東日本大震災の復興支援 もったいナイ魚・蒸しほやを1/16発売 |
2017年1月10日 |
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有機食材宅配のパイオニア・大地宅配を運営する株式会社大地を守る会(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長:藤田和芳 以下、当社)は、「もったいナイ魚・蒸しほや」を1月16日(月)に発売致します。
ごつごつとしたオレンジ色の見た目から「海のパイナップル」とも言われているほやは三陸の特産物です。しかし、2011年に起きた東日本大震災により産地は壊滅的な被害を受けました。その年の秋には、養殖を再開したものの、2013年には、大きな輸出先だった韓国の水産物輸入禁止措置により、出荷停止となりました。
ほやは、出荷出来る大きさになるまで海の中で3〜4年かけて育てますが、そのほとんどが大量処分される予定です。
産地で食べるおいしさをご家庭でも味わっていただきながら、東日本大震災から復活した生産者の応援もしたいとの思いからこの商品を開発しました。ぜひ多くの方に手に取っていただきたい商品です。
●東日本大震災で受けた壊滅的被害から復興。一転、大量処分に。
ほやは、主に三陸沿岸で養殖され、全国での水揚げ量のおよそ8割が宮城県です。震災前の生産量は全国1位で、年間約10,000トンが水揚げされていました。そのうちの約7割が刺身用やキムチの具材として、韓国に輸出されていました。
2011年の東日本大震災の影響により船や作業場が流されてしまい、壊滅的な被害を受けました。国の支援により、震災から復興に向かう中、2012年には震災前とほぼ同じ1万トン規模の種付けを再開し、昨年には震災前の生産基準に回復しました。
しかし、2013年9月に東京電力福島第一原子力発電所の事故を機に、韓国は放射性物質の検出有無に関わらず、安全性への懸念から宮城、岩手、福島など8県の水産物の輸入を全面禁止することを決定しました。県漁協では、放射性物質の検査は問題ないため、国内での販路を模索したり、出荷時期を延ばすなどして対応してきましたが、販売先がなく、国内では供給過剰となり、単価が下落しました。さらに大量のほやが海中に残っており、環境への影響の懸念から、やむなく処分に向けた水揚げが行われ、約14,000トンを処分する方針です。県漁協では、韓国に代わる輸出先を確保しようと、香港などにも販路を求めていますが、苦戦を強いられています。韓国の輸入禁止が解除されている目途は立っていません。このままでは来年以降も処分しなければならない状況です。
養殖から4年経ち、出荷直前のほや
●震災から5年。出荷まで辿り着いた生産者を支援したいとの思いで開発
栄養豊富なほやの魅力が国内でも広く認知され、多くの方にお召し上がりいただくことで、生産者の支援をしたいとの思いからこの商品を開発しました。
独特の風味と食感から、産地以外で食べるほやはくさみが気になる場合もあります。鮮度が落ちるのが非常に早いため、水揚げしたその日に下処理をし、蒸してうまみを際立たせて急速冷凍しました。保存もでき、解凍してそのままお召し上がりいただいたり、炊きこみごはんにすればお子様でも楽しめます。簡単で美味しく出来るレシピ付き。
●販売概要
■商品名 :もったいナイ魚・蒸しほや(放射能不検出確認済。検出限界値:約3bq/kg)
■発売日 :1月16日(月)※1月9日(月)より会員先行発売
■価格 :671円(税抜)
■内容 :100g
■漁場 :宮城県
■賞味期限:お届け後90日保証
■商品URL: https://takuhai.daichi-m.co.jp/Goodsdetail/11206349?year=2017&no=104
急速冷凍でお届け
調理例:炊きこみご飯にも。(レシピ付き)
<株式会社 大地を守る会について>
自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約31万人、生産者会員は全国に2,500人(2016年9月末現在)。
取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)
広報担当:鷲尾、西田
- 連絡先
- 〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階 - TEL
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