有機野菜や自然食品など安心できる食材・食品の通販宅配サービス|大地を守る会|おいしいオーガニック革命

カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


要 旨

 有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会が運営するウェブストアは、2011年度売上高が5億5600万円(前年対比180%)と過去最高となりました。利用者数も同様に前年対比182%と伸びています。
 売上好調の最大の理由は、業界でも先駆的に講じてきた放射能対策です。安心できる食材を探す子育て世代が「放射能」をキーワードに流入し、その後も購入を続けているためです。「継続的に利用したい」というニーズにあわせて2011年9月に開始した定期配送サービス「とくせん定期便」は、開始当初から目標の4倍を受け付けるなど好評で、開始ひと月後と2012年3月末を比較すると登録者は2倍にまで増加しました。
 大手スーパーのネット注文参入など食品のEコマース部門の競争は激化していますが、大地を守る会は引き続き放射能対策の実施と福島県への送料実質無料など社会のニーズに合わせたサービスの提供を行い、今年度売上目標とした125%の達成を目指します。


●売上推移:2011年度売上は、5億5600万円で前年対比180%。


●登録ユーザー数推移:2011年度の登録ユーザー数は約48,000人で、前年対比182%。

●好調要因①:業界でも先駆的に講じてきた放射能対策

 大地を守る会は安心な食を守るために、2004年より外部機関「放射能汚染食品測定室」(1988年設立)に依頼して放射能を測定してきました。そのため、福島第一原発事故後も2011年4月8日には、いち早く自主測定結果を公表しました。5月には簡易測定器による青果物全品目の放射能測定を開始、7月には高精度検査機器「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」を導入して放射能不検出(※検出限界値は核種ごと概ね10ベクレル/㎏)の「子どもたちへの安心野菜セット」を販売、9月には超高精度検査機器「ゲルマニウム半導体検出器」の運用を開始しました。
 検査体制の構築とあわせて、9月には㈱カタログハウスや生協など4団体で、放射能規制値のあり方を考える検討会を開始し、2月には厚生労働省へさらに低い規制値の検討や検査体制の拡充などの提言を行いました。また、2012年3月には米の基準は国の1/10にするなど、国よりも低い放射能自主基準を設定しました。業界でもトップクラスの厳しい自主基準ですが、これは4,000件にわたる測定データをもとに守れる基準として策定したもので、この基準を守ることで、生産者と消費者の信頼関係をより強くしていくことを目指しています。
 放射能測定体制を強化するとともに、自主基準の策定や国の放射能規制値についての提言などで社会的な信頼が高まり、そこへ具体的な放射能不検出の商品を提供することで、ツイッターなどのソーシャルメディアで情報が拡散し、ユーザー数が大きく伸びました。

●好調要因②:ユーザーニーズに対応した「定期配送便」が好調。登録者が2倍に増加。

 安心な食べものを確実に定期的に確保したいというユーザーニーズを把握し、9月に毎週か隔週で届ける定期配送サービス「とくせん定期便」を開始しました。開始当初より登録者が目標の4倍になるほどの好評で、さらに開始翌月(2011年10月)と2012年3月末を比較すると登録者は2倍にまで増えています。登録者からは、買い忘れ防止や送料割引になるという利便点や、おすすめ商品が入る楽しさなどで支持されています。
 4種類ある「とくせん定期便」の中で特に人気が高いのが、西の産地を中心とした放射能不検出を確認した野菜セットが届く「子どもたちへの安心コース」で、登録の約半数を占めています。

【とくせん定期便とは】
■内容:選択したコースを1回登録すると、毎週もしくは隔週で商品が届くサービス。
■コース種類:S・M・L、子どもたちへの安心コースの4種類
 各コース、野菜数種+肉や豆腐などの加工品のセットで、「子どもたちへの安心コース」の野菜は西の産地を中心とした放射能不検出を確認したものに限定。
■仕組み:コース内の商品は自由に追加、削除が可能。登録すると送料が割引になる。
■価格:各コース目安価格 
   S:3,500~4,500円、M:4,500~5,500円、L・安心:5,500~6,500円

●2012年度の売上目標、前年度対比125%。福島県へのお届けは送料無料のサービスも実施中。
 2012年度の売上目標は、前年度売上と比較して125%としました。大手スーパーがネット注文に参入するなど、食品のEコマース販売の競争が激化していますが、大地を守る会では引き続き放射能測定体制を強化するとともに、ユーザーニーズに即したサービス提供をし、目標達成を目指します。
 また大地を守る会はソーシャルビジネスとして、福島県へのお届けは送料無料など社会的に必要だと思われるサービスも提供していきます。大地を守る会は低線量被ばくの影響がはっきりしない現状では、内部被ばくはなるべく低く抑える必要があると考え、国よりも低い放射能自主基準を制定し、またそれを担保する放射能測定体制を構築しています。そこで外部被ばくがより心配される福島県の方は、毎週約500品目の放射能不検出の食材や、厳しい自主基準値以下の商品を選んで内部被ばくをなるべく低く抑えてほしいとと考え、実質送料無料(ポイントバック)を開始しました。
■名称:福島送料無料プロジェクト
■内容:大地を守る会のウェブストアで対象期間中に商品ご購入で、送り先が福島県の場合に送料分をポイントバックすることで、実質の送料が無料になります。
■期間:2012年5月3日(木)13:30 ~ 2012年9月27日(木)12:30
■ポイントバックの方法:月末に月内にかかった全送料を換算し、翌月10日以内にポイントバック。


放射能不検出を確認済み※の「子どもたちへの安心野菜セット」。
※検出限界値は核種ごと概ね10ベクレル/㎏

●大地を守る会のウェブストア サービス概要
URL:http://store.daichi.or.jp
■お届け:最短で注文から翌々日 。時間指定可能。
■支払い:クレジットカード、代引き
■配送エリア:全国(一部地域を除く)
■取扱商品:安全性とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨品など約3,500品目

下記のようなことが取材できます

・当社配送センター(千葉県習志野市)<放射能検査、商品梱包の様子など>
・大地を守る会の利用者や生産者へのインタビュー
・大地を守る会の実店舗(青果ショップ、デリカショップ)
・弊社代表藤田和芳、担当者などへのインタビュー

この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。

大地を守る会とは

自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約14万3千人、生産者会員は全国に2,500人(2012年3月末現在)

お問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)

広報担当:中川啓、齋藤史恵、宇田川千夏、栗本遼

連絡先
〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階
TEL
043-213-5860
FAX
043-213-5604
E-mail
press@daichi.or.jp




4/26オープンの複合施設「渋谷ヒカリエ」にて、大地を守る会と家で食べるスープストックトーキョーとのコラボスープ販売:5/3~5/13

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