有機野菜や自然食品など安心できる食材・食品の通販宅配サービス|大地を守る会|おいしいオーガニック革命

カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


要 旨

 有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会は、中国農村部の貧困問題解消に取り組むNGO「北京富平(フーピン)学校」と共同で、北京にて有機農産物宅配サービスを2012年秋からの展開をめざしています。そのために、富平学校メンバーや中国の農業生産団体のリーダーが来日し、事業展開の検討や大地を守る会の生産者の視察などを2011年12月1日~12日にかけて行います。

●中国NGO訪日概要

■訪日期間:12月1日(木)~12月12日(月)
■訪日メンバー:NGO・北京富平学校 理事、スタッフ 及び 中国の農業生産団体のリーダー約20名、通訳3名
■主なスケジュール:12月2日~3日は富平学校 、12月9日~11日は中国の生産者が入れ替わりで参加
12月2日(金) 大地を守る会本社・物流センター(千葉県)の見学
         銀座三越内当社青果店と総菜店・エキュート東京内当社惣菜店(東京都)見学
12月3日(土) 茨城県で野菜の生産者、物流センター(埼玉県)の 見学
12月9日(金) 本社・物流センター(千葉県)、銀座三越・エキュート東京(東京都)の見学
          銀座三越(当社青果店、総菜店)、エキュート東京(当社惣菜店)見学
12月10日(土) 埼玉県深谷市で野菜の生産者、群馬県昭和村で葉物の生産者の見学
12月11日(日) 群馬県高崎市で梅の生産者、群馬県伊勢崎市養豚の生産者の見学
          物流センター(埼玉県)の見学


2010年12月に富平学校の生産者が、大地を守る会の生産者のもとに見学に行ったときの様子

●事業検討のため、NGO代表である中国の著名な経済学者・茅于軾さんも来日

 大地を守る会は中国農村部の貧困問題解消に取り組むNGO「北京富平(フーピン)学校」と共同で、北京にて有機野菜宅配のサービスを2012年秋より展開しようと検討を重ねています。今回は富平学校の理事長・茅于軾さんも来日し、事業展開についての話し合いを進めます。また、富平学校メンバーとともに生産者リーダーが物流センターや大地を守る会の有機農家などを訪問し、生産基準、生産工程管理や流通システムなどを視察します。  現在、中国では都市と農村部の経済格差が大きな社会問題になっていると共に、ほとんどの消費者が「食の安心・安全」について不安を感じています。慣行野菜の2倍から数十倍の価格で売られている高級スーパーの有機農産物であっても、本当に安全なのか不安に感じながら購入しているのが実情です。富平学校は この状況を打破し生産者と消費者が本当の信頼関係で結ばれるためには、生産者が"本物の"有機農産物を栽培し、消費者が信頼して購入できる流通システムを構築することが必要と考え、日本の有機農産物流通のパイオニアである大地を守る会に協力を要請しました。大地を守る会もソーシャルビジネス(社会的企業)として、日本だけでなく中国、アジアに有機農業を広げることで食の問題を解決したいと、富平学校と事業の検討を開始しました。

■茅 于軾(Mao Yu Shi)さんプロフィール: 北京富平(フーピン)学校理事長。天則経済研究所理事長。1929年南京生まれ。1950年上海交通大学機械学科卒業後、機関車操縦士、エンジニアなどを経て55年北京鉄道研究所に入社。79年『最適配分の理論』を発表。85年より中国社会科学院アメリカ研究所研究員。86年、ハーバード大学ヴィジット・スカラー。93年、社会科学院を退職後、ほかの四人の経済学者とともに、民間経済研究機関である北京天則経済研究所を設立。中国エネルギー研究会副理事長兼任。


富平学校理事長・茅 于軾さん

●日中でつくりだす「ソーシャルビジネス」

 富平学校は農村部の貧困問題解消のため、農民へのマイクロクレジット(少額融資)、農村からの出稼ぎ女性への就職支援、社会企業家の育成などを行なう中国・北京のNGOです。富平学校・学校長の沈東曙氏は「有機認証をとっても信用してもらえない現状を変えるべく、日本の大地を守る会をモデルにした、生産者と消費者が『顔の見える関係』にある宅配事業の設立したい」と語ります。社会的な課題をビジネスの手法で解決する「ソーシャルビジネス」を、大地を守る会と富平学校で共同で検討しています。

●大地を守る会とは

自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約12万6千人、生産者会員は全国に2,500人(2011年9月末現在)。

お問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)

広報担当:中川啓、齋藤史恵、宇田川千夏

連絡先
〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階
TEL
043-213-5860
FAX
043-213-5604
E-mail
press@daichi.or.jp




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