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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


報道関係者各位

要旨

有機野菜・無添加食品のパイオニア・大地を守る会では、全国の生協、環境NGO、生産者団体ほかとともに、青森県六ヶ所村にある六ヶ所再処理工場を止めるイベントを開催します。放射能による海洋汚染を懸念するサーファー団体「サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン」協力のもと、3000人規模のイベントとなる見通しです。賛同する596団体が全国の消費者などから募った署名・約30万筆の国会提出も、翌1月28日に行ないます。

原子力発電所1年分の放射能を1日で放出する(※)六ヶ所再処理工場は、再処理によって取り出されたプルトニウムの使い道が決まらないなか、約11兆円もの予算を付けられ、2月の本格稼動に向けて試験運転が続けられています。近隣の青森・岩手をはじめ、北海道・東北地方全域では農産物・海産物への影響が心配され、全国の消費者団体・生産者団体が、運転中止を求めています。将来に渡っても農業や漁業が行なわれ、安全で安心な食べ物を手に入れ続けられるよう、消費者、生産者、そして海、山、川を愛する人たちが声を上げ、集います。(※)グリーンピースジャパン調べ

イベント概要

名称
Nobody talks, Nothing changes
日時
1月27日(日) ※署名提出は28日(下記参照)
 12:00開場、13:00開始、14:30分終了、14:30パレードスタート)
 ※日比谷公園→外堀通り→数寄屋橋交差点→東京駅八重洲口→常盤橋公園
会場
日比谷野外大音楽堂
出演
こまっちゃクレズマ(梅津和時ほか))
サンプラザ中野くん)
吉本多香美(女優))
岩手県重茂漁協の漁業者)
守山倫明(サーフライダーズ・ファウンデーション・ジャパン代表)
マエキタミヤコ(広告メディアクリエイティブ・サステナ代表)
主催
「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク
呼びかけ団体(( )内は本部)
生活協同組合あいコープみやぎ(宮城県)、生活協同組合連合会きらり(大阪府)、生活協同組合連合会グリーンコープ連合(福岡県)、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(東京都)、大地を守る会(東京都)、特定非営利活動法人日本消費者連盟(東京都)、パルシステム生活協同組合連合会(東京都)
協力
サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン、ピースヒロシマ実行委員会
参加見込み
3000名
問い合わせ
大地を守る会・大北、大野 TEL.03-3402-8841

全国の生協、環境NGO、生産者、消費者からサーファーまで、さまざまな一般市民が参加

安全で安心な物を食べ続けたいと願う消費者、風評被害も含めて影響を心配する生産者、活動の拠点である海を守りたいと立ち上がったサーファー、一生活者としても環境への影響を懸念するミュージシャンなど、さまざまなフィールドで活動を行なう方々が一同に会する広がりのあるイベントです。

三陸の海産物を使った魚介汁、大漁旗を掲げてのパレードで漁師もアピール

1日で平均的原子力発電所の1年分の放射能を環境中に放出し続ける六ヶ所再処理工場に対し、海で生きる漁師たちも不安の声を上げています。岩手県宮古市でわかめ、うになどの生産を行なう重茂漁協の皆さんは、ステージでのアピールのほか、パレードでは大漁旗を掲げてアピールを行なう予定。三陸の海産物を使った魚介汁を参加者にふるまい、海の環境保全の大切さを訴えます。

596団体、30万筆の署名提出

全国各地の生協や市民団体、食べ物を取り扱う産直団体が呼びかけ、農家や漁師、食品メーカー、海を守りたいサーファーなど596団体が賛同し、集まった約30万筆の署名を、国会に提出します。
■日時:2008年1月28日(月) 12:00~14:30(院内集会) 
■場所:参議院会館内 第一会議室

六ヶ所再処理工場の問題点

放出する放射能は1日で原子力発電所1年分

2002年11月にグリーンピースジャパンが発表した資料によると、本格稼動した六ヶ所再処理工場が1日で大気・海洋中に放出する放射能は、平均的な原子力発電所の1年分に相当する量。本格稼動予定期間の40年間、放出し続けることになります。放出された放射能は消えることなく空と海の両方にひろがり、東北地方はもとより東日本全域が、放射能汚染の直接的な脅威と恐怖にさらされます。放射能はプランクトンや魚、植物等によって生体濃縮され、人間が食べ物から摂取した際には数万倍から数100万倍の濃度になると予想されています。実際に再処理工場が稼動しているイギリスやフランスでも放射能の海洋汚染が大きな問題になっています。

使い道がないプルトニウム

六ヶ所再処理工場は、使用済核燃料からプルトニウムを取り出すための設備。プルトニウムは限りある資源・ウランの代替になる考えられ、高速増殖炉「もんじゅ」で使えば、発電と同時に新たな燃料プルトニウムを生み続ける「夢のエネルギー」とまで言われていました。しかし、「もんじゅ」は95年にナトリウム漏れ火災を起こし、現在も稼動がストップしたまま。そもそも高速増殖炉は技術的に稼動が難しく、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど先進国は次々と撤退を表明しています。現在、高速増殖炉の代替案としてプルトニウムにウランを混ぜて燃料とするプルサーマル計画が発案されていますが、使用燃料の内訳はプルトニウム3%、ウラン97パーセント。ウランの埋蔵量があと80年と仮定した際、それが83年に伸びる程度の資源節約にしかなりません。

11兆円ものかかりすぎるコスト

2003年の電気事業連合会の発表によれば、六ヶ所再処理工場で使用済み核燃料を再処理するコストは約11兆円。内訳は建設費約3兆3700億円、運転・保守費約6兆800億円、工場の解体・廃棄物処理費2兆2000億円です。これらのコストは電力消費者である国民一人ひとりから、すでに毎月の電気代として徴収され続けています。

再処理がなくても電力供給には影響がない

再処理をやめても原子力発電所が止まるわけではなく、電力供給には影響がありません。また、再処理ができなくても地下に埋めて処分する「直接処分」という選択肢があります。1日で1年分の放射能を放出する六ヶ所再処理工場は、「直接処分」よりもはるかに大きな環境汚染を引き起こします。

国際的にも批判の声

世界の国々が持っている再処理工場は、ほとんどが軍事目的のための施設。核武装のためにプルトニウムを製造しています。核兵器を持たない国で、巨大な再処理工場を持っているのは日本だけです。また、イギリスのセラフィールド再処理工場では、放出された放射能による海産物汚染が報告され、2002年にはノルウェーの首相が抗議運動を支持するなど国際問題に発展しています。

お問い合わせ

大地を守る会 前田・宇田川・大野・大北
〒106‐0032 港区六本木6-8-15 第2五月ビル2階
TEL : 03-3402-8841
FAX : 03-3402-5590
E-mail : koho@daichi.or.jp

<大地を守る会とは>

自然と調和した社会の実現をめざし、1975年に設立された市民団体(NGO)。安全性とおいしさにこだわった農産物、畜産物、水産物、加工食品、雑貨品を会員制でお届けする宅配サービス・大地宅配を運営しています。現在、消費者会員は約8万3千(07年9月末)、生産者会員は全国に2500。「食」「農」「環境」に関する最前線の活動や、「顔の見える関係」をいかした、消費者~生産者間の活動など、さまざまな運動・イベントを行なっています。





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