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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


2011年4月6日
2011年4月11日改訂
2011年4月27日改訂
食品の放射能汚染につきまして

【1】大地を守る会の基本方針

大地を守る会は、会員の皆さまに安全な食べ物を提供することと、日本の第一次産業を守る(将来私たちの子や孫が飢えることのないよう食料の生産基盤を守る)という二つの使命を全うします。

【2】農畜水産物のお届け休止・再開の判断について

  1. 行政の出荷・摂取制限(および自粛)品目のお届けを休止します。制限が解除された場合は当社自主測定で規制値以下であることを確認してお届けを再開します。
    緊急を要する現状では、広範囲にわたり(量)、統一した手法で検査し(質)、即効性(スピード)のあるデータの収集が必要となります。そのため、公的機関の測定データに立脚した行政の出荷判断に基づいて行動します。あわせて自主測定の体制を強化し、安全性を確認してまいります。
  2. 自主測定を実施し、放射性物質が厚労省の暫定規制値を超えた場合は、当該地域の作物のお届けを休止します。
  3. 大地を守る会としては、緊急を要する現状では厚労省の暫定規制値を適用せざるを得ないと考えます。今後、自主測定の数値を蓄積し、会員の皆さまの理解を得られる基準の提案ができるよう、調査・検討を継続していきます。

【3】自主測定体制の確立

大地を守る会では、2004年から外部機関の「放射能汚染食品測定室」(1988年設立)に依頼して放射能を測定してきました。今回の原発事故を受け、新たな自主測定体制に向けて準備を進め、各測定機器が導入できる最短の日程が決まりましたのでご報告します。
  1. ~4月:既存の体制強化と簡易測定の導入(※1)
    ・外部機関「放射能汚染食品測定室」による独自検査の検体数を増やしました。
    ・簡易測定器「ガイガーカウンター」による青果物の測定をはじめました。
  2. 簡4月~5月:簡易測定体制の強化
    ・より検出感度の高い簡易測定器「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」を導入します。
  3. 5月~6月:「放射能汚染食品測定室」と同等の測定体制の構築
    ・放射性物質(ヨウ素131、セシウム134・137)の種類を特定でき、ガンマ線の検出効率が高い「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」を導入します。

(※1)既存の体制と簡易測定の限界性

簡易測定器では核種(放射性物質の種類)は特定できませんが、放射線(ガンマ線)量が測定できます。放射線(ガンマ線)量を国の暫定基準値にある核種(ヨウ素・セシウム)の換算係数に当てはめ、最小値を超えていないかどうか測定します。 核種の特定は、外部機関の「放射能汚染食品測定室」に依頼していますが、1検体の測定に数時間を要するため、残念ながらお届けする全商品の測定はできません。傾向を推察するためのサンプリングとして測定します。 専門測定機関への依頼は、行政からの依頼が優先されており、結果が出るまでに数週間かかるケースもあります。今後は、核種が特定できる機器や専門測定機関と同等の検出器を導入することで、測定対象数、スピードを大幅に向上させます。 なお、当社が当面測定する放射性物質は「ヨウ素131」、「セシウム134・137」です。

放射能測定結果の公開

【4】大地を守る会の今後の取り組みについて

  1. 会員の皆様に安心していただける商品を安定してお届けするために全国的な産地ネットワークを強化し供給体制の安定化に努めます。
  2. 自分の責任ではない放射能の問題で苦しんでいる生産者の方々の被害を軽減するためにも、いま、大地を守る会ができることとして、さまざまな震災復興支援(※2)を行なってまいります。
  3. 被災した生産者が農家、漁師としての誇りを持ち続けていただくためにも、「大地と海の復興プロジェクト」を通し、生産者と連携して他産地で就業可能かどうかの呼びかけをしてまいります。
  4. 大地を守る会の専門委員会「原発とめよう会」においても、引き続き会員の皆さまに情報提供していくとともに、脱原発の活動をしてまいります。
  5. 将来私たちの子や孫が飢えることのないよう、また二度とこのような事態を引き起こさせないために、引き続き太陽光発電やバイオマスなど代替エネルギーの提案をしてまいります。

(※2)大地を守る会の震災復興支援策

  • 大地を守る震災復興支援基金・・・大地を守る会の被災生産者の復興支援に使用します。
  • send your message -声を被災生産者へ届けよう-・・・メールや連絡便などで被災生産者に応援メッセージを届けます。
  • 復興支援セット(義援金付)・・・賞味期限の短い生鮮品を廃棄せず食べきるセットです。売上の3%を義援金に充てます。
  • 食べて復興応援プロジェクト・・・消費者が、被災産地の生産者の商品や、義援金つきの商品を購入することによって、復興を応援するプロジェクトです。
  • 福島と北関東の農家がんばろうセット・・・風評被害に苦しむ福島・北関東の農家がつくった野菜たちをセット組みしました。

詳しい内容は 大地を守る会の震災復興支援ページ をご覧ください 。





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大地を守る会の自主測定結果の報告