社会貢献活動(CSR)

日本初のフードバンク、セカンドハーベスト・ジャパンで活動する、いきいきとした人たち

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こんにちは、大地を守る会・CSR推進部の鈴井です。大地を守る会は、食べ物を捨てない社会をつくるためさまざまなアクションを行っています。そのひとつとして物流センターで使いきれなかった食材をフードバンク「セカンドハーベスト・ジャパン」(以下「2HJ」)に提供しています。食品ロスや貧困問題が大きく取り上げられる今、2HJの活動現場を取材しましたので、そのレポートをお届けします。

セカンド・ハーベスト・ジャパンHPより

 

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フードバンクとは

「フードバンク」とは、まだ食べられるにもかかわらず処分せざるをえなくなった食品を、企業などから寄贈を受け、食べ物に困っている人たちに届ける活動や団体のことです。直訳すると「食料銀行」。2HJは日本で最初のフードバンクであり、他の団体と共に共通運営マニュアルを普及させるなど、フードバンク全体の発展にも貢献しています。  

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基本的な仕組み―食品の受け入れ

基本的な仕組みをおさえておきましょう。まず食品の寄贈の受け方として、大口の定期的なところには集荷トラックが行き、小口で不定期なところからは宅配便等で受け取ります。どんなものでもよいわけではなく取り扱い基準は明確です。 ドライバーボランティアの長村定夫さんは、商社勤務後に会社経営もしていたバリバリのビジネスマン。60歳になり「違う生き方をしたい」と考えていたころにこの活動に出会ったのだとか。ご自身も母子家庭で育ち、ひとり親家庭などに食べ物を届けるとき、心の中でいつも『しっかり食べえよ』と思っているそうです。  

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基本的な仕組み―食品の提供

寄付された食品は、右から左へ流されるわけではなく、必要なものを必要なだけ必要なところへ届けられます。児童養護施設に大人向けの食品はあまり必要ありません。外国の方が多いコミュニティでは豚肉や牛肉を避ける必要があることも。大量の冷凍品を冷凍庫の無い施設に送ることもできません。そうしたマッチング作業が日々行われています。  

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実にいきいきとしたボランティアの方たち

2016年秋にリニューアルした衛生的なキッチンでは、スープキッチンの準備やお弁当作りのため、調理ボランティアさんがとてもいきいきと活動されていました。   どのような想いで活動しているかを聞いてみました。
『食べ物が作られて運ばれて、誰かがつなげてきたものを、私たちが調理して次につないでいる。バトンを渡しているようなもの』 『誰かを助けているという意識はあまりない。もったいないものを活かす、自分ができることをしているだけ』 『以前、腰を痛めて失業したときに自分も2HJの食事提供にお世話になった。その恩返しをしたいと思って』
という答えが返ってきました。肩に力が入っておらず、何かの義務感などではなく自分の意思でそこに集まっていることが、明るい雰囲気を作っているのだと感じました。

大須賀和美さん。20年来の大地宅配の会員さんで8年ほど前にお客さまサポートセンターに「2HJに余剰野菜などを提供したらどうですか」とご提案くださったそうです。まさかこの取材でお会いできるとは思いませんでした。

 

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超フレキシブルなキッチン運営

ところでこのキッチン、1日300~400食を作りだすそう。計画的に献立をたて、食材を調達できるわけではないはずです。その秘訣をキッチンのまとめ役、武田幸佳さん(管理栄養士)に聞いてみました。
『届いたものを見て、野菜を切りながら、その場で献立を考えます。足りないものは冷凍品や保存食材で補うため、倉庫に走ることもしょっちゅう。珍しい野菜が届いたり、一時期に大量に季節のものが届いたりするので、みんなで知恵を出し合います。調味料を自主的に買い足してくれるボランティアさんもいます』
キッチンの設備や道具はとても充実していて作業がしやすそうでした。そのカギはまわりから『先生!』と呼ばれる渡邊能幸さんにありました。
『実はこの厨房器具類は私の教え子が低価格で提供してくれました。私は元教師ですが、このボランティアをしていることをクラス会で話したら、その教え子がそういう仕事をしているっていうので、融通してもらいましたよ』
快活な渡邊“先生”はキッチンでもリーダー的存在。ボランティアも定期メンバーと不定期メンバーがいるので中心になる人が必要です。 食材も、道具も、そして人も、集まったもので、その日その日の状況に応じて最良のものを作り出す。「超フレキシブルなキッチン」が食の支援の現場を支えていることがよくわかりました。 <後編へ続きます> セカンドハーベスト・ジャパンはこちらから

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。