細川モモさんの、おいしくてためになる野菜辞典。今回は、かぶの栄養と簡単レシピをご紹介します。
かぶの栄養は根と葉の部分で大きく異なります。根の部分は見てのとおり大根によく似た外見そのままに栄養面でも似た点が多く、炭水化物やでんぷんの消化を助ける酵素が豊富に含まれています。生で食べると弱った胃や食べ過ぎ・胸やけに効果があります。煮物にした場合でも、胃腸を温め、冷えによる腹痛を予防する食品として古くから重宝されてきました。ビタミンCも含まれているので、冬の風邪予防にも効果的です。
一方、葉の部分は緑黄色野菜に分類される優秀食材で、ビタミンAやビタミンCが豊富です。ビタミンCには美肌や免疫強化をはじめ、ビタミンAと合わせての高い抗酸化力が期待できます。さらに骨を強化するカルシウム、貧血予防の鉄分もたっぷりです。捨ててしまうのはもったいないので、漬物や炒め煮にしてお召し上がりください。
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かぶの上手な保存法
かぶは年中出回りますが、寒い時期の方が甘みが増しておいしいと言われています。葉付きのまま保存すると、葉が根の水分や養分を吸ってしまいスが入りやすくなります。買ってきたらすぐに根と葉を切り離しましょう。霧吹きなどで湿らせてから別々に袋に入れて冷蔵庫で保存します。
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おすすめ! かぶレシピ「かぶとアサリの炒め物」
造血作用があり、肝臓の働きをサポートしてくれる優秀な貝類と、食物繊維が豊富で、お腹を温める作用があるかぶを炒め合わせた一品です。貧血気味のとき、肝臓や胃腸の調子が悪いとき、お酒を飲むときにもおすすめです!
【材料 (4人分)】
- アサリ(殻付き)……450g
- かぶ……3コ
- 生姜……1片
- 酒……大さじ1と1/2
- みりん……大さじ1
- 醤油……小さじ1
【作り方】
- アサリは砂抜きをする。かぶは葉を少し残して縦6等分に切る。生姜は千切りにする。
- 鍋に油少々(分量外)をひき、醤油以外の材料をすべて入れ、ふたをして中火で蒸し煮する。アサリの殻が開いたら、かぶの葉と醤油を加え、混ぜ合わせてでき上がり。
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こちらもおすすめ!「かぶとホタテの簡単サラダ」
ホタテは良質なたんぱく質源というだけでなく、糖質の代謝に不可欠なマグネシウムや新陳代謝を促す亜鉛も豊富。カブから摂れるカリウムがむくみ対策にもなる最高の美容レシピです!
【材料(4人分)】
- かぶ……1束
- ホタテ……6粒(約120g)
ドレッシング
- レモン汁……大さじ2
- 粒マスタード……小さじ1
- オリーブオイル……大さじ4~5
- 塩……小さじ1/2
- こしょう……少々
【作り方】
- かぶは半月切りにし、水2カップに塩小さじ2を加えた塩水(分量外)に浸ける。しんなりしたら軽く絞り、ホタテと混ぜ合わせる。
- ドレッシングの材料をよく混ぜ、1を和える。あればパセリのみじん切り(分量外)を混ぜる。
細川モモ
予防医療コンサルタント/社団法人Luvtelli 東京&NewYork代表理事/2011~2015ミス・ユニバース・ジャパンビューティキャンプ講師/農林水産省「地域食文化活性マニュアル推進・検討会」委員/『細川モモの美人食堂』(主婦の友社)、『タニタとつくる美人の習慣』(講談社)発売中