前編ではクラフトビールの種類やその特徴について説明しましたが、後編ではそれぞれのクラフトビールにおすすめの料理や食材を紹介します。
【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!
「種類」ではなく「銘柄」ごとに得意料理がある
クラフトビールは、味が濃いものや香りが特徴的なものが多いため、基本的には濃い味付けの料理に合わせるのがおすすめです。
同じ種類のものでも、メーカーごとで味や香りが異なります。たとえばホワイトビールでも甘みの強いものや酸味のきいたもの、バナナのような甘い香りから柑橘系の香りがするものまで、醸造の仕方によってさまざまです。
そのため、厳密に言えば銘柄次第で相性の良い料理や食材が変わってくるのです。ビールの特徴をお伝えしながら、それぞれの個性に合う食事を紹介します。
- エールビール:肉料理や揚げ物にマッチする
深いこくが特徴で、アルコール度数も高めのため、肉料理とマッチします。エールビールに一押しの料理は、赤身肉の牛ステーキや、デミグラスソースを使用した煮込み料理など。また揚げ物にも相性が良く、本場イギリスでは白身魚のフライをつまみにエールビールを楽しみます。 - ホワイトビール:淡白な魚介類や野菜と相性バッチリ
醸造過程で小麦を多く使う、華やかな香りのビールです。基本的に苦みが少なく、甘い香りがするので、淡白な魚料理や魚介類に合わせやすいのが特徴。本場ベルギーではムール貝のワイン蒸しとともに飲まれることも多く、魚介のカルパッチョやソテー、野菜料理全般とも相性の良いビールです。 - スタウト:実はスイーツと相性が良い
醸造に使う麦芽をローストし、深いコクと香ばしさを味わえるため、チョコレートやレーズンといったウィスキーにも合うつまみが適しています。さらに、ティラミスやチョコレートケーキ、バニラアイスなど、濃い味のスイーツとも相性が良いので、ぜひ一度試してみてください。 - インディアン・ペール・エール(IPA):スパイスを使った料理や燻製などに
大量のホップ(ビールの苦みと香りをつくるスパイス)を使って製造するIPA。強い苦みと、ホップの爽やかな香りが特徴です。スタウト以上に味や香りが強く、スパイスを多用したエスニック料理や燻製など、パンチのある料理と相性が良いビールです。
最近ではさまざまな種類のクラフトビールが身近に手に入るようになってきました。普段飲む“いつものやつ”とは一味違う味や香りで、料理をさらにおいしく味わってみてはいかがでしょう。