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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


有機農産物の普及に取り組む市民団体(NGO)「大地を守る会」は、5月17日より、国産飼料100%で育て、通常の短角牛の、約2倍の期間放牧した牛肉「THAT'S(ザッツ)国産・2シーズン放牧短角牛」の販売を開始します。より多くの粗飼料(草などの飼料)と放牧は、草食動物である牛の生態に適しており、健康的に育ちます。
現在、「有機畜産」表示の検討が進んでいます。しかし、環境保全型畜産のためには、現在の畜産構造自体の改善が必要だと考えています。大量の飼料輸入は、環境汚染の原因となり、また運搬時に多量のエネルギーを消費します。
さらに、日本で一般的な、大量の濃厚飼料(栄養価の高い飼料)で、運動させずに育てる飼い方は、近年ヨーロッパで注目されている「アニマル・ウェルフェア(動物福祉)」の観点からも問題があります。大地を守る会では、真の環境保全型畜産のためには、飼料の自給と牛の生態に適した飼い方が大きな意味を持つと考えています。

概要

7年がかりで成功。一般の3.5倍の自給率、通常の倍の期間放牧した短角牛、販売開始。

名称

THAT'S(ザッツ)国産・2シーズン放牧短角牛

内容

粗飼料、濃厚飼料ともに国産飼料100%。非遺伝子組み換え、ポストハーベストフリー飼料。通常180日間の約2倍、320日間放牧。抗菌性物質不使用。

品種

短角牛(正式名称:日本短角種)

産地

岩手県九戸郡山形村(生産者5名に特定)

価格

通常の短角牛の約1割高

供給量

29頭(大地を守る会の牛肉取り扱い量の約7%)

発売日

2004年5月17日(月)

販路

会員制宅配システム「大地宅配」

一般と比較して3.5倍の自給率

日本の畜産の飼料自給率は、平成12年度で26.2%(農林水産省調べ)。大地を守る会で取り扱う短角牛は、従来でも、約70%の自給率でしたが、7年越しで取り組んだ結果、今回、100%国産飼料に切り替えることに成功しました。一般の約3.5倍の自給率です。
従来の飼料 とうもろこし(アメリカ産)、大豆粕(アメリカ産)
↓  
新飼料 大麦(秋田県産、岩手県産)、大豆(山形県産)、ふすま(岩手県産)

環境保全型畜産には、エサの自給がカギ

現在、日本は、3分の2以上の飼料を輸入に頼っています。大量の飼料輸入は、飼料に含まれる窒素までも大量に輸入していることになります。糞尿となって排泄される大量の窒素は、地下水や土壌汚染の原因となって、環境汚染を引き起こします。 また、運搬時に多くのエネルギーを使うため、二酸化炭素を排出し、地球温暖化の原因となります。飼料の自給は、資源循環、運搬時のエネルギー効率の両面から、環境保全につながります。

1%未満の貴重な「短角牛」は、実は環境保全型畜産の最先端。赤味のうまさがつまった品種です。

大地を守る会で取り扱う牛肉は、すべて「短角牛」(正式名:日本短角種)です。日本の牛の中で1%にも満たない貴重な品種ですが、日本の気候風土に適しています。粗飼料をたっぷり食べて育ち、放牧に適しているため、十分に運動して健康的にひきしまった肉質を持っています。牛肉は低脂肪で、赤味の旨みがつまっています。
今回発売の「THAT'S(ザッツ)国産・2シーズン放牧短角牛」は、放牧期間が長いので、ゆっくり育ち、より旨みが蓄えられています。

のびのびと放牧されている、短角牛のようす(岩手県九戸郡山形村)




「狂牛病」に関連した大地宅配取り扱い商品の自主回収発表に対する見解

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