一般参加型・循環型代替エネルギープロジェクト会員から回収した使用済の食用油をディーゼル燃料化。その燃料で野菜を栽培、秋より販売。7/11油回収開始 |
2011年6月7日 |
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報道関係者各位
要旨
チェルノブイリ原発事故以降、継続して原発に反対してきた大地を守る会は、原発に頼らない社会の実現のために、4月11日に日本の電力のあり方を変えるための取り組み 「スイッチ!電力」アクションを開始しました。安定的で自然なエネルギーへの転換の一環として、大地を守る会会員から使い終わった食用油の回収を行い、ディーゼル燃料(以下、VDF)化し、その燃料を使い野菜を栽培します。また、VDFを使用して栽培した野菜を販売することで、廃食油リサイクルの認知拡大をめざします。油を使った人から、野菜を作る生産者に輸送、それを燃料にしてできあがった野菜がまた食べる人の元に届くという、太陽光発電機など特別に機器を持たなくても参加できる、生活に根づいた循環型代替エネルギープロジェクトです。
●概要
大地を守る会が会員から使い終わった食用油を回収して、ディーゼル燃料(VDF※)化します。そして大地を守る会の生産者がVDFを燃料として農機具を動かして野菜を作り、その野菜を大地を守る会が販売します。
※廃食油(植物油)をディーゼル燃料化したVegetable Diesel Fuel(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)の略称
1)名称:
ゆかいな野菜物語
~「ゆ」は油と輸とyou~
「油」を「回」収、燃料にして野菜を作る愉快なプロジェクト
廃油を利用したキャンドルづくりのワークショップ
(大地を守る会のオーガニックフェスタ2011にて)
2)スケジュール:
6月18日(土) 100万人のキャンドルナイト@増上寺2011内にて廃食油を回収、廃食油を使ったキャンドル作りのワークショップ
7月11日(月)~9月30日(金)大地を守る会会員より油の回収開始、廃食油のVDF化
10~12月末(予定) VDFを使用した野菜の販売
3)フロー:
①大地を守る会会員宅から廃食油回収、②㈱ユーズが廃食油をディーゼル燃料(VDF)化、③大地を守る会生産者が㈱ユーズよりVDFを購入し、野菜栽培、④VDFを使用して作った野菜を、油回収費用として代金を上乗せして大地を守る会会員に販売
4)VDFを使用した野菜販売:
トラクターや掘り起こし機使用の際に、VDFを軽油に混ぜて使用する。
・品目 :ごぼう、葉物など(掘り起こし機、またはトラクターを使用するもの)
・販売名称:ゆかいなごぼう、ゆかいなほうれん草など
・販売価格:通常価格にVDF使用価格として10~20円上乗せ(予定)
※軽油と混合しないバイオディーゼル100%での利用は、排ガス規制によるエンジン性能の変化により、比較的新しい自動車での利用には好ましくないため、国が定めた、軽油と混合して使用する場合の混合率である5%を目安として使用する。
●油回収で、代替エネルギー利用促進と環境保全につなげる
廃食油はリサイクルすればディーゼル燃料化することができます。しかし廃食油リサイクルの消費者認知は低く、一般家庭から排出される約20万トンの廃食油の多くが生活排水として河川に流されたり、廃棄されているので環境破壊の要因となっています。油を回収することで、代替エネルギーの利用促進と環境の保全につなげます。
●100万人のキャンドルナイト@増上寺2011で使用済食用油回収
7月の会員宅からの油回収に先だって、6月18日(土)に開催される、100万人のキャンドルナイト@増上寺にて、使用済食用油の回収をします。回収した油を使って、キャンドルづくりも行います。
■日時:2011年6月18日(土)15:00~21:00 ※雨天決行
■会場:増上寺(東京都港区芝公園4-7-35) 都営三田線 芝公園駅、御成門駅より徒歩3分
■100万人のキャンドルナイト@増上寺については大地を守る会プレスリリースをご覧ください。
/info/press/2011/06/100salyubird.html
●大地を守る会とは
日本の第一次産業を守り育て、人々の生命と健康を守り、持続可能な社会を創造するソーシャルビジネス(社会的企業)です。現在、利用者数は約11万6千人、生産者会員は全国に2,500(2011年3月末現在)。
お問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)
広報担当:中川啓、齋藤史恵
- 連絡先
- 〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階 - TEL
- 043-213-5860
- FAX
- 043-213-5604
- press@daichi.or.jp
- 5月16日(月)に移転しました。
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