食べて地域応援プロジェクト「Eat For Local」7/14開始。第一弾は独自の食文化をもつ過疎の島、島根県海士町。

食べて地域応援プロジェクト「Eat For Local」7/14開始。第一弾は独自の食文化をもつ過疎の島、島根県海士町。	2011年6月23日
広報発表

報道関係者各位

要旨

大地を守る会は、食べることで地域を応援するプロジェクト「Eat For Local」を7/14より開始します。東日本大震災を経て、日本全体が人と人、地域のつながりの大切さを実感している今、食からも地域を支えられることを伝えたいと考えています。
第一弾は島根県海士町（あまちょう）。過疎の離島ながら、新鮮な海の幸にめぐまれ、独自の食文化が発達しました。住民の安定収入につながるよう導入したCAS凍結技術による鮮度抜群の岩ガキ、白いか、そして今回全国的な販路で初めて発売となる、隠岐の島独自の調味料「こじょうゆ味噌」を取り扱います。
第二弾以降は、被災地の東北地方を検討中です。

●Eat For Local概要

1)企画趣旨：過疎などの問題を抱える地域を、食材や食文化の力に注目し、消費を通じて応援するプロジェクトです。第一弾の島根県海士町は、隠岐の島のうちの一つの島。過疎の離島ながら地元の食材や資源を活かした町おこしで5年間で200人以上がIターンし、地域活性で注目されています。

2)対象商品

・【義援金50円付】隠岐・海士のいわガキ春香（はるか）S（140g）869円、M、L3種
・【義援金300円付】隠岐・海士のいわガキ春香（直送）S（140g×5個）4,850円、M、L3種
・隠岐・海士の白いか　160g771円、200g1,028円
・隠岐・海士の白いか島風干し　60g601円
・こじょうゆ味噌　80g438円
カキは義援金付で販売、集まった義援金は宮城県東松島市のカキ生産者に送られます。

3)開始時期

7/14(木)13時30分～大地を守る会のウェブストアで発売開始
7/4(月)～大地を守る会の宅配にて、1割引の会員価格にて先行発売。

●食べることで地域を応援する価値観を伝えるために

「ご当地食材」といった食材のおいしさの観点だけでなく、その地域の食材を選ぶことが地域を応援し、食文化を守れることを消費者に伝え、新たな価値観で食材を選ぶことを促すために「Eat For Local」をスタートしました。

解凍後も鮮度抜群の岩ガキ。
その上がこじょうゆ味噌。島では白いかと食べることが多いが岩ガキにも合う。
（撮影：山本謙治）

●漁師の安定収入と、鮮度抜群の海産物流通を可能にした「ＣＡＳ凍結」

漁のシーズン以外に漁師が困窮する状態を改善するため、海士町では細胞を壊さず凍結できる「ＣＡＳ」(Cells Alive System）技術を導入。鮮度抜群の岩ガキと白いかを通年出荷できるようになり、漁師の安定収入につながりました。岩ガキは解凍しても水分が流れ出ず、白いかは解凍しても半透明のままで、鮮度が保たれています。

●全国的販路に初登場。隠岐の島独自の調味料「こじょうゆ味噌」

みそとしょうゆの中間のモロミのような隠岐の島独自の調味料「こじょうゆ味噌」は、大豆と麦の薫りのするやさしい旨みをもち、海産物によく合います。かつては各家庭で作っていました。これまで海士町の通信販売のみの取扱でしたが、全国的な販路では初めての発売です。海産物とともに食べる文化を全国的に広め、地域活性化につなげたいと考えています。