そのものでした。来年の交流会では参加者一同がともに手をとりあい一緒に大きな声を発信できたらいいですね。来年も多くのみなさんのご参加をお待ちしています!
岩手・一関「世嬉の一酒造」の佐藤航さん
京都・宮津「飯尾醸造」の飯尾彰浩さん
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