大地を守る会のウェブストア:放射能対策を講じて売上増加。上期売上が昨対比160%、下期売上目標は114%上方修正。利用者拡大に備え、物流センターも新設。 |
2011年10月21日 |
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要 旨
有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会が運営するウェブストアは、2011年上半期(4~9月)売上が2億2500万円で、予算対比112%で、過去最高の売上高となりました。2010年上期と比較すると、売上は160%増、利用者数は233%増、そのうちの新規利用者は378%増と好調でした。これは、業界でも先駆的に放射能対策を講じたことと、ユーザーニーズに即した情報発信や購入導線の構築がユーザー獲得に結び付きました。下期も売上好調が続くと判断し、下期売上目標は114%上方修正しました。また大地を守る会の基幹物流センター(千葉県習志野市)の2倍程度量まで対応可能な八潮物流センター(埼玉県八潮市)を10月1日から稼働開始させ、さらなる利用者拡大に耐えられる体制を整えました。
●グラフ左:半期ごとの売り上げ推移
2011年上期売上は2億2500万円で、予算対比112%、昨対比160%。2010年下期と比較しても、伸び率が大きくなっている。
●グラフ右:半期ごとの利用者数の推移
2011年上期利用者数は3万9千人で、予算対比135%、昨対比233%。そのうち新規利用者は1万3千人で、予算対比146%、昨対比378%。
放射能に不安を抱える消費者が安心できる商品を求めて、利用を始めた。
●放射能不検出商品取り扱いなどの放射能対策と、ユーザーニーズに即した情報提供が好調の理由
上期好調の理由は、放射能対策による注目度の高まりと、その状況に即したホームページ等による迅速な情報提供と購入導線の構築が主な要因です。5月以降は放射能対策に注力し、放射能不検出商品の販売や、民間企業ではいち早い高精度検出器の導入など、業界でも先駆的な取り組みを実施。それにより、消費者からの注目が高まり、ソーシャルメディアでも口コミ的に情報が広がりました。さらに4月にリニューアルしたオフィシャルサイトでは、消費者が見たい情報にすぐに到達でき、離脱率が下がりました。上半期は放射能体制についてマスメディアでの露出が多く、オフィシャルサイトが新規消費者流入の受け皿となり、効率的にウェブストア利用につなげられたと考えます。
下半期の目標は、放射能対策における情報発信を継続しつつ、ウェブストアならではの商品を取りそろえ、さらに買いたくなる商品情報の拡充をし、より魅力的なサイトをめざします。
●八潮物流センター概要
■住所:埼玉県八潮市新町50-1 ■稼働開始日:2011年10月1日
■使用用途:青果やパンの箱詰め等
■各種広さ:4600坪(敷地面積)、2500坪(建築面積)、1800坪(使用面積)
■基本設備:デジタルピッキングシステム 2ライン
●さらなる利用者拡大に備え、新規物流センター稼働開始
大地を守る会では、10月1日より八潮物流センター(埼玉県八潮市)の稼働を開始しました。これまでは全国の生産者/メーカーより、一括して習志野物流センターに商品を納品、ピックラインにて箱詰めしていましたが、全商品のうちの青果とパンを八潮センターで箱詰めします。本センターは、大地を守る会の基幹物流センターである習志野物流センター荷量の2倍程度量まで対応可能となり、さらなる利用者拡大に耐えられる体制を整えました。
流通サービス、東都生協、当社の3者で共用することにより、それぞれの運営コストを軽減。
●大地を守る会とは
自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約12万6千人、生産者会員は全国に2,500人(2011年9月末現在)。
お問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)
広報担当:中川啓、齋藤史恵、宇田川千夏
- 連絡先
- 〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階 - TEL
- 043-213-5860
- FAX
- 043-213-5604
- press@daichi.or.jp
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