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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


2011年7月29日、大地を守る会から高精度放射能測定器「ガンマ線スペクトロメーター」を、米の生産団体であるジェイラップ(福島県須賀川市)へ届けました。

大地を守る会では、福島第一原発事故の放射能汚染問題に正面から向き合い、消費者のみなさんに安心して国産の食材を選んでもらうために、生産地と連携した除染活動をすすめています。放射能汚染の影響は数年にもわたることが想定されます。消費者のみなさんの安心を回復するためには、事故発生から間もない今年の取り組みや数値の把握が、除染実験に大きな意味があります。国や行政の動きを待っている時間はありません。民間企業だからこそできる、細やかでスピード感のある除染活動が、いま求められています。さらに"顔の見える関係"を重視した生産者とのつよいネットワークがあり、畑ごとの栽培履歴を正確に把握しているトレーサビリティシステムをもつ大地を守る会だからこそできることがあります。

未来のこどもたちが、笑顔で日本の農産物を食べ、健やかに成長してくれる日本を守るために、わたしたちは、精一杯努力します。そして、思いのある生産者と手を取り合い、みなさんの食卓へ安心できる食材をお届けします。

ジェイラップへの測定器貸し出しだけではなく、短角牛の生産者「山形村短角牛肥育部会」や福島県二本松市の「ゆうきの里東和」とも連携をすすめています。また、大地を守る会では「放射能対策特命担当」を設置し、放射能対策を強化しています。

 

ジェイラップ(福島県須賀川市)

福島県の米生産団体・ジェイラップは、放射能除染効果があるといわれるカリウム分などの資材を投入し、田んぼ1枚ずつ「土壌-稲ワラ-もみ殻-玄米-米ぬか-胚芽-白米-炊飯」の移行データの測定を実施するなど積極的に除染対策を実施しています。「作る者の責任」と気概をもって除染対策を進めています。

ジェイラップ代表・伊藤俊彦さん。サンプル検体を圃場から採取している様子。

稲穂のサンプル検体を続々と測定にかける。

除染対策実施の様子はこちら

除染結果中間報告はこちら

放射能対策特命担当・戎谷徹也の仕事

東北でこれからも安心して農業ができるように、誰もが放射能に不安を感じることなく平和に暮らせるために、2011年10月1日より大地を守る会内に「放射能対策特命担当」を設置しました。担当になったのは、産地開拓・仕入・栽培管理を統括する農産グループ長をしていた戎谷徹也(えびすだに・てつや)。今までの経験をいかして、特命担当として産地の除染対策支援や、各地での講演会や勉強会への参加、他団体と共同で進める基準策定プロジェクト「食品と放射能問題検討共同テーブル」などに取り組んでいます。

食品と放射能問題検討共同テーブルについて詳しくはこちら

これまでの講演会等、活動経過(2012年6月1日現在)

■2011年

  • 10/1  稲田稲作研究会 (ジェイラップ) との「大地を守る会の備蓄米」 収穫祭主催
  • 10/16 有機農業技術会議主催による 「原発と有機農業」 シンポジウム参加
  • 10/21 ニコニコ生放送出演
         『 緊急報告!アナタの食べものは大丈夫?~ 放射線による食品汚染の実態に迫る ~ 』
          http://live.nicovideo.jp/watch/lv67862769
  • 10/31 食と農の再生会議主催 「福島第1原発事故を考える国民集会」
  • 11/20 アースデイダイアログ「放射能と向き合う未来の食卓」
          http://www.roppongihills.com/events/2011/11/hcs_mecc2011.html
  • 12/2  アイフォーム(IFOAM国際有機農業運動連盟)ジャパン主催
         第1回セミナー(円卓会議)パネラー参加
  • 12/10、11  第12回日本有機農業学会大会にパネラー参加

■2012年

  • 1/21 原発とめよう会(大地を守る会内組織)主催。
        第73回くらしから原発を考える講座「原発はいらない!大地を守る会の放射能汚染への取り組み」で講師として参加
  • 2/1 「福島県生産者会議」主催(於:福島市)。各産地での放射能対策を話し合う。
  • 2/8  エネシフ・ジャパン主催 第16回勉強会「3.11後の「食のリスク」とどう向き合うか」にパネラー参加
  • 2/18 朝日新聞シンポジウム「放射線と向き合う(食品と安全)」にパネラー参加
  • 2/28 山形・庄内協同ファームにて講演
  • 3/24 福島県有機農業ネットワーク主催「福島視察・全国集会」シンポジウムにパネラー参加

詳しい活動は戎谷のブログ「大地を守る会のエビちゃんブログ"あんしんはしんどい"」をご覧ください。

戎谷徹也(えびすだに てつや)プロフィール:1955年、徳島県生。早稲田大学社会科学部卒。出版社勤務を経て、1982年10月、株式会社大地(現・株式会社大地を守る会)入社。農産物の産地開拓・仕入・栽培管理を統括する農産グループ長を経て、現在「放射能対策特命担当」。





放射能除染プロジェクト ジェイラップVOL.2

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