2011.3.11から1年をむかえるにあたり、大地を守る会からみなさまへ~100万人のキャンドルナイトの呼びかけ |
2012年2月29日 |
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2011年3月11日、日本はかつてないほどの大災害に見舞われました。
あの日から早くも一年の月日が過ぎました。
地震、津波の被害により、多くの人が亡くなられました。大切な人や愛する人を失った人たちの気持ちを思うと、胸が張り裂けそうです。大地を守る会には、消費者のみなさんから多くの基金が寄せられました。被災地への炊き出しや食料支援を通じて、全力で復興への努力を続けてきました。
そして、起こってしまった福島第一原発の事故。どうして、もっと早く原発を止めておけなかったのかと悔やまれます。放射能が飛び散ってしまいました。生産者たちは、自分の責任ではない放射能という問題で苦しむことになりました。
大地を守る会は、原発事故直後から「福島と北関東の農家がんばろうセット」を販売するなど、生産者を支援しようと努力しました。しかし、野菜の出荷量という現実的な点では、充分な結果を出すことができませんでした。支えようとしても支えきれないもどかしさに、私たちも苦しみました。一方、消費者の中でも小さなお子さんを持つお母さんたちの「我が子を放射能から守りたい」という、必死な気持ちも痛いほど分かりました。生産者も支えなければならない。消費者にも安全な食べものを届けたい。
大地を守る会は、ある意味で矛盾する問題のはざまで、もがき続けた一年だったといえます。二度とこのようなことを許さないよう、私たちは原発に頼らない社会をいまこそ作らなければならないと思います。
時の流れはとめることができません。
ただ、立ち止まることも大切です。2012年3月11日(日)の夜8時から10時の2時間、100万人のキャンドルナイトを呼びかけることを決めました。暗闇の中、キャンドルの灯りを囲み、大切な人と時間を過ごしてください。
わたしたちには、必ず明日がやってきます。「2011年3月11日」のことを忘れることなく、少しずつでも前に進んでいきましょう。
「でんきを消して、スローな夜を。」
株式会社大地を守る会
代表取締役社長 藤田和芳
岩手県野田村での炊き出しの様子。(2011年4月5日)この後も、岩手県宮古市や宮城県東松島市などで炊き出しを実施しました。
放射能超高精度検査機器「ゲルマニウム半導体検出器」による測定を毎日実施。消費者に安心して食べてもらうため、そして生産者が安心して生産できるため、きちんと検査をすることが重要だと考えています。
子育て世代も安心できる野菜を届けたい、と北海道と西日本が産地の放射能不検出を確認した野菜セット「子どもたちへの安心野菜セット。2011年7月に発売開始したところ、欠品になってしまうほどの人気に。
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