有機野菜や自然食品など安心できる食材・食品の通販宅配サービス|大地を守る会|おいしいオーガニック革命

カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


~おいしく安全な米と、鉄分豊富でローカロリーな鹿肉で、実は生態系を守ることができる~

報道関係者各位

要旨

有機食材宅配パイオニアの大地を守る会は、全国65生産者から、農薬不使用米や特別栽培米計123種類を毎週宅配する「コメニスト米」を10月12日より販売します。また11月2日からは、鉄分豊富でローカロリーな鹿肉の販売を開始。米や鹿、さらに在来品種を食べて、生物多様性を守るキャンペーン「たべまも」の一環です。米を食べることで多様な生物のすみかである田んぼを守ったり、増えすぎてしまった鹿を食べることで森の生態バランスを保ちます。これは2010年に名古屋で国際会議が開かれ、注目されているキーワード「生物多様性」を、おいしく食べることで実は守ることができる、生活密着型のキャンペーンです。11月23日には在来品種を、11月26日には鹿をフレンチで味わうイベントも開催します。

●おいしく食べて、実は生物多様性が守れる「たべまも」スタート

■内容:食べて生態系のバランスを保ち生物多様性を守る呼びかけ

■開始時期:2009年10月12日~

■対象商品(今後追加予定):

1)米:多様な生物のすみかである田んぼを、米を食べて守る。
2)鹿:生態系のバランスが崩れ、増えすぎているエゾ鹿を食べることで、北海道の生態系のバランスを取り戻し森を守る。
3)在来品種:日本各地の農家で受け継がれたきた品種を食べる。
など。今後追加予定。

たべまもロゴ

「たべまも」のロゴ

●2010年名古屋開催の国際会議COP10でもテーマ:生物多様性

「たべまも」とは食べることによって生態系のバランスを整え、生物多様性を守ろうという呼びかけです。大地を守る会の商品として消費者に具体的な提案をしていきます。生物多様性とは、多様な環境に多様な生物がいるということ。それにより生態系が維持され、各種生物が生存できます。近年地球温暖化や環境破壊により多様性が失われつつある中、重要視されています。生物多様性がテーマの国際会議COP10が2010年に名古屋で開催予定であり、社会的関心が高まっています。

●コメニスト米概要

■開始時期:10月12日(月)販売開始、10月19日(月)お届け開始

■内容:毎回異なる生産者・品種の米が1.5㎏届く登録制商品

■商品概要:(白米/玄米)×(減農薬/農薬不使用)4種類から希望コースを選択

■価格:白米(農薬不使用)1,198円、玄米(農薬不使用)1,098円、白米(減農薬)898円、
玄米(減農薬)848円

■売上目標:3,000俵、1億2,000万円/年

●宮崎県から北海道まで計123種類の米を毎週宅配

・種類:計123種類

・産地:宮崎県から北海道まで24都道府県

・生産者:65生産者

・品種:コシヒカリ、アキタコマチ、ササニシキをはじめ、ヒノヒカリ、森のくまさん、ミネアサヒ、はえぬき、さわのはな、ななつぼし、おぼろづき、ゆきのつや、ほしのゆめなど計約20種類

コメニスト

コメニスト米パッケージ。一番下にフードマイレージで減らせるCO2量「9.6ポコ」を記載

この種類の多さは、34年にわたる大地を守る会のネットワークから生まれました。農政の支援もあり、大規模農業が注目されてきましたが、実際は中山間地での小規模農家が多数存在します。その国内農業の特徴を活かした、多様な生産者と米の種類の違いを楽しめる企画です。

●消費者の声をフィードバックし、生産意欲向上へ

毎週アンケートを実施し、消費者の感想を生産者にフィードバックします。消費者の声を翌年の米品質向上と、生産者意欲向上に活かし、さらなる米の消費拡大につなげます。

●米受難の時代に高付加価値米で需要喚起、生産者をサポート

米価は下落、米の消費量は40年前から半減する中、おいしく安全な高付加価値米で消費者の需要を喚起し、意欲あふれる生産者を応援します。

●コメニスト米生産者、一部紹介

■冬にも水をはる田んぼには生き物いっぱい
 平田啓一さん(山形県川西町)/コシヒカリ(有機)

・2008年食味分析鑑定コンクールで、2600団体中総合金賞。

・冬水田んぼ:収穫後は通常田んぼの水を抜くが、水を張ったままにするので、田んぼの生物は冬を越え、生物豊かになる。白鳥も集まる。

白鳥

平田さんの冬水田んぼ。
冬には白鳥が飛来する(山形県川西町)

■新米の3ヶ月前に売り切れる、おいしさに定評のある米
稲田稲作研究会(福島県須賀川市)/
コシヒカリ(農薬不使用)

・収穫前の田んぼ1枚ごとに食味分析、最高ランクの米のみ販売。

・太陽熱乾燥施設で2日じっくり乾燥、もみのまま貯蔵、出荷直前に精米するので味の劣化を防ぎ、おいしさ維持。

稲田稲作研究会

稲田稲作研究会(福島県須賀川市)

■関東で新米が早くに食べられる。利根川の豊富な水と潮風によるおいしい米
佐原自然農法研究会(千葉県香取市)/アキタコマチ(農薬不使用)・新米

・関東からの早場米。潮風に冷やされた風による適度な気温差でおいしくなる。

・メンバー全員が有機栽培に加え、環境に適合している栽培法認証「システム認証」(認定機関;アファス」を取得、自然の環境を大切にした米作り。

佐原自然農法研究会

佐原自然農法研究会(千葉県香取市)

