有機野菜や自然食品など安心できる食材・食品の通販宅配サービス|大地を守る会|おいしいオーガニック革命

カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


 有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会から生まれた農産加工会社「株式会社フルーツバスケット」が、このたび25周年を迎えます。フルーツバスケットは、主にジャムやジュースなど農産加工品を取り扱っています。
 大地を守る会で豊作時に売り切れないものや、台風などで傷がついた果物を加工品にしたいと1987年に立ち上げたのが始まりです。当時としては生産現場と加工メーカーが連動している会社は珍しく、現在農水省が推進する、第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開する 「第6次産業」のさきがけとも言えます。
 当初は親会社である大地を守る会と地域の店頭販売のみでしたが、現在は自社通販、生協にまで販路を広げ、安定的に年商6~7億円を確保しています。

●25年継続の理由:無添加ジャムの希少性とおいしさへのこだわり

 フルーツバスケット(以下、FB)は、1987年設立の静岡県函南町を拠点にした無添加のジャムやジュース、ケーキを作る農産加工会社です。
 FBが25年続いた理由は、主力商品の無添加ジャムの希少性と、おいしさへのこだわりです。創業時はもちろん、現在でも一般のスーパーでは見つけるのが難しいように、無添加のジャムは珍しいもの。それに加えてFBがこだわるのはおいしさ。ジャムのイメージである「保存食」を越えるものを目指し、一般的には加熱処理後保存された原料を使うことが多いところ、FBでは旬のなるべく生の素材を使っています。また、60℃の低温で沸騰する特注の真空二重窯を調理に採用し、果物の風味や栄養素の損失を最小限に抑えています。一般的なジャムでは、完成品の果物率は30%以上が目安とされ、水を多めにし、防腐剤や酸化防止剤・増粘剤を入れて、香料や着色料で味を調整しているものもあるといわれます。一方でFBのジャムは60%以上。果物のおいしさをしっかり味わえるジャムです。
 このようなこだわりが消費者に支持されて、ジャム以外にもジュース、ケーキ、クッキーなどバラエティを広げています。

FB社長の想い:農産加工品で日本の第一次産業の抱える問題を解決したい

▼ 捨てられる果物をどうにかしたい

 FB社長の加藤保明さんは、元々大地を守る会の社員。日々の生産者とのやりとりの中で、豊作時に売り切れないものや、台風などで傷がついた果物をなんとか加工して商品にしたい、という想いがありました。また当時、無添加の加工食品といえば、自然食品卸問屋から購入するものがほとんど。消費者からの大地を守る会の素材を使った加工食品への要望もあり、大地を守る会としても加工食品製造部門がほしいと考えていた時でした。
 当時、加藤さんは30歳を過ぎたころ。大地を守る会が行う「生産者と消費者のパイプ役」から「ものづくり役」になってみたいという想いや、故郷・北海道旭川の自然での思い出もあり、都会暮らしに疑問がわいていました。
 そこで加藤さんが社長となり、牛乳の仕入れ先として交流があった静岡県丹那に会社を設立。設立メンバーは誰も加工食品製造の経験がなく、「家庭の味を越える商品」にするために、試行錯誤の連続でした。また、当初は生産者からも加工品にするのならと、低品質の農産物を提供され、いい素材からでないといい商品はできないと説得する必要がありました。努力の甲斐あり、作ったジャムは消費者に喜ばれ、その希少性も手伝って、創業7年目には年商6~7億円になりました。


FB社長・加藤保明さん
1950年、北海道旭川出身。大地を守る会
設立に参画後、1987年からはFB社長。

▼ 耕作放棄地の削減のために、加工用ニンジンの作付を提案・実施

 加藤さんには「第一次産業の抱える問題を農産加工品によって解決したい」という想いがあります。創業の目的自体も問題解決のためでしたが、現在でも、農家の収入向上や耕作放棄地の削減のために、加工用ニンジンの作付を提案・実施をしたり、国産をもっと使用してほしいと国産茶葉を使った缶入り緑茶飲料を製造しています。今、特に力を入れているのは、無添加ケーキを作れる職人の育成。ケーキから、素材本来のおいしさや無添加のよさを伝えていきたいと考えています。加藤さんは創業30周年にむけて、これからも加工品によって問題の解決方法を提案したい、と意欲的に語っていました。

