有機野菜や自然食品など安心できる食材・食品の通販宅配サービス|大地を守る会|おいしいオーガニック革命

カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


●生物多様性を食べて守るキャンペーン「たべまも」に新たな食材
報道関係者各位

要旨

有機野菜宅配のパイオニア・大地を守る会では、生物多様性を食べて守るキャンペーン「たべまも」を2009年9月より展開しています。新たなたべまも商品として山ぶどうジュース「久慈の山ぶどう果汁」を8月2日(月)に販売開始します。東北地方に多く生息する天然記念物・イヌワシは減少の一途をたどっています。その数は、全国で650羽を下回っています。「久慈の山ぶどう果汁」では、その売上金額のうち10円が自動的に「イヌワシ基金」へ寄付されます。大地を守る会の宅配では、8月2日(月)配布の商品カタログ「ツチオーネ」134号で初めての取り扱い、会員以外でも購入できる大地を守る会のウェブストア(http://store.daichi.or.jp)では、8月7日(土)13:30より注文可能となります。飲めば飲むほど、イヌワシとイヌワシの棲む森を守ることができる「久慈の山ぶどう果汁」で、消費者と一緒に生物多様性を守る活動を進めていきます。

●商品概要

■商品名:久慈の山ぶどう果汁
■生産者:総合農舎山形村
■宅配価格 :960円(税込み) ※ウェブストアでは10%増しの価格設定になります
■内容量:210g
■特徴 :酸味が効いて濃厚な味わいです。
      水やソーダで割ってお召し上がりいただけます。
      果汁をつかったドレッシングも好評です

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●イヌワシの現状

主に東北地方に生息する天然記念物・イヌワシ。近年その生育数は減少の一途をたどっており、現在全国でも約650羽、東北地方で約200羽程度しかいないと考えられています。減少した最大の要因は、イヌワシの生息地、特に餌狩り場である森林環境の変化であると考えられています。イヌワシは羽を広げると約2m近くになるため、餌狩り場にはしっかり羽を広げて飛べ、かつ上空から餌であるノウサギや山鳥など小動物の姿を見つけられる、開けた草地や樹間の広い林地が適しています。ところが、近年樹が密生した山林が増え、イヌワシの餌狩り場になる環境が減少しています。これは安い輸入材木に押され、国内の林業が長らく不振であるためです。採算が合わないため計画的な伐採や適切な間引きなどの管理がされずに、放置される人工林が増加しています。餌狩り場の減少にともなって1990年代以後イヌワシの繁殖成功率は年々減少し、2009年、岩手県で巣立ちが確認されたヒナの数は4羽のみ。国内のイヌワシは絶滅の危機に瀕しています。

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東北地方では人々になじみの深いイヌワシ

●イヌワシ基金について

イヌワシのおかれた危機的状況を少しでも改善するため、2009年4月に「イヌワシ基金(※)」が設立されました。イヌワシを守るには、イヌワシが暮らせる自然環境を守ることが重要です。イヌワシ基金では採餌環境作りのための列状間伐(写真参照)や植樹、巣の補修、間伐材を重ねた小動物の隠れ家作り、イヌワシ生育の調査・研究、啓蒙活動を実施しています。イヌワシを守るだけでなく、イヌワシを環境保護の象徴とし、森林環境や生態系、生物多様性まで広く保護・研究対象としています。

※イヌワシ基金/社団法人東北地域環境計画研究会が設立。会長・由井正敏氏は東北鳥類研究所所長で、日本における鳥類研究の第一人者。詳しくは(http://www.tokanken.jp/top.html)へ。

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間伐した木を積み上げ、ノウサギなどの小動物が利用する隠れ家を作成

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木を列状に間伐して、林内に幅数メートルの空間を作り、イヌワシが採餌しやすい環境を作ります

●総合農舎山形村(生産者)の取り組み

「久慈の山ぶどう果汁」を生産している総合農舎山形村は、大地を守る会の看板商品である短角牛関連の加工食品を数多く開発してきました。今回、イヌワシ基金の主旨に賛同し、商品売上の一部を寄付することになりました。「久慈の山ぶどう果汁」は、大地を守る会の安全基準に基づき栽培された地元特産の山ぶどうが原料です。山ぶどうの搾りカスは短角牛の飼料として活用しており、資源が循環する仕組みづくりにも取り組んでいます。

●生物多様性を食べて守るキャンペーン「たべまも」について

「毎日のおいしい"食べる"で、生態系を守ろう」をキャッチコピーに、2009年9月から展開している、大地を守る会の生物多様性保全の活動です。昔から受け継がれてきた在来品種の珍しい野菜登録セット「とくたろうさん」、フランス料理の「ジビエ」で知られる鹿肉、生物多様性の宝庫である水田を守る「お米・雑穀」、国内シェア0.1%未満となった希少種「短角牛」、日本在来種みつばちの蜂蜜というラインナップで展開してきました。こうした食材をおいしく食べることは、実は生物多様性を守ることにつながってるということを、食べる喜びとともに消費者のみなさんへ伝える活動をしています。2010年10月に名古屋で開催される「COP10(生物多様性条約第10回目締約国会議)」に向けて、さらに活発に活動していく予定です。

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●大地を守る会とは

自然と調和した社会の実現をめざし、1975年に設立された市民NGO企業。安全性とおいしさにこだわった農産物、畜産物、水産物、加工食品、雑貨品を会員制でお届けする宅配サービスを運営しています。現在、消費者会員は約9万7千人、生産者会員は全国に2,500。「100万人のキャンドルナイト」や2007年に環境大臣表彰を受賞した「フードマイレージ・キャンペーン」の事務局を務めています。

お問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)

担当:中川啓、大野由紀恵

連絡先
〒106‐0032 港区六本木6-8-15 第2五月ビル2階
TEL
03-3402-8841
FAX
03-3402-5590
E-mail
koho@daichi.or.jp




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