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テーマ 「大地の『食』から見えてくること(溝の口編)」 イメージ画像

溝の口3

参加人数
生産者21名
消費者会員5名(子ども4名)
事務局10名

鎌倉会場への多くの参加希望をいただいたため、急遽新設された会場がこの溝の口会場です。

てくのかわさき和室にて14:00~16:30と時間は短いながら、テーマを「いま、くらしや食について感じていること」に置き、充実した集まりとなりました。

受付時に参加者全員にアンケートをお配りし、日頃お感じになっていることをテーマに沿ってざっくばらんに書き出していただきました。それらが後ほどの交流会の話題にちりばめられていきます。

「こころとからだにやさしいもの」がモットーの料理家"どいちなつ"さんのおにぎりとお惣菜のケータリング軽食をいただきながら、生産者・メーカーの皆さん、消費者の皆さんの順番で自己紹介・近況報告をいただきました。

生産者・メーカーさん21名中10名が女性でしたが、皆さんユーモアあふれる滑らかな口調でのびのびとご自分の取り組みをアピールしていました。消費者の皆さんも小さいお子さんを連れて、強風の中足を運んでいただいた方もあり、3組ともそれぞれご自分がなぜ大地宅配を利用しているのかをお話いただき、生産者・メーカーの皆さんは熱心に耳を傾けていました。続いて、予めアンケートをもとにQ&A形式で生産者・メーカーと消費者、大地事務局とのお話のキャッチボールをしました。

以下その中から印象に残ったものをピックアップします。

Q:「無農薬なんて不可能だ」というお百姓さんもいるけれど、無農薬栽培に取り組むってどんなことですか?

生産者A(さんぶ野菜ネットワーク・越川喜久枝さん)「虫・虫・虫との闘いでなかなか大変なことです」/(谷口農場・五木田良作さん)「農薬は使いたいときもあるけれど、我慢します。なんとか無農薬でできるものです」/(やさか共同農場・新庄暢さん)「最近の気候の変化により、どしゃぶりの雨が降るようになった。その雨が撒いた大豆を流してしまったり、収穫時期長雨でさやが乾かなかったり。逆に茎より先に実が熟れて落ちてしまうこともある」/(ゆうきの里・坂野みよ子さん)「オータムポエムにつく虫を一匹一匹ごめんねっていいながらつぶすこともあります」

Q:「安全なものを作る工夫について聞かせてください」

生産者A:(ナチュランド本舗・山本道子さん)「限られた原料というリスクは技術でカバーしています」/(精華堂霰総本舗・松井昌之さん)「原料の違いなどの情報を公開することと、国内産のよいものを使うことです!」

Q:「食に対する周囲の環境の変化について感じることを聞かせてください」

生産者A:(中津ミート・小林純子さん)「一歳半のこどもがいる。こどもには出どころのわかるものを食べさせたいと思う。最近の偽装問題は気になる。でも偽装以前から私たちは熱く取り組んでいる。とにかく嘘をつかないで作ることが大切だと思う」/(山形村短角牛肥育部会・中屋敷ルリ子さん)「放牧は熊とおてんとうさまとのたたかいです。草の確保が大変です」/(マゴメ・馬込さん)「日本の一次産業を守ってゆく覚悟でがんばっていますが、有機JASのお米を扱う苦労も大きい。今後も『コクゾウムシがいつお米だからこそ安心なんだ』と訴えていきたいです」

消費者の皆さんからも「交流会に参加してよかった」「これからも安心して食べてゆきます」などの感想をいただき、なによりお子さんがおいしそうに大地の食品を食べている、その笑顔こそが何より、生産者・メーカー~大地~消費者がつながることの大切さを物語っていると、参加者全員が感じていただけたと思います。

春一番のほこり舞う中、集っていただいた参加者の皆様に感謝します。ありがとうございました。

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溝の口1

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溝の口2





甲府会場

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2008だいち交流会レポート