●鹿肉販売概要

■開始時期:11月2日(月)~

■商品:天然・えぞ鹿肉モモ角切り200g 937円
    天然・えぞ鹿肉お試しセット300g 1,400円

■ほか:鹿ハンバーグや鹿そぼろを11月2日より販売予定

■鹿肉食事会:

・日時:11月26日(木)19:00~21:00

・場所:レストランTHE WAKO銀座和光並木館10階

・シェフ:鈴木康太郎(レストランTHE WAKO総料理長)

・内容:鹿料理をフレンチのフルコースで味わう

・参加費:大人(中学生以上)18,000円(サービス料、税込)

●鹿肉の特長:高タンパク低脂質。
ヘルシーで体をあたためる効能があり女性やアスリートにオススメの肉

鹿肉は、牛肉の3分の1のカロリーながら鉄分は2倍以上(出典:日本食品分析センター)、高タンパクで、青魚のように不飽和脂肪酸を多く含み、貝にも匹敵するほどミネラル豊富というとてもユニークな食材です。また中国薬膳では鹿肉は体をあたためる効能があるといわれているので、女性にもオススメの食材です。パサつきやすいのが少々難点ですが、低温加熱など調理のコツさえ押さえれば家庭でも簡単においしく調理できます。販売の際にはレシピも掲載予定です。

鹿肉

鹿の煮込み料理。淡泊な赤身肉なので濃厚なソースとよく合う

●鹿をおいしく食べて森の生態系バランスを守る

もともと鹿は、猟によって適正な頭数が保たれてきました。「ジビエ」(野生の鳥獣)という言葉があるように、フランス料理では鹿は大切な食材ですし、日本でもマタギといった猟師が狩りをし、各地に伝統鹿料理がありました。しかし北海道では鹿を食べていたオオカミが絶滅、さらに近年狩猟規制や、温暖化で冬を生き延びる鹿の増加など、生態系のバランスは大きく崩れてしまいました。今、鹿が森を荒らす害が増え、北海道では毎年30億円の被害が出ています(東京農工大学梶光一教授による)。鹿を保護しながらも、適正な範囲で鹿をいただき、生態系のバランスを取り戻すことが必要です。大地を守る会では鹿肉、食べやすいハンバーグやそぼろなどの加工品も販売予定です。また鹿をフランス料理で味わうイベントを実施し、鹿肉に親しんでもらいます。

エゾシカ

禁猟区の知床半島で。エゾシカにより、隣の樹皮が食べられている。自然植生への影響が危機的状況。

●在来品種販売概要

■内容:在来品種の野菜や果物を収穫時に届ける登録制商品。野菜には農家のレシピが入る。

■商品名:とくたろうさん

■価格:上限630円(野菜または果物1~2品)

■イベント概要

・名称:在来品種を知って、おいしく食べよう!

・日時:11月23日(月・祝)13:00~15:30

・場所:カフェ「ツチオーネ」(仮)

・講師:ウエダ家(アートディレクター、酵母研究家)

・内容:在来品種自体についてや食べ方をレクチャー(試食あり)

とくたろうさん

●登録数は1年間で1.5倍。見た目も味も個性的で人気。

「とくたろうさん」とは在来品種の登録制商品で、日本各地の農家で受け継がれたきた種を生産者・消費者がともに守る目的で企画されました。在来品種は見た目や味が個性的で、チャレンジして料理できるのが楽しい、と消費者に好評です。届く野菜は見慣れないものがほとんどですが、農家のレシピが入るので簡単においしく調理できます。取り扱い野菜は、03年の53品目から73品目に拡大し、登録消費者数は2,300(09年3月)と1年間で1.5倍になるなど関心も高まっています。

●作り続けることで多様化する種

使用される種は、農家で採り続けることで品質が安定した「固定種」と呼ばれるもの。同じ種でも長い時間をかけるうちに地域の風土などに合わせた特徴を持ち、多様化していきます。一方通常の農家で使う種のほとんどは「F1」という品種。このF1とは個体間のバラつきが少なく、成長が早いなどのメリットで普及していますが、次世代の品質が安定しないため自家採種できません。つまり毎回種を買うため、地域での種の多様化がされなくなってしまうのです。

お問い合わせ

担当:宇田川千夏・牛島真也・大野由紀恵

連絡先
〒106‐0032 港区六本木6-8-15 第2五月ビル2階
TEL
03-3402-8841
FAX
03-3402-5590
E-mail
koho@daichi.or.jp
大地を守る会とは

●大地を守る会とは...自然と調和した社会の実現をめざし、1975年に設立された市民NGO企業。安全性とおいしさにこだわった農産物、畜産物、水産物、加工食品、雑貨品を会員制でお届けする宅配サービスを運営しています。現在、消費者会員は約9万1千人、生産者会員は全国に2500。「100万人のキャンドルナイト」や2007年に環境大臣表彰を受賞した「フードマイレージ・キャンペーン」の事務局を務めています。





9/1生協や大地を守る会など4団体が180万世帯でフードマイレージで減らせたCO₂量のカウント開始

ページの先頭に戻る
日本最大!400名の有機農家、メーカーが2/27大集合。全国の生産者による有機野菜直売ほか、就農相談コーナーも。