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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


要 旨

 有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会では、全6回シリーズで、放射能問題の専門家を招いて、消費者のための放射能連続講座を開催しています。昨年3月12日に発生した東京電力福島第一原発の事故以降、いまだに続く放射能問題に対する消費者の方の不安を、少しでも解消したいと考えています。これまで合計231名(第1回122名、第2回109名)が参加するなど、消費者の高い関心を集めています。
 第3回(7/21)のテーマは、「測定を市民のために~陰膳法から学ぶ~」。各地の自治体で取り組みの始まっている「給食まるごとセシウム検査」など、放射能測定機器を私たちの生活にどう生かすべきか、紹介します。講師は早野龍五氏(東京大学大学院理学系研究科教授)、コーディネーターはジャーナリストの津田大介氏です。
 この放射能連続講座では、消費者の関心の高い6つのテーマを設定し、汚染の実態と今後の予測、海の汚染状況、低線量内部被ばくの問題など、それぞれの専門家にお話をうかがいます。また、全6回でUSTREAMでの生中継を行い、会場の参加者やツイッターからの質問を受け、双方向の議論を行います。

●第3回イベント概要

■タイトル:「測定を市民のために~陰膳法から学ぶ~」
■講師:早野龍五氏(東京大学大学院理学系研究科教授)
■コーディネーター:津田大介氏(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)
■日時:7月21日(土)13:30~16:00
■場所:千代田区立日比谷図書文化館  コンベンションホール
 (地下鉄「内幸町駅」徒歩3分。東京都千代田区日比谷公園1-4)
■参加費:大地を守る会の宅配会員・ウェブストアユーザーは無料。
     非会員は500円。
■申し込み方法:大地を守る会公式ホームページより申し込み可能。(/cp/renzokukouza/)
※ USTREAMでの生中継、ツイッターでの質問受付を行います。


第1回講座 パネルディスカッションの様子

●第3回 講師・コーディネーター プロフィール

早野龍五氏(東京大学大学院理学系研究科教授)

 長野県出身。東京大学大学院理学系研究科修了。理学博士(物理学)。1997年より現職。
福島原発事故に際し、専門性を活かした現状分析と情報発信をツイッターで行ない、大きな注目を集める。文科省に「給食まるごとセシウム検査」を進言して、現在各地の自治体で取り組みが始まっている。また、放射線内部被曝量を計測するホールボディカウンターの問題点を指摘し、その正しい運用や計測についてアドバイスを行なっている。1998年・第14回井上学術賞、2008年・仁科記念賞、2009年・第62回中日文化賞、を受賞。

津田大介氏(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)

 1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。関西大学総合情報学部特任教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。NHK「NEWS WEB 24」ネットナビゲーター。TOKYO MX「ゴールデンアワー」木曜MC。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。
メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の創業・運営にも携わる。
主な著書に『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)ほか。
2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

●「きちんとデータをみていくことが大事であると思いました」:これまでの講座参加者の声

 第1回目、第2回目の参加者の中心は子育て中の女性で、参加理由を聞いたところ、「小さな子供がいて、子供の将来が心配。親として何が安全か確認したかった」「政府等の情報が信用できず、きちんと話を聞きたかった」「放射能の影響は長期的に続くと思うので、長い目で対策を取るべく勉強したかった」などの声がありました。
 2回共に、前半に講師の講演、後半に講師を交えたパネルディスカッションやワークショップを実施し、会場の参加者と双方向の意見交換をしました。終了予定時刻を過ぎても質問が続き、終了後も多くの消費者が講師の所へ質問しにいくなど、盛り上がりました。
 また、参加者からのアンケートでは「ただやみくもに不安になるのではなく、きちんとデータをみていくことが大事であると思いました」「親が勉強してバランス良く、いろんな食材を子供に食べさせてあげたい」「生産者のご苦労を改めて感じました。農業・漁業について、自分のできることをしたい」など、前向きな意見が寄せられました。

