【 水産資源保護で注目、未利用魚・規格外魚の商品化シリーズ 】ハワイでは高級魚、でも国内では鮮度管理が難しくすり身原料に。未利用魚・シイラを使った白身魚のフライ11/3発売 |
2014年10月28日 |
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有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長:藤田和芳)は、未利用魚・シイラを使った「もったいナイ魚・国産白身フライ」を11月3日(月)より販売開始します。
「大地を守る会のもったいナイ魚」とは、なじみのない未利用魚や水産市場の規格に合わず価値がないとされてきた魚、加工段階で捨てられてきた部位を商品化しています。未利用資源を活用することで、水産業従事者の収入安定につなげ、消費者にとっても安価でおいしいものが購入できます。
今回フライに使用した魚・シイラは、首都圏ではなじみがありませんが、産地である高知県や長崎県では刺身でも食べられています。また、ハワイではマヒマヒと呼ばれる高級魚で、ソテーやフライは名物料理のひとつでもあります。しかし、産地以外の日本の各地域では味の評価が低く、多くはすり身原料に使われています。さらに筋肉質で脂質が少ないことから鮮度保持が難しく、傷みが早いのも市場が拡大しない大きな理由です。
すり身原料として認識されているので市場価格が低く、シイラしか水揚げがなかった船は、現在の燃料高騰などから漁に出ても赤字になってしまうこともあります。その現状を打破したいと、大地を守る会でシイラの商品化を検討し、白身魚であることから、お弁当のおかずとして人気のあるフライにしました。弊社水産担当者によると、白身魚のフライは外食、中食でもよくあるメニューですが、多くは外国産の魚を使用しており、国産の魚を使用しているのは珍しいということです。実際にフライの白身魚として、大手お弁当チェーンではニュージーランド産、大手ハンバーガーチェーンではアメリカ産(加工は日本、またはタイ)、冷凍総菜メーカーではアメリカまたはロシア産(加工は中国)を使用しています(大地を守る会調べ)。
パッケージ写真
今回は、シイラのほぐれやすい身がフライによく合う商品となりました。また、水産業者を応援するため、価格は通常冷凍魚フライよりもお手頃価格にしたので、多くの消費者に購入してほしい商品です。
●商品概要
■商品名 :もったいナイ魚・国産白身フライ
■価格 :544円(税込 / ウェブストア販売価格)
■販売開始 :宅配 11月3日(月)~
ウェブストア 11月6日(木)13:30~
■メーカー :中野水産(鹿児島県阿久根市)
■内容量 :240g
調理写真
大地を守る会とは
自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約20万5千人、生産者会員は全国に2,500人(2014年6月末現在)。
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