  2/24 大地を守る会のイベントで、
  FB加藤さんによるジャムの食べ比べ講座実施

  FBのジャムはなぜおいしいのか、市販のジャムと食べ比べながら
  加藤さんに解説していただきます。
 

  日時:2013年2月24日(日)10:00~16:00
  場所:大田区産業プラザ(蒲田駅より徒歩約13分)
   ※ジャムの食べ比べの詳しい実施時間はお問い合わせください。

●FBジャムのおいしさの理由:
  1. 原料がシンプル:原料は果物と砂糖。あとは種類によってレモン汁か寒天が少し入るだけ。一般の、増粘剤(ペクチン)でトロミをつけたものに比べ、さらりとして果物本来の口当たりをそのまま味わえます。
  2. 酸味は果物で:一般品は酸味を補って保存性を高めるため、合成のクエン酸を用いる場合が多いのですが、FBでは一切不使用。酸味の調整は食品添加物のクエン酸の代わりに、国産のレモン果汁を加えます。
  3. 風味を残す真空二重釜:果物の風味を壊さないよう、内部が真空になる特注の真空二重釜で加熱。これを使うと60度の低温で沸騰し、熱に弱い風味や栄養素の損失を最小限にとどめられます。
  4. スピーディーに加工:新鮮な果物の風味は繊細で、時間とともに飛んでいきやすいもの。だからFBでは、できるだけ産地から届いたばかりの生の果物を使い、加熱加工したその日のうちに必ず瓶詰めします。

●FBケーキ職人の想い:無添加は難しい。
 でも厳選素材のおいしさを伝える、感動あるケーキを作りたい

 FBは無添加のケーキショップ「ムーラン ナ ヴァン」の運営もしています。静岡県・函南町にて2006年より、地元産の牛乳や平飼卵、国産小麦で作ったケーキや焼き菓子を販売しています。そこのパティシエをしているのが加藤浩一さんです。
 無添加のケーキと書くのは簡単ですが、大地を守る会の基準にも合ったケーキ作りはとても大変。使える材料の基準が一般のお菓子作りよりも厳しく、種類も限られるからです。それに加えて、デパ地下などに行けば、豪華な飾り付けのケーキがたくさん見られるように、パティシエは「アーティスト」としての腕をふるいたいもの。一般のお菓子作りに比べると多くの制限があるケーキ作りに、途中であきらめてしまう職人が多いそう。
 そんな中、パティシエ・加藤浩一さんは、無添加ケーキを作り始めてもう10年以上。加藤さんは製菓学校卒業後、フランス各地の洋菓子店で修業を重ね、帰国後は有名ホテルの菓子作りを担当。2008年には「BUKO クリームチーズコンテスト」で優秀賞を受賞するなど、その実力は高く評価されています。
 加藤さんは制約があるものの、厳選素材を使うお菓子作りに魅力を感じているそう。材料の品質のレベルが高いのでおいしくできて当たり前、ケーキを食べる時のうれしい気持ちを盛りたてる、感動できるお菓子をめざしたい、と語っています。


パティシエ・加藤浩一さん
大阪あべの辻製菓技師専門学校を卒業後、同フランス系列校に留学。フランス修行後帰国し、有名ホテルの菓子作りを担当した。その後ムーラン ナ ヴァン勤務。

             ムーラン ナ ヴァンのケーキ
             左:フランボワーズのケーキ2,380円
             右:プラリネショコラ2,020円
             ※会員制宅配価格。宅配でのお届けのため、冷凍。期間限定品。

左から:
・有機いちごと有機ラズベリーで作った「ベリーベリージャム
 (140g、538円)」
・有機いちごを使った「いちごジャム 有機いちご使用
 (140g、547円))」
・有機いちごと有機ブルーアガベシロップを使い砂糖不使用の
 「いちごジャム 砂糖不使用(140g、702円)」
 ※全て大地を守る会のウェブストア価格

下記のようなことが取材できます

  • FB社長へのインタビュー(※東京でのインタビューも可能です)
  • 商品サンプルのご提供
  • FBの工場(静岡県函南町)見学
※この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。

株式会社 大地を守る会とは

自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約15万1千人、生産者会員は全国に2,500人(2012年9月末現在)

取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記までご一報下さい)

株式会社大地を守る会 事業戦略部 広報・国際課(担当:栗本、宇田川)

連絡先
〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階
TEL
043-213-5860
FAX
043-213-5604
E-mail
press@daichi.or.jp




ラムサール条約保護湿地に広がる田んぼ(宮城)の生物多様性を守る有機米の頒布会を販売

ページの先頭に戻る
【 オーガニック野菜使用・天然由来成分100%の保湿コスメ 】 通販限定品を、丸の内レストランでも1月より発売開始