●『放射能測定おうちごはん』の取り組み

■企画名:『放射能測定おうちごはん』
■実施期間:2012年4月13日~7月21日
■測定件数:23名(宅配会員16名、ウェブストアユーザー7名)
■内容:消費者からモニターを募り、丸一日分の食事を陰膳方式で測定。モニターに測定結果を伝えると共に、
     食事の写真、産地などの食材表、モニターの感想などを、ホームページで公開する取り組み。
■特設ページ:/cp/kagezen/
■企画詳細:大地を守る会では、放射能の影響を懸念する消費者の要望にこたえ、放射能検査機器をそろえ、自主測定体制を整え、販売する商品の検査結果を公開するなどしてきました。しかし、それでも「自分の食べている食事は大丈夫か」という不安を持つ消費者の懸念を払しょくするため、『放射能測定おうちごはん』を実施しました。きっかけは、大地を守る会社長の藤田和芳の食事を陰膳方式で測定し、ツイッターで発信したところ、153件の反応があったことです。測定希望のモニター23名の食事を測定した結果、すべての事例で放射能不検出(※)となりました。※検出限界値:放射性セシウム134、137の核種ごとの検出限界が概ね1ベクレル/kg。


 上記の図は、実際に弊社特設ページに掲載している事例の1つです。
 他にも、「目に見える形で結果がわかると、日々の努力が報われた気持ちです」(東京都、40代女性)、
「極端に神経質にならないためにも、検査をして食品の安全を確認することは大事だと思いました」(群馬県、30代女性)など、
子育て世代を中心に、好評の声をいただきました。

■「陰膳方式」とは:丸一日分の食事をまるごとミキサーにかけて、放射能測定する方法です。長期的な内部被ばく量を積算するために有効であるとして、全国の地方自治体で学校給食などに採用されています。その採用を文部科学省に提唱したのが第3回の講師、早野龍五氏で、大地を守る会の取り組みも、早野氏にアドバイスをいただき実施しています。講座の中で、実施結果についてもコメントをいただく予定です。

[今後の予定]

■第4回 8月18日(土)「海の汚染を考える」

  講師:勝川俊雄氏(三重大学生物資源学部准教授)
  コーディネーター:佐々木俊尚氏(作家。ジャーナリスト)
  会場:タワーホール船堀 イベントホール (住所:東京都江戸川区船堀4-1-1)
     (地下鉄「船堀町駅」徒歩1分)

■第5回 9月15日(土)「いのちを生きる~放射能とたたかい続けた医師からのメッセージ)」

  講師:肥田舜太郎氏(被爆医師、元・埼玉協同病院院長、全日本民医連理事)
  コーディネーター:吉度日央里氏(オーガニック・ジャーナリスト。マクロビオティックインストラクター)
  会場:千代田区立日比谷図書文化館 コンベンションホール (住所:東京都千代田区日比谷公園1-4)
     (地下鉄「内幸町駅」徒歩3分、地下鉄「霞ヶ関駅」徒歩5分、地下鉄「日比谷駅」徒歩7分)

■第6回 10月6日(土)「低線量内部被ばくを考える」

  講師:西尾正道氏((独)国立病院機構・北海道がんセンター院長)
  会場:YMCAアジア青少年センター 国際ホール(住所:東京都千代田区猿楽町2-5-5)
     (JR・地下鉄「水道橋駅」徒歩5分、地下鉄「神保町駅」徒歩7分、JR・地下鉄「御茶ノ水駅」徒歩8分)

※共に13時半~16時の開催。USTREAMでの生中継、ツイッターでの質問受付を行います。

下記のようなことが取材できます

  ・放射能連続講座の様子
  ・放射能対策特命担当の戎谷徹也へのインタビュー
  ・大地を守る会の放射能対策や自主基準についての取材

この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。

大地を守る会とは

自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約14万3千人、生産者会員は全国に2,500人(2012年3月末現在)

取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)

広報担当:栗本遼、齋藤史恵、宇田川千夏

連絡先
〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階
TEL
043-213-5860
FAX
043-213-5604
E-mail
press@daichi.or.jp




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